恋愛・夫婦の心理学

夫婦が悩むと子供も悩む ~愛情を循環させるという考え方~

夫婦が悩むと子供も悩む

カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。

いつもありがとうございます。

今週末から福岡に参ります。今月第3週は九州、翌週は東京ですね。

もう今回は台風だけは来ないで・・・と今からひたすら祈っております。いや、もう出張先での遭遇率が高すぎるので。

そして1日も早い、台風被害の復旧を祈るばかりです。

それでは今日のコラムです。

よろしければどうぞ。

 

お子さんを心配されたご夫婦の話

たとえばこんなケース。

あるご夫婦が僕のもとにご相談に来てくださった、と仮定しましょう。

お子さんが家の中で口も聞かず閉じこもってしまって、とても困っている、とのこと。

どう接してもお子さんの様子が変わらず、夫婦で相談するうちに口論になることもしばしば。

お二人は必死にお子さんのことをご心配になっているわけですが、その表情は曇ったまま。

よくよくお話を伺うと、夫婦仲がすれ違い始めてから子供の様子がおかしくなった、とのこと。

ご主人は出張が多く、忙しく毎日を過ごしておられる方。

奥様も仕事をされていて、家事に育児に頑張っておられる方。

お互いに家族のことを大切に思うからこそ、頑張ってきたお二人。

しかし、お互いが持てるリソースを使い果たしたご様子だった、というケースです。

 

愛を受け取っていないのは誰?

人は「自分の影響を受けてくれた人のためになりたい」と思うもの。

そこに大人子供の区別はないでしょう。

親子ならば尚更、家族相互に「自分は相手のためになりたいと願っているもの」なのでしょうね。

私は人のお役に立てている、喜びになれている。

「自尊感情」ですね。

もしかすると、このお子さんはそこがうまく感じられなくなってしまったのではないかな、と僕は想像したわけです。

忙しくしている両親。すれ違う両親。

それはきっと大人の事情であって、お子さんへの愛情に変わりはなかったのでしょうね。

ただ、それぞれの思いの中で、日々をこなす両親を前に、お子さんは一体何を感じていたんだろう?

僕はそう考えるんですよ。

 

小さな子供だって親を愛している

このとき、僕が考えたことをまとめます。

ご両親がお子さんを思う気持ちはしっかりとある。むしろそれが強いとも感じられる。

その愛に包まれたお子さんはきっと幸せだろう、と普通は考えるはずだ。

たしかにそのとおりで、親の愛情の中で育つ子供は愛の子になる可能性は高い。

しかし、子供が望むのは愛されることだけではないはず。

子供も、親を愛している。

その小さな体と純粋な心で、目一杯両親を愛しているわけですよね。

ならば、子供の愛が親に伝わらないとき、子供は一体どう思うだろうか・・・。

これはご家族に愛がないから起きている問題なのではないのではないだろうか。

愛することに勝ち負けがついているから起きている問題なのではないか。

誰かが愛を受け取らない限り、この問題は解決しないのではないだろうか。

 

愛は与えて受け取って循環させるもの

親は子供をたくさん愛そうとします。

自分にできる限りのことをしようとする方が多いでしょう。

ただ、親が子供を愛するように、子供さんも親の存在を大切に思うものではないでしょうか。

親とは一方的に愛を与えるだけの存在ではない、と僕は考えます。

子供に愛され、ときには応援されている存在でもあるのですよね。

だから、親が子供から向けられた思いを受け止めることも、とても大切なことだと思うのです。

僕たち大人は子供の存在を守りたいと思うがゆえに、ついつい子供の意志や思いを小さく見積もってしまうことがあるのかもしれません。

まだ子供だから、子供が考えることだから・・・と。

まだ未熟な思いなのかもしれないですが、しかしその間も子供は必死に生きているわけです。

今この瞬間の子供さんの気持ちは、子供さんにとって全てなのでしょう。

もちろんすべてのお子さんが強く両親のことを思い、そして悩むわけではありません。

しかし、なかには両親への思いを人一倍強く持つお子さんもいるのですよね。

もし、お子さんを愛するときには、大人の事情と責任感で、頭ごなしにお子さんの想いを拒絶しない方がいいのかもしれません。

同時に、両親である大人もまた、いかにお子さんから愛を向けられているか、自分は誰かの喜びなのだという事実から遠ざかってはいけないと思うのです。

それこそ親側の自尊感情がテーマなのだと思うのです。

親は、子供にいかに与えるかを考えるだけでなく、子供からの愛情を受け止めるだけのハートの力が必要だと思うのです。

子供に愛されると書きますと、「子供に依存する、子供に負担をかける」と解釈されがちですが、そういった意味ではないのです。

子供を愛するのは親の責任です。

ならば、子供の思いに興味を持って、「その気持ちは大変価値のあるものだ」と喜び、目の前でその価値を証明してみせるのも、一つの愛し方ではないでしょうか。

親が子供に愛を向けられていることに無関心である分だけ、子供の愛を悪意なく拒絶し、家族の中に愛が循環しなくなることもありえるのだ、と僕は思うのですね。

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