1 自分に優しく理解する姿勢を持つ
自分に優しく接するとは、そのまま「自分に優しさを向けて理解する」ことです。
言い換えるなら
「何が起きても自分を責めない、罰を与えない姿勢を持つ意欲」です。
これは「自分を甘やかす」「自分の問題を否認する」「反省しない」という意味ではありません。
自分に反省点、訂正点があれば改善しますが、反省点、改善点があることで自分を否定しないということでもあります。
人は自分の欠点を嫌い自分を攻撃しますが、それだけでは問題は解決していません。解決したような気分になり、解決したと誤解するので、また同じ過ちを繰り返しやすいのです。
自分に優しさを向け、理解する姿勢を持つことで、本当の課題、反省点、訂正すべき点が見えてくるのです。
また、同時に自分の良さ、長所も認めることができるのです。
だからこそ、「自分に優しさを向けて理解する姿勢」を身につけてみてください。
2 自分に休息を与える
一言で言えば「自分自身のために休むこと」。
これも「自分を大切にすること」の一つです。
心も体も休むことで回復します。傷んだ部分があるなら手当が求められますよね。
休みを与えないことは、自分に余裕を与えないこと。これは自分への罰の一形態と言えます。
だからこそ、「自分のために休む習慣」を身につけてみてください。
3 自分自身を受け容れる
これは「良い自分」も「そうではない自分」も謙虚に「自分だな」と受け容れることを意味します。
僕たちは、今の自分自身を偽ったり、過大評価や過小評価することで無理を重ねてしてしまいます。
例えば
自分を必要以上によく見せようと無理をして失敗したり。
誰かのようになろうとして、自分を見失ったり。
まるで自分を偽るように心に鎧をまとっていたり。
失敗を恐れすぎて、自分の実力を過小評価し自信を失いながら毎日を過ごしたり。
これは自分の人生を生きているようで生きていない状態です。
だからこそ、いつも「自分は自分でいいんだよ」と自分に声をかけ、素直に受け入れていく習慣を身につけてみてください。
すると、次第に苦手だった意思表示(特にNoという意思表示)が楽にできるようになりますよ。
4 癒着を解消する
癒着とは「自分と他人の心が接着剤でくっついているような状態」を指します。
言い換えるならば「他人の感情、言動、気分」で「自分の感情や考え、行動」が決まってしまう状態を指します。
例えば、
- 上司の気分で自分の考えや行動が決まってしまい、上司の思う通りにしか行動できないと感じる
- 親の意向で自分の考えや行動が決まってしまい、自分の望む人生を生きられないと感じる
- パートナーの顔色一つで、自分の気分が決まってしまう
癒着状態にある人は、このような問題を引き起こします。
癒着の前提には「依存」があります。
例えば、親、恋人、好きな人、お金、仕事、自分の人生において大切な事柄について、自分ひとりで決定できない、誰かに決めてほしいと感じているのです。
この「心理的依存」を断ち切ることを「癒着を切る(解消する)」といいます。
だからこそ、普段から「大切なことは自分で考え、自分で決める」習慣を身につけてみてください。
なお、普段は自分の決断を優先してる方の中にも、ある特定のジャンルで無意識的に「依存の関係」を結ぶことはありえるので注意が必要です。
例えば、恋愛だけ癒着体質、友人関係だけ癒着体質、という場合は少なくない事例です。
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