カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。
いつもありがとうございます。
今日はかなり短いコラム。
あぁ、今日はブログを書く時間がなかったのだな、と思ったあなた、正解です♡
では、よろしければどうぞ。
誰かの幸せを願えなくなったなら
僕たちって、なにかうまくいかない出来事があると、つい「分かってもらえなかった」「他人は自分の実力(良さ)をわかっていないんだ」「結局自分はだめなんだな・・・」と感じてしまうことがあるようです。
特に辛い失恋、悲しい別れ、挫折などを経験すると、自分の価値が分からなくなったり、上手に自分を愛することが難しくなることも起こりえます。
ただ、ここで怒りを使ったり、被害者意識を強く持ちすぎると、気持ちが揺れるし、自分の気分も良くなくなりますよね。
自分を責めてみても、なんだか辛いだけで、前向きな気持になれないこともありそうです。
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僕は普段、恋愛・ご夫婦、対人関係にまつわるカウンセリングをたくさんさせていただいています。
その中で、例えば失恋やうまくいかない関係を抱えておられる方ほど、自分の気持ちがグラグラっと揺れている状態のことも少なくないんです。
私はどうすればよかったの?
本当に彼は、彼女は私のことを大切に思っていた(る)の?
これ以上私はどうすればよかったの?何がダメだったの?
「辛い気持ち」と書いてしまうとあまりにアッサリした表現になってしまうんですけどね。
しかし、本当に辛い気持ちを感じると、どうしてもその感情(気分)から抜け出したくて、自分を責めてみたり、何かを嘆いてみたり、別れた彼を否定的に見たり、といろいろな気持ちを持つようです。
それぐらい今が苦しい、ということだと僕は思いますし、そこでは理不尽な思いも、やるせない気持ちも感じるものなのでしょうね。
まずはそういった辛い気持ちを丁寧に扱うことって大切なんです。ひとつひとつ丁寧に癒やすことで、気持ちは楽になっていきます。
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ただ、僕たちはあまりに辛い経験をすると、つい自分のことを大切に扱えなくなったり、逆に誇大な「あるべき自分」を作り、自分以外のものを認めたくなくなったり、誰かと競争したくなったりすることも起こります。
例えば、失恋したあと、誰かの幸せを願えなくなったり。
他の友達よりも先に幸せになろうと焦ったり、競争意識を持ったり。
自分は誰よりも特別で、素晴らしい自分であると思いたくなったり。
今の自分の価値を認められなくなったり。
このような状態になると、どこか本当の自分を見失ってしまっていることも少なくないんですよ。
本当の自分を見失っていれば、やはり自分のことを愛せなくなってしまうと思いません?
誰よりもすごい自分になりたいとか、自分はダメな存在だと思ってるときほど、自分がどこにもいない状態になることもあるんですよね。
つまり、誰かの幸せを願えなくなっているときも、自分がどこにもいない、愛せない状態になっていることが少なくないのかもしれません。
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そんな時、自分を取り戻す言葉として僕がよく使うのは
「今の自分もそんなに捨てたもんじゃないよ」
これは自分を認める言葉。
この積み重ねによって、自分を安定させることができるんです。
どんな状態になっても、今のあなたには価値がありますし、意味もあります。
だから、すごい自分になろうとしなくても、無理に誰かの幸せを願おうと頑張らなくても、自然と自分自身を取り戻していけば、幸せを願えるようになりますよ。
「今の自分も、そんなに捨てたもんじゃない」
今の自分に、意味も価値もあります。
そう思うことの積み重ねで、ちゃんと自分を取り戻すこともできるようになると僕は思いますよ。
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