恋愛・夫婦の心理学

永遠の片想いメーカーを好きになったら読むコラム

永遠の片思いメーカーを好きになったなら

さて、今日は以前に書いたコラムの続きです。

「永遠の片想いメーカー」という恋愛パターン永遠の片想いメーカーとは 永遠の片想いメーカーとは「恋愛がうまくいかない心理」の一つ。もちろん命名は僕が行いました(笑) 永遠の=ず...

「私の好きな人が永遠の片思いメーカーだった場合、どうすればいいのでしょうか?」という話について様々な考え方について触れていきます。

永遠の片想いメーカーを好きになった場合

永遠の片想いメーカーを好きになった私はどうすればいいの?というご質問はたくさん伺っています。

ただ、基本的には、恋愛心理学の王道を使って関わることになると思います。

まず、関わる回数を増やすこと。関わる回数が増えると好意度が増します。

また、相手の心に近づく方法としては

・心に響く言葉や声のトーンを使って相手に語りかけること
・喜怒哀楽をはっきりして豊かな感情表現をすること
・相手の気持ちを理解して受け止めること
・自分の思いは伝えること
・パーソナルスペースを破ること(物理的に近づく)
・二人で出かける・共同作業を行うこと

などがありますかね。

カウンセリングでサポートできる部分は、不安をどう解消するかのサポートと、相手の気持ちを理解し受け止めやすくすること、自分の感覚的な価値をぐいっと高めて、勇気を持って向き合えるようにすること、そのあたりがメインになるでしょうか。

自分の愛情の価値を見続けながら進むこと

多くご相談いただくお話は「でも彼が連絡をくれないんです」「会えないんです」といううまくいかない事実を示してくださることが多いです。それはとっても切ないことですよね。

ただ、こう書くと身も蓋もないと言えばそうなのですが、「連絡をくれない」「会えない」には事情があるわけで、これを超えないと「永遠の片想いメーカー」さんとは一緒にいられないわけです。

なので、このプロセスをできるだけ楽しんで、楽に、後悔のないように歩むことをおすすめしています。

万が一、頑張って関わってみたあとで「あんなに頑張ったのに報われなかった!」と思うとしたら、それ自体辛いことですし、自分なりにチャレンジしたことも意味がなかった、価値がなかったと投げ捨ててしまうことにもなりますし、今の自分を責めてしまうことにも繋がります。

「愛したのに、愛した分だけ損だった」と感じ、自分で自分を傷つけることこそ、恋愛において最ももったいないことだと僕は思います。自分の好意を間違いだと自分で言うことになるのですから。

だから、その自体だけは避けるように、後悔のないように進んでみてほしいと願っています。

人を好きになることも、愛することも、何ら悪いことじゃないですよ、何度も言いますけどね。

ロミオとジュリエット効果

また、恋愛って、障害があり困難になればなるほど気持ちが燃え上がり、その関係にこだわりたくなるもの。

これは「ロミオとジュリエット効果」と呼ばれるものですね。

そういう意味では、情熱的な方や真面目な方、責任感が強い方ほど「永遠の片想いメーカー」さんに恋をするかもしれません。

「この人をもっと上手に愛してあげたい、どうして上手に愛してあげられないんだろう」そう思えば思うほど、より相手にこだわりたくなりますもんね。

あとは、久々の恋したときも同じでしょうか。ちょっと恋愛から距離をおいていたという方が強いインパクトを感じてまた恋心を燃え上がらて、久しぶりに「好き」という気持ちを感じた、という場合もありえると思うので。

もちろん、あなたが好きになった人が永遠の片思いメーカーであったなら、自分の気持ちが相手に向かっている以上、向き合っていくしかないこともあると思うんですよ。

その二人の距離を超える方法が、恋愛心理学の王道なんですよ。

 

幸せの意味は「困難なもの」ではありません

ただ、ロミオとジュリエット効果のように、恋心が燃え上がっているときほど、幸せと困難さが同居した感覚を感じるものかもしれません。

だから、こんなに私は思っているのに相手はどうして!と叫びたくなることもあるかもしれません。

人によっては、彼(彼女)とだったらどんな困難だって乗り越えられる!ぐらい思うかもしれませんし。

・・・昔、そんなことを口走った甘酸っぱい記憶が脳裏によぎりましたが、ま、それはそれとして(^^;

 

ただ、今の僕はやはり「幸せは苦労せず得るもの」と考えている部分があります。

だから、情熱が溢れている方から「なんでやねん」と思われるかなと自覚しつつ、「まぁまぁ落ち着きながら事を進めていきましょう」とお伝えすることもしばしば。

実際、幸せになってくださった僕のクライエント様からも「うまくいくときってホント『なんとなく』なんですね・・・」というお声をたくさん聞いていますしね。

それは燃え上がる、胸を焦がす、のではなく、ロマンス「愛してる・愛されてる」という感覚によって満たされている状態に近いんです。

困難よりも、ロマンスを選べるようになる意識や心の変化がすべて。

もちろん恋愛で悩むこと、恋心を燃え上がらせること自体を否定的に見ているわけではありません。

が、「困難さを使って自分の恋心を燃え上がらせているならば、それは暗に恋愛や結婚でふわっと幸せになることへの準備ができていない」

「むしろ幸せになることは困難なことだという認識がある」という可能性も否定できないのです

要は、「苦労」などのネガティヴな要素が刺激となり、今の情熱の源になっている、まさに「我に七難八苦を与えたまへ」のような状態になっている可能性だってあります。

その相手と考えるなら、確かに「永遠の片想いメーカー」であっても不思議ではないですよね。

なので、僕としては、「人を好きになることは素晴らしいですが、幸せを困難なものだという認識を持ち続け、その心が焦げ付いちゃう前に、ちょっと落ち着いて物事を見てみてもいいかもしれません」というお話はさせていただくこともありますね。

ただ、僕のスタンスとして、その方が好きになった人のことはあまり否定的には見ないようにしているので、その匙加減はケースバイケースなんですけど。

助けたい症候群と永遠の片想いメーカー

また一つそもそも論を書くとしますと・・・。

恋愛がうまくいかないという事実を客観的に見つめると、「自分が愛されるという事実から遠ざかっている」と見ることができます。

それゆえに、人の役に立つことはできるけれど、自らが愛されることから遠ざかっているパターンも存在します。

そこで、ではどんな理由でそうなるの?と考えるならば。

自分から愛されることを遠ざけるなら、自分の中に愛されてはいけない、という感覚が存在していても不思議ではないのです。

つまり、何かしらの事情で深層心理に罪悪感や無価値感などが強まっている可能性があるんですね。

だから愛する・愛されることから遠ざかり、受け取れるものがない世界で生きるので、恋愛や夫婦関係でなんだか報われた感じがしない、といったことが起こります。

ただ、ここで自分を見つめ直すプロセスでは、「自分の素晴らしさ」「人から愛されていること」と同時に、「自分の罪悪感の強さ」も受け止めることになるわけですね。

だから、まぁ・・・気づきたくない、そんな罪悪感の存在なんて蓋をしておきたいと感じるものだと思うのですよ。

だから、自分はまだ頑張れるし、愛せるし、大丈夫と言いたくなるものなんです。

その一方で、誰かの罪悪感を助けよう、癒そうとすることで、自分が愛される(許される)のでは?と思うようになるのが、まさに助けたい症候群なんですね。

ということは、好きになる相手に何かしらの問題が必要になる、ということ。

そう、ここで「永遠の片想いメーカー」が登場するということなんです。

 

「どうしてもっと上手に愛してあげられないんだろう」と悩む皆さんへのメッセージ

どうしても永遠の片想いメーカーさんとの恋は、やはり葛藤や困難が増えてしまうものかもしれません。

それでも情熱的に相手へ与えまくることで乗り越えようとする人って、正直「すごい」と思うんです。

が、そのとき、あなた自身も「永遠の片想いメーカー」になっている場合があるんですよ。

 

たまにお話するのですが

「あなたはめっちゃ素晴らしい人です。そして彼のことがめっちゃ好きなのは僕なりに強く感じましたよ。好きになれる人がいるって嬉しいですよね。

ただ、もし「頑なな彼のことをどうしてもっとうまく愛してあげられないんだろう」と思って相手との関係にこだわると、そのあなたの思い(期待)が、彼を痛みのシンボルにしてしまう可能性が出てきますよ。

だって、彼を上手に愛せないのは私、と感じている時点で、彼はあなたを愛する人にはなっていないでしょ?

その気持ちはわかります。が、あなたがパートナーを愛する動機は変えたほうがいいかも、ですね。お互いを罰しないために。

また、あなたはたくさん愛せる素晴らしい人ですけど、今のままでは誰もあなたのことを助けられないかもしれません。

だってあなたはいつも一人でなんとかするから。

もし、あなたがそんな人のそばにいたとしたら、どんな気持ちになると思います?」

あまりに自立が強すぎて、孤高の人になってません?なんてお話をするわけですね。

だとしたら、あなたの心が共感し、その感情が共鳴するのは、同じ助けさせてくれないタイプの永遠の片想いメーカーさんになることもありえる話です。

もちろんそれが悪いってわけじゃないんです。

でもね、これはきっと多くご相談いただく方のお友達が思っていることだろうと思うのですが、周囲は「あなたが愛され、満たされる姿を見たい」ものでしょう。

だから、あなたのことを愛してくれない、与えてくれない人と関わり続けることに周囲は反対するってこともあると思うんです。

それでも、相手が「永遠の片想いメーカー」であっても愛したい、という気持ちがあるなら、あなたは「リアル・愛は地球を救う」のような存在そのものではないかと思うのです。

が、どうかあなたを愛し、応援する人の声も聞いてみてくださいね、とお願いしています。

なぜなら、一人で踏ん張りつづけると、愛されることの意味がさっぱりわからなくなるのでね。

これは与えたい人によく起こることなんですが、「与えている人って、受け取る側の気持ちがわからないので、ガンガン行き過ぎてしまう」んです。

だから、相手が「そんなにたくさんもらってももう食べられないよ」と思っていても、良かれと思ってガンガン行き過ぎちゃう。

相手が永遠の片思いメーカーなら、普通の恋愛相手以上に受け取らないですよ。

だから、彼との関係を強引にこじ開けるんじゃなくて、もっと受け取って「愛されること」を体感してみてください。

そして、今の関係が「あなたにふさわしいだけの愛情がこちらに向いているかどうか」も確かめてください。

ここを無視して結婚して「こんなはずじゃなかった」と思うことのほうがリスキーじゃないですか?とか僕はおせっかいにも考えちゃうんですけど・・・ねぇ。

そうじゃないと、永遠の片想いメーカーさんが繰り出す数少ない「愛」を、キャッチできずに対立しちゃうことにもなりますしね。

 

うーん、いいたいことはまだありますが、今日はこのへんで。