恋愛・夫婦の心理学

ずっと彼に気を使っていた私が自分を許し始めた途端、超絶彼にムカつきはじめる問題

ずっと彼に気を使っていた私が自分を許し始めたら、超絶彼にムカつきはじめました

今日はいわゆる忍耐女子・愛したい女子の皆さまが陥る「怒りが湧き出してどうしようもない」というプロセスの解説です。

忍耐女子・愛したい女子の皆さまの中には「いつも彼の顔色を伺って、ごめんねと伝えてなんとか関係を保っている」方がいるわけです。

彼がなにか言い始めると(だいたい批判的な言葉)その言い分は受け止め、「私が気が付かなくてゴメンね」という。

彼が仕事に夢中だったり、家にいてもスマホやゲームに夢中で寂しい思いをしていても、「彼は疲れているし、私が我慢すればいいんだ」と相手の行動をたしなめることもない。我慢できない、理解できない私に問題があるんだ、と心理学を独自解釈しながら頑張っちゃう。

彼が「もう一緒にいるのは無理かもしれない」と関係を諦めそうになると、「そんなこと言わないで」「私が悪いところなおすから」「頑張るから」と相手の機嫌を必死でつなぎとめて、また自分の気持ちは横において彼に尽くすように頑張っちゃう。

彼に何を言われても、まだ彼のことが好きだし、と思うと、どうしても彼のことが諦められなくて、「今は辛いけど別れるとか、一人ぼっちになるわけじゃないから」と踏ん張り続けちゃう。

 

そんな忍耐女子、愛したい女子の皆様がうっかり僕なんていう一般的な常識で恋愛を語らないカウンセラーと出会ってしまって、さらにうっかり散々迷った末にカウンセリングを予約して、予約センターに電話をかけ、ZOOMやらカウンセリングルームで僕と話をしちゃうと、望むか望まないかは別にして、かなりの確率でこんな話を聞く羽目になるわけですよ。

「あなたは悪くないよ、よくやってますよ。だから、あなたに明らかな非がないなら、自分の気持ちをないがしろにして、いつも彼に謝るような態度を取る必要はないんです。間違っても私に悪いところがあったら直すから、なんていわなくてもいいですよ。

むしろあなた自身のことを大切にして、自分の価値を見つめ直しましょう。」

特に「私に悪いところがあるなら直すから」はもう言わないように、と、その言わないように振る舞うべき理由と共に聞く羽目になるわけですよ。

そして、追撃のようにこんな話も聞くことになるわけですよ。

「そもそも彼の言動が本当にあなたのためになされた指摘、批判なら、彼はあなたをコントロールしようとしたり、あなたをいつも困らせるようなことはないでしょう。もちろん文句ばかり言っている彼もどうしたらいいか悩んでいると思うんですけど。

もしあなたが彼の言動で振り回されているなら、振り回されているのはあなたの事情ですが、彼の言葉はおそらく依存の表現である可能性は高いかもしれません。彼はあなたに甘えている可能性は極めて高い。そして、いつも我慢ばかりしているあなたにどう接していいのか、考えあぐねている可能性がありますよ。」

このような話をあれこれ畳み掛けるように聞かされるものだから

「もう我慢しなくていいんだ、愛がないわけじゃなかったんだ」と、いつしか恋愛の中の不安で見えなくなっていた自分自身のいい意味でのプライドを取り戻し、時には実感し、「私は私でいいんだ」という経験をされる方がいるわけです。

 

今日のお題はここからなんですけど、すると無性に彼に対して腹が立って腹が立ってイライラして

「ここまで私を的確に期待を裏切らずイライラさせるのは、あんたか生理ぐらいだわ!」

と言わんばかりに

「もう彼に対して怒りが湧いて止まりません(別れないけど)」

「彼のこと、好きかどうかもうわからなくなりました(別れる気持ちにはならないけど)」

「彼の依存に辟易します、もう顔も見たくない(別れたいわけじゃないけど)」

「私、彼と一緒にいると、いつ一発かましたろうかしらん!としか考えられなくなっています(それでも別れないけど)」

というお声をかなりの確率で伺うことになるわけですな。

そんなお話を聞くと、また僕という妙なカウンセラーから「いいですねぇ、ついに出てきましたねぇ、その怒り( ̄ー ̄)ニヤリ」という、共感なんだかなんだかよく分からない言葉を聞く羽目になるわけです。

そこで今日は、なぜそのような怒りが湧き出すのかについてサクッと解説しようと思いまする。

つまり、今日のコラムは「彼のために犠牲してきた人が、自分を取り戻すプロセスでどうしてもぶち当たる激怒!」について扱いまする。

 

その怒りは「反撃の狼煙!」ではなく、感情の蓋

今までいつも彼の顔色を伺って関係を保っている方が、自分を許すプロセスが始まると、まず「ホッ」とされる方が多いのです。

そっか、私が悪いと限った話じゃないし、私が不十分だったわけじゃないし、私が我慢したり犠牲しなくていいんだ。私なりに愛情表現できていたんだ、と理解することで、とにかく「安堵感」がやってくるのです。

実は私は「他の女性などと比較しても劣っていたわけじゃない」と思う方もいるぐらいですから。

それぐらい無意識で「自分と他の女性(誰かと比較しているというわけじゃなく、漠然と一般的な女性観と自分を比較していることが多い)」と比較して、自分は不十分だから頑張らないとと、健気に踏ん張ってきてこられていた方が多いわけですよ。

この「安堵感」がやってくると、ふっと力が抜けるんです。今までグーッと我慢して耐えていた力が、カウンセリングなどでふっと抜ける。

そのとき、今までの我慢もふっと抜けるので、本来押さえつけていた感情と出会うことになるんです。

それが「怒り」なんですね。

怒りとは他の感情を感じないために使われる感情で、本質的な感情ではない場合も多いのですが、とかく今まで彼のために、別れないために、と我慢してきた人がその力を緩めたとき、最初に出会う感情が怒りであることが多いのです。

特に今まで我慢に我慢を重ねてきた女性にとって、その怒りはまさに「激怒・憤怒」といった形になっていることが多いんですわねぇ。

だから、もう彼を見るたびに、彼がそばにいるだけで「・・・・うぬぬぬぬぬぬぬわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」という怒りを感じます。

なんやねんこいつ!(なにこの人!)ぐらい彼に対して敵意や嫌悪感を感じる場合も少なくないのです。

それは「今までの屈辱、絶対に忘れまいぞ!絶対に許さん!覚えておれ〜!」といった反撃の狼煙、ではなくて、それこそ今までの我慢や、自分で自分の気持ちを押さえつけてきた「反動」のようなものなんですね。

つまり、今まで我慢を続けてきた人ほど、今まで抱え込んできた怒りや彼への嫌悪感が、今までになく、人によっては度を越したようなレベルで出てきます。これはコントロールしようと思ってもなかなかできないことも少なくないでしょうか。

ただ、彼への怒りが湧き出したり、そばにいるだけでイライラしても、だからといって「もう彼と別れる!」と明確におっしゃる方は稀なのです。

普通そんだけ怒っているなら別れたいと思うもの、と一般的には理解される事が多いのでしょうが、「自分でも彼のことを好きかどうか分からないけど、別れたくない」とおっしゃる方が圧倒的多数なのです。

そして「自分の中で彼への気持ちがなくなってしまうこと」への不安のほうが強いわけです。

そもそも別れるつもり、つまり、彼への気持ちがなくなったなら「怒り」はでないわけですよね。むしろ、驚くほど冷静に淡々としている自分と出会うことが多いでしょうしね。

これこそが、ここでの「怒り」が相手への敵意ではなく、今までの我慢の反動であった証拠のようなものだと僕は思っていますよ。

だから、まぁ僕のクライエントさんってカウンセリングに駆け込んでくださって

「浅野さん!もう聴いてください!!!(別れるつもりはビタ一文ありませんが、もうめちゃくちゃムカつくんです!浅野さんはカウンセラーなんだから「そんなにイライラするなら別れたら」とか言いませんよね?)」

といろいろとお話してくださることが多いわけですな。

僕も「ついにそうなりましたか、おめでとうごさいます♡(自分の感情に素直になれてよかったですね、の意)」という気持ちでお迎えしております。

「別れなよ」なんて口にしません。むしろ「そこまで好きなんだよね〜」といった、厭らしい?的確なツッコミを用意してお待ちしておりますのよ。

もちろん「怒りをいくら感じてもOKだけど、勢い余って彼にぶつけるのは違うよ〜♡」とお伝えしながらね。ここ、ホント大事なことなんですけどね。

 

怒りが湧き出すととまらなくなる「彼への要求」

この怒りに触れた方は、今まで我慢していた怒りだけでなく、彼への要求が止まらなくなる場合があるのです。

「彼に対して、あれして、これして、なんでわかってくれないの?!」と、矢継ぎ早に言いたくなっちゃうんですよ。

それこそ今まで我慢に我慢を重ねてきた気持ちそのもの、って感じですよね。

だから、この怒りを感じている時期ほど「今まで言ってこなかった要求」がワンサカ湧いてきます。

そして、そんな自分を「私らしくない」「つい彼に多くを求めてしまうんです」と困った顔でおっしゃる方も少なくないのです。

 

確かに要求ってものはどれだけしてもスッキリしないものです。

なぜなら、ニーズ(要求)の罠が待ち構えているから。要求して満たされても、自分は満足できず、相手の行為を受け取れないのです。

実はこのとき、ニーズ(要求)の裏側にはこんな気持が隠れていることが多いのです。

「ちゃんと彼にこっちを向いてもらえるほどの愛情が私にはあるのだろうか」

いわば「自己懐疑」という、自分を疑っちゃう気持ちが隠れているのです。

今まで積み重ねてきた我慢や犠牲は、この自己懐疑を隠すために必要としていた、いわば補償行為(埋め合わせの行動)だったという場合が圧倒的に多いのです。

つまり、怒りの次に出てくる要求こそ、自分が自分を誤解し、不十分かもしれないと感じている証なのです。

 

自己懐疑を突破すると怒りはおさまるよ

なので、僕のカウンセリングは次のように進んでいくのです。

「それ、本当に彼に求めたいことなんですか?彼にそこまで求めようと本気で思ってます?

それほどまでに我慢して彼のことを思ってきたあなたが、急にわがままちゃんになるとは僕には思えない。むしろこう思うのです。

あなたはきっと彼に求めることで、ちゃんと私のことを見てくれているか確かめようとしているのではないでしょうか?

だとしたら、要求ってカタチじゃなくて、ちゃんと愛情や自分の気持ちを表現すればいいのですよ。そこ、ちゃんと向き合っていきましょうね〜。」

実はこの自己表現こそ、忍耐女子、愛したい女子のみなさまが最も苦手にしているところかもしれません。

素直に求めればいいとわかっていても、自己懐疑が影響して「私から求めていいの?」「自分の気持ちを伝えていいの?」と躊躇してしまう方が少なくないわけですよ。

なので、僕から「な~に言っているんでしょうか、あなたはあなたでいいんです。素晴らしいんです。十分な愛情があるのですよ。」と自己拡大路線を突き進むようなセッションを提案され、かつ、渋々提案を受け入れることでさらに「私は私でいいんやん」と自分を肯定するはめになっていくことになるのですな。

こうなると、あの怒りは、かなりマイルドになって自分でも十分扱える大きさになっていきますよ。

兎にも角にも、自分を認め、自分のすばらしさを知ることで、この手の感情はゆっくり落ち着き、そのうち自分の気持ちも穏やかになり、さらに自分を好きになっていくのです。

 

ということで、忍耐女子の皆様、愛したい女子の皆様。

一時的な感情で手を焼いているときは、我慢するのではなく、感情の解放と自己承認でございます。

未だあなたの心のなかで拓かれていない「あなた」と出会うことで、あなたはもっと上手に彼を愛せる人になっていけるのです。

だから、我慢するのもいいですが、どうか自分のこと、ちゃんと丁寧に扱ってみてくださいね。

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