恋愛・夫婦の心理学

もう一度誰かを好きになったときに読むコラム 〜悲しい恋愛パターンからの卒業とその処方箋〜

もう一度誰かを好きになったときに読むコラム

カウンセリングの現場にいますと、「やっぱり幸せな恋愛、結婚がしたいです」というお声も伺います。

ただ、過去の失恋や離婚などの経験から、また同じことになっちゃうんじゃないか、失敗するんじゃないでしょうか、というお声も少なからず伺います。

なるほど、人の持つ本能とでも言うのでしょうか、また同じ悲しみとは出会いたくないというわけですよね。

もう一度誰かを好きになったなら、また過去と同じ恋愛パターンを繰り返さないことも大切なことですね。

ただ、あまりに過去と同じような思いをしたくないと思いすぎても、幸せに意識が向かなかったり、好きになれた人のことを信じられずにつらい思いをするものかもしれません。

そこで代表的な3つの恋愛パターンに潜む問題と処方箋についてコラムにします。

今日のコラムは最後に最も伝えたいことが書いてありますので、そこまで読んでいただければ嬉しいです。

それではどうぞ。

 

犠牲と我慢ばかりで自滅するパターン

僕のカウンセリングで伺うことがもっとも多い「頑張っているのに恋愛や結婚生活がうまくいかないパターン」です。

犠牲と我慢。

愛すること、相手を受け止めること、尊重すること=犠牲・我慢、と思いこんでいるパターンでもりますね。

よく、愛するとは「相手を受け入れること」「お互いの違いを認めること」「相手が嫌がることをしないこと」なんていう言葉を聞くかもしれませんが、その言葉の解釈として「だから私が我慢しなきゃいけない」「だから私がやりたいことはやらず、相手を優先しなきゃいけない」と思いこんでしまう方もいるのですね。

でもそれは、自分を犠牲にして、自分の気持ちにNGを出すこと、になっていませんか?

もしそうなら、あまり恋愛はうまくいかないかもしれません。

なぜなら、誰もあなたの不幸の上に自分の幸せを作ろうとは思わないからです。

逆に、自分が犠牲や我慢ばかりしているからこそ、相手にも犠牲や我慢を強いるなんてこともよくあるんですよ。(いわばモラハラ的案件に多い心理です。)

つまり、自分が犠牲や我慢をすることと、相手を尊重し、相手の幸せを願うことは違う、ということ。ここがポイントなんです。

あなたがしたいことと、相手の望むことが異なってもいいんです。そこで話し合って「より良い二人のあり方」を作ればいい。

とかく犠牲や我慢ばかりしている人ほど、「一人」で愛し、犠牲していることが多いもの。

幸せな恋愛や結婚生活は「二人のやり方」を見出すことなのです。

だから、もう一度愛することの定義を見つめ直してみてはいかがでしょう?どうしてそう思い込んでいるんだろう、と深く自分に問いかけてみてもいいかもしれませんね。

とかく犠牲的な観念は美化されがちですが、「あなたが苦しんでも誰も幸せにならない」と理解されてみてはいかがでしょうか。

 

ケンカばかりで愛し合えないパターン

とかくパートナーとケンカばかりで、話し合ってももの別れに終わってしまい、お互いに好きなのに傷つけあってしまう、というパターンもあります。

だから、カウンセリングでも「私って(自分って)相手を傷つけるだけの愛のない人間なのでしょうか?」とおっしゃってくださる方もいらっしゃいますよ。またそんな自分になってしまうことが怖くて好きな人に好きって言えない、と悩まれている方もいます。

でも僕はそうは思いません。そもそも僕のカウンセリングを使ってでも「ちゃんと相手と向き合える私になりたい」と思っておられている時点で、愛がないとは思えないのです。

ただ、なぜパートナーと分かり会えないことでケンカになっちゃうのか、そんな自分の気持ちがわからないままなのかもしれませんね?

「パートナーのことは好きなのにケンカばかりしてしまう」のは、あなたの中に「私はなにか足りない部分があるんじゃないか」とそもそも疑っている部分があるからです。

いわば不足感が劣等感になり、その部分を隠すために自分の思いや正しさを主張したくなっているだけなのかもしれません。

パートナーになにか言われるたびに「自分は十分じゃないっていうの?それだけは愛するあなたに(君に)言われたくなかった」と思ったことはないですか?

そうやって「自分は足りないのかもしれない」と悩んできたあなたはきっと「愛する人のために十分愛せる自分になりたい」と思う人なのでしょうね。それができずに苦しんできたのもあなたなのかもしれません。

だとしたら、つい怒ってしまう自分を裁いても何の解決にもなりませんよ。

あなたは「自分には何が足りない」と思っているのでしょうか?

優しさ?愛情?包容力?経済的な力?魅力?家事力?

一体何が足りないと思っているのでしょうか。

きっとあなたはその足りない自分を隠しながら人に愛されようとしているのかもしれません。

あなたが自分の不足感やコンプレックスを隠して悪者にしている限り、また喧嘩してしまうのです。

でもね、自分を愛する人はそんな足りない自分を愛してくれる人なのですよ。

キーワードは素直さ、です。自分に素直になることです。そして人の愛の前で素直になることです。

自分のこだわりを捨てて、素直な自分になることは、自分をもう一度見つめて受け入れることから始まりますよ。

ちなみに「本当に愛されてるの?私は十分なの?という疑いが溢れてくるパターン」もこれと同じ理由ですね。

怒りの出方が違うだけなんです。ケンカばかりの人は自分の外側に、愛されてるの?と思う人は自分の内側に、怒りが向いているだけなんですよ。

 

自分なりに愛したのに伝わらなかったというパターン

自分なりに一生懸命に二人のために努力したのに、しかし別れることになった、愛し合えなかったという挫折感を強く感じているパターンです。

自分なりに「この人と添い遂げる」と覚悟した女性のお話や、「絶対に彼女を守る」と決意して努力してこられた男性のお話が典型例です。

このパターンほど痛みが長引くことはないよな、と僕は思うのです。

なぜなら自分なりに良かれと思った行動を続けてきた人がこのパターンに陥るからです。

だから悩みも深く、一体どうすればよかったのか?と苦悩される方も多いのです。

ただ、その「苦悩」こそこのパターンに陥らずに幸せになるためのヒントなんですよ。

おそらくここで出てくる苦悩の意味は「自分が頑張っても誰も幸せにならない」という部分にあるでしょう。

言い換えるならば「自分が成功(幸せ)を実感できる方法を使っても、相手は辛そう(負けてしまう)」という構図が生まれているはずです。

例えば、自分なりに家族を守るために仕事に情熱を注いできたけれど、その結果パートナーや家族との時間が失われ、パートナーや家族との絆が失われてしまった、とか。

私なりに覚悟してパートナーを受け入れてきたけれど、どれだけ相手のために尽くしても相手は喜ぶどころか辛そうな顔をするようになってしまった、とか。

私なりにパートナーのことを考えてきたのに「もうオレのことは放っておいてくれ」と言われてしまった、とか。

これはハートブレイクというより「挫折」という言葉が当てはまるような出来事ではないでしょうか。

この「挫折」とは、自分自身が一人ぼっちであるときに出会うことのひとつなのですよ。

つまり、「自分なりに愛したのに伝わらなかったというパターン」が生じる理由は、全く悪意なんてないレベルで「相手の愛情を受け取っていなかった」ことにあるのです。

自分が相手を幸せにしたいと思うように、相手も同じように願うのだ、ということを信じられず、自分次第で幸せを作ろうとした結果が、挫折につながるというわけです。

ここでの処方箋は「愛を受け取ること」です。

あなたが誰かを思う素晴らしい人であるように、あなたを愛する人もまた同じなのだ、と理解することです。

一人でいること、自分という概念にこだわることを捨てて、誰かとともに支え合いながら成功する感覚を持つことが求められている、といえますね。

 

最後に大事なことを書きます

このようにパートナーとの関係がうまくいかなくなるには、何かしらの理由があります。

その理由を見つめて、自分を見つめ直していくことはお互いの幸せのためになりますよ。

カウンセリングではそういった自分を見つめ直し、より良い方向に向かうためのサポートをさせてもらっています。

 

ただ、だからといって、今までのあなた自身を「だからダメだったんだ」と否定してほしくない、と僕はいつも願っています。

今までの自分が間違っているといった判断はしないでほしいな、と願っています。

こういった愛にまつわる話は、何が正解で、何が間違っているという話で割り切れるような簡単なものではないはずだからです。

 

きっとそれは真実じゃない、と僕は信じています。

たとえ過去のパートナーシップがうまくいかなかったとしても、少なくとも過去のあなたは相手のために自分なりの努力をされたはずです。

誰が何と言おうと、それは真実であるはずでしょ?

ただ、自分なりに頑張ったことが「大切な人のためにならなかった」という事実が何より切ないものだったのではないでしょうか。

ここにこそ癒やされるべき本当の課題が存在しないでしょうか。

 

だから、あなたのその気持ち、悲しみを解放していくことからはじめてみてください。

その悲しみを持って自分が誰かを愛することを諦めてしまうことこそ、最も自分を疑ってしまう理由になってしまいます。何をしていても「自分なんて」という気持ちを拭いきれずにいることにもなりかねないんです。

もちろん、あなたがまた好きな人を愛するかどうかは、あなたの自由です。

一人で生きることも、仕事に情熱を注ぐこともまた自由で、素晴らしい人生の選択です。

ただ、どんな道を選んでも、自分は誰かを愛することができなかったという挫折感は、自分を苦しめる感情になります。

その感情を手放す方法はたった一つ。

自分は誰のために頑張ろうとしたのか、愛を注ごうとしたのか。

結果ではなく、その思いに気づいて、自分の悲しみを超えて、本当の自分を知ることです。

そうすればまた「人を好きになり、相手の幸せを願える自分」を取り戻すことだって可能なんです。

きっとそんな自分に出会えたならば、自分を誇らしく思い、愛する人と出会ったときに胸を張って言えるでしょう。

「私はあなたのことを大切に思っているからね。大丈夫。二人で幸せになろうよ」と。

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