恋愛・夫婦の心理学

今の夫(彼)との関係は維持したいけど、他に彼は必要だと思う心理

今の夫(彼)との関係は維持したいけど、他に彼は必要

「今の夫(彼)との関係は壊したくない。夫や彼と離れたいとは思わない。

けれど、夫(彼)は私の気持ちを掴んではくれません。いい人だけれど私は満たされない。

だから別の彼が必要。でもその彼も最近、私を心から満たしてくれるわけでは・・・。」

そんなお声をカウンセリングの現場で何度伺うことがあります。

「夫(彼)を嫌いになりたくないんです」

「夫のことは嫌いじゃないんです。でも・・・」

そんなお声と共に、ですね。

 

こういったケースについて様々な見解があるのだろうと思います。

それって言い訳なんじゃないの?という見解もあれば、ちゃんとパートナーを愛するためには自分のエネルギーチャージも必要だよね、という見解もあるでしょう。

僕の場合、カウンセリングという場でお話を伺いますから、必ずしも一般的な善悪基準で物事を見ているわけでもなく、「それがいい悪い」と判断することはあまりありません。

ただ、このような案件は「何かしらの心の痛み」によって引き起こされる事が多い、と考えている部分があります。

特にこのようなご相談を伺うと、お話しいただく方がどこか憔悴しきっておられたり、夫には気を使い、彼との関係を気にしすぎていたり、と、自覚のあるなしに関わらずかなり心が疲れておられる方も少なくないものです。

もちろん、なかなか人に話せない悩みでもありますから、不安を一人で抱えておられる方も多いでしょう。

これもまた心の痛み、といいますか、あえて言い換えるならば「深い悲しみ」がもたらすものなのだろう。

僕はそのように見つめていたりします。

多く浮気や三角関係の問題に潜む心理って、何かしらの痛み・深い悲しみであることが少なくないのです。

 

どのような痛み・悲しみを抱えると他の異性を必要とするのだろうか

長くカウンセリングをさせていただいていると「人はどのような痛み・悲しみを抱えると他の異性を必要とするのか」と考えることが多いんです。

そして今の僕が行き着いた一つの視点は「愛が伝わらない」なんです。

言い換えるなら「思いが伝わらない」といえばいいでしょうか。

ときには「私の真意が伝わらない」とも言い換えることができるかもしれません。

 

多く「今のパートナーに愛してもらえていない」という問題は、こう言いかえられるのです。

「パートナーのことを愛している私の気持ちが伝わっていない」と。

だから、他に「私のことを愛してくれている人≒私の愛を受け取ってくれる人が必要になる」と考えることができるだろうと思うのです。

が、多くの場合「今のパートナーに愛してもらえていない」という受け身な不満を動機に他の異性を探してしまうので、「他の人に走る私のほうがちゃんと愛せていない」という罪悪感や無価値感にハマってしまい、なかなか抜け出せず、その罪悪感などを溶かすために更に「秘密の関係」を必要としてしまう場合も少なくないのではないか、と考えています。

つまり、結果的に「今のパートナー以外の人との関係にハマり込んでしまう理由」は、パートナーと向き合わなくなったことに対する罪悪感や無価値感にあり。

そもそもパートナー以外の人との関係を求めてしまうのは、痛み、悲しみにある。

そんな風に考えられるよね、と思うわけです。

 

愛されないより、愛を受け取ってもらえないほうが辛い

これは被害者意識・加害者意識の考え方そのものなのですが。

僕たちは「愛されないより、愛を受け取ってもらえないほうが辛い」と感じることが多いのです。

愛されないより、愛していない・愛せない、と感じることのほうが苦しいんです。

それぐらい愛していない・愛せない、という加害者意識を持つことになり、その自分が許せなくなってしまうんですね。

つまり、パートナー以外に他の人を必要とする動機に「愛が伝わらない」という苦しみがあり。

他の人を必要とした途端に「愛していない・愛せない」という苦しみがやってくる。

だから、実際にこのような状態で悩まれている方の中には「本当に苦しい」とおっしゃる方も少なくないんです。

それはその通りだと思うんですよ。僕たちが感じたくない感情のダブルパンチ状態になってしまうことも少なくないのでね。

かつ、自分でも本当は誰かを愛したいと思っているから悩まれるわけですから、「まさか私がこういった関係を持つとは」と思われていることも多いんですよ。

実際に「私も自分がどうしたいのかもわからない」とおっしゃってくださる方も少なくないんですよね。

そこでは「加害側は私」という思いが、自分を許せなくしてしまう理由になるんです。

だからこそ「パートナーだって私のことを軽んじた!」などと言いたくなるでしょう。

が、そう思っても自分を許せるわけではないから、更に悩んでしまうことになることも少なくないんですね。

 

こういった状態から脱け出すには?

さて、最後に「こういった状態から抜け出すための視点」について簡単にまとめておきます。

まずは「そもそもパートナー以外の人を必要とした動機」の部分から丁寧に見つめていくほうがいいだろう、と僕は考えています。

特に「今の夫(彼)との関係は維持したい」という思いがあるなら、まだ嫌いじゃないと思われる場合ならなおさらです。

そもそも自分の思いが伝わっていないという痛み、悲しみが深く存在する以上、それ以上前に進めなくなってしまうことが多いものです。

どうせ今のパートナーと(昔のように)向き合ったとしても、結果は見えているとか、結局同じような思いをすると思えば、現状を変える意識もなかなか持てないものかもしれません。

その結果、自分を責めてしまうなら、それこそ泣きっ面に蜂、のような気がするのですよ、僕にはね。

かつ、本当は今のパートナーと向き合いたいという気持ちがあるにも関わらず、それ以上向き合うことが困難だと思うこと自体、本当に苦しいことであり、かつ、それほどまでに頑張って思いを伝えようとしたのは、きっとそのご本人のはずなのです。

だから、今、感じたくない感情のダブルパンチ状態になっている事自体が、自分への痛烈な罰になっているとも言えるわけですよ。

そもそも今のパートナーを愛していた自分に(伝わらない苦痛はあるでしょうが)そんな罰って、必要ないですよね?

このような視点から丁寧に自分を向き合っていくほうが、より良い結果を導く可能性が高まる、と僕は考えていたりします。

なにより誰かを愛して苦しい思いをする状態を続けることのデメリットは大きいと思うのですよ。

だから、どうして今の状態になっていったのかをしっかり見つめながら、自分を整えていくことを僕はおすすめしていたりもします。

そのほうが自分の中の矛盾を手放し、「私は本当はどうしたいのか」に近づけると僕は思うのですね。

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