恋愛・夫婦の心理学

努力系女子が「愛されない」と感じる理由とその深層心理を解説する

「愛されない女子」の深層心理に深く迫る

カウンセリングで出会う自称・愛されない女子さん。

これはあくまで「僕の経験から生じている見立て」であること、僕自身が重々承知の上で申し上げることなのですが、僕から見ると、その方が「愛されない」ということはまずありえないだろうなと感じるのです。

しかし、ご相談いただく方の内面では、もう誰にも言えない、相談できないと思えるほどの「愛されない実感」をお感じの様子なのです。

それほどまでに恋愛に関して努力を重ねてこられた方も少なくないってことなんです。

例えば、最近ではコロナの影響で少なくなったかもしれませんが、男性との食事の席ではサラダを取り分けたり、空いたグラスに気をつかいつづけていきた女性もいらっしゃるわけですよね。

お財布を出すタイミングまできっちり計算している方もいらっしゃるし、デートのときは、彼が喜びそうなことを用意することは当たり前になっていた方も少なくないもの。

なんなら彼のために手作りのお弁当まで用意できてしまう、なんて方もいます。

そんな努力の積み重ねがあったからこそ、それが結果に結びつかないといいますか、好きな人のためになっていなかった・・・なんて感じれば辛いわけですよね。

だから、「やっぱり私は愛されない」という感覚を感じても不思議ではないと言いますかね。

特に愛深き忍耐女子さんや努力系女子さんにとっては、「全力で頑張ったのに、それでもダメだった」なんて経験をされている方もいて、簡単に口では表現できないような切ないお気持ちを抱えておられる方もいらっしゃるのかな、と思っています。

だからこの手の話はどうしても切なさを隠せないものになりやすいですよね。

 

だから僕もお話を伺うたびに「なるほど」と思っていますし、そのお気持ちは僕なりに受け止めさせていただこうと思っているところなんです。

・・・どこか心のなかで「ニヤリ」としながらね。

あー、もう嫌な感じ、めちゃめちゃ嫌な感じ、いやもう最低やな(^^;

いわゆる「私は愛されないと感じる事情」って、すぐにひっくり返るものではないんです。

すぐにひっくり返るってコト自体ありえないので、あっという間に癒せますなんて僕は言えないのです。

しかし、じっくり丁寧に自分と向き合っていくと徐々に手放せるといいますか、また別の感覚を感じるようになって、なぜかパートナーシップへのネガティヴなイメージや、今の恋愛や過去の恋愛、過去のパートナーへの隠れた執着心を手放すこともできるようになるんですよ。

だから僕は「うーんきっとあなたは大丈夫じゃないですかね」なんて言ってしまうことがあるのです。

なぜなら「その方の素晴らしさはまだ消えていない」って感じるからなんです。

ちゃんと愛せる人だから、その力があれば幸せなパートナーシップは築けるのですよ、きっと。

ただ、今から書く要素をクリアしておくことができれば、という条件はついてしまうのですけどね。

今日はそんな「愛されない女子」の深層心理とそのパターンについてコラムにします。

「愛されない女子」の想い、その2つの側面

さて、いきなり核心部分に手を突っ込みますよ。

自称「愛されない女子さん」の愛情はとても深い。愛されない感覚を知っているからこそ、大切な人をしっかり愛してあげたいと思われる方が少なくないのでしょう。

だから、友達などとパートナーの話をされると、「よくそこまでできるねー」「私は無理だわ、そこまでできない」なんて言葉を聞いている方が少なくないのです。

これ、同性から見ても「そこまでできるんだ」と思える愛し方をしてるってことですよね。

ただ、この自称・愛されない女子さんの想いには、2つの側面があると僕は考えています。

 

では、その2つの側面とはなにか。

「純粋な与える愛」と「取引」です。

 

純粋な与える愛とは、大切な人のことを思い、相手のために与える気持ちのこと。

まぁ多くの愛深き忍耐女子、努力系女子のみなさんがお感じの、あの、そうあの「普通の愛情」のことですよ。

寄り添いたい、受け入れたい、喜ばせたい、楽しんでもらいたい、ずっと支えたい、などなど、あの気持ちのことです。

それこそ何より素晴らしいことなんです。

 

ただ、純粋な与える愛、いわば純粋さとは、ある意味非力な感覚なんです。与えている側に「現実を変える感覚」や「相手に伝わっている感覚」をあまりもたらさないといいますか、純粋であればあるほど、そこには「繊細さ」が伴うものなんです。

とかく男性が受け取らない人であったなら、まぁその非力さ〜本当に伝わってるの?という不安〜が増大しますよね。

だから、「私はちゃんと愛せている」「愛し合えている」という力感・実感を感じるために、大切な人を愛する際に、ついつい「取引」の要素が入り込んでしまうことがあると僕は考えています。

ここでの「取引」とは、大切な人の気を引きたい、相手に好意を抱いてもらいたい、といった気持ちです。

平たく言えば「相手の反応がほしい、気を引きたい」といった気持ちのことですね。

つまり、「大切な人を心から愛したい」という気持ち自体、問題どころかとても素晴らしいものなのですが、その動機の部分に「取引」が入り込んでいると、いろんな事が起きます。

特に起きやすいことが「執着」です。

そもそも取引は執着になりやすいといいますか、執着が取引だ、と言っても過言ではないかもね、と思うほど密接な関係にあるものです。

ここでの執着とは、「大切な人への執着」もありますが、「大切な人を思い続けている状態への執着」という場合も少なくないんです。

要は、愛し愛されている実感を得たいという気持ちが強いために、自分自身にある意味「完璧さ」を求めている状態になっているような状態なのです。

そして、これがちょっと難しい話なのですが、「自分に完璧さを求める気持ち」が強いときほど、実は自分の内面に「取引の要素」が存在すること自体、強く否定したくなるんですね。

「私が何かを欲しがっているから、今頑張っている」という感覚は、心から(完璧に)愛せる私でいたい人にとって、まさに自己矛盾なのです。できれば存在を抹消したいと思うような自分でもあるわけです。

だからこそ、大切な人を心から思い続けている自分を肯定したい気持ちがすごく強まるんです。

この気持ちが行き過ぎると「大切な人はもちろん、大切な人を愛している私にガッツリ執着する」ようになります。

つまり、ちゃんと愛せない自分に対する痛烈な自己批判が起こり続けてしまうってこと。

なかなか過去の恋愛や元カレが忘れられないのも、「完璧に(本気で)愛せる私でいられなかった私」を受け入れることが難しくなっているから、なんてケースもあるぐらいですからね。

 

取引の根っこに潜む心理こそ「私の弱さを隠したい」という気持ち

では、どうして愛する気持ち、大切な人に対する想いの中に「取引」の要素が入り込んでしまうかと言うと、そのような方が「ワガママだから」「何事も思い通りにしないと気がすまないから」

・・・ではないと僕は考えています。

もし、ワガママで何事も思い通りにしないと気がすまない人ならば、うまく相手を愛せないことで悩むことは少ないはずなのです。「ちっ、思い通りにならねーか」といった風に打算的な考えに至ることのほうが多いような、そんな気がするのですよ、僕は。

しかし、多くの愛深き忍耐女子のみなさんや、努力系女子のみなさんのお話を伺うと、「うまく愛せない自分を痛烈に批判している状態」の方が少なくないものです。

だとしたら、そりゃ人間ですから多少なりとも「自分の思い通りにしたい気持ち」はあるでしょうが、それは常識の範囲内のもので、特段問題になるような要素ではないのではないか、と僕は考えていたりします。

では、どうして愛する気持ち、大切な人に対する想いの中に「取引(愛されたいから、愛したい)」の要素が入り込んでしまっていたのでしょうか。

 

その答えの一つが「私の弱さを隠し続けているから」である場合って少なくないものです。

いわば、自分が嫌っている自分、受け入れることができない自分、人に知られたくない自分、そういった自分の一部をひたすらに隠し続けているからだ、と僕は考えています。

多く、自分の内面で知られたくない自分を感じているときって、その自分を隠しますよね。まぁ当然といいますか、そうでもしないと愛されないって思いませんか?

そもそも自分の欠点を全開にして愛されると思う人ってあまりいないのだろうと僕は思っています。

が、自分の弱さを隠して知られないように振る舞うなら、相手に対してより「良い自分」を印象付けなきゃいけなくなりますよね。

このように自分を隠したいと思うときに登場するのが「取引」なのです。

そして現実の私と理想の私を天秤にかけたとしたら、理想の私でありたいという執着も生じます。

いわば「大切な人のために私はこれだけ尽くすし頑張るから、どうか私のことを受け入れて愛してね」といった気持ちが出てくるのです。

 

一度、ここまでの話をまとめましょう。

  • 自称・愛されない女子さんの想いには、2つの側面がある。
  • その2つの側面とは「純粋な与える愛」と「取引」である。
  • 純粋な与える愛自体に問題はない(というか、そこを疑っても答えは出ない)
  • 「取引」があるところでは「大切な人を愛している私にガッツリ執着する」なんてことがおきる。
  • この「取引」は「自分の中で隠したい自分」を感じていればいるほど起きやすい。

そして、自分の弱さを受け入れることを拒めば拒むほど、頭の中に常に「彼に愛されること」「理想の私でいること」が意識されます。

言い換えるなら、「自分らしくいること」を忘れてしまうようになるんですね。

同時に、「彼に愛されること」を意識している人ほど、「自分の足りないところ」ばかり見てしまうものなのです。

(逆に、「自分らしくいること」を意識している人ほど、「自分の足りているところ・できること」を見ているものなのです。)

ただ、だからといって、今まで必死に頑張ってきた自分を否定する必要はないのですよ。その自分のプロセスは「誰かのために貢献する」という意識としてきっと未来に活かせます。

だから、今までの自分にがっかりしなくていいんですよ。

 

「人の愛は相手の弱さに向かう」の法則

もし、ここで気付くべきことがあるとしたら「人の愛は弱さに向かう」の法則でしょうか。

すなわち、あなたが「自分の弱さを受け入れずに隠し続けてしまうこと」で、男性の愛情があなたに届かないなんてことが起きる可能性があるってことです。

いつも「いい人」「素敵な女性」でいようとする意識が「自分を高める意識」ならば問題なんてないのですが、「自分の弱さを受け入れたくないがため」に起きていることならば、おそらく多くの男性は、あなたを愛せなくなってしまうわけです。

いや、むしろ、男性の弱さを引っ張り出して愛そうとする忍耐女子・努力系女子の皆様も少なくないものではないでしょうか。

しかし、その時の既に「アンフェアな関係」になっていることにお気づきいただきたいわけです。

あなたが純粋に大切な人の弱さを愛し、受け入れたいと思うき持ちは素晴らしいものです。

そこにケチのつけようはないのです。

ただ、あなたがそう思うように、相手もあなたの弱さを愛したいはず(あなたの役に立ちたいはず)なのです。

そうでなければその男性はただの依存ちゃん(愛してほしいだけ)の人になりますよね。

しかし、あなたが無意識的に(悪意なく)相手の愛をはねのけるとしたら、さて相手はどう思うでしょうね?

そう、相手は「なんかこの人と一緒にいると疲れるな」って思うんです。

伝えても伝えても跳ね除けられるって辛いな、疲れるな、どうすりゃいいんだよ、って思っちゃう。

だから離れていくんです。

その男性が「女性を喜ばせたい人」であればあるほど、あなたのそばにいられなくなってしまうわけです。

だから、「自分の弱さ」について整理しておくこと、そこに伴う感情を扱えるようになることってすごく重要なことなんですよ。

 

あなたはどんな自分を隠そうと必死になっているでしょうか。

それは愛しぬくことへの不安?

未来に一人ぼっちになってしまう不安?

ずっと感じていた何かしらのコンプレックス?

 

大事なことは、その不安、隠したい自分を受け入れることであり、少なからずこれ以上嫌わないことです。

うまく愛せない、愛されない理由にしないことなんです。

あなたはあなたでいいんです。長所と欠点があっていい。それで十分なんです。

そう思うことが「愛されやすい私」になる秘訣です。

その上で自分を磨くと、更にプラスの効果を生み出します。自分の好きなことをしたり、自分に安らぎを与えるなんてことでも自身や余裕を感じるなんて効果が出てきます。

よくカウンセリングでもお話するんですが、愛されるために自分を磨く、好きなことをするってのはちょっと順番が違うんですね。

自己肯定感の話もそうで、愛されるために自己肯定感を高めようとしても・・・うーん(笑)自分や人と真摯に向き合っていくから、結果的に愛されるようになると言いますかね。

だから、癒やしや愛される自分になることは、取引や執着とは全く逆の発想なのだとご理解いただけるといいかなぁと思います。(だから僕は「しゃーない」「何事も事情があるよねぇ」っていつもお伝えしているんですよん。)

 

そして、ここからは余談ですが・・・。

もしあなたが最も信頼できる人と出会ったら、その人に弱さをできるだけ早い段階で開示することです。

隠して告白って形だと怖れが強まっちゃうので、できるだけ早い段階に深刻にならず伝えておくといいんです。

「そうなんだ、僕は気にしないけどね」って言ってくれる人がいるなら、それだけで幸せじゃないっすか?

逆に「え?」って引いちゃう人とは正直ご縁がないってことではないでしょうか。

そもそも愛するってことは、相手の強さに憧れて称賛することというより、相手の弱さを見ても相手を受け入れることなのでね。

ま、このようなお話をすると「そんな男いるんかーい!」「会ったことないわ〜」ってお声も結構聞くのです。

が、いますよ。その界隈には(笑)

まぁ、人は自分と同じような価値観の人と一緒にいる事が多いので、あなたのお友達でも誰でもいいんですが、「この人は寛容で優しいなぁ」と思う人の周辺を探すといいかもしれませんよ。

もちろん自分が自分を受け入れていき、人に対しても寛容な自分でいられると、同じような人と絡み始めることになると思うんですけど、さてはてどうでしょうね。

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