恋愛・夫婦の心理学

なぜ私は彼に好かれているのかわからないという謎を解く

なぜ私は彼に好かれているのかわからないという謎

「ねぇ、私のどこが好き?」

つい気になって相手に確かめたくなってしまうことってないでしょうか。

いわゆる「相手がどうして好きでいてくれるのかがよくわからない」という恋愛におけるご相談は昔からあるものなんですよね。

「なぜ私は彼に好かれているのかわからないという謎」と呼ばれるものです。

時には、彼や彼女が自分のどこを好きなのか気になりすぎて、あまりに毎日聞きすぎてしまったので、「あーもういいよ」なんて言われてケンカになったという話を伺うこともありますよ。

逆に、本当は相手に「私のどこが好き?」と聞きたいけれど、なかなか聞けずに我慢している、なんて方もいるかもしれませんね。

どこかで自分のことは自分が一番知っているように思うんですけど、しかし「自分の素晴らしさ」って実感しがたいものなのかもしれません。

特にパートナーが見ている自分ってのは、分かっているようで分かっていないのかもしれませんね。

自分のことがよくわからないという気持ち

さて、僕のカウンセラーとしての経験上、このようなケースでは以下のようなことが言えると思います。

「自分の価値について自分の外側の評価ばかりに依存しているので、自分だけでは感じられない」

これはいわゆる「依存」の状態だということです。

自分の価値を人の評価だけに依存するコト自体、かなり難しい話なんですが、しかし、何かしら理由があって自分をよく感じ取れない事情があると、つい「相手はどう思っているんだろう」と考えて、そこに不安解消の種を求めてしまうことって、まぁありえることかもしれません。

冷静になって考えてみると、そこまで自分の良さ・価値を感じ取れなくなっているのだから、それなりの手当は必要な状況だ、とご理解いただけると思うのですけども。

このようなとき、私たちは「自分で自分の気持ちと向き合ったり、自分の価値を見出すのではなく、人に求めてしまうからこそ、結局のところ、誰かに行為や評価をもらっても受け取りきれない」なんてことが起こります。

例えば彼に「〇〇な部分が好きだよ」と伝えてもらっても、「そうか、そうなのね・・・でも自分ではそう思わないけど」なんて感想が出てきてしまうことも少なくないんです。

だから、また「自分のことがよくわからない」という状態になってしまうことも少なくないようですよ。

自分自身が「自分って本当に愛されるの?価値があるの?」と疑ってしまっている状態なので、ここが覆らないと、相手の話していること、伝えたい思いをキャッチすることが難しくなるんですよね。

いわゆる自分の中の「愛の受信機」が壊れちゃっている、もしくは思ったように起動しないようなイメージです。

このとき「私はどうして好かれているかわからないという謎」を抱えるのです。

もちろん人に価値を見てもらうことには意味があるのですけど、それだけに「自分の価値を見る」ことを依存してしまうと、なかなか自分の素晴らしさって実感できないのかもしれませんね。

 

「相手の好意」>「私の評価」

また別の見方をしてみましょう。

「なぜ好かれているかわからない」「愛されているかわからない」という状態は、今の自分の評価に、相手の好意が見合っていない状態とも言えます。

つまり、「自分はそんなに愛されるとは思わないんだけど、相手が好きでいてくれる」という状態が続いているときに起きることだ、と言えそうです。

※なので、「相手の好意」≒「私の評価」となるように、相手の好意を下げちゃう(ケチをつける、受け取らない、そもそも愛してくれない人と付き合う)なんてこともよく起きることです。

そこでは「自分が好かれている」ってことの意味がわからなくなります。

「わからないことは不安」の法則から、不安が生まれ、その不安を解消したくなって「ねぇ私のどこが好き?」と何度も聞きたくなる人が出てくるのですが、そもそも自分の評価が下がっているから、何度聞いても「そうかなぁ」ってなっちゃうんですよね。

それぐらい自分が自分を評価していないと、なぜ好かれているかわからないという状態が起きるんですね。

そして、ここにはそれなりの事情があるものだと言えそう。

多くの人が自分を愛したいという気持ちを持つものです。しかしそれがうまく発揮できていないとしたら、かなり切ないことになってしまいます。

そんなときは「自分じゃダメなんだ」とお考えになるよりも、「やはり何か理由があるのではないか、そこを訂正しよう」と考えたほうが前向きでいいんじゃないかな、と僕は思うのです。

私を愛する。そして私を与える。 

ではこのような状態になったとき、どうすればいいのでしょうか?

一言で言えば「自分が感じる不安に対して、自分を責めたり価値を下げる以外の方法で対処すればいい」ってことなのです。

具体的な方法としては、「感謝」「許し」「理解」「受容」「愛すること・与えること」などがあげられます(他にもたくさんありますけども)

例えば、疲れているならちゃんと疲れを癒やすことも大切なこと。いつも頑張っている自分にいたわりを向けてもいいわけですよね。

また、詰まっている気持ちがあるなら、それをしっかり表現すること。信頼できる人に話を聞いてもらうだけで、気持ちが整理できて前向きな気持を取り戻せることもあります。我慢して考え込んでいると余計に自分を疑っちゃうこともありそうですよ。

そして、ある程度自分の気持ちを整えることができたなら、相手のために「心からなにかしてあげる、相手を理解する、励ます、支える」なんてことを行うといいでしょうね。

※ここで無理をする必要はありません。いくら相手のことを思っていても犠牲してしまうと逆効果になりますから要注意です。

自分から与えること、その感覚を感じ取ることで、「他人から愛されたときに、相手もきっと私と同じような感覚を持っているのかもしれないな」と感じられるようになります。

自分が与えるから、相手が与えてくれていることの意味がなんとなく捉えることができると言いますかね。

こうなると「ねぇ、私のどこが好き?」よりは「ねぇ、私のこと好きでしょ」と感じられるようになるわけです。

もちろん僕たちは「愛される」「人に価値を見てもらう」という経験を通じて、自分が大切な存在だということを理解していく側面がありますし、自分のことがよくわからなくなったら、人に尋ねてみるという方法も前向きな選択です。

ただ、それが全てではありません。

特に、自分のことがよくわからなくなった、信じられなくなったときこそ、自分の気持ちを整えることが先だと僕は思います。

その上で、「自分から愛する・与える」という行為によって、「自分を大切にしようとする他人の意識」によりオトナなスタンスで触れることができるようになっていくんですね。

そもそも「自分から相手に与えること」は「自分は確かな愛を持っているんだと信じ、実感すること」でもあります。

この体験を通じて、実感としての自信を得ることができるので、つい私のどこが好きなの?と聞いてしまう謎を手放すことができるかもしれませんよ。

 

※本記事は2021年5月5日にアメブロ恋愛テクニックに投稿した記事の再編集版です。

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