恋愛・夫婦の心理学

知ってるかどうかだけで大違い?! パートナーとのコミュニケーションギャップを少なくする考え方

パートナーとのコミュニケーションギャップのお悩み事例

例えばこんなケース。

「私の夫は、いつもすぐ行動してくれないタイプなんですよね。なんでも「分かった」とは言うんですけど、行動が伴わないと言うか。

そんな夫が超わがままに思えてきて、時にはあてつけ?嫌がらせ?ぐらい思うんです。

夫に聞くと『そんなつもりはない』というのですが、私にはそう思えないんですよ。

どうして夫はすぐに行動してくれないのでしょうか?」

何事もすぐ行動しないパートナーを見ると、なんであなたはそうなのよ!?と思えてしまうこともあると思うんですね。

普段から「考えるより行動!」をモットーにしている方からすればイライラの種になるといいますかね。

ときには、そんなに私のことをそんなに愛していないんじゃないの?どうでもいいとか思ってんじゃないの?なんて気分になることもあるかもしれないですしね。

まぁ多くカウンセリングをさせていただいていると、実際に嫌がらせや相手への興味を失っているから行動しない(受動的攻撃)という、怒りの表現だという場合もありますよ。

この場合は二人の間で相当揉めている場合が多いものなんですけどね。

が、相手がすぐ行動しないこと=怒りの表現だといい切れないケースも存在しているんですよね。

特にパートナーがガチで「そんなつもりはない」と言っている場合や、それ以外の関係が良好であるならば、ちょっと視点を変えて物事を見たほうがいい場合もあるんです。

今日はそんなテクニカルなお話です。

よろしければどうぞ。

 

人の行動パターンにはいくつかの種類がある

心理学では、「その人がどのように物事を認識し、行動するのか」を決めていく無意識的なパターンが存在する」という考え方があります。

一つ有名なパターンを紹介すると「目的思考」と「問題回避」。

目的思考のパターンは「目的に向かう意識」で、問題回避は字のごとく「問題を避けたいという意識」です。

意識して考えていると言うより、自覚なくそう感じているわけです。

例えば、ハンドクリーム一つ買うとしても、「手が美しくなるように」と考えるのは目的思考で、「手が荒れないように」と考えるのは問題回避、となるわけです。

これ、その本人に聞いても「なぜそう思うのか?」の理由ってなかなか明確に言えないものなんですよね。普段からそう思ってる、それが当たり前になっているという感じでしょうから。

これ、どちらがいい悪いという話じゃありません。

そもそもどちらが正解かなんて答えは出せないものですからね。

これと同様に「その人がどのように行動するか」にもパターンがあるのです。

その一例が「主体行動」と「反映分析」と呼ばれるもの。

主体行動のパターンは、物事あまり深く考えず(ときには全く考えることなく)行動を起こす傾向が強いんです。

逆に反映分析のパターンは、様子見する人のパターン。例えば、他の誰かが行動することを待っていたり、タイミングをはかり、機が熟すまで待つ傾向が強いんです。

例えば、女性側が「悩んでいても辛いだけ、まずやる!」と考えていて、男性に同じことを求めても、男性側が「何事もタイミングをはかるタイプ」なら、その言葉の意味がうまく解釈できず、時にはうるさく感じるばかり。その結果、お互い好きどうしても、いつしか信頼がうまく醸成できずに衝突してしまうかもしれません。

逆に、男性側が「なんでもすぐ行動!」と考えていて、女性側が「じっくり考えて選択したい」と思っている場合、この二人がショッピングに出かけたときにケンカになるって、なんとなく想像できません?

ここに、どちらがいい悪いという判断を加えると、まぁ揉めますね。

なぜなら、どちらのパターンがいい悪いということはなかなか言いづらいことだから。

どちらにも短所もあれば長所もあるのです。

例えば、すぐ行動できる人は物事を恐れずチャレンジしやすいでしょう。しかし深く考えないので意外と「行き当たりばったり」かもしれませんし、無自覚のまま周囲の人を振り回す可能性も十分にありえます。

逆に、気を熟すのを待つタイプなら、慎重に物事のリスクを考えられるでしょうし、いわゆる「後出しジャンケン」ができるので、あまり大きな失敗しないかもしれません。が、行動に時間がかかったり、うっかり機を(チャンス)を逃すことも少なくないかもしれません。

この話は「自分は(その人は)そういうタイプだ」という事実を示しています。

それ以上でも以下でもないのです。

だから、お互いの特性を知っておくだけで、「それって嫌がらせ?」「私のことを考えてないの?」といった思いは手放せるかもしれませんね。

相補性という考え方

もし、相手が自分と違う行動動機(パターン)を持っているなら、まぁ「合わないな」と考えてしまうこともあるかもしれませんよね。

だから、お互い別々の道を、と選ぶことも、一つの選択肢になるでしょう。

ただ、意外と自分とは違うパターンを持つ人は、自分の弱点を補強してくれる存在でもあるのです。

例えば、いつも問題ばかり意識してしまう自分のそばに、目的を考えて「こうやってみようよ」と伝えてくれる人がいたら、心強かったり、悩みの中から抜け出しやすいかもしれませんよね。

どこか思いつきですぐ行動してしまう自分のために、「いやいや、今動くタイミングじゃないよ」とアドバイスしてくれる人がいても参考になるかもしれないし、逆に、行動が遅い自分のために手を引っ張ってくれる人がいると「助かる」って思えることもあるでしょう。

お互いに補い合う相補性。

これも素敵な関係のひとつなのです。

相手へ理解が信頼関係を培う

ただし、その前提に必要なものがあります。

それが「相手への理解を示すこと」です。

人は悪気なく「自分の価値観で相手を判断する」ことがありますよね。

「相手はこういう人だ」という風に。

ただ、これは相手を判断しているように捉えている場合って結構あるものかもしれません。

十分に知り合い、コミュニケーションを尽くしているならその判断もあたっているのかもしれませんが、意外と自分の判断は、相手の実像を正確に捉えているものではない場合が多いものと言えます。

よく知り合っている人の知らない一面を見て驚く、なんてことがあるように。

なぜそんな事が起きるのか。その理由の一つが「そもそも判断とは、相手のことではなく「自分はこういう考え、価値観を持っている」と表現している」に過ぎないからです。

相手は自分とタイプも考え方も違うのにも関わらず、「君はこういう人間なんだろう」と思うとしたら、それは相手の状態を理解しているわけではないですよね。

言い換えるなら、相手のことを理解するために「自分はこういう人間なんだ(判断)」を表現しても、相手のことは理解できないわけです。

だからこそ、自分の判断を超えて相手を理解しておくことは超重要です。

相手はこういう人なんだ、と知っておくと、自分と違うこと、異なる考え方やパターンを持つことを受け止められるのです。だからコミュニケーションが可能になるんですよね。

そのために「相手を見ておく」ことは重要です。

そうでないと、こちらの善意も真意もうまく伝わらないですからね。

 

そう考えると、人には違いがありますけど、それは優劣はないと思えませんか?

だから、僕はカウンセリングでも「あなたも相手も悪くなんてないですよん♡」とお伝えすることが多いのです。

逆に、お互いの違いを認めることで、よりよいコミュニケーションが可能になるからですね。

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