恋愛・夫婦の心理学

彼(夫)と別れるべきかどうか。深く悩んだときの考え方について考える。

彼(夫)と別れるべきかどうかというお悩み

「今の彼と分かれるべきかどうか、すごく悩んでいます」

「長年寄り添ってきましたけど、今のパートナーと別れようと思っています」

そんなご相談をいただくことがあります。

基本、僕としては別れたいというお気持ちを否定することもないですし、やっぱりやり直したいというお気持ちが出てきても否定的に見ることはありません。(※暴力やモラハラなどの問題がある場合は除く)

ただ、別れを考える理由が「他に好きな人ができた」「性格の不一致」「マンネリ」といった理由で別れをお考えの場合、別れるよりまだ向き合ったほうがいいことがありそうですね、とはお伝えしています。

なぜならこの理由で別れるなら、僕の経験上、次も同じ理由で分かれる可能性が出てきたり、別れたあとで「別れなければよかった」と後悔される人が少なくないと感じているからです。

言い換えるなら「パートナーとの違いについて向き合うことなく別れる」ならば、そこは今後も課題として何度も登場することになる、といった感じです。

ただ、実際のご相談は「頑張って支えてきたけれどもう限界」「これ以上私の気持ち(思い)に気付いてもらえないことが耐えられない」といった、相手と向き合ってきたからこそ感じる辛さ、限界から別れをお考えになっている方が少なくない、ともいえます。

この話を読んで「あー私はまだ向き合いきれていないのかも?もっと頑張ったほうがいいのかも?」と直感的に感じた方や、僕のクライエントさまの多くは、あなたなりにパートナーと向き合っている方でしょうから大丈夫ですよ。

 

さて、では「彼(夫)と別れるべきか深く悩んだときの考え方」があるとしたら、どのようなものがあるのでしょうか。

これは一つの考え方ですが、別れる別れないという事実とともに考えておくとより良い結果を導くであろう考え方を今日はご紹介します。

よろしければどうぞ。

悩むなら「幸せ」について考えてみよう

まず、パートナーシップの大前提から考えていきましょう。

そもそもパートナーシップの目的は「幸せ」です。

努力すること、我慢すること、与えること、受け取ることといったことが目的ではなく、私の幸せ、パートナーの幸せ、二人の幸せが目的になります。

逆に言えば、私が辛くてパートナーが幸せ、なんてこともありえないでしょうし、私が幸せでパートナーが不幸なんて関係も維持することは困難でしょう。

だから、もし今の彼(夫)と別れるか別れないかで悩むなら「幸せ」について考えてみるといいのではないでしょうか。

いわばあなたの人生の目的について考えてみることです。

もし、今の関係を維持するにしても、別れを決断するにしても、自分やパートナーシップでの幸せについて考えていないとしたら、今どうするかを決められなくなると思いません?

だから、関係を続けるかどうかと同じぐらい、あなたの幸せについて考えてみてほしいのです、

別れられない理由の多くは「今は答えが出ないこと」

さて、実際に「彼(夫)と別れるかどうか悩んでいます」というご相談をいただくと、多くの方が「別れる理由」よりも「別れられない理由」を抱えていることが多いようです。

例えば、

  • 彼と別れたとして、この人以上の人が現れるのか
  • 別れてひとりになったとき、その孤独に耐えられるのか
  • 別れて次に進んで幸せになる確証があるわけではないし

といったお声を伺うことが少なくありません。

ただ、これは全て「未だ起きていない未来のできごと」を「今の自分の観念や思考で捉えている」ということでもありますよね。

もちろん別れについて悩むそのお気持ちを否定したいわけじゃないんです。

悩めば不安ですし、どうしたらいいか分からなくなるものですよね。それは悪いことでもダメなことでもなんでもありません。

ここでお伝えしたいのは、あたかも「今の自分が予想した不安な未来がやってくる」と思い込んだまま、別れについて考えてしまうことのリスクなのです。

「今の彼(夫)と別れることのリスク」を考えることは普通ですし、それは考えた方が良いことです。

ただ、あたかも自分が求めていない未来がやってくるような前提で物事を考えるとしたら、別れについて考えるだけで辛いし、不安だし、しんどいはずなんですね。

だから、繰り返しになりますけど「別れる・別れない」と同じぐらい、私の幸せについて考えておくほうがいいということになるのです。

「優勢反応」〜ネガティヴな未来を想像しすぎることのリスク〜

また、ちょっと厄介な話のように聞こえるかもしれませんが、もしあなたが「今、別れたら私は一人のままになってしまう」とか「今以上のパートナーを得られないのではないか」と考えてしまうとしたら、それを現実として引き込んでしまう可能性が高まるかもしれません。

心理学に「優勢反応」という言葉があります。

優勢反応とは、その課題状況によって支配的な反応傾向のことを指します。

もし仮に、の中で「私は未来、パートナーシップで失敗する(かもしれない)」という思いが強くあったとしましょう。

すると、第三者の存在、つまり未来に新しい異性と出会ったとき、自分自身の反応が「失敗するにふさわしい反応となる可能性がある」と考えられるのです。

これを例えるならば、あなたがピアノを習っており発表会に出る際に「自分はミスをするという懸念」が強ければ、「ミスをするようになる」というような考え方なのです。

その課題状況(ここでは恋愛やピアノの発表会)など、あなたが第三者の存在と触れ合うときに生じる、あなたの内面においての支配的な反応傾向(パートナーシップは失敗する・ピアノでミスをする)が反応として現れるということですね。

逆に「今、別れたとしても私は幸せになれる」という反応傾向が強いならば、おそらく次に幸せになる反応を自分自身が引き起こす可能性が高いということです。

だから、更に繰り返しになりますけど「別れる・別れない」と同じぐらい、私の幸せについて考えておくほうがいいということになるのです。

別れるにしても、別れないにしても、未来に引き起こされるであろうリスクへの備えと同じぐらい、私の幸せ、私の目的について考えておくことを僕はおすすめしたいわけですね。

幸せについて考えるなら「私」と「誰か」の幸せを考えてみましょう

また、別れるか、別れないか、という考えの中にいるときに「私の幸せ」について思いを巡らせると、ついつい「私一人の幸せ」について考える方も少なくないようです。

もちろんそうなってしまうのは当然かな、と僕は思うのですよ。

なぜなら「今、彼(夫)と別れるか・別れないかを考えている最中」でしょうからね。

例えば、今までずっと彼(夫)のことを考えて努力されてきた方がいるとしたら、自分の幸せを考えようと思うとき、つい「自分一人の今後のこと」という意識を持つことになると思うんです。

それぐらい、どんなに辛くても切なくても彼(夫)のことを考えてきた、自分なりに頑張って関わってきた、ということなのでしょうからね。

だから、「私一人の幸せ」について考えてみてもいいと思います。

が、それだけではなかなか「未来の私の幸せ」について考えきれない方もいらっしゃるようです。

なぜならば、今までずっと彼(夫)のことを愛すること、関係を続ける選択をとってきたのは、あなた自身なのでしょうから。

よくカウンセリングでも感じることなんですが「もし、今の彼(夫)と別れたとして、もう誰かを愛さない(大切に思えていない)私にはなりたくない」なんて思う方も少なくないようですよ。

それぐらい「未来の私の幸せ」の中に「愛し愛される関係」というものが入り込んでいても不思議ではないのではないでしょうか。

だとしたら、その目的は諦める必要はありませんし、むしろ大切な気持ちとして扱っておくほうがいいと思うんですよね。

だから僕は『もしあなたが私の幸せについて考えるなら「私」と「誰か」の幸せを考えてみてはどうでしょう』とお伝えしている、というわけです。

そのとき「私が幸せでいることで、誰かに与えられるいい影響」についても考えてみてもいいかもしれませんね。

そう考えた方が、今までずっとパートナーを受け入れ、愛し、関わり続けてきた「あなたという存在」をうまく肯定できるのではないでしょうか。

 

そもそも今、別れるかどうかで悩んでいたとしても、あなたが今まで今の彼(夫)のために与えてきたこと、頑張ってきたことは何ら無駄ではないのですよ、きっと。

だから、その無駄にしないという発想の延長線上にある「私」と「誰か」の幸せについて考えてみてもいいのではないか、と僕は考えていたりします。

まぁこの話をすると「えー、今まだ彼(夫)がいるのに」「今の関係がうまく行っていないのに」そこを考えるんですか?なんてお声を伺いますけどね。

実は「別れ」について考えているとき、人は「私は上手に人を愛せていない」という感覚を覚えやすいんです。

これ、この逆に考えればそりゃそうだという話で「別れを考えている私が、今の彼(夫)を上手に愛せている」と思うほうが変ですよね。

だから、ついつい「上手に愛せていない私」を前提に未来を見てしまいやすくなるものかもしれませんよ。

そう考えると、一つ一つ、あなたの中にある「迷い」や「別れて本当にいいのか」といった気持ち、自分への疑いを整理しながら、私の幸せについて考えてみてはいかがでしょう。

え?具体的にどうすればいいかって?

具体的に「自分の幸せについて考えてみればいい」のですよ。

え?それがよく分からない、ですか?

だとしたら、今の自分の気持ちの整理が先なんでしょうね。

別れを考えているときほど、つい罪悪感からの視点で物事を考えていたり、未来に生じるリスクからいい自分の未来を考えにくくなることもありますからね。

まぁそんなときは僕で良ければお手伝いしますよ〜なんて話もあるんですけどね。

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