恋愛・夫婦の心理学

あなたが誰かの希望になれば問題は解決するという話

あなたが誰かの希望になれば問題は解決するという話

今日はどんな問題にも適応できるある意味使い勝手のいい「問題解決法」についてまとめてみようと思います。

「あなたが誰かの希望になれば問題は解決する」という話です。

なんじゃそりゃ?と思われるかもしれませんが、実はこれも心理学の考え方に基づいていたりするのです。

あなたが誰かの希望になれるなら、きっとあなたの恋愛も対人関係の問題も、お仕事上の問題も解決の方向の進むことが多くなるはずです。

そもそも希望って何?

希望という言葉を辞書で調べてみますと(出典:Goo国語辞書)

  1. あることの実現をのぞみ願うこと。また、その願い。
  2. 将来に対する期待。また、明るい見通し。

とあります。

なるほど分かりやすいですね。

あなたが誰かの希望になるとは

つまり、あなたが誰かの希望になるということは、「あなたが誰かにとって成りたい姿であればいい」ということでもあり「あなたが誰かにとっての将来に対する明るい見通しを与える人になればいい」ということになります。

これを言い換えるならば「あなたが誰かにアテにされる人になればいい」と表現できそうです。

もちろん人は相互に支え合っていますから、あなたが誰かをアテにしていてもいいのですが、同時にあなたが誰かにアテにされるということが重要だってことです。(えーそんなの私には無理、とか言わないの♡)

あなたが誰かの希望になるということによって、あなたと関わる人が希望を感じたり、将来に対する明るい見通しを持てるようになる、ということでもあります。

それぐらい「フォロー・ミー!」「トラスト・ミー!」と言える自分になれるかどうか。

うん、なかなか大きな、しかし取り組み外のあるテーマですよね。

なぜ自分が人の希望だと思えないのか

さて、ではどうして自分が人の希望だと思えない状態ができるのでしょう。

考え方はたくさんありますが、最もシンプルな考え方が「ニーズ嫌いな自分」です。

ニーズ嫌いとは、依存嫌いであり、それぐらい「依存に対するイメージが悪い」ということです。

これは自分が誰かに依存したかった時代に十分満たされず一人で頑張るしかなかった、といった経験や、過去の対人関係でひどく他者から依存されてひどい目にあった、なんて経験が理由になって「依存心なんてものは信頼できないし、自分を苦しめるものだ」と思い込むようになっているケースが少なくないわけです。

すると、自分が誰かの希望になるとき、こんなことが起こります。

そもそも自分が希望になるということは、自分が与える側で、相手が依存側となるわけですよね。

そこで、もしあなたが「依存嫌い・ニーズ嫌い」であったなら、自分が誰かに依存することも嫌うでしょうが、同時に他人の依存も嫌うはずなんです。

すると、どうしても他者の依存を引き受けられないままになるんですよね。

ここで「自分が希望になると(力や魅力を持つと)人に依存されるから嫌だ」という思いが生じます。要は人の依存やお願い、自分勝手な行動が超絶うざく感じるわけですな。(ちなみにこの依存心の中に「好き・ロマンス」といった要素も入ってますよ。)

だから「人に好かれるのが気持ち悪い」だとか「人にアテにされてもしんどいだけ」といった思いを持つ人も出てきます。

「人の希望になるぐらいなら、自分のペースで気ままに生きていきたい」と思う人も出てくれば、「依存ってものが問題なんだよ」と他者の依存心を徹底的に「てめぇ、甘いんだよ」と責めたくなる気持ちが出てきたりもします。

もちろん「自分のペースで生きる」ことが悪いわけじゃありません。それでいいならそれでいいのです。

ただ、ここで「あれ?こんなに依存を嫌うってちょっと妙だよな」と気づければいいのですが、僕たちは自分の思いが普通だと思っているフシがあるので、意識しないと気づけないものなのかもしれませんね。

また、実際のカウンセリングの現場にいますと、自分のペースで生きている人に恋愛や対人関係の問題が起きたり、慢性的な孤独感を抱えると行った問題が起きやすいようです。

つまり、僕たちがある程度成長し、誰かと一緒に生きていきたい、誰かを愛したい、人にアテにされるような存在でありたい、と思いはじめたとき、「しかし相手に依存されるのだけはまっぴらだ」と思えば、人と積極的に関わったり、誰かを積極的に指導することが難しくなるわけです。

その感覚の中でできることと言えば「人の迷惑にならないように自分で生きていく」こととなる場合もありますよ。すると、より人と関わることから距離を取るようになるんですよね。

また、「仕事やパートナーに対して関与(コミットメント)すること」にも「依存されたら嫌だなぁ」といった思いが出てきて回避したくなるわけです。

この感覚が20代後半以降も続いてしまうと、いわば「人と関わること」「人を愛すること」に違和感や抵抗感を感じやすくなるんです。

そんな状態になると、自分が「誰かの希望である」「誰かにいい影響を与えている」という実感が得づらくなり、これが自分に対する不信感や「毎日が充実しない理由」になっていくのですよね。

もちろん恋愛や夫婦関係でも「関われない」「相手のためになれない」という問題を抱えますから、無力感や「自分ってなんのために存在するんだろう」といった疑いを持つようにもなるんです。

希望を感じられない理由は不信

ちなみに、今回はニーズ嫌いという事例で書きましたけど、基本的に自分が誰かの希望になれないと感じる理由は「不信」にあると考えていいでしょう。

これは未だ、自分自身が身近な人(両親や家族など)との葛藤を抱えていて、その対人関係の中での調和が取れていない状態と見ることができます。

もしくは、自分自身に不信感を向ける理由を抱え未消化のままでいるので、自分自身でも信じていない自分が誰かの希望になるとは思えなくなるような感じでもあります。

また、この不信は感覚的なものであったり、いわば思い込みのようなものなので「自分がどんな能力を持っているか」「どれだけ努力をしてきたか」という事実で拭い去れないこともありえます。

逆に言えば、たとえ自分が何もできない状態でも、不信を手放していれば、自分の中で希望を感じることもできますし、誰かの希望になろうと他者と関わろうと思うものでしょう。

例えば、カウンセリングの中でも「私なりに努力してきたつもりなんですけど、どうして彼と別れることになってしまったのでしょう」という切実なお声を伺うことがありますよ。

一方で「私、彼と別れることになってすごく辛かったんですけど、でも今は清々しい気持ちでいます」というお声を伺うことがあります。

この違いは「確かに彼と別れることになったけど自分は誰かの希望や幸せになれる」という感覚があるかないか、その違いのように僕には見えるのです。

特に「私なりに努力してきたつもりなんですけど」とおっしゃる方ほど本当に努力されているものなんですけど、反面うまく依存できなかったり、自分の依存心をひた隠しにして我慢してしまう傾向がありそう。

もちろん失恋としてはどちらも痛いものなのでしょうが、どこか絶望まで感じてしまう場合と、そうではない場合の違いもここにあるのではないか、と僕は見ています。(どちらが良いという話ではないですよ)

あなたが誰かの希望になる方法は信頼にある

やはり自分が誰かの希望になることを考えるなら「自分を好きになること」は欠かせませんね。

今の自分にできること、自分の魅力、今までのプロセスをしっかり肯定してあげることって大切です。

と同時に、「自分から人を信頼する」ということも大きな効果を上げる要素になるんですよね。

あなたが誰かを信じれば、それが相手にとってのいい影響になる。

その対極が、自分が誰かを信じても何の力にもならない(逆に迷惑ではないか)という感じです。

ここから抜け出すためには、たしかに何かしら具体的な能力や知識、解決策を持っていることも大切ですけど、この人のそばにいたいと思わせるいい雰囲気(信頼をもとにした気持ち)を持つことを自分に許すことでもあるんです

そもそも僕たちは自分を疑うようにできていますから、たたでさえ自分を認めるって行為は難しいのに、ニーズ嫌いな自分、不信を抱えている自分を放っておくと更に難易度が上がるんですよ。

こんなときに取り組むと良いことこそ、「あなたが誰かの希望になる方法は信頼にある」という考え方に基づいたエクササイズです。

例えば、あなたのことを愛してくれた人、信じてくれた人はいなかったか思い出して、その人に心からの感謝を送る。相手の立場に立って自分を見つめてみる。

ついつい疑ってしまう自分を励ましたり、肯定してくれた人とのつながりや、いまそばで支えてくれているパートナーや仲間、家族に心から感謝する。

平たく言えば、「自分を信じてくれた人を思い出して、こちらから信じてみよう」ってこと。

そして、その人の立場に立って自分を見つめてみよう、って感じです。

あとは人の存在や、人からもらったものの価値に気づくことかな。

誰かに何かをもらっても、自分の気持ち(ニーズ)が満たされないものに価値がないし意味がない、と感じてしまうことも不信の理由になるのでね。

自分がもらったものの価値を、相手の気持ちを通じて感じることができると、ガラッとものの見方が変わるんですよねー。

すると、いつしかあなたは「相手の気持ちにしっかり寄り添って、相手の努力、気持ち、素晴らしさを心から認める人になる」のです。

つまり、あなたが誰かの希望になるってことなんですよ。

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