恋愛・夫婦の心理学

元彼からのプレゼントをどうしたらよいのか困っています

浅野さん

こんばんは。
元彼からのプレゼントをどうしたらよいのか困っており、相談させて頂こうと思いました。

数年お付き合いしていたので、数は20個ほどあります。

誕生日にくれたプレゼントや、海外旅行に行った時のおみやげ、一緒に旅行に行ったときのもの、その他思い出の品です。

私から告げ、お別れして数ヶ月たつのですが、まだまだ彼への愛情もあるので、部屋の中に置いてあるものを見るたび思い出に浸ってしまいます。

捨てることはできないので、まずは箱にひとまとめにして見えないところに置いておこうかとも思っています。

それでも、箱を開けては眺めている自分が簡単に想像できてしまいます。

元彼との間で、お互い、それぞれどうするなどの話はありません。

私としては、’代わりに預かっていて欲しい’という形で彼に渡す(郵送か、手渡し)のはおかしいでしょうか?

彼はきっと受け入れてくれるとおもうのですが、とても複雑な気持ちにさせてしまいそうです。

ネタ募集ネーム:ゆうこさん

ゆうこさん、おまたせしましたm(_ _)mネタのご協力ありがとうございます。

今日はあなたのご質問にお答えしますねー。

なるほど、元カレからのプレゼントをどうするか?というご質問ですね。

確かに別れた人との思い出の品って扱いに困ることがあるんですよね。まぁ嫌いになって別れたとか、もう愛情がないという話なら意外と簡単に?割り切れるのでしょうが、まだ相手への気持ちが残っていると、扱い方に困る場合があるかもしれませんね。

別に彼と愛し合ったり関わったことを否定したいわけじゃないけれど、それはもう終わったこと、と思えば、彼との思い出の品を見て浸ることがどこか執着のように感じることもあるかもしれません。

ゆうこさんがどのような経緯でお別れを選ばれたのかまで書いてくださっていないので、なんとも言えない部分があるのですが、しかしまだ彼への愛情もあるということなので、確かに見るたび思い出に浸ることもあるかもしれませんね。

そういった気持ちになるより、前を向いて生きたいからこそのご質問でしょうか。

また「’代わりに預かっていて欲しい’という形で彼に渡す(郵送か、手渡し)のはおかしいでしょうか?」というご質問ですが、それが彼次第といいますか、あなたと彼との信頼関係の問題のような気がします。

かつ、あなたが彼にどこまで信頼をおいているか、ではなく、彼があなたにどこまでの信頼をおいていたか、という要素に依存する話のような気がしています。

えー、元カレにもらったものを返すってどうなのよ?という意見も考えられそうですけど、これはその方々の信頼関係の度合いによって異なることなのだろうと僕は思うのです。それができる関係ならそれでもいい、と思うのです。

ただ、ゆうこさんがおっしゃるように「彼をとても複雑な気持ちにさせてしまいそう」だと思われるなら、悩んでしまうことかもしれませんね。

そのヒントになればいいなと思いつつ、この先の話を書いていきます。

よろしければご覧いただいて、ゆうこさんの気持ちの整理の参考にしていただければ嬉しいです。

それでは本題へ。

 

相手に渡したプレセントの意味

さて、相手に渡したプレゼントにはどんな意味が込められているでしょうか、というお話からはじめましょうか。

恋人でも友達でも家族でも同じですけど、自分から誰かに向けて渡したプレゼントの意味ってどんな意味があると思います?

愛情?好意?善意?感謝?気遣い?

いろいろなことが考えられそうですが、まぁどれも正解なんでしょうね。

ときには「相手の気持ちをこちらに向けたい」という取引の材料や、「相手に謝罪の意を伝えるため」に用いられることもありますよね。

ただ、まぁ普通に付き合っている中でのプレゼントならば、あまり取引や謝罪のような意味は込められていないものかもしれません。

一言で言えば「私はあなたに興味を持っています」という証のようなものなんです。

だから、プレゼントを与える側って「何を持っていこうか?」と悩むわけですよね。

このようなプレゼントを、受け取らない・相手に返すということであれば、渡した側は「相手は興味を持ってくれるなと伝えたいのだな」と捉える可能性が高いでしょう。

心理的には「拒絶」が伝わるってことです。

だから相手は「あぁ、もう彼女に興味を持っちゃいけないんだな」と感じる可能性があるということです。

プレゼントを返す側に、相手の愛情や好意を否定したり、相手への感謝の思いがあったとしても、相手にはそう伝わる可能性があるということですね。

 

ゆうこさんもここに気づいておられるから悩まれているのかもしれませんね。

もちろん、ゆうこさんにはまだ彼への愛情もあるでしょうし、「プレゼントを適当に扱うつもりがない」という思いがおありなのでしょう。それは伝わってきますよ。

が、それを実行することで、もしかすると相手には「もう私に興味を持たないで」という強い拒絶が伝わる可能性があるよ、ということです。

それでも相手が「いいよ」と伝えるとしたら、それは心理学云々の話ではなく、お二人の信頼関係によってなされることだろうな、と僕が思うわけですね。

だからこそ、おせっかいな話ですが「どうして別れなきゃいけなかったの?」という部分がポイントかな〜と思うのですが、それはまぁそれとしておきましょうか、今回は。

 

たとえ別れても「相手の好意を受け取り切る」ことを考える

これはたまにカウンセリングでお話することですけど、「たとえ別れたって相手の好意を受け取ることはできると思いますよ」とお伝えしています。

今回の場合は彼のプレゼントという形になっていますが、今はそばにいない相手であっても、相手が向けてくれた好意や興味をちゃんと受け取り切ることって、結構大切なことだったりします。

むしろ「もう別れたんだから、相手の好意を感じちゃいけない」って思うことのほうが、結果的に「過去に存在していた私に向けられた人の愛情や好意」を否定することになる。

つまり「人の愛や興味を拒絶することになる」という意味で罪悪感を感じやすくなるのです。

そもそも僕たちは、人の愛や興味を拒絶していると、自分の存在の意味を疑ってしまうようになることが多いんです。

少し考えていただければいいのですが、例えば、別れた人がいるとして、相手のことを否定したり、相手の存在や好意を否定するとしたら、それは「自分が相手に愛したこと」も間違いだったと感じる必要が出てくるわけですよ。

自分は相手を愛しているのに、しかし実際は相手のことを否定や拒絶したい気持ちで溢れているコト自体、明らかな矛盾ですからね。

だから、相手のことを否定したいと思う以上、自分の行為や愛情を否定するしかなくなっちゃうわけです。

ここがいわゆる「嫌いになれたら楽なのに」とか「もう相手のことなんてどうでもいい」という否定的な思いを持ち続ける、なんてことにつながるのです。

これを僕たちの世界では「下でつながる」「低め安定」「罪悪感同盟」など、いろいろな言葉で表現することがありますけどね。

ここで下がるのは「自分の愛情の価値」なんです。人によっては別れたことで強い罪悪感や無価値感を感じ始める人だっています。

それもこれも「自分に向けられた興味や愛情」を自分で否定したくなっているから起きること。その結果、自分の愛情や存在の価値を下げざるを得なくなるんです。

だから、今すぐではなくても、たとえ別れた相手の愛情であっても、しっかり感謝できたり、受け止めた上で、自分の次のステップにつなげていくことってすごく大切なこと。

過去の自分だけじゃなく相手をも生かす、ということにつながりますからね。

 

別れた彼のプレゼントを見てしまう心理

ただ、このプロセスって口でいうより難しい。まぁ簡単じゃないんですよ。

なぜなら、別れに至るにはそれなりの事情があるわけですし、別れたということは「私は相手を愛しません」「私は相手の好意を受け取りません」といった意思表明をしているということでもありますからね。

どんな事情があるにせよ「相手を愛しません」と表明したのは自分ですから。

だから、相手の気持ちを受け取りろうとすると「そんなことしていいのかよ?」とエゴの声が騒ぎ出すってわけです。

そして、そんなときに「昔の思い出に浸りたくなる」のです。

あのときは幸せだったな、相手は私を愛してくれていたな、といった思い出を思い出すことで、まぁ自分の中の「愛しません」と伝えたことによる罪悪感を感じないようにしている(中和している)ことって意外と多い話だと思いますよ。

この事実は、まだ別れたことが辛いのか、もしくは、私は相手を愛しきれていないと感じる、なにかしらの要素があったということを示すことが多いと僕は考えています。

つまり、相手のことを愛せないことで苦しんでいるのは私、ってことです。

だから、ゆうこさんもプレゼントをどうするかと悩まれているのかもしれない、と僕は思っています。

 

つまり、別れた彼(彼女)のプレゼントを見ることの心理的な意味を考えるなら、おおまかに以下の2点になるのです。

「少し別れの傷心(悲しみ)が過去の思い出によって緩和される」

「自分の罪悪感は少し和らぐ」

けれど、それは過去を思い出すことにもなる。それは執着のような気もするわけですよね。

だから手放したほうがいいけれど、まだ彼に愛情もあるし、長く付き合った彼との日々も否定したいわけじゃない。

だとしたら、彼に預かってもらえればいいんじゃないか、といった発想が生まれても不思議ではないよね、というのが今回の僕の見立てって感じです。

このとき、あなたがどうして悩むのかといえば「彼の愛情を受け取りきれていない」からかもしれませんね。

まだ何かしらの後悔があるというか・・・。

そして、それって今だけのことじゃなく・・・あぁ余計なことを書きそうなので、これ以上は自主規制(^^;

 

愛しきり、受け取りきることで次に進める

僕たちがどうして罪悪感を感じ悩むのか。

それは「自分から愛しきる」「人の愛を受け取りきる」ことが未だ未完了であるときに悩むのです。

自分のベストを尽くし、相手を信頼し、コミュニケーションを尽くして誰かを愛したなら、たとえお別れになったとしても(その時は辛くとも)罪悪感ってあまり残りません。

これは、スポーツ選手のみなさんが、たとえ結果を出せなくても「大変悔しいですが、後悔はありません」とおっしゃることににている感覚です。

また、自分が誰かに愛されたことの価値を知り、喜び、お互いの愛情を信頼できていたなら、どんな事情があって別れるにせよ(そもそも別れがたいとは思いますが)、ここでも罪悪感や執着にとらわれることはあまりない、と言えるでしょう。

それぐらい「自分から愛しきる」「人の愛を受け取りきる」、いわばベストを尽くすことって重要だといえますね。

 

だから、もし元カレや元カノのプレゼントの扱いで悩むとしたら、何かしらの自分の中の後悔や執着の理由になっている心理に気づくことなんですね。

そして、その後悔や執着の理由を感じたまま行動してないこと、です。それは愛のように感じられるけど愛じゃない。あくまで自分の事情なんですよ。

だから、結果的に別れた後でも、プレゼントを手放せなかったり、処置の方法で悩むんですよね。

 

ということで、僕からのゆうこさんへのアドバイスがあるとしたら、こんな感じです。

【そのプレゼントに込められた「あなたに向けられた彼の想い」を感じきってみてはいかが?です。

かつ、あなたが彼を大切にした事実、その価値もお認めになって大切に扱ってみてはいかがでしょうか。】

 

なんじゃこりゃ?ってアドバイスかもしれませんね。

ただ、そもそも「そのプレゼントはこう扱うといいよ」と人に言われても、なかなかそう思えないものじゃないですかね?だから彼に預けたくなっているんじゃないでしょうか?

だから、まずはそのプレゼントに込められた彼の気持ちなどをちゃんと受け取りきってみる。後悔なく感謝できるまで、ね。後悔がでてくるならその後悔もちゃんと受け止めきる。

もちろんこのプロセスを一人で行うと、今まで感じたことがない感情と出会う可能性もあるので、できれば信頼できる誰か、もしくはカウンセラーなどと行われるといいと思いますけどね。

そのように気持ちを整理し、スッキリすれば、おそらく僕がどうこうお話するより、ご自分で「彼のプレゼント(興味や愛のカタチ)」どう扱うかを決められると思います。

そのときに彼に預けるとするなら、彼を信頼してちゃんと事情を話してみればいいと思いますよ。(その時は彼のNOという意思表示も大切にしてあげてくださいね。)

また、自分の意志でプレゼントに感謝して手放すこともできるでしょうし、しばらく部屋のどこかにしまっておいても大丈夫になるかもしれませんし。

僕の個人的なおすすめとしては「そこに込められた二人の気持ちを受け取りきった上で、手放す」ですけどね。

どの選択肢でもあなたのお気持ちがスッキリし、前を向き、別れた彼に感謝し、お多賀市の幸せを願えているなら、それでいいのではないでしょうか。

カウンセリング・セミナーのご案内
カウンセリングを受ける

なりたい自分になるカウンセリングが人気!
心理カウンセラー浅野寿和のカウンセリングのご利用方法はこちら。

カウンセリングのご案内ご予約可能時間のご案内

 

ブログ上であなたの質問にお答え

ブログ読者の皆さんからのご質問に浅野がブログ上お答えする「ネタ募集コーナー」は現在も継続中。よろしければあなたの訊いてみたことを↓のページから送ってくださいね。

ネタ募集企画のお知らせカウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。 いつもご覧いただきましてありがとうございます。 さて唐突ですが、この度このブ...