アサノのコラム

さて10周年。節目で感じるあれこれ話について。

■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。

2019年3月。

今月は僕にとって少し特別な月。

おぉ、ついにこの日がきたか・・・と少し自分を褒めております(笑)

今月でプロカウンセラーとして活動開始ちょうど10年なんですよ。

長い間、この日を目標に過ごしてきたとも言えるんですよね。

その当時の僕の師匠が「10年活動できるカウンセラーでいなさいよ」と言い続けていたわけです。

その教えを忠実に守っていた模範的な弟子である僕は(笑)

いつかこの日が来るように、長くカウンセラーを続けていられるように・・・

それを目標にしてきたわけですね。

■2009年3月。

僕はプロデビューをし、活動拠点を今まで通いつめていた大阪から名古屋に移します。

その当時、僕はまだカウンセリングサービスの母体、神戸メンタルサービスのカウンセラー養成コース受講生でした。

その当時はまだ専業のカウンセラーではなかったのですよね。

まだまだ駆け出し・・・でもない自分にとって

既にプロカウンセラーとして大活躍する先輩の背中を見ながら

「自分にもあのように活躍できるだろうか・・・」と不安を抱いていたものです。

自分にはカリスマもない、華もない、もちろんカウンセラーとしての実績も、腕も、とりだてて語れる感動的な人生もない・・・。

その自分にまずは10年・・・・走り続けられるだろうか?

今だから話せるのですけど、正直そんな不安しか感じていませんでしたよね。

ただ、取り立てて目立つ人間でもなくて、人に語れる才能や経験がないと感じていても「自分の夢を叶えることはできるぞ」と思ってもらえるような存在になろう。

そう考えていた時期もありました。

それが今、実現しているのかどうなのかは・・・まだ未検証ですけども(笑)

■この10年の中で、カウンセラーとして何より大きな出来事は

「専業のカウンセラー」となったことでしょうか。

それまで大きな組織で働いていた僕にとって、その職を辞することはやはり大きな決断ではありました。

僕はいわゆるロスジェネ世代のど真ん中なんですよ。

就職も約40倍の倍率を突破して決めたわけで。

だから正直、仕事がなくなる怖れって強いですし、同僚や周囲からも「辞めるの?ホントに」といった心配の声、たくさんもらいましたねぇ。

よほど「怖がりなお前は会社員のほうが向いている」と思われていたのかもしれません。

その性分、今もたいして変わりはないんですけどねー。

■ただ、自分が人一倍怖がりだったから今の自分がある、とも思っています。

例えば・・・失敗するのが怖いから頑張るし、夢中になる(笑)

「おい、めっちゃネガティブな動機じゃないか」と思われるかもしれませんが

んなもの結果オーライですよ(笑)

今日だけ若干本音を話しますが・・・使えるものは怖れであろうと何であろうと使ったもの勝ちです。

その当時はまだ「負うべき責任」ってものがあまりなかったので、どう転んでもOKだったってのもありますけどね。

そういえば思い出したのですが、仕事を辞める際

「あぁ、お前がいつそんなことを言い出すのかと思っていたよ。で、これから何を極めるんだ?」

そう率直に話してくれた上司が一人だけいましたけどね。

んー・・・見る人が見ればバレバレだったってことでしょうか。

なんだかんだお世話になるだけなって、自分が勝手に好きなことをはじめたわけで。

今思うと前職時代に出会った皆さんには感謝しかないんですけどね。

 

■この仕事を10年続けること。

その師匠の教えはやはりいつも「遠い夢」のような感覚がありましたね。

だからでしょうか、プロになってからの数年は無我夢中で走り続けました。

ハードワークは真の男性性ではないと知りつつも(笑)まぁ爆走していた時期もありましたよねー。

今思えば、もう「好きだったからできた」としか思えないほど、カウンセリングしかしていなかった時期がありました。

もちろん自分ひとりで爆走できたわけじゃありませんよ。

師匠、先輩、仲間のサポートがあってのことですし。

今思えば、妻には感謝しかないですよ。

日々、仕事ばかりの自分のそばにいつづけてくれたことに心から感謝、なんです。

■しかし・・・この10年の間にもホント、いろんな事がありました。

ここに書けることから書けないことまで、いろいろと^^;

先輩の池尾カウンセラーとえっちらおっちら「名古屋にカウンセリングルーム作りたいね」と同じ夢を見続けた時期もありますし、それもちゃんと叶えてもらいました。

自分が心理トレーナーになる、なんて大きなギフトもやってきました。

もちろん娘が生まれてきてくれたことも大きな喜びです。

反面、失敗やうまくいかないこと続きで凹み続けた時期もあります。

正直、辞めたほうが良いんじゃないか、と苦悩したこともありましたしね。

この仕事をしていて「これでいい」と感じたことのほうが少ないのです。

それ、自己価値が低いのでは?とツッコミを入れられそうですが(笑)

いや~本当に凄いカウンセラーさんはたくさんいますしね。

もちろん人を使って自分を責めているわけではないのですが、どこか職人的気質の強いので、いつも「自分はまだまだ」と感じることのほうが多いですよね。

それでも僕の天職とも言えるカウンセラーという仕事を実りある形で続けてこれたことは、何より誇れることです。

今は「よくやった、自分!」と承認したいと思います。

■ただ・・・なんていうんでしょう。

「これから10年、こんなことをします!」的な宣言は考えていないんですよ。

僕は特段「明確な目標」を作らないのです。

いわゆる「ぼんやりコミットメント」が好きで。

大枠のイメージは外さないけど、「こんな感じだよな~」なんて風に感覚的に的を絞って練っていくほうがうまくいく性分なのです。

そもそも、カタチがないものが好き。

カタチがないからこそ、いかようにでも変化できる、可能性が無限に広がる。

僕たちのココロってそんな存在じゃないですか?

心を癒やすために「未来のイメージを作ること」はありますけど

基本的には「その時その時で何がしたいか」を考えるほうが楽しいんです。

ま、計画性がないとも言えますけど、柔軟だとも言えますよね(笑)

だから、今後のことも思うことは様々ありますけど、きっとご縁で決まることでしょうね。

ただ間違いなく言えることは、その時代時代で必要なことを僕は学ぶし、皆さんにご提供していくこと。

また気が変わったらやり方変えるのかもしれませんけど、それもまだわからないこと。

それはきっと僕が決めることではなく、「何かによって成されること」ぐらい思っています。

何より僕は

うちの大師匠が始め、先輩方が磨き、僕が教えを請うた「カウンセリングサービスのカウンセリング」が好きなんです。

全ては愛から始まっている。

この考え方が一番しっくりきているんです。

もう僕が満足できるものはすでにある。一生かけても良い仕事にもう出会ってる。

これからもここをひたすら磨いて皆さんにご提供していきます。

■最後になりますけど

この10年のプロセスは、僕一人では到底たどり着くことがは難しいものでした。

間違いなく僕をカウンセラーとして育ててくださったのは、クライエントさまです。

皆さんと出会えなかったなら、僕はただのよく喋る人で終わっていたでしょう。

本当にありがとうございます。

『夢を叶えるために必要なのは人』

今日、僕はつくづくそう感じています。

人との出会い、関わりがあってこそ、僕は今ここにいられる。

もう今は関わることがない人から、今もそばで一緒に頑張ってくれる人、そしてこれからの未来で出会う人たち。

そこでの関わりがまた新しい未来をつくっていくのでしょう。

 

今日からまた新しい10年が始まります。

もしカタチをあえて作らない僕に夢や目標があるとしたら

この仕事を死ぬまで続けることでしょうね。

これからも今よりもよりよい形でカウンセリングがご提供できるように。

セミナーやワークショップで皆さんの笑顔にたくさん貢献できるように。

その時々で楽しいことを続けていきます!

 

そしてその未来は、今までと同じように「皆さんが関わってくださること」で実現できると思うのです。

だから、まだまだ続く僕のカウンセラーとしてのプロセスを応援してやっても良いなぁと思ってくださるなら、どこかで僕と出会ってやってくださいね。

これからも「カウンセリングサービス」

そして「カウンセラー浅野寿和」をよろしくおねがいします。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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