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「あれ?私、避けられてる?」と感じるとき

「私、職場の人たちから避けられてるようで・・・」
これ、意外と多くカウンセリングで伺うご相談なのです。
この問題を放置しておくと、人によっては「仕事を辞めるかどうか」という問題になることもあるほど、つらい気持ちを伴いやすいことでもありますね。
そこで今日は「人から避けられてる?」と思いやすい人の心理についてコラムにしてみます。
よろしければどうぞ。
人に避けられてるように感じる心理

実際にあなたが人から避けられているように感じたり
周囲の人が自分と積極的に関わろうとしてこない、といった状態があるなら
「周囲の人、もしくは目の前の相手は、あなたに対して何かしらの警戒心を抱いている」
そう考えてみるといいでしょう。
そしてあなた自身も「周囲に対して警戒心を抱いている」ことが多いでしょう。
つまり、避けられている?と感じる理由は「お互いに警戒心を抱いている」という心理であることが少なくありません。
それでも「避けられている」ではなく「私が嫌われたんだ」と思うなら
こう考えてみるといいでしょう。
「あなたのことをよく分からない人が、あなたを本当の意味で否定し嫌うことは相当に難しい」
「避けられる」と「嫌われる」は常に一致するとは限らない
よく「避けられているということは、私が嫌われているの?」とすぐ思い込む人がいます。
確かに嫌われる可能性も否定できないのですが
そもそもあなたをよく知らない人が、あなたをどう嫌えばいいのでしょうか。
多くの「私、嫌われてるのかな?」という不安は
「自分が自分を嫌っている」から起こる投影(自分の自己嫌悪を相手に映し出している)であることが少なくないものです。
※投影に関する詳しい解説は以下のページに記載していますので参考になさってくださいね。

だから、「避けられてる?」と感じるからといって、嫌われていると感じてしまうのは行き過ぎという場合も少なくないんです。
だとしたら、ここで起きていることは
嫌われた、ではなく、避けられた、と解釈して、その理由について考えていくほうが前向きな選択になると思いますよ。
人は「分からないものを怖れて避ける」という心理

さて、もしあなたが人から避けられていると感じるとしたら
「周囲の人は今のあなたのことがよく分からなくて、怖れを感じている」
そんな可能性があるでしょう。
この話、もう少し詳しくご紹介しますね。
人は「分からないものを怖れ、そして興味を持つ」
心の鉄板法則に、次のようなものがあります。
「人は分からないものに怖れを感じる」
同時に、「人は分からないことに強い興味を持つ」のです。
*
あなたはこんな経験をしたことないですか?
例えば
- どうでもいいことなんだけど同僚のプライベートを詮索したくなったり
- 人事異動の時期、発表前に誰がどこに異動になるかが気になってしまった。
- 職場の人に関するあまり良くない噂話を聞いてから「本当はどうなんだろう?」と気になりはじめてしまった。
これは「わからないこと、ハッキリしないことに興味を持った状態」です。
ただね、冷静に考えてみてください。
そもそも他人のプライベートや、他人の事情にそこまで興味ありますか?
ないですよね?
そんなに僕たちは暇じゃないはずですよ。
だから、そもそも知りたいことなんて、自分の利害に関わることでないかぎり、「些細なこと」なのです。
知っていても、知らなくてもどうでもいいようなことなのです。
また、他人に興味を持ったとしても、その事情が分かった途端、一瞬で興味を失うことも少なくないですよね?
つまりこの話は
「分からないなにか」が分かった途端「分からない怖れ」が解消された。
と同時に興味もなくなった。
ということなのです。
そう考えると
あなたが何かしら「避けられた?」と感じたとしても、その理由は些細なことであることが多いのです。
あなたが周囲に多大な悪影響を及ぼした自覚がないのであれば
取り返しがつかないような大きな問題で避けられていることはない、と考えてみましょう。
あなたの情報が少ないときも避けられやすい
また、僕たちは「よく分からない人」がそばにいると怖れを感じやすくなります。
これは「よく分からない人がいる」だけでなく、「どう関わったらいいかわからない人」という場合もありますよ。
もし、あなたがあまり普段から自分の情報を出していないなら
そもそもあなたは避けられやすい人になってしまっているかもしれません。
実際のご相談でも
「私、職場で孤立しやすいんです」というお話をうかがうことがありますよ。
もちろん「それはおつらいですね」とお話を伺わせていただくのです。
が、よくお話をうかがうと、あまりに自分のことを話していないので、周りに警戒されていただけ、というケースがかなり多いです。
もちろん自分の話をするかしないかは個人の自由ですよ。
ただ、もし周囲と打ち解けることを考えるなら
自分のすべてを話す必要はないですけど、自分の興味のあること、好きなこと、仕事に対する考え方、物事の見方などを伝えてみるだけで、周囲の反応が変わることも多々あるものです。
あなたの態度や考え方が極端なときも避けられやすい
また、あなたの態度や考え方が極端なときも避けられやすいですかね(^^;
例えば
- 何でもすぐ人に依存する・正解を求める
- 他人からの指摘ですぐ凹む・否定されたと感じる
- どんな時も人と関わらない・喋らない
- 人の意見にとりあえず文句を言わないと気がすまない
- 自分が納得できないと相手の言い分も聞かず文句を言う
- 自分の思い通りにならないとぶんむくれてすぐにスニッカーズを欲しがる(^^;
このような場合は、自分の態度や感情の感じ方、または物事の認知に対する修正をかけていくといいと思いますね。
それが結果的に避けられない自分につながっていくと思いますから。
「私、避けられてる?」がもたらす本当の問題は「人間関係の悪化」

さて、今回扱っている
「私、避けられている?」
という不安がもたらすものは、ただつらい気持ちになることだけではありません。
いわば「徐々に人間関係が悪化すること」が本当に厄介な問題なのです。
では、どうして人間関係が悪化してしまうのでしょうか?
心理的に見ると「人が怖いものを避ける」「お互いに警戒する」ということだけで人間関係まで悪化することは稀だと言えます。
人間関係が悪化する理由は「他人の価値を引き下げる心理」が強力に作用することにあります。
他人の価値を引き下げる心理とは
他人の価値を引き下げる心理とは
「自分自身の内面で、他人の価値を貶めることによって安心感を得ようとする」という心の動きです。
この心理は「内面的なコントロールの心理」とも解釈できますね。

このような方法で他人の価値を下げようとするならば、他人を認め、褒め、仲良くしていてはダメなのです。
他人を嫌い、他人の欠点を見て、バカにする必要が出てくるのです(^^;
その影響で「人間関係が次第に悪化していく」というわけですね。
少なくとも、自分が他人を嫌い、バカにするのでどんどん関わりづらくなるのです。
何故、引き下げの心理が作用するのか?
実は「私、避けられてる?」と感じやすい環境では「怖れ」を感じやすいのです。
先程書きましたけど、「避けられる」とはお互いに警戒している状態なのですから。
すると、人はこの「怖れ」を回避したいと思うようになるのです。
このとき「あれ?私、なんでこんなに怖がっているんだろう?」と自分の感情に興味を持てるなら、他人の価値を引き下げなくても済むのです。
が、このような「自分の感情に責任を持つ態度」を取れる人ばかりではないのです。
多くの場合、怖れを回避するために
周囲の人の欠点を見たり、性格が悪いと断定したり(根本的な帰属の誤りといいます)
ときにはまるで悪人のように見ては、他人の価値を下げて安心感を得ようとするのです。
平たく言えば「私を避けるだなんて、あんたたちオトナじゃねーよ、最低だよ」と思いたくなるわけですねー。
ね、揉めそうでしょ?いや、揉めないわけがないですよね(^^;
非常にめんどくさい話ですが、しかしこれが現実なのです。
ただ、こうなってしまう心理的背景を見ると
そこに「相手がわからないという怖れ」の影響が見えてくることもあるのです。
「私、避けられてる?」という悩みを解決する方法

もし「私、避けられてる?」という悩みを解決することを考えるなら
「アカウンタビリティ」という心理学の概念を理解するといいでしょう。
「アカウンタビリティ」とは
「今、自分が感じている感情は、誰かに感じさせられたものではなく、自分が感じている(自分の反応)だと理解すること」
を言います。
「あれ?私、避けられているかも?」と感じ、怖くなるとしたら、そこで「怖れを感じているのは自分」なんです。
確かに怖れを感じやすい環境であることには違いがないのですが、周りが怖れを感じさせているわけではないのです。
そう考えることで、恐れから逃げようと闇雲に「自分が嫌われているんだ」と思い込んだり、「他人の価値を引き下げる気持ち」を修正することができるのです。
だから、「避けられている」と感じる本当の理由にたどり着きやすくなるのです。
その上で、次のようなことに取り組むと、より人間関係は良くなっていきますよ。
自分の気持ち・考えを丁寧に表現する
「自分の考えや気持ちを相手を否定することなく、自分の気持ち・考えとして伝える習慣」を身につけてみてください。
また、自分がわかりやすくなれば、相手も「こちらを警戒していないのね」と感じることができるので、徐々に普通に接するようになることが多いです。
つまり、分からないという怖れが作り出す妙な幻想を打ち破る、その勇気を持つことです。
人を褒める・人の価値を承認する
これは「人の価値を見る」「相手を褒める」といった行動ですね。
先に書いたように、怖れの影響で他人の価値を引き下げてしまうと問題は肥大化します。
ならば、その逆の行動を取れば、問題は収束していくことになるのです。
例えば
素晴らしい!素敵!お幸せに!
そう思える分だけ、自分の怖れや罪悪感がなくなるのです。
人から避けられてると思うとつらいもの。だから早めに手を打ちましょう

いかがでしたでしょうか?
最後になりますが、いくらこの問題が起きる事情がわかったとはいえ
「人から避けられている」と思うことは、つらいものですよね。
こういったつらい気持ちを感じて悩んでしまうなら、まずその気持ちを誰かに話すことから始めてみてほしいんですね。
一人で辛い気持ちを抱えていることで不安や辛い気持ちが大きくなると、また別の意味での問題を作ったり、自分への不信感を強めたり、対人関係をこじらせる理由になります。
*
また、もし「あなたが周りに嫌味や暴言を伝え続けていた」とか「なにか問題を起こし続けて多大な迷惑をかけた」といった話なら、今日の内容は当てはまらないかもしれません。
その場合は自分の言動や態度を改めたり、謝罪が必要になることが多いです。
ただ、僕のもとに相談に来てくださる方の多くは、そういう方ではありませんからね。
この記事の内容があなたの毎日にお役立ていただければ幸いです。

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