恋愛の心理学

「追いかけられると冷める心理」と「好意の返報性」は矛盾していませんか

「追いかけられると冷める心理」と「好意の返報性」は矛盾してない?というご質問

浅野カウンセラーへの質問

人には追いかけられると冷めてしまう心理と、好意を示されると好意を返そうとする心理があるようですが、、これって何をもってどっちに転ぶんでしょうか。

好意を示す側のアプローチの仕方や加減で変わるのでしょうか。
それとも、好意を受け取る側の気質によって変わるのでしょうか。

ネタになりそうであればぜひお願いします!

ネタ募集ネーム:茶柱さん

茶柱さん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m

これはとてもいいご質問をいただいたなと思いまして、早速お答えしたいと思います。

では本題へまいります〜。

追いかけられると冷めてしまう心理とは

追いかけられると冷める女性

追いかけられると冷める心理とは

恋愛などで「自分を好きになった人から一方的に追いかけられてしまうと、相手への気持ちが冷めてしまう」という話ですよね。

これは、追いかけれると気持ちが冷めるのではなく

「好意」があったとしても「怖れ」に変わる、という話なのでしょう。

好きな人を追いかけ回す人は怖れを抱えているのです

そもそも恋愛感情、好きな人に好きという気持ちを抱くとき、僕たちはドキドキしてますよね。

これは「怖れ」を感じている状態なのです。

怖れを感じているから「ドキドキ」するのです。

で、ですよ。

「好きな人を一方的に追いかけ回す人」っていますけども。

この状態の人って「好きだから追いかけている」のですが、その行動動機となる感情は「怖れ」だったりするのです。

「好きだと絶対に伝えたい!伝えなきゃもう死ぬ!ひゃ〜!」

って、そんな「好き♡」って気持ちありますかね?

好きって気持ちは温かい気持ちで、もっとふわふわしていますよね?

つまり、好きだからと追いかけてる人は「怖れ」を抱えて相手に突撃しているわけです。

だから、追いかけられている方は「怖れ」を抱いた人に追いかけ回されている、という状態になりやすい。

だから、気持ちが冷めるもなにも、ただただ怖いんですよ(^^;

この怖さを切り離すために、「好きになられた側」は

「相手の好意が簡単に手に入った」

「興味なんてないよ」

といった認識を持つことで、相手をマウントすることがあるのですよ。

マウントして、追いかけ回す人の価値を自分の中で下げ、相手に興味を抱かないようにすることがあるんです。

すると、相手が持ってくる怖れも小さくなるような気がするからです。

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好意を示されると好意を返そうとする心理

好意の返報性のシンボル

これは「好意の返報性」のことですね。

「好意の返報性」とは

自分が相手に好意を示すことによって、相手も好意を返してくれるという意味です。

好意を投げれば好意が返ってくるよ、ということですね。

「好意」の意味を勘違いすると「追いかけられると冷める」の意味がわからなくなります

ただ、ここでの好意は「一方的な好きという感情」ではないんです。

相手のために、相手のことを考えて与える好意なんです。

例えば、気持ちのいい挨拶をするとか、笑顔で接するとか、ちょっと仕事を手伝ってあげるとか。

相手のために与えたい、という部分がここでの好意の意味です。

だから

「私は好きという好意を持っているのに、どうして返してくれないの?」

と解釈すると訳が分からなくなります。

相手は好意を返してくれないのは、「相手の事情」か

もしくは

「こちらが相手のことも考えず一方的に突っ走って、怖れをぶつけている」

なんてことが多いのです。

ここがね、恋の盲目さがなせる業といいますか、恋愛てムズカシねーと思う部分かもしれません(^^;

つまり、「好意の返報性」での「好意」は「惜しみなく与える好意・愛」「見返りを期待しない好意・愛」のような、とても純粋なものだと解釈すれば、自ずと答えが見えてくるのではないでしょうか。

また、こちらが「怖れ」を持ち込んだことで、相手に警戒されるなら、それもまた「返報性」と言えそうですね。

 

ということで、

「追いかけられると冷める心理」と「好意の返報性」は矛盾していないよ、というお話でした。

なにか参考になりましたら幸いです。

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