恋愛と男性心理

なんでわざわざ・・・。元カノの話をする3つの男性心理を解説する

元カノの話をする男性、私の前でどうして話すの?

元カノの話をされてキレる女性

今日は「元カノの話をする男性」の話です。

例えば

「彼が昔の彼女との思い出をボロボロ話し始める」
「彼が元カノにもらったプレゼントを大事に保管してた、今も使ってた」

そんな話はカウンセリングで、かなりの確率で伺う話ですよ(^^;

もちろん彼に「そ~いうの嫌なんだけど」と伝えてみると

「ただの過去の話じゃん」
「え?もったいないから使ってただけだよ、他に意味はないよ」

なんて神をも恐れぬ発言、もとい、意味不明な回答が返ってきてブチギレた!

そんなお話も意外と多いものです。

例えばこんな事例

クライエントさま(以下、ク)
「ねぇ、浅野さん、どうして彼は元カノの話を彼女の前で話せるんですか。逆に私が元カレの話をしたら、すんごい怒るんでしょ?」

浅野(以下、ア)
「そうですよね。そりゃ嫌ですよね。もちろん自分が逆の立場だったら怒る人も多いと思います。人によるとは思いますが。」

ク:「だったら分かるはずじゃないですか。私が嫌な気持ちになるって。」

ア:「普通はそうですよね。そう考えるのが妥当。いや、あなたのお気持ちは間違ってないですよ。」

ク:「じゃ、元カノの話をするって私へのあてつけなんですか?そんなに好きじゃないってことなんですか?」

ア:「そう思いますよね。

うーん、その場合もあるし、そう言えない場合もあるんですよ」

ク:「じゃ何の意味があってそんな話をするんですか・・・だってひどくないですか?」

ア:「そうですよね、そう思いますよね。

ただ、あえてご提案をするとすれば

確かにそういった話をしれっとしちゃう男性はいますよ。

そこには恋愛観の違いがある、と言えるんです。

あとは・・・男性の恋愛経験の問題や、まぁいろいろと・・・(汗)

でもどんな理由があれ嫌ですよね、えぇえぇ、分かります。」

ということで今日は「どうして私の前でしれっと元カノの話をしちゃうかな」の心理解説です。

元カノの話をする男性の心理を解説します

元カノの話をする彼

元カノの話をする男性の心理は、大きく分けて

  1. 全く悪気のないケース
  2. 自分の魅力を誇示したいケース
  3. 無意識的なコントロールだったケース

というパターンに分かれるものです。

全く悪気のないケース

これは「全く悪気なく、単純に過去の話(昔話・昔の記憶)として元カノの話をする」ケースです。

これは「めちゃめちゃ愛されて育った男性」

もしくはその真逆の

「家族が遊離していたり、無関心な親に育てられた男性」に多く見られるパターンです。

男性の中には「過去は過去」と簡単に割り切れる人がいます(^^;

つまり、何事にも全く執着をしないタイプの男性がいるのです。

つまり「自分が執着しないから、相手に話してもいいだろう」と考えているということなんです。

「めちゃめちゃ愛されて育った男性」の場合

これは、彼が何でも許される、何でも受け容れられるというある意味恵まれた環境で育った結果、

「彼女にも何を言ってもいいよね。隠しごとはなし。だって信頼している間柄だし。」

という善意で話しているケースです。

これはシンプルに彼女の気持ちが読めない、善意で捉えすぎているケース。

こういった男性は悪意なく、自分の言葉の影響力を知らないだけなのです。

ぶっちゃけ、僕もこれがいいことかどうか、判断が付きませんm(_ _)m

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「家族が遊離していたり、無関心な親に育てられた男性」

この場合は「自分が興味を持つこと自体を諦めている」というパターンです。

要は、何を言っても、何をしても、誰にも興味を持ってもらえていなかった。

そんな経験が「何をしても虚しいだけなのであれば、自分の思うように生きよう」と他者の気持ちへの興味関心を捨ててしまっているのです。

だから、平気で「元カノの話」ができてしまう。

このような男性の心には「感情の麻痺」が起きている可能性があります。

何をしても楽しくない、喜べない、「別に・・・」という感じ。

だから、このタイプの彼は普段からあまり物事に興味関心がない可能性があります。

ただ、実は「自分の感情を麻痺させること」で、今からご紹介する2つのタイプの男性にならないように抵抗している、という可能性があります。

つまり、うまく彼女に興味は持てないが、ひどい男にはならないでおきたい、と思っているのです。

その2つのタイプこそ「自分の魅力を誇示したい男」「人をコントロールする男」なのですよ。

自分の魅力を誇示したいケース

これは「元カノの話をすること」で、恋愛の主導権を握りたい、自分の魅力を誇示したいと思っているケースです。

このような彼の言動の裏には

「力の証明」という心理が働いていることが多いものです。

「力の証明」とは、読んで字のごとく

「自分の力や価値を証明したいという心理」のことです。

恋愛の主導権を握り、惚れる側・追いかける側に回りたくないという気持ちが見え隠れしてそうですね。

 

とかく男性が過去の恋愛経験を話すときって、どこか「武勇伝」的な要素が含まれている場合がありますよね。

例えば

別れる時、オレ、泣かれちゃってさ。
彼女は最後まで別れたくなかったみたいなんだよね。
彼女は最後までオレを待ってたみたいなんだよね。

このような「元カノの話」が出てくるなら

「彼は自分の力を証明したい人」かもしれませんね。

 

僕は思うのですよ。

例えば

「実は俺が未熟でさ、昔の彼女のことを上手に愛せなかったんだよな」

そう素直に言える男性なら、ちゃんと愛してくれそうだって思いません?

しかーし。

「昔の彼女はこんなことまでしてくれたでー。お前はそうじゃないよなー。」

なんて発言って、男としての株を下げているだけじゃないでしょうか?

もう心の底から

「・・・どこ見て恋愛しとんねん!

なーんてとてもお上品でエレガントなツッコミを入れたくなるかもしれませんよね。

いや、突っ込んでもいいかもしれませんよね、ホントにね。

無意識的なコントロールだったケース

これは「元カレの話」をすることで、彼女の不安を刺激し、関係を自分の思い通りにしようとするケースです。

別名「怖れによるコントロール」と呼ばれるもの。

相手をコントロールすることで、恋愛の主導権を握り

かつ、自分が傷つかない、振り回されない立場に保とうとする意識の現れです。

それが善意(無意識)か悪意かの違いはあると思うのですけどね。

ただ、このコントロールが強い男性の深層心理をバラしますと

「オレって愛されているの?」
「必要とされているの?」

そんな不安を隠し持っている可能性が非常に高いです。

だから、どんな手を使っても、彼女をコントロールしないと気がすまない男性も存在します。

これは男性の潜在的な「自信のなさ」を示す心理として有名な話です。

元カノの話をする男性との向き合い方を考える

では、ここから元カレの話をする男性との向き合い方について考えてみましょう。

全く悪気のないケース

この場合の「元カノの話」は、あまり気にしなくていいです。

そもそもそんな嫌がらせのつもりで話していないので(^^;

また、彼女のことは好きで、好きだから話しているという女性からすればほぼ意味不明な状態なのです。

できることならその彼に

「うーん、話したい気持ちはわかるよ。でもその話は聞きたくないかも」と

しれっとNOの意思表示は(できるだけ早い段階で)

できれば怒らずに伝えるといいでしょうね。

それが彼にとっての学びになっていきます。

この話をすると彼女は嫌がるんだな、と理解すれば話さなくなることも多いですよ。

自分の魅力を誇示したい&無意識的なコントロールだったケース

この場合は、女性のみなさんの愛情に「ブレない軸」を作っていただくことをおすすめします。

力の証明もコントロールも相手の事情であり、相手の問題です。

あなたが彼を大切にしているならば、あなたの愛情に何ら問題ありません。

だから、胸張って、自信持って

「で?」

みたいに毅然としていて大丈夫です。

そして、彼に愛を与えたり、対等さを意識して向き合っていてほしいなと思います。

あなたが「元カノの話」で不安を強めてしまうと

彼は「あぁ、この手が使えるな」と学習しちゃう可能性も否定できないのです。

だから、彼は「あなたを不安にさせよう」とマウントしてくる可能性も考えられます。

それによって安心したいのですよ、彼は。

ま、信じられないというお声は僕の方でお受けしますのでねm(_ _)m

とはいえ、力の証明をする男性も彼女を傷つけたいわけでもなく、明確な悪意があるケースは稀なんです。

ただ、そういった関係になってしまったがゆえに「上手なコミュニケーションができなくなる」というデメリットが生じるケースもけっこう多いものです。

この状態が慢性化すると確かにパートナーシップの対等さが失われますからね。

だからこそ、あなたは毅然としていましょう。

もちろん一人で不安などを我慢する必要もないので、信頼できる誰かに相談したり、不安を受け止めてもらうことも有効ですよ。

元カノの話をする男性ほど、愛してくれる女性の気持ちがよくわかっていないだけなのです

最後になりますが、このような「男女関係についての問題」の根底には

「男性と女性の恋愛観の違い」や

「恋愛に対する興味・経験の違い」が大きく影響しています。

例えば、多くの女性にとって恋愛はとても興味のあることで、思春期辺りからアレコレ雑誌やネットやお友達との会話の中で登場するもの。それぐらい自然と学ぶもの(らしい)のです。

一方、男性は恋愛に興味はあれど、そこまで「深く」興味を持っていないし、学ぶ機会もあまりないのです。

男性も思春期あたりから「彼女がほしい」「自分に彼女がいるかどうか」はとても気にしますが、

「彼女がほしい」=「恋愛の内容に興味を持っているとは限らない」のです。

ここなんですわー。

この違いが大きいんですわー。

そもそもね。

彼女の前で「元カノの話」なんて、彼女の気持ちを考えたら、できないですよね。

今、自分を愛してくれている彼女の気持ち、大事にしたいですから。

また、多くの場合、お互いに複数の異性とお付き合いしていることが多いもの。

いちいち過去のことを詮索されたら、まともに付き合っていられないじゃないですか。

でも「恋愛に興味関心がない男性」って、そこがいまいち分からないのでしょう。

付き合っているからいいじゃん。
今、一緒にいるからいいじゃん。

つい悪気なくそう考えてしまう男性もいるのです。

これはどうにも変えられない現実のようです。

元カノの話をする男性との上手な接し方

もし「元カレの話をする彼」と出会ったら

「私を傷つけたいわけじゃない。ただ彼が不安なんだ」

と理解されることを切に願うわけでございます。

そして、できる限り早い段階で

「その話、私は嫌だな」というように

「あなたの意見」として、彼に気持ちを教えてあげてください。

それが彼の学びになりますからね。

 

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