こんにちは、心理カウンセラーの浅野寿和です。
「彼から元カノの話を聞いて不快に感じるのは、私のわがままなんでしょうか?」
そんなお声をうかがうことがありますね。
例えば
「彼が昔の彼女との思い出をボロボロ話し始める」
「彼が元カノにもらったプレゼントを大事に保管してた、今も使ってた」
冷静に聞くと「彼、チャレンジャーですね」って思いますが(^^;
そういったお話を伺うことも稀じゃありません。
もちろん彼に「そ~いうの嫌なんだけど」と伝えてみると
「ただの過去の話じゃん」
「え?もったいないから使ってただけだよ、他に意味はないよ」
なんて神をも恐れぬ発言、もとい、意味不明な回答が返ってきてブチギレた!
そんなお話も意外と多いものです。
そこで、今日は元カノの話をする男性の心理について、コラムにしていきたいと思います。
Index
元カノの話をする男性の心理を解説します

元カノの話をする男性の心理は、大きく分けて
- 全く悪気のないケース
- 自分の魅力を誇示したいケース
- 無意識のコントロールだったケース
というパターンに分かれるものです。
全く悪気のないケース
これは「全く悪気なく、単純に過去の話(昔話・昔の記憶)として元カノの話をする」ケースです。
つまり、
「昔の彼女の話だから、別に今の彼女に話してもいいよね(もう終わったことだし)」
と、全く悪意なく思い込んでいるわけですね。
つまり、「元カノの話をすれば、今の彼女がどう思うか?」という想像ができない男性、といえます。
が、嫌がらせるためにそうしているわけではない、という部分が救いかな・・・。
つまり「自分が気にしないことは、相手も気にしないだろう」と考えているということなんです。
うーん、これ以上のコメントは差し控えます。
「めちゃめちゃ愛されて育った男性」の場合
この場合の男性は、「彼女にも何を言ってもいいよね。隠しごとはなし。だって信頼している間柄だし。」という善意で話しています。
これはシンプルに彼女の気持ちが読めない、とも言えますが。
結局、自分が愛されまくって生きてきたので、彼女になる人には何を話しても大丈夫だ、善意で捉えすぎているケース。
こういった男性は本当に悪意なく、自分の言葉の影響力を知らないだけなのです。
ぶっちゃけ、僕もこれがいいことかどうか、判断が付きませんが・・・。
「家族関係が希薄、無関心な親に育てられた男性」
この場合は「自分が興味を持つこと自体を諦めている男性」になります。
要は「何を言ってもムダ」という感覚を、家族だけでなく恋愛にも持ち込んでしまうタイプ。
そ何をしても虚しいだけなのであれば、自分の思うように生きよう」と他者の気持ちへの興味関心を捨ててしまっているのです。
だから、平気で「元カノの話」ができてしまうのです。
「俺の過去の話を聞いて落ち込むなんて、どうかしてるぜ」なんてきっと思ってます。
自分の魅力を誇示したいケース
これは「恋愛の主導権を握りたい」「自分の魅力を誇示したい」と思っているケースです。
要はあえて元カノの話をすることで、彼女側の感情を振り回したり、自分中心の関係を作りたいわけです。
なので、このケースでは絶対に引っかかってはならない、わけですね(^^;
このような彼の言動の裏には「、力の証明」という心理が働いていることが多いものです。
「力の証明」とは、読んで字のごとく、「自分の力や価値を証明したいという心理」のことです。
恋愛の主導権を握り、惚れる側・追いかける側に回りたくないという気持ちが見え隠れしてそうですね。
とかく男性が過去の恋愛経験を話すときって、どこか「武勇伝」的な要素が含まれている場合がありますよね。
例えば
別れる時、オレ、泣かれちゃってさ。
彼女は最後まで別れたくなかったみたいなんだよね。
彼女は最後までオレを待ってたみたいなんだよね。
このような「元カノの話」が出てくるなら、「彼は自分の力を証明したい人」かもしれませんね。
ま、そういうことなんです・・・。
無意識のコントロールだったケース
これは「元カレの話」をすることで、彼女の不安を刺激し、関係を自分の思い通りにしようとするケースです。
別名「怖れによるコントロール」と呼ばれるもの。
相手をコントロールすることで、恋愛の主導権を握り
かつ、自分が傷つかない、振り回されない立場に保とうとする意識の現れです。
それが善意(無意識)か悪意かの違いはあると思うのですけどね。
ただ、このコントロールが強い男性の深層心理をバラしますと
「オレって愛されているの?」
「必要とされているの?」
そんな不安を隠し持っている可能性が非常に高いです。
だから、どんな手を使っても、彼女をコントロールしないと気がすまない男性も存在します。
これは男性の潜在的な「自信のなさ」を示す心理として有名な話です。
元カノの話をする男性との向き合い方を考える
では、ここから元カレの話をする男性との向き合い方について考えてみましょう。
全く悪気のないケース
この場合の「元カノの話」は、あまり気にしなくていいかもしれません。
「ふーん、また言ってるな〜」程度で構えておいても大丈夫。
でもそんな話聞きたくはないと思うので
「でもその話は聞きたくないかも」としれっとNOの意思表示はしましょう。(できるだけ早い段階で)
それが彼にとっての学びになっていきます。
この話をすると彼女は嫌がるんだな、と理解すれば話さなくなることも多いですよ。
自分の魅力を誇示したい&無意識的なコントロールだったケース
この場合は、女性のみなさんの愛情に「ブレない軸」を作っていただくことをおすすめします。
力の証明もコントロールも相手の事情であり、相手の問題です。
あなたが彼を大切にしているならば、あなたの愛情に何ら問題ありません。
だから、胸張って、自信持って毅然としていてください。
そしてそんな話は聞きたくない、とハッキリいいましょう。
その上で、彼のことが好きなら、対等さを意識して向き合っていてほしいなと思います。
あなたが「元カノの話」で不安を強めてしまうと、彼は「あぁ、この手が使えるな」と学習しちゃう可能性も否定できないのです。
(いやすでに学習していて、さんざん女性にその手を使ってきた可能性があります。)
この状態が慢性化すると確かにパートナーシップの対等さが失われます。
だからこそ、あなたは毅然としていましょう。
もちろん一人で不安などを我慢する必要もないので、信頼できる誰かに相談したり、不安を受け止めてもらうことも有効ですよ。
愛してくれる女性の気持ちがよくわかっていないだけなのです
最後になりますが、このような「男女関係についての問題」の根底には
「男性と女性の恋愛観の違い」や
「恋愛に対する興味・経験の違い」が大きく影響しています。
例えば、多くの女性にとって恋愛はとても興味のあることで、思春期辺りからアレコレ雑誌やネットやお友達との会話の中で登場するもの。それぐらい自然と学ぶもの(らしい)のです。
一方、男性は恋愛に興味はあれど、そこまで「深く」興味を持っていないし、学ぶ機会もあまりないのです。
男性も思春期あたりから「彼女がほしい」「自分に彼女がいるかどうか」はとても気にしますが、
「彼女がほしい」=「恋愛の内容に興味を持っているとは限らない」のです。
ここなんですわー。
この違いが大きいんですわー。
付き合っているからいいじゃん。
昔のことだし、いいじゃん。
つい悪気なくそう考えてしまう男性もいるのです。
これはどうにも変えられない現実のようです。
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最後に:元カノの話をする男性に悩むあなたへ
もし「元カレの話をする彼」と出会ったら、とりあえず真に受けてはならないということ、ご理解いただけましたでしょうか?
そして、できる限り早い段階で「その話、私は嫌だな」というように「あなたの意見」として、彼に気持ちを教えてあげてください。
それが彼の学びになりますからね。
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