恋愛と男性心理

元カノの話をする男性心理|わざわざ話す理由とその対処法を徹底解説

喧嘩する男女

こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

「元カノの話を平気でしてくる男性って、なに考えてるの?」

カウンセリングの現場などで、そんなストレートなご質問をうかがうことがありますね。

このご質問には大まかに分けて2つの意味があるようです。

  1. 私と付き合っているのに、元カノの話をしてくる彼の気持ちがわからない!
  2. 付き合う前に元カノの話をする男性ってどういうつもり?

一見すると「付き合っている最中とその前」なので、

男性の考えも異なるように思えるかもしれませんが、その心理パターンは似ています。

また、この話は表面的には恋愛心理の話なんですが、

深く見つめると実は「オトナの発達課題」の話とも言えるんです。

そこで、今日は元カノの話をする男性の心理についてコラムにしていきたいと思います。

元カノの話をする男性の気持ち。そう話す意図と背景

元カノの話をする男性

では、まず「男性はなぜ元カノの話をするのか」。その気持ちと意図をご紹介しましょう。

自分のことを知ってほしい

プライベートな元カノとの情報を開示するということで、

「自分はどんな人間なのか知ってほしい」と感じている状態だと言えます。

なので、この場合、元カノとのことをすべて語れないにしても、

結構正直に(彼女さんからすると聞きたくないと思えることも)話してくる可能性がありますね。

嫉妬心を煽りたい

過去の女性関係の話を匂わすことで嫉妬心を煽ろうとしています。

後述しますが、

嫉妬心を煽ることで、関係の主導権を握りたい、と感じている場合もあれば、

女性の関心が薄れていかないようにコントロールしようとしている場合もありますね。

この場合の目的は「自己開示ではなく、嫉妬心を煽ること」。なので、

元カノの話も詳細に語るとは限りません。

その内容が正しく語られているかどうかも怪しいかもしれません。

自己顕示欲によるもの

これは単純に「自分の魅力やモテ度を示したい」と感じている場合ですね。

実は、男性の中には「素敵な人と付き合った経験≒自分の価値」と感じる人もいるのです。

素敵な人とどう付き合ったか、ではなく、

付き合った経験があるという部分に価値を見出す人がいる、といいますか。

(ね、そういうとこやで、って思いません?(^^;)

また、「元カノのことを大切にしていたアピール」のために語る人もいますね。。

「比較」を使って好意を示している

実は、

元カノの話を持ち出して、今の彼女さんや気になる女性のことを大切に想っている

と伝えようとする男性がいます。

意味不明・・・と思われるかもしれませんが、

これって「比較」を用いた好意の表現なんです。

いいか悪いかは別にして

「元カノはこうだった。けど、今の僕は君を選んでいる」

という形で好意を示しているわけですね。

後悔とボヤキ

これは「ただの元カノに対する後悔とボヤキ」という場合。

あなたを信頼して呟いているだけかもしれません。

「元カノに対する未練を語る男性もいる」という話もありますが、

未練タラタラな男性は逆に語りません。

それって「まだ元カノに本気」ということなので、

よほど空気が読めない男性でない限り、彼女さんや気になる女性の前では話さないものです。

元カノの話をする男性の深層心理。よくある3タイプとその背景

さて、このような元カノの話をする男性の深層心理は、大きく分けて

  1. 無邪気な昔話タイプ(悪気なし)
  2. 自分のモテ・魅力を誇示したいタイプ(承認欲求)
  3. 無意識にコントロールしようとするタイプ(不安回避)

というパターンに分かれるものです。

この点についても解説していきます。

1:無邪気に昔話タイプ(悪気なし)

これは「全く悪気なく、単純に過去の話(昔話・昔の記憶)として元カノの話をする」ケースです。

「昔の彼女の話だから、別に今の彼女に話してもいいよね(もう終わったことだし)」

と、全く悪意なく思い込んでいるわけですね。

つまり、

「自分が気にしないことは、相手も気にしないだろう」

と考えているということなんです。

あえて、いい解釈をすれば「あなたに対してハートを開いている」となりますし、

逆の解釈をすれば「あなたの気持ちに気づいていない?」となりますね。

無邪気タイプへの対処法

キーワード:説明不足、無邪気、想像力のズレ

【おすすめ対応】

  •  なるべく早めに「私はあまり好きじゃないかも」と伝える。
  • 「あなたが悪いわけじゃないけど、私はそういう話が苦手」と、自分軸で伝えると伝わりやすい。
  • 話を聞いてあげたいと思えるなら、聞いてあげるのもよし。

彼にとっては“新しい発見”になることも多く、そこで気づけば行動が変わる人もいます。

2:自分のモテ・魅力を誇示したいタイプ(力の証明)

これは「自分の魅力を誇示することで、認められたい、恋愛の主導権を握りたい」と思っているケースです。

要はあえて元カノの話をすることで

  • 彼女側の感情を振り回したり
  • あなたに嫉妬させたり
  • 自分中心の関係を作りたい

そんな気持ちを抱えている可能性があります。

このような彼の言動の裏には「力の証明」という心理が働いていることが多いものです。

「力の証明」とは、読んで字のごとく、

「自分の力や価値を証明したいという心理」のことです。

力の証明タイプへの対処法

キーワード:自己承認欲求、主導権、本当はちょっと不安

【おすすめ対応】

  • 「すごいねー(棒)」と、やんわりスルーする(笑)
  • 必要以上に反応しない(重要)。自分の価値を彼に預けない意識を持って、嫌なことは嫌だよね、と伝える。

彼の語りに影響されすぎず、「私は私」と立つことです。

自信を持って立っていれば、彼も冷静に話をするようになることもありますよ。

3:無意識にコントロールしようとするタイプ(不安回避)

これは、「無意識的に彼女の不安を刺激し、関係を自分の思い通りにしよう」とするケースです。

別名「怖れによるコントロール」と呼ばれるもの。

相手をコントロールすることで、恋愛の主導権を握り、かつ、自分が傷つかない、振り回されない立場に保とうとする意識の現れです。

ただ、このコントロールが強い男性ほど、

「オレって愛されているの?」「必要とされているの?」

といった不安を隠し持っている可能性が高いです。

だから、どんな手を使っても、彼女をコントロールしないと気がすまない男性も存在します。

不安回避タイプへの対処法

キーワード:安心の確保、試し行動、支配衝動の裏にある不安

【おすすめ対応】

  •  まずは「それ、ちょっと嫌かも」とはっきり伝える。
  •  それでも続くようなら、「あなたが安心したい気持ちはわかるけど、こういう形ではちょっと違うよね」と丁寧に線引きを。

今の関係を続けたいなら、“対等さ”を保ちながら境界線を明確にすることがポイント。

もし、あなたがその彼との関係にコミットできるなら「あなたへの私の気持ちは変わらないし、ずっとそばにいるけど」という一撃を打ち込む方法もあります。


彼の“元カノ発言”が気になるあなたへ届けたい2つの視点

「それにしても、なんでわざわざ、元カノの話をするのでしょう?」

このコラムをご覧になってくださっている方の多くは、そう思われているのではないでしょうか?

ただ、冒頭に書いた通り、その意味は

  1. 私と付き合っているのに、元カノの話をしてくる彼の気持ちがわからない!
  2. 付き合う前に元カノの話をする男性ってどういうつもり?

この2つに分かれるのではないでしょうか。

実際のカウンセリングでも、この場合ごとにお伝えすることが変わるのです。

「私と付き合っているのに、なせ元カノの話をするの?」と気になったあなたへ

まぁ率直に言って「元カノの話なんて聞きたくない」ですよね・・・。

だから「なぜ元カノの話をするの?」という疑問が湧いてくるのも無理はありません。

きっとあなたは

「愛すること=一人の人に決めて深く関わり、信頼関係を築くこと」

そうご存知ではないでしょうか?

だからこそ

「なぜ私に元カノの話をするのか?」

という根源的な疑問が湧き上がるのではないか、と僕は考えています。

これは一つのオトナの心理発達の過程を見事に描き出している話なのです。

「愛することは一人の人に決め、関わり続けること」と発達心理は言っている

発達心理学の考え方の一つに

親密性の獲得(他者と深く関わり、信頼関係を築く)は、

愛の獲得(一人の人に決めて深く愛すること)に繋がり、

これに失敗すると孤独になる

そんな考え方があります。(引用:エリク・H・エリクソンの発達課題より)

つまり、

「一人の人と深く関わり愛すると決めきれない、何かしらの課題がある」から、

「無邪気に関わる」
「パートナーをマウントする(力の証明)」
「不安からコントロールする(不安回避)」

という形で、元カノの話をしてしまう。

そう考えられなくもないわけです。

ただ、これはその彼がダメ、ということではなく、

そのプロセスの前段階にいる、ということを示しているだけなんですよね。

つまり、

「あなたは愛することを知っていて、深く関わり愛し合いたいと思っている」。(←この自覚、重要)

けれど、

「彼はその視点を今は持てないので、こんな訳のわからんことが起きている」

そう理解してもらえれば、と思います。

少なくとも僕は、一般的な恋愛論や、表面的な恋の駆け引きだけでなく、

心の深い視点から、丁寧にカウンセリングをお届けしているところです。

「付き合う前に元カノの話をする男性ってどういう意味?」と思ったあなたへ

付き合う前の段階で、男性から「元カノ話を聞かされた」あなたへ。

元カノ話をされたあなたは、

男性から「とても魅力的」「包容力がある」「つい自分の内面を打ち明けたくなる」

と思われやすいのかもしれません。

言い方を変えれば、女性的な魅力があり、信頼感があり、一緒にいると安心できる、と思われている可能性があります。

ただ、逆に言えば、

「男性から理想の女性イメージを投影されやすい」

という傾向があるのかもしれません。

あなたが思うより、あなたの魅力は相手に伝わっている可能性があります。

しかし、その分だけ自分の意志を明確にしておかないと、

男性に強引に口説かれたり、依存心をぶつけられかねないので、

そこは少し注意してみてもいいかもしれません。

とはいえ、勝手に相手が好意を向けているので、その責任まで取る必要はないのですけどね。

こちらの記事も読まれています

別の切り口で恋愛心理を書いたコラムです。

今、彼との関係で揺れる気持ちがあるなら、参考にしていただけると幸いです。

最後に:ときには「NO」を伝えることが適度な距離感を作る

いかがでしたでしょうか。

元カノの話に限らず、まぁ聞きたくないことを伝えられたときは

「その話、私はちょっと嫌かも」

と、適切にあなたの気持ちとして伝えることは、悪いことではありません。

むしろ、相手が「学ぶ」きっかけになりますし、二人の距離感が適切なものになっていきます。

たとえば、元カノの話をして不機嫌になる彼女を見て、「なに怒ってんの」とか「そんなこと気にするなよ」なんて言う彼もいるでしょう。

でも、だからこそ「こういう話、私は嬉しくないよ」と伝えてあげることで、距離感が整うのです。

相手のことが大切なら、丁寧に伝えていいんですよ。

👉 ブログでは書ききれない“心を整える視点”を、無料メルマガでお届けしています。 

登録いただくと「セルフワークブック」も無料でお渡ししています。 

「読む」から、「私の立ち位置を整える」へ

心理カウンセラー浅野寿和のブログは、心理学の知識だけでなく、

”今の自分自身”や“今ある関係を整えるための心理学”をお届けしています。

ちゃんとしてきたはずなのに、立ち位置が分からなくなったときに読む心理の話

毎月6万人が訪れるこの心理ブログでは、

誠実に頑張ってきた人が、

自分の立ち位置を見失わずにいるための“心の整え方”をお届けしています。

責任や孤独、関係の悩みなど“大人のこじれたテーマ”を、月・水・金に新作コラムで発信中。

👉 一人では解けなかったお悩みを、さまざまな視点から整理する記事です。日常の気づきにお役立てください。

一人では抱えきれなくなった気持ちを、少しずつほどく場所|無料メールマガジン

もし、一人で考えるには少し重たいな、と感じたら

文章という距離感で、もう少し整理したいと思えたら

無料メールマガジンで、ブログでは書ききれない「迷いの途中の話」もお届けしています。

週3回(火・木・土)配信しています。

あなたのペースで、心の理解を“使える気づき”に。

正しさでは動けなくなった人のための心理学講座

「わかっているのに動けない」状態は、多くの場合、努力不足ではないんです。

オンラインで受講できる”心理学講座”は、

問題解決のための行動を増やす前に、

「今、自分がどの位置で考え続けているのか」

を整理していく時間です。

自分の感覚が分からなくなってしまったときの個人セッション

それでも、

  • 考えても考えても同じところを回っている
  • 自分の感覚が、もう一人では掴めない
  • 誰かと一度、整理し直したい

そう感じたときは、個人セッションという選択肢もあります。

必要だと感じたタイミングで、ご覧ください。