恋愛・夫婦の心理学

「嫌いではない」という言葉

彼が話す「嫌いではない」という言葉の意味が知りたいんです

恋愛・夫婦カウンセリングの際、女性の皆さんからたくさんいただくご質問です。

恋愛の中で「私の事好き?」といったニュアンスの言葉を投げかけると、「嫌いではない」という男性の言葉の意味って、確かにそのまま受け取っても良いケースが多いと思うんですけどね。

時には、「二人の関係性が変化してますよ」というサインのケースもあるなとも思うわけです。

そこで今日は、男性の「嫌いではない」という言葉について僕なりに考えてみたいと思います。 よろしければお付き合い下さい

嫌いではないという言葉は愛情の裏返し?

「嫌いじゃない」という言葉は、そのまま「嫌いじゃない」という意味でも使われる。
「好き」と素直に口にできない男性ほどよく使う。「好き」を言わないことで、彼女を傷つけたいわけではないから。
ただし、男性が何かしら気持ちを隠しているときにも使われる。

例えば、女性から「私のことが嫌なの?」と聞かれて、「嫌いじゃないよ」「嫌いだったら一緒にいない」という男性がいらっしゃると思います。

これ、確かにそのまんま「嫌いではない「嫌いじゃない」という意味なんだと思います。

男性にとって特別な女性だ、という意味なんです。

ただ、ここでいう「嫌いじゃない」という言葉に込められた「君は僕にとって特別な女性である」という意味自体が、女性の皆さんの解釈と、男性の感覚には若干の違いがあることが多いのではないか?と僕は感じているんですね。

だから、「嫌いじゃない」という言葉をじっくり見つめていくと、的確にその男性の気持ち、心の状態を表現する言葉として捉えることもできるものだと僕は思うわけです。

「嫌いではない」という言葉を話す男性のキモチ

もし「嫌いじゃない」と男性が話すなら、パートナーの女性を嫌いじゃないし、特別な女性だと感じているからそう話すことが多いでしょう。

ただ「好き」という言葉って、多くの男性にとってはなかなか素直に口にできないもの。

恋愛初期のロマンス機は別なんでしょうが、やっぱりいくら好きな人とはいえ、真正面から「好き」と伝えることは恥ずかしいもの。

だから、つい女性に「好き」と言えなくなるような心理的な抵抗を感じる男性も少なくないでしょう。

と同時に「自分が好きを言わないことで、女性のことを傷つけたいわけでもない」と男性も思うのです。

それはもちろん好きだから。

「彼女に「私の事を好き?」と聞かれれば素直に好きだと感じている。

ただ、彼女と向き合って素直に感情表現するに抵抗感があってストレートに言いたくはない。

自分が感情的になることは望まない。とにかく感情的にはなりたくない。

だからといって好きと言えずに、パートナーが感情的になること、傷付くことも望まない。」

そんな時に男性は「嫌いではない」という言葉を使うのです。

 

男性独特の心の影響 ~感情が苦手~

多くの男性が、「女性を傷つける(だろう)言葉」を平気で口にできるわけではありません
 
それぐらい多くの男性の中に、愛すべきパートナーへの思い・愛情があります。
 
しかし、男性はそもそも「感情を感じることが苦手な生き物」でもあるんです。
 
普段から「できるだけ感情を乱されたくない人が多い」ので、感情的になることも、その火種になることも自分から作りたくはないんですよね、本当は。
 
ここが「相手との繋がりで気持ちを安定させる女性」とは違う部分になりますね。
 
しかし、男性も、何かしらの理由でストレスなどを強く感じていたり、その心に余裕がなくなった時には、感情的になりやすいものです。
 
流石にココロに余裕がないと感情を抑えきれないんですね。
 
が、ここで可能な限り感情を爆発させることを望まないのもまた男性・・・なのですが、つい感情的になってしまうことがありますね。
 
例えば、パートナーとの日常や会話の中で、うっかり感情を揺さぶられる、口論になるなんてことが起きますと、男性も怒ったり、黙ったり、うんざりしたような態度をとる事が多いものです。
 
もちろんそんな男性の態度を見て、いい気分になる女性は圧倒的に少ないと思いますけれどね・・・。
 
ただ、男性がうんざりしていたとしても、心の中では「できればパートナーに対して感情的になりたくない」と思っているものですよ。
 
それぐらい多くの男性は、素直に自分の気持ちを表現できず、感情的になる事自体に否定的な思いを持っていることが多いものなんです。
 

これは僕の家族の話ですが。かつて僕の父が家族の前で怒りを爆発させている時、こんな言葉を使っていました。

「俺を怒らせるなよ!」と。
 

もちろん怒っているのは父のほうで、僕としてはそりゃ知らんがな、という気分にもなりましたが、今よくよく考えると、父の言葉が「いかに感情的になりたくないか」という男性の発想を物語っているな、と思うわけです。

「嫌いではない」に込められた深い意味?

ただ、「嫌いではない」という言葉は、「嫌いじゃない=好き」という意味だけでなく、もっともっと「深い意味」を持つこともあるんですよ。

例えば、すでに長くお付き合いしている男女関係の場合。

男性が女性に、普段言えないような「本音」を隠し持っているときにも、同じ言葉を使う可能性が高いなぁ~と僕は思っています。

「もちろん今も君の事が好きだよ。でね、○○に関してはこう思うんだよね。こうしてくれると嬉しいんだけど・・・」

といった「好き」と「自分の意見」「相手になにか要求したい気持ち」が、男性の発想の中で並列にならないのでしょうね。

この話をお伝えするといつも女性の皆さんに「意味がわからない」とお伝えいただくのですが・・・

こう書くとわかりやすいでしょうか?

このような男性は「好きな人だからなんでも言いたいことが言える」とは感じていないってことです。

好きだから言いたいことを言っちゃいけない。好きならば相手のことを全面的に受け止めることが正しいんじゃないか、と感じているような感じ。

例えば、このタイプの男性がパートナーに不満を抱えると、こう感じることがあるのです。

『何かしら女性に不満などがある時。

自分の中に女性への不満があるのに、その女性を「好き」だと思うこと自体が「おかしい」と思い、違和感を感じる。

だから自分が女性に「好き」という感情を持つこと自体に疑問を感じる。』

・・・なんとなく伝わりますかね?

僕のボキャブラリの問題で言葉で伝えるのが難しいなぁ~と思うのですが、「彼女に対して不満がある→ということは、自分は彼女のことが好きじゃないと感じているんだ」と考えることで「気持ちの一貫性」をもたせる感じです。

こう感じている男性も「嫌いではない」「嫌いじゃない」と言うんです。

実は君に不満がある(今はそんなに好きだとは感じていない)

だけど、その気持ちを女性に伝えるとケンカになりそう。それは避けたい。

だから、「嫌いじゃない」という言葉を選んで伝えるのです。

ここには「男性が女性に、今感じている自分の本音を伝えれば、きっと相手が傷付く」と思っていたり、「本当は女性に何か言いたいことがあるけど、それを心の中で打ち消そうとしている」男性の心の動きが見え隠れするんですよね。

これ、なかなか恋愛初期にはあまり起きないことだと思います。

恋愛初期に感じる不満は、ロマンスの効果である程度消えちゃうんです。

が、ある程度のお付き合いの期間がある関係だけど、今も「なんとなく踏み込めない距離」がある関係などの場合で登場する「嫌いじゃない」は、男性が、何かしら女性言い出せないでいる「気持ち・本音」が隠れている可能性を示すことがありますね。

もしこういった「嫌いじゃない」という言葉が、あなたの彼の口から頻繁に登場するなら
お互いに言いたいことを言い合える関係性が必要なのかもしれませんよ。

二人には、まだ遠慮があったり、気を使う関係で、なかなか二人は心を許しあえていないのかもしれません。

そんな二人のあり方、そこに関する「サイン」が込められていることも少なくないようですね。
 
 
今回は以上です。何か参考にしていただければ幸いです。
 
※この記事は2015年8月19日に「アメブロ・恋愛テクニック」に投稿した記事の加筆・再編集版です。

 

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