恋愛・夫婦の心理学

「相手の悪いところを直してほしくて指摘しているのに」は何故ケンカを導くのか

相手の悪いところを直してほしくて指摘しているのに・・・え?

カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。

いつもありがとうございます。

名古屋は暑い。お盆になると更に暑い。今日、伏見をぶらついていたんですが、御園座の前、すんごいことになってました、日差しが。

こりゃ日差しの跳ね返りでどこからでも日焼けするな、と。

でも好きなんですよ、夏は。うだるような暑さとか、ちょっとゾクッとします(笑)

もちろん熱中症にはご注意いただきたいのですけどね。

それでは今日のコラムです。

よろしければどうぞ。

 

相手の悪いところを直してほしくて指摘しているのに・・・

結構な確率で伺うんです。特にご夫婦のご相談でしょうか。

「夫に(妻に)何度伝えてもダメなんです。

相手の悪いところを直してほしくて指摘しているのに、ケンカばかりになるんです。

どうして私の気持ちを理解してもらえないのでしょうか」

いわゆる「嫌なところを直してほしい」という話ですね。

たしかにそのお気持ちは分かるんですよね。

「嫌って言っていることを直してくれないって、それって嫌がらせなの?私のことをそんなに好きじゃないんじゃないの?」

そんなお声も伺います。

なるほどなぁ、って思うんですよ。そう思う方がいても不思議ではないなぁって思うんです。

ただね。

「相手の嫌なところを直してほしい」って考え方には、ちょいとした罠があると思うんです、僕は。

それは

「私は何もしないよ、あなたのことは放っておくよ、でも指摘だけするよ。

だから私の気持ちを理解して、ちゃんと自分を見つめ直してちょうだい。」

そう伝えていることに凄く似ている、少なくとも相手はそう理解するだろう、というワナです。

こちらがどれだけ相手を想っているか、という部分はすっ飛ばされてしまう怖れがあるってことですね。

いわゆる「対案なき批判」のように聞こえることが多いようですよ。

言われる側はただ一方的に批判されるだけされて、相手から何ら建設的な意見が出てこない、って思うからこそ、ものすごい嫌な気分になりやすいんです。

ということは・・・

相手の嫌な部分を我慢していた側(相手に直してほしいと思う側)も、一方的に嫌な部分を見せつけられて「そこを受け入れてね」と言われ続けているような気分だったのかもしれません。

双方の根っこに眠る感覚は被害者意識です。

「相手は私の気持ちを理解していない」という思いです。

だから、「何度言っても直してくれない!」「そんな言い方されて直す気にもならないよ!」といった言い合いになってしまうのかもしれませんね。

 

加害者・被害者の関係

「相手の欠点を指摘して、直してほしい」というお話は、男性からも女性からもお聞きする話なんですけどね。

よほどの信頼関係がない限り、このような直球なコミュニケーションはケンカのもとになりやすいです。

そもそも人の欠点を叩いても、お互いにいい気分にはならないじゃないですか。

だから、ちょっと知恵の使いドコロではあるんです。

その知恵とはなにかは後で書きますけども・・・

「あなたはね!何度言ったら分かってくれるのよ。もう嫌だって言っているでしょ!」

これは、自分にとって相手の嫌な部分を我慢して黙認していたからこそでてくる怒りや不満でしょう。

この時点で、相手が嫌なところを直してくれないという意味で被害者になりつつ

相手を責めているという意味で加害者になっているわけですよ。

その時、パートナーは「嫌だと言われているところを直さない」という意味で加害者であり

相手に文句を言われているという意味で被害者なのです。

だから、お互いに被害者(自分は相手から被害を被っている)といいたくもなれば

相手の加害者(相手に迷惑を与えている)になっているので、ちょいとバツが悪いわけです。

どちらが正しいかの話になってしまえば、正直答えが出ないといいますか、どちらにも正しさ(言い分)があり、同時に間違いがあるので、これではなかなか話が前に進みませんね。

 

ちゃんと愛情を交わしあえば無害者になれる

では、ここで使うべき知恵とは何かといいますと・・・

お互いが被害者(加害者)にならない方法を考えるってことです。

パートナーとの関係をよりよくしようと考えるならば、お互いの思いに勝負をつけるようなコミュニケーションは避けるってことなのです。

どこか勝負がつくようなコミュニケーションが成立するのは、お互いの間によほどの絆・信頼関係がある場合です。相手のことを深く理解しているから許せるのです。

では、お互いが被害者(加害者)にならない方法とはなにか。

それはちゃんと「心から相手への愛情や尊敬を伝えること」です。

どこかビビってしまって、相手のことが好きだとか、本当に心から大切に思っていると言えないと、その気持ちをすっ飛ばして相手の欠点を指摘して「直してよ」と伝えがちになるようです。

つまり、愛情のコミュニケーションが足りない関係では、相手へのお願いや指摘が、相手をdisる意味になりかねないってことです。

僕の友人にこんな夫婦がいます。

正直、その友人は恐妻家といえます。

奥様、かなりのツンデレで、結構キッツいことを友人に言っているようです。

でも、その奥様は、どう見ても「旦那大好き」オーラ満載なんです。

奥様のツンデレ、そのデレの部分は普段全く見せないんですけど、「あーこの人は旦那に惚れてんだな」と見ていて分かりやすいんですよ。

それほどチャーミングな人ってことなんですけどね。

だから、友人はガチで文句を言われても奥様を許しちゃうんです。あーはいはいって。

まぁ愚痴は言えど、奥様に対するdisは聞いたことがないですね。

そう思うと、このご夫婦はこの絶妙なバランス感覚で成り立っているんだな・・・とつくづく思うのです。

それもこれも奥様の「旦那さん好きオーラ」が凄いからなんですよね。

そしてその友人も、奥様のことが好きなんです。見ててひしひし感じます。

好きだから、何でも言い合えるってことのようですよ。

しかし、このご夫婦も、お互いの「好き」という要素が見えないままで、お互いに相手の欠点を指摘し合えば、そりゃケンカになるでしょう。

でも「好き」が伝わりやすい関係だから、相手に惚れていることが分かりやすい関係だから、加害者被害者にはなりにくいのですよね。

つまり

「あなたのここが嫌」<「それ以外のところは大好き♡・めっちゃ好き!」

そう相手に伝わっているなら、おそらく何でも言い合える関係になるはずなのです。

恥ずかしがったり、怖がってしまって、自分の愛を伝えないことはいろいろな問題を刺激するようですね。

特にご夫婦のカウンセリングをしているとそう感じるのです。

もし、パートナーに「ここを直して!」と伝えてケンカにしかならないなら、もっともっと愛情のコミュニケーションをしてみてもいいかもしれませんね。

ホント、パートナーに惚れてますって正直に言える人、僕はかっこいいし、勇者だと思いますよ。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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