恋愛と男性心理

「君が悪いわけじゃない」という彼。彼の不機嫌が続く理由とその深層心理

浅野カウンセラーへの質問です

よろしくおねがいします。

伺いたいのは彼の不機嫌のことです。

私の彼は30代で会社員。普段はとてもしっかりした人ですが、私と過ごしているとき急に話しかけるなオーラを出してくることがあります。

私がどうしたのとたずねると、別に何もないよと言われます。

(中略)

でも、あきらかに彼の機嫌は悪いです。

以前、私からなにか気に触ることを言ったかと尋ねると、(〇〇は)何も悪くないよと言っていました。

それから私も気にしないようにしていますが、そばにいると怖いと感じます。

浅野カウンセラーに伺いたいのは、男性はどんなときに機嫌が悪くなるのかです。

男性の不機嫌はどのような意味があるのか教えていただきたいです。

ネタ募集ネーム:YOMさん(一部プライバシーに関わる部分のみ編集しています。)

YOMさん、おまたせしましたm(_ _)m

ネタのご協力ありがとうございます。

今日はあなたのご質問にお答えしたいと思います。

なるほど。ご質問は「彼(男性)が不機嫌になってしまう理由が知りたい」ということですね。

まぁ不機嫌な人と接していていい気分になる人はいませんから、気になっちゃいますよね。そのお気持ちは僕なりに分かる気がします。

特に「彼(パートナー)の不機嫌」となると、その場で不機嫌と向き合っているのはあなただけになってしまうでしょうから、「怖い」と感じることがあっても不思議ではないかもしれませんね。

ちなみにこれは余談ですが、実は男性からも「女性が不機嫌になる理由が知りたい」というご質問を伺うことがあるんですよ。もちろん具体的な話はできませんけどね。

そう思うと、男女問わず、パートナーの不機嫌には手を焼いてしまうものなのかもしれないな〜、なんて感じています。

では今日は彼の不機嫌をテーマにコラムをまとめます。よろしければご覧ください。

人が不機嫌になる心理的な理由

不機嫌過ぎて相手を追い込む人

さて、さっそく男性が不機嫌になる理由について考えていきたいわけですが、まず一般論から。

そもそも人が不機嫌になるときってどんなときなのでしょうか。

一般的に考えられるであろう状態をいくつか列挙してみます。

  • とても嫌なこと・我慢できないようなことがあった
  • 自分の意見や考えなどを否定された
  • 人から一方的に非難された
  • 想定外のトラブルに巻き込まれた
  • 体調が悪い
  • ストレスを溜め込んでいる/睡眠不足が続いている
  • 失恋した/離婚の危機に陥った
  • 大切な人を亡くした
  • 家族との折り合いが悪い
  • 自己嫌悪してしまうような大きなミスを犯した
  • 自分にとって価値のある何かが傷ついた
  • 自分の計画通りに物事が進まなくなった
  • 未来に対して不安を抱えている(仕事・結婚・子供のことなど)
  • いったい自分は何のために頑張っているのだろうと途方に暮れている

まぁ考え始めると止まらないのでこのあたりにしておきましょうか。

つまり、人は「自分にとって良くない状況にあるとき」かつ「良い気分を感じられないとき」に不機嫌になると考えていいのではないでしょうか。

当たり前っちゃーそうなんですけどね(^^;

彼が不機嫌になる心理的な理由

不機嫌で顔を隠す男性

そう考えると、彼が不機嫌になる理由は「自分にとって良くない状況にある」ということではないでしょうか。

ただ、今回のご質問に対して、これ以上のことは正直、具体的にお話を伺わないとわからない部分ではあるので、申し訳ないですが正確なことはここには書けないかなと思っています。

ただ、カウンセリングの中で一般的に独身男性が抱えやすい「彼にとって良くない状況」としてよく出てくるケースをご紹介するとしたら

「今、自分の思い通りにならない状況にある」

という場合でしょうか。

ここでの「自分の思い通りにならない」とは、いわば自分を中心として今ある状況をコントロールしたいという意味だけではないんです。

例えば、仕事のこと、彼女のこと、家族のこと、お金のことなど、努力して良い結果を導こうとしているのだけれど、しかし自分が思い描いた通りの結果が出ていない、という場合もあるのです。

言い換えるなら、彼にとって大変悔しいと感じる状況であるとき、ともいえます。

人は自分の持てるもの(才能や能力など)を使って大切な人や社会に貢献したいと思う生き物です。

そこに人の素晴らしさがあるのですが、だからこそ「自分が持てるものを使っても、大切な人や社会に貢献できない」と感じたとき、辛い気持ちを抱えるわけですね。

言い換えるならば、与えたい気持ちがあるからこそ、上手に与えられない自分に失望してしまうことがある、ということ。

かつ、それが自分にとって価値のある対象であればあるほど、その失望は強くなるのです。

ただ、多くの大人が「自分に失望している」としても、常にふさぎ込んでしまうとは限りませんよね。

辛いし、苦しいし、やるせない気持ちになったとしても、まぁ自分を保つために踏ん張るものですよ。

ただ、辛さ、苦しさ、やるせなさが強いときほど、人は緊張状態になっているわけです。

緊張状態で感じる感情は怖れであることが多いものですから、多くの場合はこの怖れをぐっと堪えるために、怒りが表面化することが多いでしょう。

このとき、人は笑わないんです。

変な笑いはするかもしれませんが、穏やかさや笑顔は失われるんです。

その結果、怒りが見え隠れする、つまり不機嫌な態度になることが多いものなのですよ。

「君が悪いわけじゃない」という言葉に見える彼の気持ち

さて、今回のご質問では、普段はしっかりした彼が「君が悪いわけじゃない」と伝えているようですね。

この場合、あなたに彼が不機嫌になる決定的な要因があるとは考えづらいですよね。

100%違うとも言い切れないんですが、その可能性は低いかな、と僕は思います。

おそらく彼が怒り、怖れ、自分に対する失望、もしくは悔しさなどを感じているときに、あなたに言える精一杯言葉がそれだったのかもしれませんね。

もちろん彼もそんな態度をとっている自分をよく思っていないと僕は思うのですけどね。

また、この「君が悪いわけじゃない」という言葉には、「ちょっとだけそっとしておいて」的ニュアンスが込められていることが多いです。

「君が悪いわけじゃないから、気にしないで」と言っている。

つまり、「今の僕に関心を持たないでほしい(いいときの自分に関心を持って欲しい)」という意味が込められている場合もありますよね。

ここ、ご理解いただきやすくするために比喩を使うとしたら

「彼と別れ、まだその悲しみを抱えている段階で、気になる人から好きだと言われても『今じゃないんだよね』と思う」なんてことないでしょうか。

そりゃ相手の気持ちに甘えれば楽なのかもしれないけど、まだ心のなかでは彼のことを追いかけているからこそ、それは違うと感じることってないでしょうか。

まぁこんな気持ちの男性版と考えていただくと、全てが一致しているわけじゃないんですけど、ニュアンスとしてはご理解いただけるかな、と思っております。

彼の不機嫌が続くときの対処法を考える

相手を大切にする人の手

さて、最後に「彼の不機嫌が続くとき」の対処法について考えてみます。

ただ、ここで「不機嫌な彼にどう接するかだけ」を考えるとしたら、僕もどうしていいかわからなくなりそう(^^;

逆に「自分がどのような理解・視点を持って接するか」を考えた上で、「接し方」を実践すると、普段と同じことをしているんだけど、なぜかうまく接することができるようにもなることが多いですよ。

相手は緊張状態、かつ怖れを感じているという目で見てみよう

先に「人が不機嫌になると怖れを感じ、緊張状態となっている」と書きました。

この視点で不機嫌な人を見てみるとどうでしょう。

自分の中で「相手に何かやらかした覚えがまったくない」ならば、「自分が悪いのかなぁ」「何かやらかしたかなぁ」とは考えないんじゃないでしょうか。

むしろ「相手になにかあったのかも」と考えないでしょうか。

この視点で相手を見つめてみることを僕はおすすめします。

※自分に明らかなミスがある場合はそれを素直に認めて、自分の気持ちを整理してから、になりますね。

また、僕たちが不機嫌な人と接したくないのは、どうしても相手の恐れや緊張状態をこちらが感じてしまうから、という側面もありますよ。

なんだか自分がぎこちなくなる、怖くなる、といった状態になりやすいんです。

だから、不機嫌な人を見ると、周囲の人は「迷惑だ」と感じることもあるでしょう。

ただ、ここで迷惑だと感じるのは「相手の怖れや緊張状態」を自分の行動でコントロールできないときなんですよ。

つまり、相手と関わることで「自分が感じている怖れや緊張感」を自分でどうにか扱えないから、相手のせい、つまり「相手が迷惑だ」とか「相手が怖い」と感じることになるんです。

この事実にはなかなか気づけないことが多いので、ついつい不機嫌な人を批判してしまうんですよ。(それもしゃーないことなんですけどね)

だから、相手とちょっと距離をおいた意識を持って「相手になにかあったのかも」と見つめてみるといいですよ。

特に、今回のように彼が「君が悪いわけじゃない」と伝えているならなおさらです。

この視点を持つことが、より彼のことをよく見ることにも繋がりますからね。

特に、普段から何でもかんでも「自分のせいかも?」と感じやすい人にオススメの方法です。

相手を理解して具体的な行動をとってみる

さて、ご質問いただいたYOMさんは、彼の気持ちを考えて、そっとされているのではないでしょうか。

だとしたら、きっと上手に彼と向き合おうと工夫されているのかもしれませんね。

ただ、今回の場合は彼が何も気持ちを言ってくれないわけですよね。

そりゃ不安だと思いますし、なかなか彼の気持ちに触れづらいだろうなと僕も思いますよ。

ただ、ここでまず彼の状態を理解するような視点を(正確にじゃなくとも)持てるとしたらどうでしょう?

彼が少しなにか怖れていたり、悩んでいたり、「今は君にいい影響を与えられない」と言っているふうに見えてこないでしょうか。

もし、そう思えたならば、そこから「自分の行動・態度」を決めてみてください。

相手のことをなんとなーくでも理解した上で、こちらの行動や態度を決めると、自分が「何もできていない」という感覚を手放しやすくなるんです。

だから、自分から彼に優しくしたり、彼のことを考えている事自体に、自分にとっての意味が出てきます。

逆に、相手のことをよく知らず(考えず)、とりあえずなにかしなきゃとか、自分が不安だから相手に関わろうとすると、それがダメってわけじゃないんですが、自分に跳ね返ってくる不安が強くなるんです。

まさに糠に釘、暖簾に腕押し的な感覚が出てきちゃうんですね。

コミュニケーションの基本は「聞くこと」、つまり相手を知り、見ることなんです。

正確に相手のことを知ることは難しくても、今回の場合であれば「相手が緊張状態なんだな」「ストレスを感じているんだな」と理解することで、いつもと同じ行動をしていても、自分が感じる感覚はきっと変わってきますよ。

 

・・・え?

それでも「私のせいなんじゃないか」「私が嫌われているんじゃないか」って思うって?

うーん、その場合は彼というより、あなたの感じ方になにか事情があるのかもしれませんねぇ。

もしかして、何でも引き受けてしまうパターンとか持っていませんか?

これは随分前に書いた記事ですけど、この記事を参考にしていただくといいのかな?と思います。

頼まれたら断れない。恋愛も友達にも「受け身」ばかりで辛くなります。~断れない・NOと言えない人のための処方箋~心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。 さて、今日のコラムは自信をつけるといいますか、対人関係で対等さを培うために...
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