恋愛と男性心理

「前に進むことを怖れる彼を私はどう愛したらいいのでしょうか」というご質問に、意外な答えを投げかけてみました

浅野さま

ブログ、興味深く拝見しています。
ありがとうございます。

もしよろしければ、今回の記事 『結婚、子供・・・前に進むことを怖れる男性たち』の、

「もしあなたのパートナーがこういった男性ならば。そんな男性をどれだけ理解し、バカだねー一人で生きなくていいじゃん、と言ってあげられるかがポイントになりそう。そこであなたが愛することを怖れる必要はないのかもしれませんね。」

ここらへんをもう少し詳しく掘り下げてお聞きしたいです。
こういった彼に悩まされる女性の、心の在り方の参考例を知りたいです。
イメージしたいです。

よろしくお願いします。

(パンダさま ※原文を一部修正して掲載しています)

パンダさん、いつもご覧いただきありがとうございます。またご質問もいただき感謝です。

前回の記事は「自立男性が余裕を失い、前に進むパワーや心の余裕を失っている時に、傍にいる女性が孤立せず、心を楽にして、パートナーを愛することを恐れないでくださいね」というメッセージなんですよね。

これは僕の所感ですけれど、こういった男女関係のご相談をいただくと、男性だけじゃなく、多くの女性の皆さんも一人で頑張っておられます。

これはおそらく男性も女性も「誰かの手を借りる・誰かの力を頼る」ということに抵抗感をお持ちのケースなんでしょう。

その深層心理は「自分が不十分である」ということを認めたくない、という心の動きがあるわけです。まぁ・・・誰だってそうですよね。

が、そもそもあなたが不十分ならパートナーを今まで支えたり、付き合い続けることは難しいと僕は思うのですよね。

それこそ誤解、といいますか、エゴの罠、なんだろうと思います。

ただ、もし「誰の手も借りない、自立した二人」がそばにいれば、そこから先に見えてくる未来がどんなものになるか、少し想像していただきたいのです。

一人でいても、二人でいても、そんなに変わらない世界。

一人で過ごしても、二人で過ごしても、今はもう当たり前になってしまった日常。

この感覚の中で「未来」にどんな幸せを見いだせるのか、という問題ですね。

きっと女性の皆さんは恋愛やロマンスにご興味があると思うんですが、自立的な男性はなかなか・・・ここにいいイメージが持てないこともあります。

そこでやってくる感情が「無意味感」なのです。

だから、自立された男性は僕にこういったお話をしてくださいますよ。

「結局、恋愛や結婚ってなんなんだろう・・・って思うんですよね。

今のまま一緒にいても毎日はそんなに大きく変わらないし。一人で生きている方が楽のように思えるんです。

いつも仕事が忙しい僕に、わざわざパートナーに付き合わせるのも申し訳ないし、彼女も別の人といたほうがいいんじゃないか、って思えるんです」

と言ったような。

その発言が傍にいる女性にとってどういう意味をもたらすのか、という問題は大いにあるんですが。

少なからず自立的に生きている男性にとっては、これも未来に明るい展望が持てないがゆえの発言かな、と思うんです。そういう意味では男性も、同状況を打破すればいいのかと考えあぐね、もう手が出せなくなっているのかもしれません。

もし、そういった男性の世界観を変えることは難しくても、いい意味でのインスピレーションを与えることが出来るのは、おそらく傍にいる女性だけなんでしょうね。

だから、

「バカだねー私がいるじゃんか」

とサクッと言える、そんな心の余裕や自己肯定感を持った(そう簡単に傷ついてやるもんかと思える)女性ほど、そういった男性にいいインスピレーションを与えることができるとも考えられます。

一人で物事を抱えた男性が求めているものは、自分では表現もできないし、拭い去れない不安を払拭してくれるような存在、なのでしょう。

そしてそれは、女性が男性に対して尽くす、ではなく、男性に余裕を持って関わることで実現されることなのだろうと僕は思うんですね。

これは女性の自己肯定感がテーマになる話です。自分を大切にしましょう、自分を許しましょうと言ったお話です。

***

ただ、パンダさんのご質問を拝見して、僕は「んー今回は自己肯定感の話を書くべき?」と感じたんですよね。

んー僕の直感は、別の話を書いたほうがいい、と言っているので(笑)その話を続けます。

とにかく分かり合えない関係ほど、自立を手放せるような「支え」が必要なんですよね。

それはあなたも、パートナーも。

心理的な分離・自立が強い状態で成立するパートナーシップってものすごく停滞します。

もし仮に、二人のパートナーシップを一つの人格のようなモノ、として考えれば、パートナーシップだって「生まれたて→オトナ」のように成長するし、その都度いろいろ悩むんです。

そして物事がうまく進まない、という状態は、一つのプロセスの停滞を示すんですね。

だから、なかなかパートナーがあなたの気持ちとつながってくれない時ほど、あなたがパートナー以外の信頼できる人とのつながりを求めたり、どこかで相談する(人に知ってもらう)といいんですね。

これは僕の話ですが、僕がパートナーとのことでどうしたらいいか分からなくなった時ほど、コソッと人に相談していた過去がありました。そう言える師匠やメンターを持っていたことが僕の救いだったんです。

すると考え方がスッキリ整理できて、自分の偏った発想にも気づけ、思いの持っていきかたも変わったんですね。

逆に、そういった発想が僕になければ、おそらく僕達のパートナーシップは周囲から孤立したでしょう。少なくとも、人に不安を見せたくなかった僕はそうしたと思う。パートナーとの関係を隠したでしょう。

だから、誰の目に触れないところで、僕とパートナー、どちらかが潰れるまで自立して考え抜いたか、「頼れるのはあなただけ」と、パートナーに問題の解決を期待することになっていたでしょう。

そして、多くの自立的な男性(女性)は・・・そう考えるんじゃないかな、と僕は思いますよ。

これを僕は「密室のパートナーシップの罠」と呼んでいます。

結局、あなたも私も「今まで自分のことは自分で」と考えてきた発想の延長線上でしか、パートナーシップを扱っていないということ。

だから二人の関係が密室化し、風通しが悪くなり、二人が悩み始めると、二人の間だけに不穏な空気が流れ、そのガス抜きができなくなってしまう。

これはパートナーシップだけじゃなく、いわゆる家族の問題でも同じようなことが起きますが、この風通しの悪さが「未来の二人の歩む世界をネガティブなもの(大変なもの・苦しいもの・喜びがないもの)」にしてしまうんですね。

これはお互いに「一人ぼっちでパートナーのことを抱えきろう、支えよう」と考えるから生まれる罠。

いわゆる「ネガティヴな意味での自立」が邪魔をするようなケースとも言えます。

でも僕はこう思うんです。

そもそもお互いに自立しているなら、愛する・与える能力はあるはずです。

ならば、密室化する前に風通しよくする。簡単に言えば、自分だけで解決しようとしない、信頼できる人と関わる、人に相談する、なんです。

だから、こういったケースのカウンセリングでは、女性のみなさんの感情のケアはもちろん、男ゴコロの側面から「あ、それあなたが考えなくてもいい不安ですから」なんて僕は言い切っちゃうことも多いです。

とにかくザクザク不安要素を手放していただくイメージですね。

そして、クライエントさまには、いい意味で「この問題を自分次第にしない」ことをお願いします。

私が自立し、私からパートナーを愛すること自体、何ら間違いではないんです。

ただ、なかなか前に進まないパートナーとの関係を一人で抱え込むと、どうにも動けなくなり、自信を失う、ということなんです。

ちなみに先日もあるクライエント様から「一人で考えていてはこんなに長く彼と向き合っていられなかった」といったお話を伺うことができました。

もちろん頑張られたのはそのクライエント様なんですけどね。

僕の経験上、男性も女性も、一人ぼっちで愛し続けようとすると、時に上手くいかない関係性が登場すると、どうしても苦しさを感じるものですね。

また、そういった女性の姿を見て、男性が何を感じるかってとても大きな要素だと思うんです。

だから、「あなたが一人にならないこと」「一人ぼっちで男性を愛そうとしないこと」によって前にすすめることもあるんですよ。

それが何よりの問題解決のエッセンスだったなんて話も、意外と僕の耳に届いているお話の一つです。

何か参考になりましたら幸いです。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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