恋愛と男性心理

恋愛に深入りすることを避ける彼の心理について

会えるときは会える、でも決して深入りしてこない彼

さて、今回は「恋愛に深入りすることを避ける彼」をテーマにしてみようと思います。

今日はちょっと辛辣な記事になるかもしれませんが、しかし幸せな恋愛を考えいく上で大切なことでもあるので、あえてちゃんと書いておきたいと思った次第です。

なので、この時点で「うーん」と思われる方は、スルーしていただいてもいいかもしれませんね。

「会えるときは会える、でも決して深入りしてこない彼」に関するお話を伺うことがあります。

男性側の気持ちとしては「恋愛自体は経験したい。好きな彼女と関係が欲しい。けれど、深入りしたいわけではない」みたいな感じですね。

そういった男性ほど、深入りすることを避けるがゆえに、急に彼女と距離を置き始めたり、連絡がなくなってしまったりすることがあります。

しかし、しばらく放置して時間が立つと、「久しぶりー」「元気?」「会える?」みたいに連絡があることも。

時には、また会いたい的な話をすることもありますし、会えば優しい、以前のように過ごせる、なんて場合もあります。

そんな男性の気持ちが掴めず、しかしつい彼のことが好きだから相手の存在や要求を受け容れてしまい、どうにも切ない時間が続いている、というご相談も実際にありますよ。

中には、もう何年も、曖昧な態度で気持ちを掴みきれない彼を追いかけているんです、というご相談をいただくこともあります。

そんなケースで登場する男性の心理ってどんなものか、について考えてみたいと思います。

よろしければどうぞ。

深入りすることを避ける恋愛スタイル

さて、人それぞれ恋愛スタイルって違うものといえばそれまでなんですけどね。

恋愛に対して自分と同じ価値観を持つ人もいれば、そうではない人もいます。

この価値観が違いすぎるといわば「相性が合わない」ってことになるわけですけどね。

もちろん個々の恋愛観にいいも悪いもない、といいますか、いい悪いと言えるものではない、と僕は思うのですけれども。

例えば、恋愛を実利で捉えている人もいます。相手がどんな人かではなく、相手が備えているもの(経済力、ステータス、家柄など)をもとに、関係を持つかどうかを決める感じですね。

また、パートナーと長く友好的な関係を作りたいと思う人もいます。この場合、短期的に見ると情熱的な愛情表現をしない人も出てくるのです。

が、恋愛をとてもロマンティックで情熱的なものとして捉えて、愛情表現がない恋愛なんて炭酸が抜けたビールみたいなもの、なんて思う人もいるでしょう。

このような恋愛スタイルの中の一つに「相手に深入りすることを避けるし、自分に対しても深入りされたくない」があるのです。

このようなタイプの人は「相手のことをガチで好きになる」「相手に対する気持ちが高まってしまう」ということを避けようとする傾向があります。

まぁ言い方を変えれば「コミットを避ける」ともなるのですけども。

だから、このタイプの人のお考えの特徴を示すとしたら、こんな言葉で表現できるのではないでしょうか。

「気に入った相手に入れ込んでしまうと、ガチで好きになってしまうからマズい」

もしくは

「そもそも好きだとか惚れるということがよく分からない(うまく感じられない)」

つまり、自分が相手に夢中になったり、相手のことを思い、また思案したり、相手のことを深く知りたくなってしまうことを避けようとするわけです。

だから、急に距離を置くし、好きになりそうになるとその気持ちを止めるがごとくの行動を見せることがあるよ、ということです。

裏を返せば、それぐらい気づかないところで「好きな人のことをよく知りたい」という欲求を持っているとも言えるのかもしれませんけどね。

そう考えると、相手に深入りすることを避けるタイプとの恋愛は、お互いに深く知り合う必要がないから軽い感じがして楽だけど、心で繋がっている感じはしない、といった状態になりやすいのかもしれませんね。

苦手にしているのは依存すること・されること

このような深入りしないタイプの人は、基本的に「依存的態度は窮屈さを作る」と考えている可能性がありそうです。

自分で自分の好きな生き方を決めていくほうが楽だし満足感が強い、と感じている人もいますね。

だから、自分も人に依存しない(好きにならない)し、相手から依存されることにも抵抗感をいだきやすいのかもしれません。

つまり、恋愛の中で「会いたいんだけど」と言われるだけで相手から遠ざかりたくなる、といいますか。

だから、このタイプの人は比較的(他のタイプと比べて)複数の人と同時並行でお付き合いできるし、自分のパートナーが複数の人と付き合っていたとしてもそれを受け入れることができる、なんて場合もあるでしょう。

この話は「それがいいかどうか」は別の話です。

また、複数の人と同時に付き合うこと自体を肯定しているわけでもありません。

いわば「このような恋愛スタイルとはそういうもの」と思っていただけると幸いです。

また、以下の話は深入りしないタイプにかぎった話ではないのですが、どこか「依存は窮屈だ」と強く思っている人ほど、自由を求めます。

自分で自由に決められる世界を望むんです。(それがどこまで実現可能かは別にして)

が、中にはつい人恋しくなったり、寂しさを感じて誰かと関わりたくなる人(心から繋がりたいかどうかは別)もいるんですね。

だから、女性と一定の時間や距離を起き、その時間が経過すると、また連絡が来るなんてことも起こるでしょう。

そのとき、その男性にとって一番会いたいと思う人、魅力的な人、自分を受け入れてくれるだろうと感じている人に連絡する、みたいな感じ。(ここがこのタイプの人の「依存的なマインドの現れ」なんですけども)

これは、「彼の恋愛スタイルに合わせた「求め方」をしている」とお考えになったほうがいいかもしれません。

恋愛に深入りすることを避ける彼と関わるならば

こういったタイプの男性ほど親密感や支え合う関係のすばらしさを感じられないでいるのかもしれません。

だから、パートナーと心でつながるのではなく、刺激を求める人が少なくないと言えるでしょう。

それがいいかどうかは別の話で、それこそが「その彼の恋愛スタイル」。

もちろん心情的に「そんな関係を求めるってどうなの?」と思う方のお気持ちがあったとしても、不思議ではないよな〜なんて、あくまで僕なりにですが理解できるのですよ。

だからといって、相手のことを責めるなら、自分も相手を愛せていない(受け入れられない)わけだから、そこはちょっと考えどころなのかもしれませんよね。

また、「えー、類型論で自分の恋愛スタイルを推し量られても」と思われる方もいるかもしれませんが、

そもそも相手を深く愛するタイプ、自分より相手の幸せを願えるタイプと、深入りしないタイプの人との相性はあまり良くない、なんて言われていますね。

相手を深く愛するタイプ、自分より相手の幸せを願えるタイプは、同じタイプだけでなく、長く一緒に関係を作りたいタイプや、恋愛のロマンスを楽しめるタイプと相性がいいようです。

また、深入りしないタイプの人は、同じタイプ、もしくは実利的な恋愛を求めるタイプと相性がいいなんて言われてますね

・もちろん、これはひとつの考え方で例外はあろうかと思いますが。

とはいえ、このタイプの人と親密になりたくて「どんなことでもする」なんて思われてる気合の入った方と出会うこともあります。

もしあなたがそう思われるなら、ハッキリあなたの正直な気持ちや愛情を伝えたほうが良さそうです。

自分の気持ちだけでなく、相手をまるっと愛する覚悟がある、と。(これは相手に尽くすということではありませんので念の為。)

それで相手の気持ちがすぐ動くとは限らないのがしんどいところですが、しかしそのスタンスで関わり続けていくことになるのでしょうね。

 

また、自分自身を磨くことも続けられたほうがいいと思います。

そもそも依存的なマインドを嫌う人って、心からのつながりより相手からの刺激を求める、なんて傾向があるんですよ。

だから、いわばドキドキするような魅力を醸し出していたり、「この女性とは中途半端に関われないな」と思わせるようなマインドセットがあったほうがいいでしょう。

(あまりに誠実な女性の場合、「俺みたいな男はやめとけ」と相手から言うかもしれませんが)

彼としっかり向き合い続けた結果、今まで以上にいい関係になれたというご報告も、レアではありますが僕のもとに届いています。

が、このような報告をいただける方って「彼のあり方や考え方を否定していない人」がほとんどです。

裏を返せば「私の存在、考え、在り方も否定的に捉えていない」ということです。

自己肯定感が高いと言えばそうなりますし、愛することの意味を知っているとも言えますね。

どこかで「もっとラクに愛し合える人はいる」と知っていながらも、しかし彼のことが気になって愛してあげたくなってしまう人、もいらっしゃるようですよ。

もちろん相手の男性にも男性的な魅力がふんだんに存在している、という場合もありますが。

そんなみなさんは肚が括れているので

「あなたはそういう人なのね、わかった、全部受け入れるわ」

と伝え、実際にその態度がとれる人がほとんどだという実感が僕にはあります。

「私の考え方のほうがいい」「愛し合ったほうがいい」と相手に伝えているわけではないのです。

 

ただ、あまりに恋愛スタイルが合わない人を愛することもまたしんどくなる場合もあるわけでしてね。

(受け入れる気持ちが強い反面、ダメージを受けることがあるなら、クリティカルヒットレベルでのダメージを受ける可能性も?)

だから、ある程度「ここまでやってダメなら次に行く」という見極めができるならば、ガッツリ向き合っていただいてもいいんじゃないか、なんて思う次第なのです。

そもそも僕は「あなたはそういう人なのね、全部受け入れるわ」なんてなかなか言えないだろうと思うのです。

が、その覚悟がある、つまり「彼を受け入れられる人って強いな(それがあなたの愛の形なんですね)」と思うんですよ。

ならば、その強さはどうか大切にしていただきたいと思うのです。

そして、万が一、今が辛いなら、ご自分の気持のケアを進めていただきたいと思うのです。

また、彼と関わり続けた結果、「合わないものは合わない」「もっと自分を愛してくれる人がいい」という結論を導いたとしても、それは挫折ではなく、尊い学び、いわば一つのプロセスなのだろうと僕は思うのです。

だから、「ちゃんと愛し抜けなかった」と思うよりは、「やることやったよね」と思っていただければ、といつも願っている次第なのでございます。

(なかなか「やることやったよねと思えない」というご相談もあるのですが、それはまた別件として扱わせでくださいなm(_ _)m)

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