「まだ別れたくない」と伝えた私に、夫が「どうかしてる」と言った理由
夫から「まだ別れたくないって、どうかしてるよ」と言われた。
「それ、こっちのセリフなんですけど」って思われる方もいれば
そう言われたショックで何も考えられなくなった人もいるかもしれませんね。
でもそう感じてしまうあたりが、まだ好きだった証拠でもあるのかもしれません。
あのとき、確かに私は「まだ別れたくない」と言った。
それに返ってきたのが、その一言だった。
なんというか、冷静に考えたら、まぁまあひどい言葉ですよね。
それでも、私の中には「まだなんとかならないかな」って思いがあった。
そこに、グサッと来た、みたいな話なのかもしれませんね。
でも、この夫婦のやり取り、起きている現象も
お互いの「心のしくみ(構造)」からでてくるものでもあるんですよ。
仕方ないとは言わないけど、仕組みではある、といいますか。
ということで、今日は「夫からまだ別れたくないなんてどうかしてるよ」と言われたというケースをコラムにしてみます。
よろしければどうぞ。
Index
夫のどうかしているよに隠れた心理
多く、「パートナーからの冷たい言葉に見えるもの」の奥には、
たいてい感情の処理装置が存在しているんです。
そういった仕組みになっている、と思ってください。
たとえば「どうかしてるよ」っていうのは、
今回のようなケースでは、
夫側の「罪悪感」とか「無力感」が、うまく処理できてないときに出てくるセリフなんです。
つまり、あなたがおかしい云々じゃなくて、
相手が“感じたくない感情”を外に出してるってことなんです。
たぶん、わかってたと思うんですけどね、このことにも。
だからこそ、余計に傷ついたのかもしれませんし。
たとえば夫側の「気持ちの切断処理」
これはよくある話で、
- もう無理だと思いたい
- でも自分が悪者になりたくない
- だから「君がどうかしてる」っていう理屈を作る
こういう“気持ちの切り分け”って、心理学では「スプリット」って言います。
本人も気づいてないけど、無意識にそうしてる事が多いです。
要は、苦しいから逃げてる。こっちが見えなくなるぐらいに。
「好き」の強さが、逆に相手を追い詰めることがある
また、二人の関係を立て直そうとして、セミナーに出たり、優しく振る舞って頑張っている皆さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、それは「愛情」なんですよ。
でもそれが、“自分の気持ちを殺して相手に合わせてるだけ”になってると、
向こうには「無理してるようにしか見えない」こともあるんです。
ポジティブな顔だけして、怒りも疑いも全部隠して。
結果、「あぁ、この人、しんどいな」と距離を取られる。
……まぁ、理不尽な話かも、ですけどね。
でも、それもそういう「仕組み」なんです。
「それでも好きだった」その気持ちは、なかったことにしなくていい
あなたがご主人を本気で想った記憶って、簡単に捨てられないものですよね。
というか、簡単に捨てられるならここまで踏ん張ってない、って思いません?
だから、今は苦しいかもしれないけど、
あのとき「まだ別れたくない」と言った自分を責めなくていいんです。
それ、ただの“甘さ”じゃなくて、
誠実さとか、願いの強さだったと思うんです。
整えるべきは、“自分気持ち”と“相手との接し方”
こういったケースでまず整えるべきは、“自分気持ち”と“相手との接し方”の両面です。
特に、あなたが傷つきすぎる発想をどれだけ手放せるようになるか。
つまり、自分が傷つく心のしくみの罠を作動させないか、がポイント。
あなたの「怒り」があるなら、それを感じていい。
「好き」も「諦めきれなさ」も、そのままでいい。
ただ、その重さを全部、相手に預けてしまわないようにすること。(ここが「自分だけ傷つくしくみ」なんですね。)
その力がついてくると、関係は変わっていくこともあります。
相手が戻ってくるかどうかは別として、
自分の軸が戻ってくるという意味で、ほんとに変わります。
最後に、ちょっとだけ真面目な話を。
カウンセリングの中でも、夫婦関係のねじれって、劇的な変化が起きるものではないんです。
やっぱり積み重ねられてきた二人の想いがある分だけね。
なので、カウンセリングを受けてすぐにどうにかなるケースもありますけど、そうじゃない場合も少なくないです。
ただ、「自分を傷つける心のしくみ」を理解して、
自分自身が示していた愛情の価値をきちんと大切にすること。
それはきっとあなたの幸せにつながっていく方法だと思いますよ。
そして、僕は、そんなあなたのプロセスに寄り添い、
「信頼の種」を渡す仕事をしてるのかもしれません。
だから、あのときあなたが言った「まだ別れたくない」は、
“未練”なんかじゃなくて、“誠実さ”だったと僕は思いますよ。
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