こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和でございます。

今日は、忍耐女子シリーズのテキスト。

テーマは

「そっとしておく恋愛を繰り返す忍耐女子は、ほんとうはそっとしておいてほしい」

いちいち重箱の隅を”心地よく”つつくような内容です。

あなたの耳かき、綿棒のような使い心地になるテキストですので、寝る前にゆるりとご覧ください。

「そっとしておこう」が続く恋愛って、こういう感じ

彼は忙しい人で、会えない時間が長い。

あなたも会いたい気持ちはあるけれど、

「今はそっとしておく時期かな」「一人の時間も大切って言ってたし」

と、理解する忍耐女子のみなさま。

で、僕に問う。

「彼と会うためにはどうしたらいいんでしょうか?」

ま、超現実的な答えは

連絡しろ、会いたいと言え、大好きだと言え、

となるのですが、何故かその答えにご不満げな表情をされる忍耐女子のみなさま。

んなことは分かってんだよ、と言わんばかりの雰囲気に、

「そうですよね〜、切ないですよね〜」

と言ってしまうあたしがいるわけであります。

そんなとき、突然彼がこう言うのですね。

「お互いに生きてるペースが違うよね」
「ずっと待たせて我慢させるのも申し訳ない」
「やっぱり君には、僕じゃないほうがいいのかもしれない」

……なんだそれ、って話。

ただ、もしあなたが

「そっとしておかれる関係」ばかり続いていて、いい加減このパターンを変えたい

と思っているなら。

今日の話は、たぶん「読む価値」はあると思います。


「そっとしておく」は、優しさの言葉なのか?

さて、一般的に

「そっとしておいてあげる」

って言葉は、優しさのようにも、ただの無関心のようにも聞こえることがあります。

実際、彼が本当に疲れていて、
少し回復の時間が必要なときの、そっとしておくは、正解。

いくらお風呂のお湯に保湿効果とトロみがほしくとも
片栗粉ではなく、ちゃんと入浴剤を入れているレベルで正解。

だから、優しい忍耐女子さんは、彼ともっといちゃつきたくとも

「あ、そうだよね」
「そうね、また我慢すればいいか」

と、ストレスを溜め込むわけですな。

うーん、切ない。

関わりたいのに、関われない。
会いたいのに、会いたいと言えない。
寂しいのに、寂しいが言えない。

すると、こう思い始めるわけですよ、人間。

「優しくそっとしておくからあかんのかなぁ」と。

別名、「男を甘やかすとろくなことがない」。

だからといって、いきなり思い立ったように彼の家に乗り込んで

「私のことどう思ってんの、あんた」と問い詰めようものなら、

疲れて寝込んでいる彼から「む、無理っす・・・」と言われてしまうだけでしてね。

何が言いたいかと言うと、

「優しくそっとしておくからあかんのかなぁ」と思った時点が

”ズレ”

のはじまりなんですよ、ということでございますね。


忍耐女子が“そっとしておく”本当の理由?

ここからがようやく本題。今まではただの前フリです。

なぜ、多くの愛深き忍耐女子が

彼をそっとしておいたら、こっちが永久にそっとしておかれる、という

江戸時代の流罪よりも厳しい世間の風にさらされにゃあかんのか。

・・・それは

「相手の事情」が読みすぎるぐらい読める
「空気」をちゃんと読める
「これ言ったら負担かな」も分かる

からではないのです。

それは忍耐女子の皆様方の優れた能力でしかないのです。

ちょっと遠慮がちで、「私が引けば丸く収まる」と思いやすいから、でもないのです。

実は・・・

自分がそっとしておいてほしい人間だから。

これが真実なのでございます。

忍耐女子の“お中元の法則”が発動するとき

ここからは、このブログの過去の遺産、お中元の法則を使って解説します。

人って、だいたい

「自分が望んでいること」を、そのまま相手に渡している

そんな性質があるんです。

お中元で麺を送る人は、麺類のお中元が届くとちょっと嬉しい。
年賀状を出す人は、年賀状が来るとほっとする。
ただ飲みたいだけの浅野は、食事に誘いながら飲み屋しか行かない。

そんなもんです。

つまり、「相手をそっとしておく」忍耐女子のみなさまは、
実は、自分も“そっとしておいてほしい”側に立っている。

・・・こいつ、また余計なことを!と思われたあなた。

嫌いじゃないです。

「相手をそっとしておく」。

それは確かに「相手を尊重してる」という側面もあります。

それは間違いない。

ただし、もう少し心の奥側には

  • こっちに踏みこんでくんな!
  • でも気にしてほしい・・・

もしくは、

  • そっとしておいてほしい・・・
  • でも、放置すんなって!なんでよ!

みたいな、非常に曖昧で面倒くさい・・・

もとい、”人間らしい気持ち”が同居してる事が多いのです。

そして、人間は葛藤、つまり「どっちがいいか選べないとき」に動けなくなる。

つまり、こちらが動けないのだから、寄ってくんな、放置すんな、となる。

すなわち、

「いまのままそっとしておいてほしい」

という位置に、スキージャンプ競技のごとくきれいに着地する。

もちろんテレマーク付きで。

・・・今、想像したでしょ?テレマーク姿勢になってる自分を。

そんな気持ちをお互いに共有するそっとしておく二人

でも、この話は、何も忍耐女子に限った話ではなく、
私をずっと「そっとしたままのあいつ」も同じなのかもしれません。

踏み込まれるのは怖い。
でも、無関心はもっと怖い。

彼女のこと、無関心でははいたくない。
でも、踏み込まれたら逃げたい。

そんな事を考えているうちに、相手を放置するし、放置される。

ただ、この二人は

「おたがいにそっとしておくし、そっとしておいてもらいたい」

そんなマインドでは繋がっているんです。

なので、恋愛関係になる前は、なんとも通じ合えるものを感じやすい。

この人なら受け入れてくれるかも、と感じやすい。

ただ、実際に関係を持つと

惹かれるんだけど、くっつかない。

好きなんだけど、離れたほうがいい気がする。

そんな気持ちにまとわりつかれるわけですね。

これは、今も昔も変わりなく起き得ることの一つです。


そっとしておいてほしいからの卒業こそ、忍耐女子の放っておかれる恋愛からの卒業

つまり

「そっとしておいてほしいからの卒業」こそ、

忍耐女子の切ない恋愛パターンからの卒業を意味します。

これ、逆で考えたらすぐ分かりますよ。

彼がそっとしておいてほしいではなく、君の傍にいたいと思ったら

「かわいいやつよのう、さ、近うよれ」と思いますよね?

つまり、

「そっとしておく・そっとしておかれた」のやり取りは

「心のバリア」で成立している。

どいつもこいつも近づいてこない、

せっかく男を捕まえて彼ができても放っておかれるのは、

こっちが「そっとしておいてね」という無意識のサインを出しているから。

これが心理学的な一つのきれいな着地点。

つまり、「なんで心のバリア(そっとしておいてほしい気持ち)がこんなにもあるのだ?」という視点に立つことで、この悩ましい問題は解決の方向に向くのでございます。

ただ、間違ってはいけないのは

「心のバリアを持っていること」を悪いことだと捉えては元も子もない、ということ。

そんな安全装置が必要になる理由はどこにあるんだ?

そこを探索していくのが、僕のカウンセリング(セッション)のミッションになりますね。


まとめ

「そっとしておく恋愛を繰り返す忍耐女子は、ほんとうはそっとしておいてほしい」

ただ、そういう立ち位置に立つしかない何かが、過去にあったのかもしれない。

あるいは、

そういう立ち位置が、あなたを守ってくれていた時期があったのかもしれない。

それはきっと事実なのでしょう。

だから、自分を責めなくていい、ときれいにまとめるとつまらないので。

今後はお中元やお歳暮の時期になるたびに、この話を思い出すよう、心に刻みつけておいていただきたいと思います。

今日はここまで。

どんどん余計なことしか書かない忍耐女子シリーズ”厳選バックナンバー”はこちら

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 相談しなくても日常が回っている。でも、どこかしんどい。そんなとき、丁寧にあなたの生きづらさやお悩みをほどいていきます。 キャリア17年・臨床10,000件超。東京・名古屋・オンライン対応

「はぁ、またこの人も?また私が受け止める係ですか・・・」

「どこにいるの?私を受け止めてくれる人って・・・!」 という話なんですけどね。

忍耐女子って、我慢したいわけではないんですよね。

むしろ「これ以上ややこしくしたくない」「ちゃんと関係を続けたい」と思っているから、自分の気持ちを後回しにしやすい。

で、気づくとちょっと、いや、結構しんどくなってる。

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