「泣いたら楽になった」
「すごく共感してもらえて癒やされた」
そんなセッションを経験したことがある方もいるかもしれません。
確かに、感情を出すことには大きな意味があります。
気づいていなかった想いや、ずっと我慢してきた感情に触れることは、回復の入り口になることも多いものです。
そして、共感をベースにしたカウンセリングは、その人の安心感や「理解されている」という実感を支える、大切な時間です。
僕自身も、必要な場面では共感的に寄り添うことを重視しています。
また、自分の体験を適切に開示することで、相手の孤独や不安がほどけていく感覚を、多くの場面で感じてきました。
ただ
感情を出したあと、「それで、私はどうしたいの?」という疑問
を抱えて僕のカウンセリングに起こしいただく方もいらっしゃるんですね。
感情を解放して楽になった。それが間違いないこと。
ただ、結局また同じ悩みに戻ってしまう。
「何が悪いのか」はわかるけど、「どうしたらいいのか」が見えない。
そんなふうに感じたことがある人に、僕の届けたいカウンセリングのあり方があります。
Index
感情の解放“だけでは”整わないと感じる方へ
どんなに心を揺らし、泣いたり共感されたりしても、
そのあとに「私はどうするのか」が残されている。
そんな感覚を持ったことはありませんか?
カウンセリングの目的は、「感じる」だけではなく、
「感じたあと、どう生きるか」に向かうことだと僕は思っています。
もちろん感情の解放には大変な価値があることはいうまでもありません。
ただ、こういったケースでは、「構造を見直す視点」を取り入れることで、次に進めることもあるようです。
「構造理解型」のカウンセリングとは?
僕が提供しているのは、「構造理解型」のカウンセリング、と表現することができるかもしれません。
これは、感情を大切にしながらも、それだけにフォーカスしすぎず、
「なぜ、いまその感情が出てきたのか?」
「この出来事と、自分の中のどんな前提が結びついているのか?」
といった“構造”や“背景”を一緒に見ていくスタイルです。
たとえば、
「夫の言葉にすごくダメージを受けやすい」という方がいたとして。
「それは過去の誰か(たとえば親)との関係性の記憶と重なっているのかもしれませんね」
といった“仮説”を一緒に検討することもありますし。
じっくりお話を伺う中で
「あなたが大切にしている価値観と、夫の態度がぶつかっている可能性(パワーストラグル)」
といった“見立て”を、善悪判断は抜きにして丁寧に差し出していくこともあります。
「その背景に何があるのか?」
この視点をとても大切にしています。
「腑に落ち、納得して毎日を過ごす自分」に戻る時間
このスタイルの目的は、
「話してスッキリ」ではなく、
「話したあと、“自分が整い、納得しながら、毎日を過ごす自分”に戻ること」
と言えると思います。
泣くこともある。
怒ることもある。
でも、感情を出すことだけが目的ではない。
むしろ、感情を扱いながらも、
言い方を変えれば、「腑に落とす」ということも目的に入る。
そんな「再起動の視点」を取り戻していくプロセスを大切にしています。
感情だけに頼らない。だけど、感情を軽く扱うわけでもない。
僕はよく「理論先行タイプですよね」と言われてきた側面がありますが・・・
実は、理詰めで人の心を分析するような関わり方は、むしろ苦手です(^^;)
感情を感じている“その人の揺れ”を大切にしながら、
その奥にある思考や前提、関係性の構造を、やわらかく一緒に見ていきたいと思っています。
だから、感情だけに頼らないけれど、感情の重さや尊さをちゃんと認識しながら、「整える」ことに重きを置いています。
話すことで整っていく感覚を、あなたにも
カウンセリングには、さまざまなスタイルがあります。
どれが正解というわけではなく、
“その人に合う支援”であることが一番大切ではないかと思っています。
もしあなたが、
- 泣いたあと、また同じ悩みに戻ってしまう
- 気持ちを聞いてもらうだけでは、何か足りない
- 考える力や、自分らしさを取り戻したい
そんな思いを持っているなら、
一度「構造理解型」のカウンセリングを体験してみてください。
話しながら、自分の感覚が少しずつ整っていく。
感情に飲まれすぎず、自分の輪郭が戻ってくる。
そんな時間を、一緒につくっていけたらと思っています。

「恋愛や夫婦関係がうまくいかない」
「自分に自信が持てない」
「なんだか毎日がうまくいかない」
そんな時、必要なのは“がんばること”ではなく、 心のしくみを静かに知ることかもしれません。
考えすぎてしまうあなたへ
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