ほぼ30代からの心理学

我慢と忍耐の違いを解説してみた

浅野さんへの質問

浅野さんのブログを読んでいると我慢はやめようとありますが、それと忍耐との違いがよくわかりません。

忍耐も我慢と同じでは、と思うのですが、どこがどう違うのか知りたいです。

実は私も彼や同僚から「我慢しすぎはよくないよ」とよく言われるので、自分を知るためにも教えていただけると嬉しいです。

ネタ募集ネーム:YMさん

はい、YMさん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m今日はあなたのご質問にお答えしますね。

※現在もせっせと回答を作っておりますが、たくさんご質問を頂いているので順番にお答えしております。「採用されるかな〜どうかな〜」とワクワクしながら、今しばらくお待ち下さいm(_ _)m

あと、ネタ募集コーナーの説明にもあるように、質問が曖昧なもの、個人が特定される恐れがあるもの、医学的な判断を求めるもの、質問ではなく個人のお気持ちのみ書かれているもの、ブログではなく個別での回答を求めるもの、いつまでに回答してほしいと期限を書いてくださっているものなどは、申し訳ありませんがブログではお答えしておりません。

たとえば、彼とのやり取りをまさに時系列で(何月何日、云々)と書かれているものなどは、これ、読む人が読めば何が書かれているか分かっちゃいますよね。あと彼の様子や所感だけ書かれているご質問もあるのですが、これもどうお答えしてよいかと悩んでしまいます。

このネタ募集コーナーは、いわば「分かち合いの精神」が志となっているものでして、お寄せいただく皆さんのご質問、そこにつける僕の答えが、同じ疑問や不安を持ってくださっている方のお役に立てばいいな、という趣旨の企画です。その点ご理解いただければ幸いです。

個別の案件はどうぞカウンセリングをご利用いただければと思います。

前置きが長くなりましたが、では本編へ。

 

我慢とは感情を感じたくないという意味

僕は「我慢」とは、自分が何かしらの感情を感じたくないがためにするもの、と考えている部分があります。

もちろん我慢が悪いというわけじゃありません。ただ、我慢は自分の事情のためになされるものだということがお伝えしたいのですね。

いわば動機の問題です。

例えば、人前で空気の読めない発言をして恥ずかしい思いをしたくないと、いつも言いたいことがあっても言わずに我慢している人がいるとします。

これは、自分が恥をかかないために我慢しているってことですよね。

これは、彼に嫌われたくなくて、言いたいことをいつも我慢している人も同じことをしていますよね。

彼のことが好きだから我慢する、とも考えられますけど、彼に嫌われて悲しい思いをしたくないから我慢している、という動機のほうが強そうです。

このような方に「我慢は良くないからやめようよ」とお伝えしても、なかなか我慢を手放せないことが多いものでしょう。

なぜなら我慢していないと「自分が受け入れたくない気持ちを感じるんじゃないか」と感じるからです。だから「我慢は辛いけれどその方がまだマシ」と考えるでしょう。

このように「我慢」は「自分の事情のためになされるもの」が圧倒的です。

逆に言えば、我慢はそれを必要とする事情がなくなれば不要となる、ともいえます。

例えば、空気が読めなくて恥ずかしい、という気持ちや、どうしてそんなに感じたくない気持ちが強くなっているのか?

そもそも、なぜ彼に嫌われると思っているのか。

そこを解決すれば我慢は手放せるのです。だから、自分をじっくり見つめ直しながら我慢を手放していきませんか、とご提案させていただているのですね。

 

忍耐は目的があってなされるもの

一方、忍耐は成熟した防衛とも呼ばれるものです。

そもそも忍耐、耐え忍ぶことには、目的、ヴィジョンが存在するものなのですよ。

例えば、今この辛い仕事を受け入れ耐え忍んで努力すれば、夢が叶う、自分が成長できてもっと人に貢献できる、と思えば、辛いことにも耐えられることがありますね。

例えば、今、子供が言うことを聞かなくて泣きたい気分になっているお母さんがいたとしても、子供のためにと思えば頑張れることもありますよね。

例えば、周りの友達に恋愛相談をしたときに「そんなに彼が仕事ばかりで向き合ってくれないなら別れれば」と言われるけど、「でも私は彼のことを幸せにしたいし、二人で喜び合いたいから」と頑張って向き合っておられる方もいます。

僕はこのようなお話を伺うときに、もしその方の心のなかに何かしらの我慢があるなら、それをつくる事情を癒やすアプローチをご提案しますよ。我慢という意味で頑張りすぎている部分があるなら丁寧にサポートさせていただくんです。

例えば、悲しい気持ち、辛い気持ちをぐっとこらえつづけて苦しくなっているなら、それは我慢です。悲しさ、辛さを感じると自分が頑張れなくなりそう(無力になりそう)だから、それを恐れて我慢を続けている方も少なくないのです。

が、その我慢はかなり消耗するものなので、カウンセリングの場で悲しみや辛さを解放していただくようなセッションをご提供させてもらっています。

しかし、今、しっかりと未来を見据え、目的のために忍耐し頑張っておられるその意志を折るなんてことは行いません。

我慢が募って苦しんでいる方に頑張れということはないですが(むしろ休んでとお伝えします)、忍耐をして目的に向き合っている人に「そんなに我慢して頑張らなくていいよ〜」とはいいません(笑)

むしろその気持ちを理解したいし、支える側、応援する側に回らせていただきたいな、と思っています。

僕の昔話をすれば、たとえば月に100本以上のカウンセリングを続けていた時期があったのですが、その頃、仲間から「頑張り過ぎだよ」と気を使ってもらっていたんですよね。周囲から見ると、なんだか突っ走ってるな、って感じだったのではないでしょうか。

しかし僕の師匠や妻は決して止めなかったですよ。

きっと師匠や妻などにも目的、ヴィジョンがあったのでしょう。だからなぜ突っ走ってるかが分かったのではないでしょうか。だから、温かくずっと見守ってくれていましたよね。

同時期に、まぁ同じようにカウンセリングにのめり込んで突っ走っていた池尾カウンセラーと話すと、「まぁね。しゃーないよね、お互いさ。好きなんだもんね。」みたいな感じでしたね(笑)

「なんかうまくいかないねー」と悩みながらも、でも「やるしかないんでしょ」みたいな感じで、笑ってましたかね。そんな気持ちを分かち合える人がいたことが僕の幸せそのものですけども。

もちろん相手の様子を「大丈夫?」と気遣うんですけど、心のなかでは「やめろって言っても止まるわけないし(笑)心配したってとまりゃしないんだから、やるようにするしかないよね」みたいに思ってましたよね(笑)

お互いにカウンセリングを通じていろんな方に貢献したい気持ちが強かったですから。

ただ、「頑張ると確実に燃え尽きに近づくから、一人で潰れる前に相談しよう」みたいな空気はありましたかね。

それは今でも同じかなー。

 

「忍耐」とはこのようなものだと僕は考えています。

ときに苦しさを感じ、耐え忍んでいるとしても、なんとしても成し遂げたい目的、ヴィジョンがあるなら、耐えることで前にすすめるものです。

しかし我慢は、現状維持です。いわば「苦しくとも感じたくない感情があるから何も変えない」という選択でもあります。

だから恐れや不安を感じ、辛さに耐えながら、しかし自分は何も変わらない状態が続き、その結果気分が落ち込み、苦しくなるのです。

この違いが我慢と忍耐の違いだと僕は思いますよ。

 

以上、なにか参考にしていただければ幸いです。

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