心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
男性は女性の感情が苦手。
これは何度もこのブログに書いてきたことの一つです。
女性が感情的になっている姿をみると、怖れを感じるので、ついそれを抑え込みたくなる、もしくは避けたくなる・・・という側面ってあるんですよね。
ががが。
もっとシンプルな法則を、カウンセリングではお話ししているのに、ブログに書いてなかったことに気づきました。
それが
女性が感情的になると、それって僕への拒絶?でしょ?
と思う男性も少なくないのかなぁ・・・と。
もちろんこの話は「その女性に対して好意がある男性限定」で、その男性が女性に好意を持って、ある程度?心を開いているからこそ起きることでもあるかと思いますが。
女性が感情的になっている・・・このインパクトを「女性の不満感」としか感じない男性も中にはいます。
だから、それって「俺への拒絶、批判だろ?」と感じる。
どこか
「あなたのことが大切で好きだからこそ感情的になる」とか
「女性だからこその特にケアしてほしいわけじゃないよ・・・」という女性の皆さんのお気持ちであっても、
その真意がどこかうまく伝わらないのですよね。
女性が、ちーとばかり感情的になると「なになに?!」と反応する男性。
それは表面的に分かりやすい反応じゃなくとも、なんだかじーっと女性を見ている人もいます。
そして「女性が感情的にならないこと」が、うまくいっている、平和だ・・・と感じる男性も少なくない。まぁ、自らに危機感がないからそう感じる人も多いのでしょうが。
しかし、それが女性の不満の我慢で出来上がっていた場合・・・そりゃ女性の皆さんが「この人、私のこと何もわかってないし、見ていない・・・」とお感じになる可能性だってゼロじゃないですよね。
さて、ここからは恒例のお節介テキストですが。
そんな時は
「じゃ、私が感情表現してはいけないのかしら?それは辛いんですけど・・・」
とお考えになる方もいるかもしれませんが、それは若干・・・極端な発想かもしれませんよ。そんな切ないことを女性がする必要性もあるわけじゃなさそうです。
男性が怖れるのは
「女性の感情表現の意味が見えないこと」が怖いのです。
そもそも人が感情を表現するとき(反射的な反応や、ストレスをぶちまけているケースは除く)って、何かしら意味を持っていますよね?
でも、例えばあなたが、何の因果関係も自分には理解できないのに、いきなり人に感情をぶつけられると怖くないですか?
それと同じで、「どうして感情的になっているの?」という部分が見えない、分からないことが怖いのです。
しかし、女性の皆さんにとってはその理由が分かっていることなのですよね、感情を表現するときって。
だから、「なぜ今、私が、こう感じているのか?こーなっているのか?」の理由を少し話しておくだけで、解決するすれ違いも意外とあります。
が、多くの場合パートナーシップの中でトラブルになる状況って(これは男女ともにですけれど)
不満感なら不満感を表明して、その理由を述べて、「あなたはなんでわからないんだ・・・」と出てくることが圧倒的に多いようです。
それが余計といえば余計、なんですよね。
ちゃんと「自分の気持ち」だけしっかり表明すればいいのですが、
「本当はこんなこと言いたくない、相手に嫌なことを言うのは申し訳ない・・・といった罪悪感の影響」もあって?
つい相手を引きずり下ろす言動がくっついてしまう。
その言動が、あなたが自分を表現することを怖がっていたり、その怖れを抑圧して感じないようにしている度合いだけ強まるようです。
それはもちろん「相手に私の気持ちを分かってほしい」からこそ出てくる強調の修飾語のようなものなのかもしれませんから、それ自体に悪意があるとは僕は解釈しません。
ただ怖れが強まっているだけだろう、ぐらいに解釈していますが、その怖れは確かに開放しておいた方がいいと思いますよ。
それって、おそらくどんな対人関係でも出てきやすい怖れで、日常生活レベルでは我慢している怖れで、だから人とのお付き合いをすると疲れる・・・という理由にもなっていそうですから。
ただ、このようなケースには大前提に
「相手は私の気持ちが分かんないから・・・」
という発想が強くありそうです。
だから、無意識的に相手をマウンディンぐしちゃうような言葉をくっつけてしまう。
まぁそれだけ必死だと言う事なのでしょうけれども。
ここで培うといい視点は、
「私の気持ちを伝えれば、それなりに相手は考える」という信頼です。
相手をバカにしないということです。それは悪意がない場合でも同じです。
多くの人は、自分の価値基準でちゃんと相手の意見を考えますよ。
それを頭ごなしに否定しないことです。
とくにパートナーシップの中ではそうなることが多いですよ。
ただ、考えていることを表現しないだけ、という人も多いのです。
そして男女それぞれ相手の気持ちの解釈は違うんです。
だからそこで、「私の気持ちが伝わらないことでイライラする」のは、あなたが自分のことだけを考えざるをえない理由を持っているから、と言う事が多いです。
少し一呼吸おいて、「私と彼、少し考え方が違うんだよなぁ・・・」と理解しておくことって、安全かもしれませんよ。
もし、それでも相手が取り合わず、考えてくれないのであれば、真摯に向き合って話せばいいのです。
そこでお互いに「自分が否定されることを怖れて」逃げると、必要以上に感情的になったり、本当は相手への想いがあっても伝わらないので、確かにあまりいい方向は見えてきませんよね。
なぜそうなるか・・・という部分は、あなたが自分を否定している度合いだけ、「相手からの言葉・意見が否定ではないか?」という投影の法則が働くので、逃げたくなるのです。
だから、自分を大切に扱い、ちゃんと自分の気持ちと向き合えば、その誤解も解けていくことがあるかもしれませんよ。
なにより、お互いに、相手が真摯に話している会話は、ちゃんとお互いに受け止めようとする意欲こそ、相手への信頼ですよね。四六時中向き合うのは無理だけど、大事な時
ぐらい向き合いたいものです。
ただ、ココでの「無関心さ」は確かに相手を大切にしていないことに繋がりますから、要注意ですよね。(ここが今後もパートナーシップを続けるかどうかの鍵になることも少なくないのです)
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