愛深き忍耐女子シリーズ

同じ価値観で恋愛を語れる異性がいなくて切ない。そんなときの対処法

同じ価値観で恋愛を語れる異性がいなくて切ない、というご相談

私、昔から惚れっぽくないタイプと言うか、異性と接していても心が動く人がそんなにいないんです。

見方を変えればプライドが高いのかもしれないし、周囲からそう思われて嫉妬されることもたくさんありました。

ただ、昔からずっと思っているんです。

私と同じ価値観、同じ目線で恋愛や結婚を見つめている人っていないな、って。

両親もそうだし、仲のいい友達もそう。今まで付き合ってきた彼も同じ。

今までの恋愛も、どこか彼の価値観に合わせていないとダメになっちゃう気がして、無理をしてきたような気がします。

だから、彼がいると確かに寂しくないけど、心の何処かでいつも孤独を感じるんですよね。

いつも好きな人ともっと深く理解し合いたいし、誠実に愛し合いたいと思うけど、それが難しくて。

私に好意を寄せてくれる男性もいますけど、みんなパワーや行動力はあるけどちょっと誠実な感じじゃないんですよね。

だから、最近「私、幸せな恋愛ってできるのかな」と不安になってます。

もし、なにかいい考えがあれば伺いたいな、と思ってます。

うーん、切ない話です。

でも実際に、このようなお気持ちをお伝えくださる方もいるとかいないとか・・・。

ということで、今日は

「同じ価値観で恋愛を語れる異性がいなくて切ない」

というちょっと高度な恋愛心理についてコラムをまとめます。

いわば、オトナで愛を知る皆様向けのコラムになろうかと思いますが、よろしければどうぞ。

同じ価値観で恋愛を語れる異性がいないと感じる理由

同じ価値観で恋愛を語れない女性

さて、もし「私と同じ価値観で恋愛を語れる異性がいない」と感じる理由があるとしたら

「周囲の人々の恋愛観や結婚観が、あなたの過去の恋愛観・結婚観となっている」

そんな事が考えられるかもしれません。

一言で言えば「価値観の相違」なんですけど

要は自分自身が恋愛や結婚、愛し合うことに求めているものが周囲と違う、だけでなく

周囲の人や、過去に付き合った人の恋愛観や結婚感までもが

「かつての自分が感じていたもの」であり

かつ「自分はそこを卒業したという自覚がある場合」といいますかね。

実際、僕たちの恋愛観・結婚観って、まぁ心の発達とともに変化していくことがあるんですよ。

  1. 自分の欲求を満たすことが第一、と考えるステージ
  2. 相手のことを考えて行動するけど、あわよくば自分優先で過ごしたい、と考えるステージ
  3. 自分の信念・価値観に基づいて相手を愛そうとするステージ
  4. 自分の価値観も大切にしながら、相手の価値観も大切にするステージ

となると、あなたの恋愛観が

・自分の信念・価値観に基づいて相手を愛そうとするステージ
・自分の価値観も大切にしながら、相手の価値観も大切にするステージ

このあたりにある可能性を僕は考えるんですよね。(あくまで一つの可能性ですけど。)

「同じ価値観で恋愛を語る」とはどういう意味かを考えてみる

ここで、今回のテーマのような「価値観の恋愛」とはどういう意味かを考えてみると、こんなことが僕は考えられると思うのです。

恋愛や結婚とは相手のことを想い、与え、愛し合うものであるのは当然で、相手と対等なエネルギーレベルで向き合いたい。

相手の影響で自分もさらに磨かれるし、自分の影響できっと相手ももっと素晴らしい人になっていけるはず。

そんな相乗効果が期待できる関係がいい。(けど、そんな相手はそうそういない・・・)

そんな想いがあるにも関わらず、自分に近づいてくる人は

どう考えても体目当てとか
自分の好きという気持ちだけで突っ込んでくる、とか
どう考えてもこちらに何かを与えくれるような雰囲気を感じられない、とか

言葉を選ばず書いちゃうと

「あぁ、好きになってくれるのは嬉しいけど、なんだか安い女だと思われてんな」

と感じちゃう、みたいなね。

いわば、こちらの気持ちや価値観に触れるような言動が一切ない、と感じてしまうといいますか。

だから、どうしても好かれても心が動かないし、価値観が合わないよなぁ、と思ってしまうのかもしれませんね。

同じ価値観で恋愛を語れる異性がいないと感じたときの対処法

同じ価値観で恋愛ができる人を見つけた女性

では、同じ価値観で恋愛を語れる異性がいないと感じたときの対処法について、いくつかご提案したいと思います。

自分の価値観・恋愛に求めるものは落とさない

いくら同じ価値観で恋愛を語れる異性がいないと感じても

自分の価値観・恋愛に求めるものは落とさないほうがいいです。

ここで妥協しても自分自身が思うような恋愛ができないことで、恋愛自体にうんざりしたり、そんな自分に嫌気がさすことも・・・。

もちろん「出会った異性のために目線を合わせてあげたい」と思うなら問題ないのですけどね。

それでも、相手がこちらの価値観に気づかないと、結構がっかりします。

なので、自分の価値観や恋愛に求めるものを下げる必要はないんです。

ただ、注意点としては、ここで書いている「恋愛に求めるもの」とは

「価値観の一致、こちらへの理解」であって

「相手にニーズや要求をする」という話とは全く違うので、そこはご理解くださいませね。

過去の恋愛観・価値観を否定的に見ていないかチェックする

また、過去の恋愛観・価値観を否定的に見ていないかチェックすることもオススメです。

僕たちは今の自分を最善、としたときに、過去の自分を未熟と見てしまうことがあります。

すると、全く悪意なんてないけれど、過去の恋愛観・価値観をネガティブに見てしまうことがあるんですね。

「うーん、あのとき私はまだまだ経験が足りなくて、夢みたいなこと考えてたわね・・・」

みたいなね。

この否定的な感覚は、周囲の人の価値観に投影されることがあるんですよ。

だから、どうしても周囲との違い、差、違和感を感じやすくなりますし。

恋愛や異性に期待しても失望するよね〜と感じ、心理的に自立(自分のことは自分で満たすわと思う)してしまうことも少なくないんです。

なので、過去の自分やその当時の価値観も一旦受け入れてみることもオススメです。

昔の私がいたから、今の私がいるんだよね、という風にね。

自分の価値・エネルギーレベルを自覚する

エネルギーレベルという言葉を使うと、なんだか胡散臭くなっちゃうのですが

人間にはそれぞれパワーやエネルギーというものがある、と言えなくもないのです。

それは生まれ持ったもの、様々な経験の中で獲得したものなど、さまざまあるでしょう。

で、ですよ。

ある程度の恋愛観の成長しているということは、

さまざまな葛藤を超える経験、努力、成功体験などを積み重ねたからこそ、なのだと思います。

何もせず恋愛観が成長するとは僕には到底考えられないのでね。

そういった意味で、自分の価値やエネルギーレベルを自覚することは大切なことです。

もちろん、そう自覚することで一定の孤独感を感じることになるやもしれません。

が、それは一旦引き受けてみること。

そして、その孤独や自分の価値観を理解してくれる人が見つかるなら、その人と気持ちを交わし合うことで、心が整うことも多いですよ。

(要は、それができない異性とパートナーシップを組むなんてなーと思っているわけですよね。)

実際、カウンセリングの中で

「いや、僕は到底足元にも及びませんよ」

とお伝えすることもあるぐらいなんですけども(^^;

ま、そこは僕が頑張れよって話ですかねー(^^;

「価値観に合う人がいる」という意識を持ってみる

自分の価値やエネルギーレベルに一定の自覚が持てたとしたら

その自覚を持って、様々な人と会い、眺めてみるといいと思いますよ。

するときっと、投影の法則により、相手の良さ、価値、魅力などが見えやすくなります。

逆に「価値観が合う人がいない」と感じているということが悪いわけじゃないのですが

それこそが「分離感を感じている様子」とも言えるんです。

分離感とは「私と人は違う」という感覚をもたらす感情です。

だからこそ、あなたがどれだけ素晴らしい人であったとしても

気づかないところで自分の価値や存在意義に疑いを感じるようにもなりえるわけです。

そんなときほど

「つながれるところで人とつながる、気持ちの交流をする」

という行為が癒しになっていく事が多いですよ。

すべてが一致しなくても、人と気持ちを分かち合える経験は、僕たちの自尊感情に対して良い効果を見せるものですからね。

恋愛に対する価値観を広げる経験を積んでみる

僕たちはある程度の恋愛観に達すると

「これが正解、それ以上はない」

と思いこんでしまう場合があるんですよね。

もちろんそう思うことも間違いじゃないんです。自分の培った価値観をすべて否定する必要なんてないんですよ。

が、愛する人に対する思いの持ち方、そのスタイルは人ぞれぞれで多種多様とも言えるんです。

実際、僕もカウンセリング活動を通じて

「そんな愛し方があるんですね!そんな思いの込め方があるんですね!」

と感動することも少なくないのです。

なので、「うーん、価値観が合わないな」「こちらの価値観を理解してもらえそうにないな」と感じる相手であったとしても

人の良い部分、思いの込め方、考え方などに触れてみる、という経験は、こちらの価値観の幅を広げるための良い経験になると思います。

同じ価値観で恋愛が語れないことが多いとしても、素敵な恋愛を諦める必要はないですよ

最後になりますが

「同じ価値観で恋愛が語れないことが多くて、もう恋愛は諦めたほうがいいのかも」

というお声を僕も伺うことがあるんですけどね。

ちょっとだけドライな話をするとしたら

それこそが先程書いた「分離感」を感じている様子とも言えるんですよね。

それこそ切ないことですよね。

このレベルの話では、あなたがいかに優れているか、だけではなく

「いかに人との心の交流を持つか」がモノを言ってくると考えてみてください。

たとえ恋愛観が合わなくても、別の価値観が合う人と出会うことがあり得ることだと思うのです。

そういった何らかの心の交流を持つことで、自分自身が癒やされ、人との違いを受け入れ会えるマインドを作ることも可能なんですよね。

こうなってくると、恋愛観・価値観の違いを超えた、人に対する情愛であったり、お互いを認め合う気持ちなどを持つことも可能になってきます。

どこか自分のハートが今までよりオープンになっていく感覚がするでしょう。

この状態になると、人の好意や愛情などで感激したり、喜びを感じやすくなるんです。

このハートをオープンにした先に待っているものが、望む幸せだったりするのかもしれませんね。

僕もこのような視点でカウンセリングを(必死で?)ご提供することもありますしね。

このような事を考えながら人と関わるだけでも、物事の見え方が変わってくるかもしれませんね。

 

カウンセリングを利用する
カウンセリングを受ける

本当の幸せを見つめる・見つけるカウンセリングが人気!
心理カウンセラー浅野寿和のカウンセリングのご利用方法はこちら。

カウンセリングのご案内ご予約可能時間のご案内