愛深き忍耐女子シリーズ

彼に「これ以上俺にどうしろっていうんだ?」と言われてしまいました

彼に「これ以上俺にどうしろっていうんだ?」と言われてしまいました

意外とこのブログで登場していないネタの一つに

今の彼と結婚を決めてよいのかどうか、迷ってる」というお悩みがあるんです。

今日はこのケースを使って

彼から「これ以上俺にどうしろっていうんだ?」と言われてしまいました

というコラムを書きます。

いわゆるマリッジブルー的なご相談。

クライエント様によっては「今まで何度も占いにも行ったし、彼との相性を確かめたんです」といったお話を伺うことも稀ではありません。

「彼は結婚したがっているし、私が決められないのがダメなんだと思うんですけど・・・でも不安で・・・」

だからこそ「彼の気持ちが知りたいし、彼の行動の意味を分析してほしい」なんて男性心理に関するリクエストをいただくこともあるんです。

が、こういった問題って「別の部分に答えがある」ような、そんな気が僕にはするんですよね。

では、ここでいう「別の部分」とは何か?と言いますと。

「私の気持ちが相手に伝わっているかどうか」

その実感があるかどうか、だと僕は思うわけです。

シンパシー(共感)」が、このパートナーシップの中で成立しているかどうか。

そこが僕は気になるんですね。

「あなたの言動が、彼にちゃんと響いているのか?」

その実感がないと誰だって不安が募る、ということですね。

例えば、「あなたが彼のためにいろいろ考えて行動しても、彼があなたの気持ちに気づいてくれていない」と感じる。

これはあなたが「分離感」を感じていることを意味しています。

そんな分離感の延長線上に「安心し、ホッとできる生活」がイメージできないのは当然です。

だから結婚を決断できずに悩んでいる女性のお話、何度も伺ってきた気がします。

『いっそのこと「もう勢いだけで結婚を決めてしまうか」「悩むぐらいなら、さっさと彼のもとに行ってしまえばなんとかなるかもしれない」と何度も思ったんですが怖くて・・・。』

そんなお声もちらほら伺います。

まぁそこにある分離感をぶっちぎって、彼に飛び込んでしまおうと考えておられるわけですね。

さすが忍耐女子!

「彼はあなたのことをこんなにも好きでいるのに、何を悩んでいるの?」

誰かに相談してこんな声を聞いてしまうとまた自分を責めてしまうので、相談できずにいた、というお話も伺います。

しかしこれも一つの形を変えた「忍耐・我慢」ですよね。下手すれば犠牲になりかねない。

その結果「こんなはずじゃなかったのに・・・」と、結婚後に失望して悩んでおられる方のお話も、僕は伺うことがあるわけで。

だからこそ、そのあたりはちょっと丁寧に扱いたいなと思うわけですよ。

そもそもこういった問題って、あなたがひとりぼっち感を感じるから起きるのですよね・・・なんて思うわけです、僕は。

***

一般的に多くの男性は、恋愛の中で「俺が君を守る」なんて風に考える方が多いわけです。最近はそうでもない事例も伺いますが、基本的にはそうかな、と。

もちろん「彼女のことを愛し、俺が君を守ります」という彼の誓いはいいのです。

が、男性が女性の話をあまり聞かず、ただ一方的に「大丈夫、俺がいるし」「困ったときはこうすればいい」と考えているケースも少なくないんです。

いわゆる自立男性の考えそうなパターンですね。

これが女性の不安を煽っていることに気づかない男性って、たしかにいらっしゃるかもしれないな、と思うわけです。

要は「俺が頑張るから」という男性の認識が、女性の中の無力感や無意味感を刺激していることに気づかず、その結果女性が感情的に自分の思いを伝えてきているのだ、という責任?に関して自覚がないわけです。

だからその男性は、女性から感情をぶつけられても、その女性の話を理解できずに、何故彼女は怒っているのか?が分からないままでいることが多いのです。

男性としては「男性なりに女性を守ろうという意識がある」からです。だから、今更「不安だ」と言われても、どうすればいいのか分からなくなるのです。

そんな時、うっかり男性が口走ってしまうのが「これ以上俺にどうしろっていうんだ?」といった疑問を持つわけです。「これ以上、オレに何を求めているの?」なのです。

しかし、確かに「彼にもっと共感を求めている女性」からすれば、

「だからこうしてほしいって言ってるじゃん」と思いつつ、

確かに共感を求めている私がいるので、「求めすぎている私が依存的なのかなぁ?」なんて感じてしまうこともあるようです。

「私の気持ちがあなたに届いていないことが不安なんだよ(お前が一人で考えるからだ!)」

「何でもかんでも自分次第で考えていないで、私の愛情も受け取ってよ(このバカ!)」

こういった感覚が感じられないから、私が結婚や未来に不安を感じるんだ、と男性に説明しているわけじゃないんです。

ま、説明するのも嫌だとは思うんですけどね・・・。

・・・ここからとても大切な話を書くのでどうかじっくり読んで下さい。

そもそもこういったご相談を伺うと、愛深き忍耐女子の皆さんに「私の愛が届いていない感覚があるから不安なのだ」といった自覚がないケース、頻発中です。

それ以上に、「私のニーズ(要求)や不安を解消してよ、彼さんよ~!」といった認識のほうが強いのです。それこそ「不安」や「無価値感」など感情の影響なんでしょうけどね。

それは真実ではないし、あなたの感情のクリアリングをすれば自分の素晴らしさを自覚できるのですが。

どこか自己肯定感が薄くなっていたり、不安や怖れが強くなると、ついつい自己批判的に自分を見つめてしまいます。

ここが女性側のメンタルのコンディションの問題・影響の話。

すると、このあたりで女性の感情がぐるぐる回り始め、どんどん私の答えが出なくなります。

その結果、女性も「私が不安を感じていることを分かって欲しい」といったコミュニケーションしかしないので、男性が困惑してしまい、話が平行線のまま・・・といったことも起きるようです。

このあたりから、この二人の思いや話が、かなりこじれてしまうこと、きっ
とご理解いただけると思います。

どんな関係性でも「自分の思いが相手に届かない」ということは辛いのです。

だから、あなたが自分の愛情がちっぽけに感じてしまうこともあるかもしれませんが、そんなことはありません!

忍耐女子の皆さんは、本当に愛が深い。でもその偉大さに何かしらの心理の影響で気づけなくなっているだけなのです。

どこか普段から「自分次第」で生きている自立男性&忍耐女子さんの「癖」が抜けないのです。

だから、間の前で起きる問題を「自分次第にしてしまう」のです。自分の思いが届かないのは自分の責任だ、と。

私の思いが伝わらないのは、私の問題だと考えすぎているのです。

だからこのようなカップルのお話を伺うと、お互いに「自分が悪いのかな、愛情が足りないのかな」と考えています。

その結果、お互いにそばにいると「罪悪感」や「無力感」を感じ、それがあまりにつらくなると、別れを意識し始めるのです。

こういった関係性の問題は「お互いの思いをもっと見せ合う」が、解決の鍵になります。

そのために相手の心を知り、私の感情の整理をしたり、私の思いを的確に伝えることの努力は必要かもしれません。

まぁ、僕のカウンセリングなら「彼にこう言ってみればいいですよ、その反応を見ればきっといろんなことが分かりますから」なんてご提案もしますよ。

だから、どうか「自分が悪いんじゃないか」「自分なりに頑張っているのにどうして上手くいかないの?」と考えすぎる前に

「ちょっと待てよ、相手に私のどんな気持ちが伝わっていないのだ?」

と考えてみることが、意外と有効な方法であることも少なくないんですよ。

多く、「自立男子X忍耐女子の構図」の場合、女性の愛情に妙なタブー感を持っている男性が登場することが多いんです。

だからもっとあなたの気持ちを伝えると、自立男性の気持ちが和らぐことも多いようですよ。

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