恋愛の心理学

愛と罪悪感を勘違いしたままの彼

浅野さんへの質問です。

いつもブログ拝見するのを楽しみにしています。
是非話のネタにしていただきたく投稿しました。

私は、結婚前提に付き合っていた彼と別れました。
彼とは6年経った後の復縁で、1度目は私が20歳、彼が22歳の5年間。
そして2度目は私が33歳の時から2年半付き合いました。
時間が経っても、まだ自分を立て直すことができず、お力を借りたく浅野さんのブログを何度も読んでいます。彼の気持ち、自分の気持ちをノートに書いて、出来るなら彼に感謝の手紙を書きたいのにまとまらず書けない状態です。手放しというよりも無力感が強く、生活の全てにめっきり気力がなくなりました。

別れの理由は彼曰く、「浮気した夢をみて、結構リアルで、起きた時、コレが原因でどきんちゃんと結婚できなくなってもいいと思ってしまった。なぜかな、と考えたら、もう好きじゃなくなったからだと思った。そんな奴がどきんちゃんと一緒にいたらダメ。このまま付き合っても後々傷つける。不幸にするのがわかってる。」とのこと。

少し前のデートでは、付き合ってる今すごく幸せ!一緒に住む家探そうと言っていた彼がなぜ(私にとっては)急に別れを切り出したのか、全く分からず聞くと「どきんちゃんに不満はない。俺の問題。」と言って、私が何を言っても彼は自分を責めてる気がしました。

「俺は思いやりがない。人に興味もない。今の自分が嫌いで別れるしかない。もう流されない。楽しいだけではダメ。好き以上に重要なこと結婚にはあると思う。別れるって言うのははじめてでしょ。」といわれました。

彼は「好きって言ってくれてるのに答えられない。罪悪感で押し潰されそう。どきんちゃんは早く会いたいって言ってくれるけど、オレはあってない時好きを感じない。デートの後、家に帰ったらほっとする。だから、それほど好きじゃない。」

と頑なに無理、別れるしかないと言うので、私がどれだけ彼の事を好きか、今まで彼が頑張ってくれてたんだから、彼がしんどい時は私が努力すると伝えましたが、どんどん彼の心が離れて行くのを感じ、何日も話し合いましたが最後には
「俺はどきんちゃんのこと結婚するほど好きじゃない。」との言葉に私も無力感を感じ力尽きました。

彼の幸せは自分の幸せと思うほど大切な人だったのに、私は彼の心配をしすぎて彼の言葉を受け入れすぎて自分の魅力を無くしてしまったのでしょうか。

どうすれば2人とも傷だらけにならずにすんだのか、何がきっかけだったのか。
彼が自分自身を責めてる時、1人で完結しようとしている時(彼は別れ話の後、実際会う一週間後までの間に髪の毛を坊主にしていました。)私は何が出来たのでしょうか。

私にとって彼は大切な人なので、理解したいです。
彼とは信頼関係が築けていると私は思っていましたが、今回の件で、恋愛以外の人との接し方も分からなくなってしまいました。

私は知らないうちに彼を責めていたのでしょうか。
電話での別れ話だったので、無理を言って会って話がしたいと言いましたが、彼の
一気に断ち切るような行動は、辛いからなのか、相手を幸せするという覚悟の現れなのか。私を傷つけないために、自分から守ったということなんでしょうか。
電話一本で翌日から2度と会えなくなる関係だったと思うと悲しいなぁと思います。

今までは怒りを行動力に変えて頑張ってきましたが、体力や年齢的にも限界を感じています。自分責めたり、彼を責めたり、何もしない行動しない無力な私を変えるにはどんな方法があるでしょうか?
今の私は、彼の事を思ってるようで、すごく自己中心的で悪い人間に思えてきました。

まとまりのない文ですが、ご相談に乗って頂けると幸いです。
季節の変わり目ですが、お身体ご自愛ください。

ネタ募集ネーム:どきんちゃんさん(一部編集をしています)

どきんちゃんさん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)mおまたせしてすみません。今日はあなたのご質問にお答えしますね。

では、いただいたご質問ですから、僕なりにお答えしようと思っております。

今日は僕が見て彼の言葉から読み取れる心理と、そしてあなたがあなた自身をどう見つめていくかのヒントになればいいなと思うことを書いてまいります。

なお、今日の話も含めてブログでお答えしていることの全ては、あくまでいただいた内容に対する僕の見解であって、正解ではありませんので、その点ご了承くださいね。

では、よろしければお付き合いください。

急に気持ちを変える彼のこと

彼がなぜ(私にとっては)急に別れを切り出したのか、全く分からず聞くと「どきんちゃんに不満はない。俺の問題。」と言って、私が何を言っても彼は自分を責めてる気がしました。

こういうことって実際にありますよね・。

急に気持ちを変える彼(彼女)のこと。僕自身の個人的な経験でも同じ経験をしたことがあります。こうなるとなかなか相手は気持ちを変えてはくれないのですよね。

このような状態になるには相手にも事情・理由があることが多いのですよ。

よくあるケースが「一緒にいると感じるネガティブな感情(辛さなど)を感じる」というものでしょうか。

もちろん相手が辛い=自分が悪い、とは限りません。実際にこちらが相手にネガティブな感情を感じさせている場合もありますし、ただ相手がそう感じているというケースもあります。

ネガティヴな感情を感じたくない相手は、とにかく頑なになるものです。少なくとも今感じる感情を切り離したいと考えるからですね。

そしてその切り離したいという感覚に、何かしらの理由をつけて伝えてくることが多いでしょう。

今回のご質問を見ていると、彼はどうやら一本気といいますか、一度思いこむと「それが正しい」と思うタイプの方のようにも僕には見えます。

こうなると、「自分はネガティブな感情を感じるから」→「だから別れなきゃいけない」と思い込み始めます。

ただ、その心の動きはきっと「自分が不安や罪悪感を感じる」→「なぜだろう」→「そうか、相手のことを愛していないからだ」といった風な理由付けをすることが多いと思います。

自分が不安や罪悪感を感じるのは、自分を許していなかったり、人の好意や愛を受け取っておらず自立してたり、自分が感じる感情を受け入れられなかったり、自分から積極的に行動できない(自信がない)ことを責めている、なんてことが多いのです。

つまり、自作自演。自分で感じていることに自分が怯えていたり、避けようとすることのほうが多いものなんですよ。

が、なかなかそう認識できる人ばかりではないんです。

なので、自分が不安や罪悪感などを感じるだけで「もう自分は彼女(彼)のことを好きじゃないのかもしれない」といった推測を「そうだ」と思いこむようになる人もいるのですね。

彼は「好きって言ってくれてるのに答えられない。罪悪感で押し潰されそう。どきんちゃんは早く会いたいって言ってくれるけど、オレはあってない時好きを感じない。デートの後、家に帰ったらほっとする。だから、それほど好きじゃない。」

この部分は「自分は悪者だから、好きって言ってくれていることを受け入れることが苦しい」という感じに僕には見えます。

女性視点で見れば「え?それは一体なんのこと?」となりそうですけども・・・。

それぐらい彼は自分が悪いもののように感じているし、不十分だと思っている可能性がありそうです。もちろん「あなたにとって僕は」という意味で。

つまり、「相手にもらったものに対してちゃんとお返しができる」とは感じられていないのかもしれません。

一般的に男性の場合は、「責任を取ること(相手のために自分の思いや努力などを捧げること)」が愛情表現であることが多いので、相手の人生の責任を取る覚悟が感じられないときほど、そう思うものかもしれません。

ちなみに女性は「もう気持ちが続かない、愛せない」と思うことが多いかもしれません。

これは普段から「ちゃんとしなきゃ」「ちゃんと愛さなきゃ」「ちゃんと相手を喜ばせなきゃ」と考えがちな人に多いパターンですね。

相手がこうなった場合、ぶっちゃけた話をすれば、こちらから相手の考え方に真っ向から抵抗すると余計に抵抗されます。

それはあなたのことが好きじゃないから、ではなく、相手は「恋愛やあなたとの関係の中でなにか感じたくない感情がある」からです。

ここでゴリ押しして「なんで?どうして!ひどい!」と責めると、相手に「嫌な感情を受け入れなさいよ」と命令しているような状態になるので、あまり良い結果は導かれることがないようです。

 

ご質問の中に「彼が自分自身を責めてる時、1人で完結しようとしている時、私は何が出来たのでしょうか。」とありますが、僕なりにお答えするならば

「相手は相手の事情で感情を感じているので、ここは明確に自分の意志・意見を伝えて、相手の気持ちはそのまま受け止めておくこと」

でしょうか。

そしてある程度時間をかけて気持ちを落ち着けて、相手が何かに気づくまで時間をかけること、でしょうか。でもなかなかすぐにできることは少なそうですね。一旦はさっと引くこと、なのでしょうが、それもあなたの気持ちを考えるとなかなか難しいことかもしれませんし。

とにかく相手は自分の思いにこだわっている様子ですから、このときに何をしてもあまり聞き入れてはくれません。よほど彼の心を動かす言葉を用意しない限りは。

 

彼の罪悪感、私の罪悪感〜罪悪感は愛の皮をかぶってあなたの中に居座り続ける〜

私は知らないうちに彼を責めていたのでしょうか。
電話での別れ話だったので、無理を言って会って話がしたいと言いましたが、彼の
一気に断ち切るような行動は、辛いからなのか、相手を幸せするという覚悟の現れなのか。私を傷つけないために、自分から守ったということなんでしょうか。
電話一本で翌日から2度と会えなくなる関係だったと思うと悲しいなぁと思います。

さて、「あなたが彼を責めていたのか」ですが、あなたと彼の日頃のお付き合いについては書いてくださっていないので、なんともいえないところがあるとご理解ください。

ただ、僕にこのようなご質問を送ってくださるということは、きっとあなたは彼のことを大切に思われていたのではないか、と僕は感じています。

また、彼が「相手を幸せにする覚悟」として別れを伝えたのならば、彼はきっと自分の事情だけでは動かない気がします、僕は。

彼はあなたのことを思うからこそ、素直な気持ちをお伝えになっているのだろうと僕も思うのです。

ただ、彼は自分を罰する意識を強め、あなたの方を見る勇気が持てていなかった、その可能性はまぁ無きにしもあらずかな、と思っています。

もちろんそれがいいかどうかは別にしてですよ。

 

妙な話ですが、「別れ」にも流儀といいますか成熟した形があると思うんですよ。

例えば、自分から好意を持って一緒にいると決めた人と別れるとき、その別れの理由はやはり「自分の事情」ですよね。どうしても自分の気持ちを優先することになりますよね。

それはある意味致し方ないことだと僕は思うし、それは相手の責任においてなされる決断であるという意味では、誰も責められないことだと思うのです。

ただ、だからといって相手に自分の事情だけを伝え、それを飲み込ませて別れるとしたら、それは本当に相手を尊重している行動で、真に相手のことを考えてのことなのでしょうか。

少なくとも僕がそう聞かれれば(彼の行動が間違っているとは思いませんが)相手のことを尊重できているわけではない、すなわち「Noだろう」と答えます。

それぐらい別れる相手のことを考え、その気持ちを尊重するって難しいことだと思うのです。

特に自分の中に「愛する人を大切にし続け、与え続ける自信」が感じられないときほど、なかなか相手の気持ちを尊重することって難しいもの。

むしろ「申し訳ない(罪悪感)」を感じてしまうのです。不甲斐ない自分、自分の好きという気持ちに背く自分を責めてしまうのです。

逆に言えば、多くの方がそれほどまでに「できれば相手のことを傷つけたくはない」と考えているのだろうと僕は思っています。僕の経験上、そのようなケースが多いのです。誰も相手を傷つけたくて純粋に好きになることはないでしょう。

しかし、実際に相手を傷つけてしまう自分になるとしたら、やはり自分を責めるものではないでしょうか。

そして、実際に別れを告げるとなれば、つい自分の怖れに意識が向いて、「相手に責められないか」「ひどいって言われないか」「恨まれないか」「相手がひどく傷つくのではないか」と考えてしまうものではないでしょうか。

それぐらい自分が傷つくことも怖いと思うはずです。

かといって、相手の気持ちに応えられないのに、言わないこともお互いのためにならないし、それはそれでお互いにいい選択だとは思えないでしょう。

つまり「ハッキリ言えば相手が傷つくかもしれない。しかし自分も我慢していられない。」

そんなとき、僕たちは『自分の事情をとうとうと語って』相手に理解を求めようとすることがある、と僕は思うのですね。

もし、ここで「正解ではないけれど、より相手のことを考えた選択肢」があるとしたら、それは「その別れの難しさを全部引き受けて、相手の気持ちを全部引き受ける覚悟で、自分の意見を淡々と伝える」ことでしょう。

ただこれ、なかなか難しくないですか?

つい、自分を守ろう(感じたくない感情から逃れたい)としてしまうものではないでしょうか。

だから、どの別れ方が正解かなんてぶっちゃけ僕が語れるようなものではないだろうと思いつつ、しかしもし相手の幸せを願うなら、時には自分がつらい思いをしても、相手につらい思いを背負わせることになったとしても、それでも相手に「愛してくれてありがとう」という思いを持ち続けることなのではないか、と僕は思うのです。

そう思えるぐらい「自分は愛されるにふさわしい存在」だと感じられるように自分を見つめ直すことです。罪悪感や恐れを感じても、自分や自分の愛を大切にできる自分であること。

いわば、自分の葛藤に打ち勝って、最後まで相手のことを(自分なりに)考えられる自分であることが大切なことではないでしょうか。

この視点で彼の言動を考えるなら、彼がいい人かどうかという話は別にして、自分の事情をわかってもらいたがっているように僕には思えます。

どこか「自分が悪い(罪悪感)」を愛情のかわり(愛と誤解して)表現しているように思えるのです。

相手を思っている気持ちを自分を罰することによって表現する。冷静になって考えて見れば馬鹿げた話のように思いますよね?

でも、僕たちはそれを信じきっていて、疑うことがない場合も少なくないのです。

相手のために自分がちっぽけでダメで悪いと思うことが、相手のためになると信じている。

これを僕は「罪悪感ってのは愛の顔をして代わりに居座るものだ」と表現しています。それは愛でもなんでもないい、ただの罪悪感なのですが、そう信じ込んちゃうわけです。

そして、このような発想を持ちやすい人は「自分は不十分だ、人に罰されるだろう」とか、人は自分を罰する(怒る・嫌う)と自分で思い込んでいる人」なのです。

それぐらい自分は愛されるにふさわしくないというイメージがあるってことですね。

すると、彼の言うように「自分が苦しい」「罪悪感を感じる」「だから分かってくれ」という表現は弱さの表現して、相手に許されようとするし、許してもらえないと「なんて相手はひどいやつだ」「私をこれ以上苦しめるつもりなのか」と思うようになる。

ただ、このような言葉を言われた側は、もう訳がわからないわけですよ。

え?私はあなたのことを愛しているし、支えたいと思っているのに、どうして?と。

だから、伝えられた方は迷うし、どう判断したらいいかわからなくなるのです。

 

心の距離が近すぎる二人

彼の幸せは自分の幸せと思うほど大切な人だったのに、私は彼の心配をしすぎて彼の言葉を受け入れすぎて自分の魅力を無くしてしまったのでしょうか。
どうすれば2人とも傷だらけにならずにすんだのか、何がきっかけだったのか。

ご質問を読ませていただいて、お二人はかなり心の距離が近い関係であったように僕は感じています。

もちろんお二人の間に、お二人なりの信頼関係があったことは、きっと事実なのだと思います。

ただ、あなたの「私は彼の心配をしすぎて」「彼の言葉を受け入れすぎて」という言葉もそうですし、彼があなたに感じていることをそのまま話して理解を求めている様子を見ると、これは信頼関係以上に、心の距離が近い関係だったのではないか、と僕には見えるのです。

これは心の距離が遠い関係ではあまり起こらないことです。遠い関係なら自分のことはそんなに話さないし、むしろ言葉を選んで本心が伝わらないようにするでしょう。それがまた別の問題を作ることもあるのですけどね。

 

そして、これはなかなか見えないことなのでわかりにくいのですが、心の距離が近い(近すぎる)関係では、相手を近くに感じる(信頼できる)けれど、相手のことはよく見えなくなるのです。

例えば、自分の親の偉大さ、親のいい意味での社会的評価をあまり知らないことがあるように、近くなりすぎた人のことはなかなか客観的に見ることが難しくなるのです。

ちょっと試してみてほしいのですが、あなたの手をあなたの顔の間近に近づけてみてください。

手のシワ、見えます?

見えませんよね。

心の距離が近い関係って、このような状態になるとイメージしてみてください。

だから、自分から気づこうとしない限り、相手が何を感じているか、どう思っているかがとかく感じられなくなりやすい。だから「自分の感じていること」だけを頼りに相手との関係を作っていくしか手段がなくなるのです。

つまり二人は近い関係にあるのに、お互いが「自立的(一人で考え、一人で答えを出す)」ようになるのです。ここでお互いの気持が衝突してしまうと、互いの気持ちが傷ついちゃうわけです。

もちろんそこで相手の気持ちを確かめるすべがあればいいのですが、それがないときはほぼ「自分の思い込み」で二人のことを判断するようになります。

それはいいことも、相手のためになることも、あまり良くないことも、全てです。

 

ではどうして心の距離が近い(近すぎる)関係を作るのか、といいますと、多くは不安(怖れ)と罪悪感(劣等感なども含む)が理由です。

反対に、相手との絆が強固であったり、自分を信頼できているなら、多少の心の距離ができても「大丈夫だ」と見守ることができるものなんですよね。

例えば・・・

相手を近くで感じていないと不安。
相手のことが見えないと不安。
相手にかまっていないと不安。
相手を近くで感じていないと悪い気がする。
相手を放っておくと申し訳ない気がする。
相手をかまえない自分が悪い気がする。

例えば、そんな気持ちが強ければ強いほど、心の距離は気づかないうちに、しかし次第に近くなります。

近くなるから、相手のことをよく知り、感じられる部分もありつつ、しかし自分の不安や罪悪感を意識することも増えますから、相手のことを見ているようで、自分の不安や罪悪感を感じている状態になることが増えるのです。

彼の言葉、意見をよーく見つめると、この状態から発せられているような、そんな印象を受けませんか?

だからあなたは「今の私は、彼の事を思ってるようで、すごく自己中心的で悪い人間に思えてきました」と書いてくださっているのではないかな、と僕は感じています。

そしてきっと彼も同じようなことを思っているのでは?とも想像しています。

ここまでの話をあなたがどう解釈されるかはおまかせします。

ただ、「私は彼を責めていたり、苦しめていたのかというご質問」には、僕はこのようにお答えします。

『きっとあなたは彼を責めるつもりはなかったし、そんなことは(恋愛として一般的に許容され、誰にでもありえる程度のこと以外は)なかったのではないでしょうか。』

むしろこの質問が書いてくださってあること自体に、あなたの彼への思いを感じていますよ。

だからこそ、今の彼の言動が理解できず、自分の気持ちも整理がつかず、大変お困りになられているのではないかな、と僕は感じています。

 

「今の私は、彼の事を思ってるようで、すごく自己中心的で悪い人間に思えてきました」とも書いてくださっていますが、僕はそのような印象は受けていません。

誰しも自分が感じたくない感情を感じる状況に置かれれば、悪意はなくとも自分本意な行動を取ります。そういうものなんです。

ここでのポイントは、あなたが今まで「怒りを行動に変えてきた」理由って何だったのか、ではないでしょうか。

そこにはどんなあなたの大切な思いがあったのでしょうか。

その気持ちはぜひ大切にしていただきたいな、と願ってやみません。

これが「自分責めたり、彼を責めたり、何もしない行動しない無力な私を変えるにはどんな方法があるでしょうか?」というご質問に対する僕なりに答えです。

あなたがあなたを罰する必要はないんです。

あなたも好きな彼とそばにいるのに、どこか不安だった可能性って・・・と僕は考えてしまいます。

そのあなた自身を見つめ直し、「私は彼(大切な人)の前で何を表現しようとしていたのか」をちゃんと知ることが、あなたを変えていく一つのプロセスになるように僕は感じておりますよ。

 

今回は以上です。

なにか参考にしていただければ幸いです。

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