こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

パートナーから、ふとした拍子に

「めんどくさい」

そう言われて、心に引っかかったことはありませんか。

言われた瞬間は、ん?と思っても、

「あの人、めんどくさいって言ったよね・・・」

あとからじわじわ効いてくる感覚。

実際、恋愛やご夫婦のご相談を伺っていると、「めんどくさい」という言葉が出てくる場面は、かなり幅広いです。

  • 付き合ってみたら、やたら「めんどくさい」が増えた
  • 最近、何を話しても面倒そうにされる
  • 「めんどくさい」と言われてから、距離を取られた
  • その一言がずっと頭から離れない

中には、

「私といるのがつまらないのかな」
「私が魅力的じゃないから?」

と、自分の価値の話にまでつながってしまう方もいます。

ただ、この言葉が出たとしても、必ずしもあなたの価値そのものが問題になっているとは限りません。

そこで今回は、「めんどくさい」と言う側の心理と、言われた側が立ちやすい立ち位置を整理しながら、関係の中で何が起きやすいのかを見ていきます。

彼女のことが「めんどくさい」と感じる男性の心理

まずは、あえて

「彼女のことをめんどくさいと感じる男性側で、何が起きているのか」

この視点から整理してみます。

多くの場合、男性が「めんどくさい」と感じるとき、

それは相手を嫌いになったからというよりも、

「どう関わればいいのか分からなくなっている状態」に近いことが少なくないですね。

言い換えるならば、「その反応にどう対応したらいいかわからん」ということなんでしょう。

彼女がすぐ傷つく(すぐ感情的になる)

典型的なのが、

「何か言うとすぐ怒る」「すぐ泣く」「すぐ傷つく」と受け取られてしまうケースです。

彼女が傷つくたびに、男性は「自分が悪者になっている」「役に立てていない」という感覚を抱きやすくなります。

もちろん、彼の言い方や配慮不足が原因であることもあるのかもしれない。

ただ、何を言っても感情が大きく揺れる状態が続くと、男性側は次第に
「何を言えば正解なのか分からない」という疲れを感じやすくなります。

その結果、話し合い自体を避けるようになり、「もういい、めんどくさい」という反応につながることもあります。

なにか起きるたびに過去のことを掘り返してくる

問題が起きるたびに、

「前もそうだったよね」
「あなたも昔こうだったじゃない」

と過去の話が持ち出されるケースです。

今更、変えることができない過去のできごとで責められる。

・・・俺は芸能人じゃない、と思う瞬間かもしれませんね。

ただ、話し合いの場で毎回過去が持ち出されると、男性側は

「結局、なぜ今、それを言うのか、どうすればいいのか分からない」

という感覚に陥りやすくなります。

結果として、

「話しても前に進まない」→「もう話すのがめんどくさい」

という反応が起きやすくなります。

こちらの都合を考えてくれない

自分の不安や寂しさが強くなると、相手の状況よりも

「今の気持ちを何とかしたい」

という衝動が前に出てしまうことがあります。

たとえば、

  • 急に寂しくなって連絡を求める
  • 相手の予定を細かく確認する
  • 忙しさを分かっているつもりでも、感情が先に動く

多くの場合、これは自己中心的というより、不安が強くなりすぎて視野が狭くなっている状態と言ったほうが近いかもしれません。

ただ、その不安が言葉として整理されないまま行動に出ると、男性には

「自分の事情が見えていない」と受け取られてしまうことがあります。

・・・うーん、これ以上は怖ろしくて書けません。ここまででご理解くださいm(_ _)m

依存されすぎてしんどい

人に頼ること、甘えることにも実は「成熟の段階」があります。

相手の都合や余白を考えずに、

  •  即レスを求める
  •  送迎や対応を当然のように期待する
  •  感情の処理を丸ごと相手に預ける

こうした関わり方が続くと、受け止める側は強い負担を感じやすくなります。

本人に悪意がなくても、「彼への頼り方の幅」がまだ狭い状態だと、

相手には「もうしんどい」「めんどくさい」と映ってしまうことがあります。

大人の依存とは、相手を信頼したうえでお願いできること。

「やってもらって当然」ではなく、関係の中で選び合える余白があることでもあります。

意見や相性、好みが合わない

意見や相性が合わないこと自体は、本来それほど問題ではありません。

ただ、相性のズレが続くと、

  • うまく喜ばせられない
  • 何をしても噛み合わない
  • 自分が機能していない感覚

こうした感覚が男性側に溜まっていくことがあります。

すると次第に、

「何もしていないのに責められているような罪悪感」

を抱きやすくなり、それを避けるために「めんどくさい」という言葉で距離を取ろうとする場合もありますね。

答えに窮する質問を連発される

「もう嫌いになった?」
「私ってめんどくさい?」
「一緒にいて疲れる?」

こうした質問が続くと、男性は「自分の気持ちが伝わっていない」と感じやすくなります。

ただ、同じ問いかけが重なりすぎると、

彼は「どう答えても正解がない」という感覚になりやすくなります。

結果として、感情を扱いきれずに「めんどくさい」という言葉が出てしまうこともあります。

・・・ちなみに、彼に隠しきれない隠し事がある場合も、似たような反応をしますけどね。

あまり、ここは突かないほうがいいかな・・・。

実は男性が怖れていることがある

「結婚」「将来」「責任」といったテーマに、強いプレッシャーや怖れを感じている場合もあります。

このタイプは、考えすぎて動けなくなる傾向があり、恋愛でも慎重になりやすい。

その葛藤が続くと、自分の中で処理しきれない違和感を

「めんどくさい」

という本意ではない言葉で片づけてしまうこともあります。

・・・あぁ、やっちまったな、というケースの典型例です。

この場合、相手の言葉を真正面から受け止めすぎると、こちらが消耗してしまうこともあります。

もちろん他にも様々な事情がケースバイケースで存在しますが、代表的な例はこのような感じですね。

「めんどくさい」と言われたとき、まず起きていること

特に二人にとっての今後や大切な話の中でこの言葉が出てきたら・・・

・・・は?・・・え、ちょっと待って。

私の聞き間違いだったかもしれないけど、

おめー、今『めんどくさい』って言った?

・・・そうなりますね、はい。(いいえとは口が裂けても・・・)

そもそも「めんどくさい」という言葉には、

相手の感情や存在そのものを、雑に扱われたように感じさせる力を持っています。

その言葉を聞いた瞬間に、胸がギュッとしたり、怒りが湧く(怖くなる)のは、ある意味で自然な反応だと思います。

ただ、ここで一つだけ、整理しておきたいことがあります。

それは、彼のめんどくさいは

「あなたを傷つける意図があったかどうかの確認」はしてもいいのではなかろうか、と。

傷ついた事実は、否定しなくていいんです。

ただ、「めんどくさいと言われた」=「あいつはなにも分かってない」とは限らない。

すべてを一気に結びつけてしまうと、南国の海岸が永久凍土になるような冷戦が始まりそう・・・。

男性の話す「めんどくさい」は、「受け止められないし、対応策がわからん」という意味が多い。

そもそも分かる人は「めんどくさいと思うまで追い詰められていない」

ただね、めんどくさいという言葉・・・その”響き”がいけない。

ただ、この言葉の意味を「自分の価値」や「今の関係の答え」にしてしまうと、

あなたも彼も必要以上に、しんどい場所に立ち続けることになります。

そこだけは避けたいよね、という話をもう少しだけ続けます。

「めんどくさい」と言われたとき、立ち位置がズレやすくなる理由

パートナーから「めんどくさい」と言われたとき、

多くの人が無意識に立ってしまう位置があります。

それは、

「私って、好きな人にめんどくさいって言われるような人?」
「私って、迷惑?いらない?彼を幸せにしてあげられない?」

という立ち位置です。

ここに立つと、関係を修復しようとしても、とても苦しい状態になりやすい。

なぜならこの立ち位置では、あなたはすでに「関係の足を引っ張る側」という認識を持ってしまうから

だから、ケンカして、打ち勝って、間違ってないという証明が必要になる。

本来、二人の関係の中で起きていることは、

どちらか一方の問題ではなく、関係の中で生まれているズレのはずなのに、

「めんどくさい」と言われた瞬間、その言葉の意味を一人で背負う位置に、無意識に移動してしまう人は少なくないんですよね。

優しい女性はめんどくさいという言葉を受け止めすぎる

あと、優しい女性に多い、もうひとつ、よく起きる立ち位置があります。

それは、「どうすれば、彼が楽になるだろう」と考え続ける場所です。

彼の負担にならないように。
追い詰めないように。
機嫌を損ねないように。

こうして気づかないうちに、あなたの立ち位置は「関係を支える役」に固定されていくことがあるんです。

これは・・・きついですよ。

「めんどくさいと言われて、それでも相手を支える位置」。

もう涙なくしては語れない話になりそう。

この位置に長く立ち続けると、心のどこかで、こんな感覚が出てきやすい。

私の気持ちは、後回しでいいのかな。
私がしんどいって思うのは、わがままなのかな。

ここまで来ると、関係を良くしたいはずなのに、

あなた自身が、関係の外側に押し出されてしまうんですよね。

これは孤独ですよ、かなり。

傍にいても意味ないな、と思っちゃう。

彼が、ではなく「私が」ね。

ここにはホント立たないほうがいい”立ち位置”です。

僕があなたの友達だったら、シュークリーム買って家に行って、説得しそう。

こちらの記事も続きにどうぞ

最後に

繰り返しになりますけど「めんどくさい」という言葉の響きはちょっと危険。

だからこそ、大事なのは

「めんどくさいと言われた私」 という場所に居続けないこと

なんでしょうね。

今回の記事が何かあなたの参考になればと思います。

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 個々のご相談を心理学の視点で整理して、明快に言葉にしていくカウンセリングが人気。 キャリア17年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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