恋愛と男性心理

悲観キャラな彼の恋愛パターン 〜マイナス思考とパートナーの理想化が特徴〜

悲観キャラな彼。何を考えて恋愛しているの?

悲観キャラな彼

私の彼、想像以上に悲観的な発言が多くて驚いています。

彼のことは嫌いじゃないんですけど、毎日ネガティヴなことばかり言ってくるんですよね。

どうしてそんな風になっちゃったのでしょう?

なんてご相談がないわけではないんです。

要はパートナーが悲観的な思考や発言ばかりする、というお話。

そこで今日は悲観キャラな彼の恋愛パターンについて解説していきます。

よろしければどうぞ。

(※このコラムでは悲観的発言が多い人のことを「悲観キャラ」と呼ぶことにします。)

「悲観キャラ」の恋愛パターンの特徴

さて、悲観キャラの恋愛パターンの特徴は

「マイナス思考」と「パートナーの理想化」

と言えるでしょう。

これ、いいか悪いか別にして、の話ではあるのですけどね。

では、一つ一つ解説していきましょう。

悲観キャラさんとマイナス思考

悲観キャラさんの価値観や思考がマイナス方面に向かいがちなんですね。

とかく物事の良い面を見ても悲観的なものの捉え方をすることがある、ということなんです。

例えば、彼女とデートに出かけても

「今、めっちゃ幸せ。でもこの幸せがずっと続くわけではないと思うと喜べない」

と考えてしまうとか。

パートナーに愛してもらっても

「すごく嬉しいけれど、それはきっと今だけ」と捉えてしまうとか。

悲観キャラさんのマイナス思考は

物事の本質を捉える目的でなされているというより

「自分の心のバランスを取るため」になされていることが多いのでマイナス思考はよくないと理解していても、なかなか手放せないこともあるようですね。

人によっては、ネガティブな感情や悲観的な世界観に「美」を見出す人もいるとかいないとか。

例えば、関係が長く続く喜びより、関係が終わる切なさに刺激を求めたり、美しさを見出す、なんて感じでしょうか。

悲観キャラさんとパートナーの理想化

また、悲観キャラさんは、どこかでパートナーを理想化してしまうことがあるようです。

ここでの理想化は

「パートナーはきっと素晴らしい人に違いないと盲目的に思い込む」というよりは

「彼女はかけがえのない人であり、ものすごく素敵な人だ」と、いわばパートナーを過剰に評価しすぎてしまうという意味合いが強いですね。

その根っこには

「自分をここまで好きにさせるほどだから」

という主観的な判断が隠れていることが少なくないんです。

つまり、この自分の価値観の部分においては、ある意味でこだわりを持っているということなんです。

とはいえ、誰しも自分の価値観を大切にする部分があるもの。

一般的な話をすれば、僕たちの判断は自分の価値観だけではなく、状況や相手のあり方、他の物事の見方などを含めてバランスよく行っている部分がありますよね。

ただ、悲観キャラさんの中には

「僕がそう感じるのだから」「俺がそう思うのだから」

という部分に強いこだわりを見せる人がいる、という話です。

だから、悲観キャラさんは一途で裏切らない側面がある、とも言えるのです。

その一方で、パートナーを見上げてしまう場合も多くなりやすいですし(よって嫉妬しやすい)、自分自身の強いこだわりをパートナーさんにぶつける人もいる、という話なんです。

悲観キャラさんは自ら別れが選択できない側面も持つ

あと、悲観キャラさんの恋愛観の特徴として

「自分から別れを選択することが苦手」

という側面がありますね。

先にも書きましたけど、自分の価値観にこだわりを持つ悲観キャラさんは「自分が好きになった人」をそう簡単に手放そうとはしないのです。

だから、あまりいい話ではないかもしれませんが・・・

パートナーに裏切られたり、深く傷つけられたとしても、自分のために別れられない側面を持つ、とも言えるのです。

客観的に別れたほうがいいと思える状況でも、なかなか別れられない。

その深層心理には「癒着傾向」が見えることもあります。

要は、パートナーを

「自分をここまで好きにさせるほどだから」と感じているうちに

必要以上に相手との心理的距離が近くなっている場合がある、という話。

人によっては「パートナーの気持ちは自分の気持ち」ぐらいまで近くなりすぎてしまう。

だから、もしパートナーと別れるなら「大嫌い」になれるほどに否定しないと、別れられないのです。

でも、大嫌いになれないから別れられない、ということを繰り返すわけですね。

この「大嫌いにならないと別れられない」という部分が「癒着のあらわれ」なんですけどね。

悲観キャラさんの才能は粘り強くパートナーを理解したり、関係を大切にできること

さて、ここからは悲観キャラさんの才能について触れておきますね。

悲観キャラさんは

粘り強くパートナーを理解していく才能を持っていて、それがきちんと発揮されると

「信じられないぐらいパートナーを受容することができる」

なんて場合があるんです。

周囲から「あのカップルは信頼しあっているよね、本当に羨ましいわ」と思わせるほどの絆を作る力が秘められている、と僕は考えています。

多少のネガティブさでは折れないハートを作り上げていることがある悲観キャラさんは

二人の間に辛いことがあっても、多少パートナーが崩れても、しっかり関係を支えられる力を秘めていることがあります。

ただ、その才能は、自分自身の価値観の中だけでとどまっている場合、なかなか発揮されないという側面がありそう。

自分自身の価値観、こだわりの世界から一旦抜け出して、人と関わる中で自尊感情を取り戻したり、多様なものの見方を得て、様々の価値観を受容できた場合に発揮されるともいえます。

よって、悲観キャラさんが癒やされ、その才能が覚醒すると

「こんなに私のことを理解してくれる人なんていない。この人と出会えてよかった」

なんて評価を受けることもしばしば起こります。

ここまでくるともはや悲観キャラではなく、愛し上手になっているともいえますけどね。

パートナーが悲観キャラさんである場合の関わり方

最後に、あなたのパートナーさんが悲観キャラさんであった場合の話をまとめます。

なお、ここから書く話は「絶対にこうすべき」という話ではなく、もしあなたがパートナーさんとの関係を大切にしたいなら、という前提の話だとご理解ください。

パートナーに共感し、自分の考えや意見は明確に伝えよう

おそらく悲観キャラさんのネガティブな価値観は、そう簡単には変わらないことが多いようです。

なぜなら、物事を悲観的に捉えることで心のバランスを取ろうとしているから。

なので、相手の価値観や考えを否定せず、共感的態度を示す方が関係は良くなりやすいです。

かつ、こちらの気持ちや考えも、曖昧にするよりは、相手に伝わるように投げかけてみることがおすすめです。

ここを曖昧にすると、悲観キャラさんの中には

「自分の気持ちがパートナーの気持ちだ」と捉えてしまう(癒着する)場合があるんです。

いわば、自分の考えを良かれと思って相手に押し付けてしまったり

相手の気持と自分の気持ちが張り付いていることに気づけずに

「君には考えがないのか」

的な発言をする人が出てきます。

だから

「私のあなたは別の人間なのよ」

と、ある意味、人としての境界線を明確にするためにも

こちらの考えや気持ちに関しては、相手に気持ちや意見をぶつけるのではなく、しかし、明確に示すことがオススメなんです。

できることはできる・できないことはできない、を明確にしておこう

また、悲観キャラさんは

いい意味でもそうではない意味でも

「あなたのことを過剰に評価し、妙な期待をかけている可能性がある」

と理解してみましょう。

なので、こちらから「できることはできる、できないことはできない」と、怒らず、普通にしれっと、できるだけ早い段階でキチンと伝えておくことをオススメします。

このコミュニケーションができていないと、特に癒着傾向がある人ほど、パートナーに理想(要は自分の意見)を押し付けやすくなるんです。

また、あなた自身が「私は不十分なのかも」と自分を疑ってしまうことにもつながる可能性もあるのでね。

ときには別れる選択も視野に入れる必要も

あと、これは実際のご相談として少なくない話なのですが

「今の関係があまりにしんどい」と思うなら、別のタイプの人を選ぶという選択だってありだと僕は考えています。

もちろん、なかなか悩ましいことだとは思いますよ。

ただ、あなた自身が深く傷ついたり、つらい思いを抱えすぎているなら、まずあなた自身のために様々な選択肢について考えてみてほしいなと願っています。

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