彼氏が好きなのにイライラするのはなぜ?|そのイラつき、「要求」じゃないんです
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日も安定の「忍耐女子シリーズ」の記事でございます。
「彼のこと、ちゃんと好きなはず。なのに、一緒にいると無性にイラッとするんです」
という、ご相談をいただくことがありますよね。
ま、イライラすることが主訴になることは少なくて、
「夫や彼との関係がもうどうにもならんので、なんとかなりまへんか?でも、これ以上の我慢は私もできまへん」
というお話が多いんですけど。
・・・まぁ、好きな人と一緒にいるのに、特に忍耐女子の皆さまがイラつく、ということは、それなりの事態なんですよね。
そして、たいていセットでついてくるのが、そのあとの自己嫌悪。
「好きなのにイライラするなんて、私」。
そう思う方は、いい意味で純粋かなぁ、と。
「ほんまは彼のこと、そんなに好きじゃないのかもな」。
こう来ると、さらにその純粋さの濃度が高まる感じ。
「好きでもイライラするし、もう、とにかくイライラするねん!」
となると、これは情熱的ですねぇ、となるかなぁ・・・。
ただ、イライラした自分を嫌悪して、責めて。
責めたことでまたしんどくなる。
このループは避けたいですよね。
・・・とはいえね。
イライラするから彼や夫にドカン!と感情のキャノン砲が向くこともあるわけで。
まぁ、そういったお話をうかがうと、前向きな意味で「しゃーないっすねぇ」と思います。
が、彼や夫側も、急に防御柵を高くしてきたり(心のシャッターを閉めるということ)、バズーカ砲を打ち込んできたり(ダメ出しや感情論で応戦してきたり)、人によっては「殻に閉じこもる(受動攻撃)」なんてことも起こり得るわけでして。
そうなると、まぁしゃーないでは済まないというか、戦線が硬直化する・・・もとい、放っておけないケースになり得るわけですね。
こうなると、そもそも「なぜここまでイライラするのか?」のナゾにも手がつかない、というか。
なので今日はそのへんの話をサクッとまとめましょうか、と思います。
Index
彼が好きなのにイライラする。それは「要求」ではないんです。
先に、僕の見立てを書いてしまいますね。
そのイライラ、たぶん「相手への要求」が本当に理由ではない事が多いです。
「なんであんたは〇〇やねん!」というイライラって、「私が相手に何かを求めている」ように感じやすいわけですが。
実際は、いわゆる要求ではないケースがけっこうあります。
だから、相手がこちらの要求に応えてくれても、イライラが消えない、なんてケースも実際にあるぐらい。
むしろ、要求しているのは「これ以上私の感情を乱さないでほしい」のほう、というか。
・・・当たり前の話かもしれませんが、
「好きで一緒にいる相手にここまで感情を乱されることがつらい」
という形になっていることが多いんです。
これはぜひ男性の皆様にも知っておいていただきたいな、と、個人的に願い続けていることでもあるんですけどね。
きっと男性の皆様も同じだと思うので。
ただ、その乱され方というか、どう反応されると辛いのかは、男性と女性で少し違うようなのです。
その違いは知っておいて損はないのかな、と思われます。
つまり、もしイライラを通じてなにか要求していることがあるとしたら・・・。
それは「心の安全」であって、「こちらの思い通りにしたい」といった要求ではないことが多いんですよね。
もちろんそれは「お互いに」なのです。
だから、ケンカなんてしたくないのに、イラつきたくないのに、そうするしかない、という状況が生まれる。
このあたりの「相手が分かっていない、伝わっていない感じ」が、いわばキャノン砲発動へとつながるわけでございますな・・・。
ただ、それをぶっ放すと、危機感と緊迫感しか残らない、という矛盾があるわけですねぇ。
ここ、けっこう大事なのでご自身の理解という面でおさえておいてほしいところです。
もし、本気で「こちらの思い通りにしたい」と思ってるなら、それは見直したほうがいいです。
でも、多くの場合、そう思っているようで、そう思っていない方がほとんど。
そんな実感が僕にはありますよ。
この話を読んで「私、もしかして思い通りにしたくなってるんじゃ?」と思われるなら、それこそ、「本当にそうですか?」と僕が聞きたくなるかもしれないですねぇ。
たぶん、「いい彼女」ができていたんだと思います
今日はもう少し踏み込んでみますね。
こういうお話をうかがうと、僕がよく思うのは、
「あ、この方、彼への気の遣い方が、めちゃくちゃ上手いな」
なんですよね。
彼の返信の速さで、今日の機嫌をなんとなく読む。
会ってるとき、彼がふっとスマホに目を落とした空気で、あ、今この話はやめとこ、って察する。
言いたいことがあっても、雰囲気を悪くしたくないから、ちょっと飲み込む。
ちゃんと「いい距離感」でおろうとして、上手に関わってる。
・・・これ、普通に、当たり前にできていませんか?
ただ、ここを上手にやればやるほど、飲み込んだ気持ちの置き場所が無くなっていくこともあるんです。
言えなかった一言、我慢した小さな不満、聞いてほしかったのに言わんかった話。
それが、どこにも行けずに溜まって、ある日ふとした瞬間に、イライラっていう形で顔を出す。
・・・その横で、彼や夫が何も気づいていなさそうな雰囲気を醸し出す。
・・・なんでか無性にイラッとする。
これ、誰がいい悪いという話ではなく、ここでイラつかないってどういうこと?と思える状況でもあるんですよね。
だから、これはある意味、あなたが彼を大切にしようと頑張ってきた、その頑張りの副産物だと考えるほうが前向きじゃないでしょうか。
これ、女性のお気持ちをフォローするつもりで書いているわけじゃありませんよ。
17年、10,000件、実際にカウンセリングの現場でお話を伺ってきた僕の見立てをそのまま書いています。
そして、その頑張り、彼には見えてないかもしれない
ここからは、ちょっと小難しい話になりますが。
僕がカウンセリングでいつも見てるのは、
「あなたも、彼(夫)さんも、どんな景色を見ながら一緒に過ごされてきたのかな」
という部分なんですね。
というのも。
もし彼が、これまで「気を遣ってもらう」ことが当たり前の景色のなかで生きてきた人やとしたら。
あるいは逆に、誰かに丁寧に扱われた経験があんまりないまま来た人だとしたら。
あなたがどれだけ気を配ってても、その気遣いが、彼には「ふつうのこと」もしくは「そのの言動に込められた意図が分からない」、なんて状態になってる可能性があるわけです。
あなた視点で言えば、「目の前で伝えているのに、相手には見えてない」ということ。
相手視点で言えば、「相手の言動にどんな気持ちや意味が込められているか、気づけてない」ということ。
こうなると、あなた視点では「報われてない感じ」がするのは当然です。
ただ、相手視点では「え?何も悪いことしていないと思うんだけど」となりやすい。
事実として害を及ぼしていない、という認知があると、そうなりませんかね?
・・・ただ、ここを下手に善悪判断で裁くと・・・揉めますね、明らかに。
戦況の緊迫化は避けられない・・・といいますか。
よって、僕のカウンセリングでは、「あなたがこうすべき」とか「別れたほうがいい」などという話って、あまり出てこないんです。
「それこそ善悪判断に近いでしょ?」と思うからですね。
ただ、事実として、いい悪いは抜きにして、今日の話を眺めてみてください。
すると・・・
「伝わってないものがあって、それを別の形でうまく伝えてみればいいのか」とか
「伝わっていなかったとしても、こちらの気持ちのあり方は間違っていなかった」とか
「理解できなかったとしても、相手に対する思いは変わっていない」とか
いろんな着地点が見えてこないですかね?
もし仮に、ここに着地するとしたら、さて、どう感じます?
最後に
僕が伝えたいのは、たった一つです。
そのイライラは、あなたが冷たいからでも、愛がたりないからでも、他の女性(男性)のように上手く愛せないからでもないかもね?
むしろ、ちゃんと向き合う気持ちがあったから生まれるケースが多い。
・・・あ、生理的な反応によるものは除きますけどね。
だから、イライラする自分を自分で裁きすぎると苦しいです。
かといって、苦しいまま自分を猫可愛がりしても、なんか違う、と感じると思います。
だから、いま起きていることをちゃんと整理する、って大切だと思いませんか?
「自分がどこで気を張りすぎてるのか」
「二人の景色がどこでズレてるのか」
そういったあたりを眺めながら、自分の気持ちも間違ってなかったんやな、と思えると、見える景色も変わりますから。
・・・とはいえ、ここまで読んで、こう思う方もいないでしょうか?
「相手は分かってるのに無視しているし、こちらをイラつかせているんじゃ?」と。
万が一、それが事実なら、そこには自分優位で物事を進めたい、みたいな意図が隠れていそう。
ただ、僕の個人的な実感を書くと、そんなテクニシャンってそこまで多くなさそう、なんですよね。
むしろ、相手がテクニシャンだったとしたら、ぼーっとしてたらペースを全部、相手に持っていかれますから、僕も愛だなんだと眠たいことは言ってられなくなりますよ〜。
・・・ただ、こういった話になると、なぜか男性のほうが「いや、彼女や妻のことは傷つけたくない」と思われて躊躇するんですよね。
なんか不思議。
もとい。
ただ、この話で最も皮肉な部分は・・・
「パートナーがテクニシャンかどうか、一番知っているのはあなた」ですよね?(^^;
・・・ね、今、想像したでしょ?
この話を逆に解釈すれば、「そこまでテクニシャンではないパートナーなら、よい関係に持ち込むこともそこまで難しいわけでもない」となるんですよね。
ちなみに、そのへんの二人の関係の地図を書いて、と頼まれると、あっという間に書きますよ。
ただ、ちゃんと「書いて」とお願いされないと書かないので(それはただのお節介)、知りたい方はそうしてくださいませ。
書いてほしいのに、頼んでくださらない人、結構いるんですよ。
・・・ま、指示文はちゃんと打っていただけると非常に助かりますm(_ _)m
けっこういいことを書いているに違いない「忍耐女子シリーズ」厳選バックナンバーはこちら
「はぁ、またこの人も?また私が受け止める係ですか・・・」
「どこにいるの?私を受け止めてくれる人って・・・!」 という話なんですけどね。
忍耐女子って、我慢したいわけではないんですよね。
むしろ「これ以上ややこしくしたくない」「ちゃんと関係を続けたい」と思っているから、自分の気持ちを後回しにしやすい。
で、気づくとちょっと、いや、結構しんどくなってる。
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