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彼が好きなのになぜか一緒にいるとイライラするって変ですか?
「彼が好きなのになぜか一緒にいるとイライラするって変ですか?」
という、ご質問をいただくことがあるんですよねぇ。
僕の答えとしては「変ではない」となるんです。
ただ、なぜイライラするのか分からないから「ナゾ感」だけが残るんじゃないかな、とも思います。
確かに、大切に思う人に(相手のことが好きなのに)怒りを表現したり、イライラをぶつければ
「愛がないのかもね」
と思うものかもしれません。
が、いいか悪いか別にして「愛情と愛情を向ける対象へのイライラ」を同時の持つことはあり得るよなぁと思うんですね。
ということで、今日は「愛情とイライラは共存する」という話をコラムにまとめてみます。
よろしければどうぞ。
彼が好きなのになぜかイライラする心理
さて、彼が好きなのになぜかイライラする心理を考えていくと
大まかに分けて以下の2つに別れるだろう、と考えられます。(身体的な要因は除きます)
一つが「自分自身がストレスを抱え込みすぎている」。
もう一つが「自分が思うように彼を大切にできていない」。
では、一つずつ解説していきます。
自分自身がストレスを抱え込みすぎている場合
これは彼が好きなんだけど
- 自分自身が疲れ果てている
- 経済的な不安を抱えている
- 仕事で追い込まれている
- 家族などの事情で気持ちに余裕を失っている
など、様々なストレスの影響を受けている場合ですね。
言い換えるなら「気持ちに余裕がない」からイライラする、という感じ。
ストレスを感じているとき、僕たちの心と体はストレス要因に負けないように頑張ってますからね。
ストレスを抱え込みすぎている状態とは、いわば「常時戦闘モード」なんて感じなんですよ。
だから、本来はやさしく穏やかな人でも攻撃的になったり、物事に批判的な態度を示すことは十分ありえることなんですよ。
よって、彼が横でボーッと寝ていたりすると
「あぁん!?」
とキレそうになることもあるわけですなぁ・・・。
自分が思うように彼を大切にできていない
自分自身が
「愛する人・大切な人を(自分が思うように)大切にできていない」
と感じるときにもイライラします。
これは
「思うように大切にできていない自分に対して」
イライラするものなのです。
言い換えるなら、自己批判、自己否定のようなものですよ。
そのイライラを消化しきれないと、ついついイライラを自分の外側に向けたくなるわけです。
よって、彼を思うように大切にできなくてイライラした際に
「なんで私の気持ちが分からないの!」
と怒りたくなるのですよ。
(もちろん彼が自分にイライラして彼女に怒りを向ける、なんてパターンもよくみられますね。)
彼が好きなのにイライラしやすい人の特徴
そう考えると、彼が好きなのにイライラしやすい人とは
- いつも自分に無理ばかり課している人
- 自分のことをあまり認めない人
- 自分をいたわる事を忘れている人
- 自分自身に高い理想やハードルを課し続けている人など
となりますね。
最も分かりやすい例は、
「私、子供に厳しくなりすぎているのかもしれません」
とお悩みになっているお母さんの事例です。
子供さんのことをとても大切に思っていらっしゃるから
お子さんの様子を見ては心配したり、上手に愛してあげたいと思うわけですが
その反面、自分のことを後回しにしすぎてしまって、ストレスフルになってしまったり、自分が思うように愛せなくなってしまう、なんて状態になることもあるんですよね。
そこで「子供がこうなってしまったのは親の私のせいだ」と追い詰めれば、子供さんを見るだけでイライラしたり、苦しい思いを抱えても不思議ではないんです。
そう考えると
「好きなのにイライラする」という状態は
自分に負荷をかけ続けていたり
自分の実力や愛が足りないと思うからこそ生じるとも言えそうですね。
ただ、もし自分に愛がないなら、このようなイライラは生じないよな、とも僕は思いますけどね。
イライラより愛を選択できる私になるために
最後に
「イライラより愛を選択できる私になるためにできること」
を少しまとめておきます。
毎日頑張りすぎていないかチェックする
とにかく、自分自身が毎日頑張りすぎていないかをチェックしてみてください。
ここでの頑張り過ぎとは、例えば、仕事の量、予定の多さなど、目に見えて分かりやすいものだけを意味しているわけじゃありません。
気持ちの面で頑張りすぎていないか、という部分も重要なんです。
- 本当は休みたいけれど休んでいない。
- 手伝ってほしいことがあるけど黙っている。
- 聞いて欲しい話があるけど、言わないでいる。
- ずっと彼(恋愛)や仕事の中で気を使い続けている。
そういった側面もチェックしてみてほしいんです。
とかく恋愛ってのは感情を通じて行うものなので、気持ちの余裕の無さはなかなかシビアな現実を作りやすいですよ。
自分のイライラを否定しない・むしろ寄り添う
もし、あなたが好きな人に対してイライラしてしまうなら
そのイライラをネガティヴなものと決めつけず
自分の気持ちを認めて寄り添うほうが前向きな選択になることが多いです。
これは実際にイライラした時の気持ちの整え方も同じなんです。
イライラしている自分を否定的に捉えるより
「あ、私、今イライラしているんだ」なんて風に
少し他人事感といいますか、客観的に捉えてみると感情に巻き込まれなくて住む場合があります。(いつもうまくいくわけじゃないかも、ですが)
イライラしていることが正しい・悪いという判断を手放してみてほしいんです。
イライラするには必ず何らかの事情があるはずでず。
だから
「今、イライラしてるんだな」
と見つめていくことで、その理由も自ずと見えてくるんです。
なかなかイライラの理由が見えてこない場合は、カウンセラーなどに聞いてもらうといいかもしれませんね。
その理由が見えてくることもあると思いますので。
ストレスの発散方法を持っておく
日常の中で、ストレスを発散する方法を見つけておくことも大切です。
例えば
- 早寝早起きを習慣つける
- 体を適度に動かす
- 心が喜べる楽しみを見つける
- 一人で悩まず人と関わる・話す
など、あまり自分に負荷がかからない方法がおすすめですね。
最後に
実は、僕たちは大切な人に対して、怒りや怖れを抱きやすいんです。
大切なものだから壊したくない、丁寧に扱いたい、と思うでしょ?
だから、こっちも緊張したり、妙な力が入ってしまうんです。
それは相手が大切であればあるほど、そうなってしまうもの、といいますかね。
だからこそ、普段から自分をいたわるように、フーっと肩の力を抜くように過ごしていると、イライラする回数が減っていくかもしれません。
ま、僕のカウンセリングの場合
「それってあなたの中に愛があるからですよね」
とか、すぐ余計なことを言ってしまうんですけどね(^^;
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