恋愛・夫婦の心理学

遠距離恋愛と「感覚」のお話

遠距離恋愛と「感覚」のお話

恋愛のご相談の中には「遠距離恋愛」についての問題やお悩みがあります。それは遠距離特有の問題とも言えるものから、これから遠距離恋愛になる、というケースでも同じようなお話をお聞きすることがあります。また、これはもちろん日本国内のお話だけでなく超遠距離・・・「海外の方」との恋愛のご相談でもあるんですね。

その中で「彼が付き合う事をやめよう」と言ってきて困っている・・・というお話があるんです。
 

例えば、お互いに何の問題もなくお付き合いを続けてきたと感じていても

パートナーから「今のままでは僕(私)は君(あなた)を幸せにできない」「このままではお互いに我慢を募らせるだけだ」「そんな自分といると君は(あなたは)不幸になる」という話が出てくる、そんなケースです。

特に男性側から別れを切り出すというケースの場合、彼の中でもかなり悩んだ挙句に出した答え=別れ、であることが多いので、どれだけ話し合っても彼の気持ちが覆らない、なんて状態が多いでしょうか?

ということで、今日はそんな遠距離恋愛をテーマにしてみたいと思います。よろしければお付き合いください。

(ちなみにこのようなケースで同時に起きる問題として「彼が浮気した」「他に好きな女性ができた」というお話もあるのですが、今回はそうではないケースを扱います。それは遠距離の問題ではなく浮気の問題になりますので。その点、あらかじめご了承ください。)

男性は罪悪感の生き物。何度もこのブログで書かせていただいたことでもありますね。

今回のようなケースで男性から別れを切り出す場合、彼の中で何かしらの罪悪感ベースの発想が別れという答えを導き出していることって少なくないようです。

多くの自立された男性は、女性に負担を掛けたくないと思っています。それが女性にとって負担か?そうではないか?は別にして、現実的にあなたが困ること、つらくなる状況を生み出したくない感じています。

(逆に依存的な方は「あなたが頑張るべき」という態度を見せるでしょうが)

何故ならそれこそ男としての力の無さとして感じてしまうからですね。

例えば、今、遠距離恋愛をしていて、今後二人が一緒になる時のことを彼が考えた時。

どちらかが今ある生活や環境を変えなければいけない。しかし今の自分には仕事がある。仕事を無くしてはあなたとは一緒にいられないし、それはそれであなたの負担になってしまう。

だとすれば、あなたに今ある環境を変えてもらわなければいけない。それもまた、あなたに負担になるのではないか?

と考えて、悩む男性もいらっしゃるでしょう。

また、どのような状況であってもあなたを受け入れ守り続けていく気持ちはあっても、今の自分にそれだけの力があるのか?と自分に疑いを感じている場合も同様です。

これから遠距離になるというケースの場合は、あなたに我慢させる、寂しい思いをさせると考えて悩む男性もいらっしゃいますね。

そんな時、自立的な男性の中では「あなたへの思い」<「罪悪感」という構図ができあがっていることがよくあります。

彼の中で、自分の気持ちよりも、何かしらの問題意識が刺激する心苦しさ、その感覚にココロが支配されている、といえば分かりやすいかもしれませんね。だから彼は、その心苦しさをベースに二人の関係のことを考え始めます。そんな時、何が好きとか言っていられなくなるんですね。

かといって、では彼がその罪悪感を超えてあなたを愛そうとしているのか?と言えば、これもそう言い切れない部分もありそうです。

まぁ、それぐらい男性にとって罪悪感という心苦しさは手強い、と言えるのですが。

例えば、彼の中に「相手に迷惑をかけることは悪いこと」という当たり前の発想があれば、彼はきっとより多い罪悪感を感じる選択肢は選ばないということでもあるんですよね。誰しも好意をもつ相手に罪悪感を感じたくはないでしょうから。

すると、男性の中での罪悪感を選択しない選択・・・「これ以上あなたに迷惑をかけない」が「良いこと」という構図すら生まれてしまう。これが彼の「別れることが君のためにもなる」という発言につながるのです。

が・・・こう書きますと、この彼の発想って、パートナーであるあなたの感情はスルー。どこか「ひとりよがりな発想」と言えそうな側面を持っているわけで。

彼が勝手に考えて悩んで答えを出す・・・。じゃ今までは何だったの?一緒にいる意味はどこにあるの?と女性が感じることはとても自然なことだと思うんです。だからこそ辛い、切ないケースだなといつも感じながらお話を伺っているんですけどね。

また、「それってただの逃げ口実じゃないの?」「私を愛していないことへの言い訳では?」と思われる女性がいらっしゃっても不思議じゃないなぁと思うのです。

正直、そのあたりは男性個々で差があると言えるでしょうね。そういう方もいるし、そうでない方もいる。

ただ、その男性の本質って、その彼の表情や言動、今まで二人が共に歩んできた時間で彼が残してきたものから導き出せるのではないかな?と思います。

あなたが選んだパートナーがどんな人なのか?どこか良く分かっているのはあなたではないでしょうか?カウンセリングでじっくりお話をお伺いしていると、僕自身そんな想いになることがよくありますね。

さて、このようなケースではどうすればいいか?なんですが。

お互いが気持ち、それをぶつけ合うだけではどうにもならないケースであり、かといって、彼の気持ちを受け止めない限り話し合いは進まず・・・。難しいケースですよね。

逆に言えば、自分の気持ちを超えて覚悟をもって愛せるか?という「お互いの意思と覚悟が試されてる」とも感じることがあります。

では、このような彼とどう向き合っていけばいいか?なんですが。

まず、あなたが彼と対峙した時、彼に与える感覚はどんなものになっているか?それに気づくこと。そしてネガティヴならばそれを変えることが大切だと僕は考えています。

結局、2人の今までの話し合いも、これからの話し合いや想定される事実はそんなに変わらないはず。これからも同じ問題に悩み、話し合うことが多いと思うんです。

ただ、その時にあなたはどんな表情で彼と向き合ってますか?どんな気持ちを抱えて彼と向き合っているでしょうか?

心理的に言い換えれば、あなたがどんな感情・感覚を抱えて、相手と向き合って言葉を紡いでいるか?あなたのマインドの状態を彼は何となく嗅ぎ取っているものですよ、ということをお伝えしたいのです。

僕はこの部分を非常に大切に考えていますし、二人の関係を変えていく分岐点になると考えています。実際にそんなケースを多数担当させていただいてきました。

一般的に女性の方が男性よりも「感情」「感覚」的な感度は敏感だと心理学では考えられています。しかし男性が全くもってその心の機能を失っているわけではないんですね。特にナイーヴでナーバスになりやすい会話の中では、男性もその感覚を繊細にキャッチしているものです。

だとしたら、不安そうなあなたを見て、彼は自分の気持ちを変えるでしょうか?

「別れることが君のためになる」

この言葉は彼にとっての「限界」を示します。今の彼にとってのココロのの限界、です。

「一緒にいることがあなたのためになる」

あなたが本当に彼を愛し、彼と共に生きようと願っているならば、彼の意見を受け止めた後でも、ぜひ今の自分に胸を張って、凛とした態度でいて欲しいのです。

あなたの中に彼との「対等さ」を持ち、自分の魅力や強みをしっかり感じて向き合うことが必要だと思うんですね。

心理学で言う自立と依存。お互いにどちらかに傾きすぎてもうまくいかない、そんなケースだと思いますしね。

かといって、あなたが不安や悲しみにただひたすら耐える必要はありませんよ。無理は禁物で、自分の気持ちを偽る必要もありません。むしろそれは逆効果で、辛そうにしているあなたを「感覚」として彼が感じれば、彼は意見を変えることは少ないでしょう。

もしここに迷いがあるなら、あなたも自分自身に不安や疑いを抱えているのかもしれません。友人や仲間に励ましてもらったり、サポートを受けることも考えてみてください。その不安や疑いは一人で抱えずにケアしてくださいね。そのあたりは私たちカウンセラーはそのお力になれると思いますよ。

今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

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