恋愛の心理学

どうしてもパートナーに突っかかってしまう私がいます・・・

どうしてもパートナーに突っかかってしまう私がいます・・・

今日は無価値観と怖れの話。よろしければお付き合いください。

どんな人も好きなパートナーとは仲良くしていたいもの、ですよね。

まぁもう顔も見たくないというなら、今回のお話とは別ルートの話になるのですが。

しかし、好きだからこそ、ついつっかかってしまう、怒ってしまうという

そんなお悩みも実際には存在するわけです。

そしてこの現象を、甘え過ぎ、気合いの問題、オトナになろうね・・・

というお話だけで割りきってしまえるならまだしも

そうではないケースも意外と少なくないんです。

好きな人についつっかかってしまう。

これ、確かに素直じゃないから・・・と捉えることもできそうです。

でも、素直じゃないって、何に対して素直じゃないのでしょうか?

僕が思うに、「相手のことが好きだ、大切だ、そばに居て欲しい」という

そんな愛にあふれた気持ちに素直じゃないのかもしれません。

結論だけを言うと・・・ですね。

しかし、多くの場合、その自覚以上に

「怖れ・不安」をお感じになっておられる方のほうが多いような気がします。

彼が離れていくのではないか?
彼は私のことだけを見ていないのではないか?
彼は私のことをどうでもいいと思ってはいないか?

パートナーシップの中でそう感じれば感じるだけ

そりゃ不安になるってもんですよね。

そこを平気でいられるようになるには、ある程度の達観か経験が必要になりそうです。

そして、こういった不安って

実はあなたの内面で、

自分の無価値観(自信のなさ・愛されない不安など)を感じたくない」と

あなたが思えば思うだけ何故か強まってしまう、という性質もありそうなんですよ。

人はみんな、自分のことを懐疑的に捉えているフシがあります。

だから、自分のことをより素晴らしくしようという努力をします。

が、この努力で払拭できない「不安や怖れ」ってのが出てきたとき

私たちはかなりこの不安に手を焼き、時には飲まれてしまうようです。

だから、なかったコトにします。いや、なかったことにしようと努力します。

心のなかでは無価値観ゆえに

(つまりあなたがパートナーを好きで、価値を見ていて、愛しているがゆえに)

怖れや不安を感じているのですが、

そもそもその不安や怖れが無価値観の影響だと気づかなかったり(まぁ普通気づかないんですけど・)

その不安や怖れの解決方法がアタマの中で浮かばないとき

つい相手を責めてしまったりするのですよね。

あなたは私の気持ちをわかってない!と。

しかし、その不安の根っこが無価値観(自分は愛されないのではないか?という感覚)

であるならば、普通、大好きな人にその自分の気持ちを見せますかね?

きっと自立的で社会経験を持たれ、相手のことを愛したいと思う方ほど

「見せない」し、隠そうとするのではないでしょうか?

だから、相手に分かって欲しいと思っても、

結局のところ、自分の不安は消えない。

このヤキモキするような葛藤ゆえに、相手を責めてしまうってケースも少なくないのかな?と僕は思います。

ちなみに

こういったケースで「不安になる自分がダメなんだ、自信がないからダメなんだ」と

今までに加え、もっと更に激しく努力される方もいますが

その方法「だけ」を使うとまたストレスやイライラがたまったり、

「私はどれだけ頑張っているか、あなたは分かってないの?」

(その内面では誰のために、何のために頑張ってると思うのよ!という怒りもありそうですが)

と思うだけ、そりゃまぁ、パートナーについ突っかかってしまうこともあると思うんですね。

そんなとき僕は、それも愛情の裏返しなのでは?と感じることが多いですね。

いや、もはやそれは女性のみなさんの魂の叫びレベルでの

もっと愛したい、相手のためになりたい、そして私も一人の女性として愛されたい・・・などなど

そんなとても自然な「願いであり祈り」ではないか?とすら思うことがあります。

だからつい、分かっていても、怒っちゃうのではないかなぁ?と。

それをニーズやわがまま、弱さだとだけ断定してしまうとしたら

まぁ・・・救いのない話になると思いませんか?

ただ、あなたの中に無価値観が強いと必要以上に自分の不安や怖れは増しますから

あなた自身が自分を依存的だと感じてしまう、そんな傾向は確かに出てきます。

なので、その点のケアは必要かなーと思います。

もっと今の自分、今までの自分、認めていきましょう、と。

無価値観を持っている自分を呪ったって辛いだけですから

今までの私、今の私を含めて価値がある、肯定していけるような発想に

できるだけ長く触れましょうね、といった感じで。

なので、こういった時は今、起きていることよりも

なぜそれが起きるのか?から見つめてみる。

そして、ちゃんと「動機づけ」をしてから自分を認める、褒めることがより有効かな~と思います。

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