心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
今、あなたが感じていることに「許可」が出ると、次のステップに進める。
そんなご提案をさせていただくことがあります。
今日は一つ、シンプルな事例を書いてみます。
例えば、切ないことですけれど、あなたにとって大切な人との別れがあったとしましょう。
あなたの心の中に、まだまだ悲しい気持ちがあったとしましょう。
まだ終わったなんて受け入れられない・・・とか。
もしかしてまだ彼に何かできたんじゃないか?
こんなことで終わるなんて・・・といった、割り切れない思いがあるとしましょう。
本当はもう今のこの気持ちから抜け出したい・・・けれど、抜け出せない。
そんな時。
もしかすると、あなたの心がまだ、切ない気持ちを何かしらの理由で必要としていることがある、と考えることができるんです。
それは悪い意味ではなくて、です。
あなたがその感情を必要としている理由って、まだ、気持ちの面でのやり残しがある・・・。
そんな可能性も否定できないことってあるんですね。
それは確かに「わだかまり」とも言えますし、まだ消化しきれていない何かしらの気持ち、とも言えます。
あの時、ちゃんと「好きだ」と伝えきれていない。
あの時、本当は泣きたいわけじゃなかったけれど、泣くしかなかった。
あの時、もっと相手のことを考えておけばよかった。
あの時・・・。
その気持ちをちゃんと完了させることで、あなたが次のステップに前向きに迎えることもあるんです。
今の気持ちをちゃんと手放すために、本当にあなたが与えたかったこと、やっておきたかったことを心の中で認める。
あなたのやり残しを、そのままにしておかない。
あなたが前を向く「許可を出す」ために、そんなプロセスが大切になることがあるんですね。
もし、あなたが吹っ切りたい気持ちがあるなら。
もうそろそろ前向きに進みたいと思うなら。
あなたのやり残した気持ちって、伝えきれなかった気持ちって何でしょう?
あなたが心の中でわだかまっている気持ちって何でしょう?
あなたが想いを寄せた、大切な人のために、やりたかったこと、伝えたかったことは何でしょう?
それ、ちゃんと伝えて感謝するプロセスは、あなたに「前に進む許可」を出してくれることがありますよ。
これは一つの方法ですが
手紙に書いてもいいかもしれない・・・その人に出さない手紙でもいいでしょう。
本当にあなたが相手に与えたかったことを、メモなどにしたためてみてもいいでしょう。
そして、じっくりの眺めてみるんです。
「あぁ、私、こんなことがしたかったんだ・・・」って見えるかもしれません。
大切なのは、大切な人にしてほしかったことだけじゃなく「大切な人にしたかったこと・与えたかったこと」
これを感じることが「許し」に繋がっていきます。
そこでもし感じる気持ちがあるなら、ゆっくり表現して流していきましょう。
涙が出るなら、ゆっくり丁寧に紡いでいきましょう。
そして、その手紙やメモをじっくり感じて、あなたが与えたいと思っていたことを感じたら。
そんな自分を認めながら、ありがとうと相手に感謝してみてもいいです。
そして、あなたが与えたかったことを・・・ゆっくり手放していきましょう。
相手に与えたかったと思うその気持ちをを、空に解き放つイメージでもいいですね。
それだけ自分に愛情があったんだよね、と感じてみて、リリースしていきましょう。
意外と僕たちオトナの「次」を止めているのは、「愛されなかった痛み」だけじゃないんです。
あぁしたかった、こうしたかった・・・そんな「与えたかったけど、できなかったこと」の場合も少なくないもの。
そこにこだわってしまうから、あなたの気持ちが止まっちゃうこともあるんですね。
であれば、それだけ好きになれた、大切にできた人と出会えたことに、感謝していくと・・・ゆっくり心の中が解放されたり、時には温かい気持ちになれるようになっていきます。
どこか心の中のわだかまりや後悔もゆっくり解けていくと思います。
もちろん焦って感じる必要はありません。
無理に感じよう、楽になろう、癒そうとしても逆効果なので、あなたの心を信頼してあなたの気持ちと付き合ってみてください。
あまりにつらい時はストップ、でもいいです。
ただ、今、感じる気持ちを否定しないことが、次への許可を導くカギになっていることって少なくないのですね。
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