心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
んー久しぶりに晴れた!と思ったら、急に寒くなって暖房を・・・と考えてしまいました。
うっかり薄着でカウンセリングルームに来てしまった、この敗北感、なんなんでしょう・・・。
さて、今日もいただいたご質問にお答えします。
よろしければお付き合いください。
HRさん、ネタ募集コーナーにご協力いただきありがとうございます。
なるほど、さすが愛深き忍耐女子。もう「男性が弱さ」を見せた瞬間を見逃したくないわけですね(それで何をするのかはあえて聞きませんが・・・)
自立男性の弱さって?

例えば、僕は以前、コラムにこんな話を書きました。
どこか自立がやめられない男性は
『今は何もしなくてもいいよ、という場所であり、好きにしてもいいと感じられる場所、つい休みたくなる居心地のいい場所を求めている』
『どんな自分でも受け止めてくれる人を望んでいる』
また、ハードワーカーさんの心理という部分では
『「止まったら無価値」なのです、ハードワーカーさんのココロの中は』
だとすれば、いわゆる自立男性の弱さって「弱くなれないこと」なのかもしれませんね。
つい強がってしまったり、頑張ってしまったり、一人で背負い込もうとする。
言い換えれば、素直じゃない、とか、強がっている、とか・・・そういった姿なんでしょうけどね
それ自体が「弱さ」だ、と言えなくはないのです。
一見すると「強さのように見える」のですけどね。
なお、今回は、もっと具体的にどんな言動が男性の弱さを示しているか、というご質問のようですが・・・んー事例が多すぎて、すぐには思いつきません。
よくある話はつらそうなのに「大丈夫だから」が口癖、とかね。これも弱さを示していますけど。
なので、みなさまさらなる具体例プリーズ(笑)そうすれば「ここが弱さですよ」と言えるかもしれません。
私たちの世界にはこんな言葉があります。
『弱さの中に入るだけの強さ』
自分の弱さを受け容れることができることこそ、強さであるわけです。
そう考えると、そもそも自立男性が
『愛なんてしらないし、そんなものでは飯は食えないよ』とか
『俺のことは放っておいてくれ』とか
『俺は一人で生きていけるし』とか
パートナーである女性の前で、そういった姿を示している事自体が「弱さ」である、とも見ることができるのです。
そもそも自立の人のマインドとは「自分の生き方は間違っていない」と証明したくなっている状態に近いもの。
その男性がどうしてそんな生き方を採用しているのか?は、どこか「真の自立(男性的な包容力のある自立)」と、「そうではない自立(隔離された一人の世界で生きる)」を混同して理解している可能性がありますね。
逆に、依存の人のマインドは「自分がいかに傷ついたか、頑張ったか、間違っていないよね?(自分は被害者だ)」を周囲に理解させたい、と思っている状態に近いわけです。
だから、男性が自立をして「自分の生き方は間違っていない」とたった一人で正しさを証明しようとすると
その傍にいるパートナーは、「依存のマインド」を引き受けることになるので、若干被害者的な感情を感じ続けることになります。(どれだけ愛せば私を見てくれるの?的な・・・)
それぐらい、このタイプの男性をパートナーにすると、あなたが弱さを感じてしまう状況が出来上がるのですよね。
***
そして、彼との関係の中で「あなたが感じている気持ち」こそ、彼が鉄壁の自立をして「受け容れることを拒絶している弱さ」を示していることは多いものです。
だとすれば、ですよ。
いわゆるパートナーシップレベルでの自立男性の弱さは
『俺を愛し続けてくれる、そんな女性の愛を受け容れることができない』
ということに集約される、と言えるかもしれませんね。
だから、真に強い自立男性は、『愛してくれてありがとう、本当に君のような人に出会えて俺は嬉しい』と言えるものですよ、きっと。
そう考えると、
カッチカチの自立男性を愛する忍耐女子のみなさんは、『常に男性の弱さと向き合い、その弱さをなんとか愛し続けようとしている存在』かもしれませんよね。
だからね、僕はお話を聞くと、いつも頭がさがるんです。凄いな、と。
ただ、同時にこうも思います。
もしあなたが「そのカッチカチの自立男性の弱さ」とずーっと向き合っているなら「それはなぜ?」
まさかね・・・。
あなたが彼を救うまで頑張るとか
彼に愛されるまで戦うとか
人を助ける以外に自分は役に立てないとか
まさかねぇ、もうそんなことを考えているわけじゃないですよねぇ?
あなたは、きっと素晴らしいのに。
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