恋愛・夫婦の心理学

結婚当時夫に言われたことが忘れられずに苦しい

浅野さんへの質問です

 

苦しくて先生のブログに出会い、浅野さんの言葉が驚くほど胸に落ち、ご縁を感じてメールさせていただきました

 

私は、結婚当初に夫に言われたことが心に突き刺さっています
その痛みが辛く、また、夫が心を閉ざしているように感じて寂しいです

 

結婚して6年目です
私は30代後半、夫は10歳年上です
2歳の子どもがいます

 

お互いの職場が離れていたので入籍後すぐは別居でした
なので、夫のための家事や身の回りの世話がほとんどできませんでした
当時私のいた職場は超激務でした
夫とはその職場で出会ったので状況はわかってくれると思っていました
でも、ガンガン怒られたのです
特に突き刺さっているのは、
*事務的で冷たい
*Gから自分に対する愛を感じない
*夫のために何も捨てられない
*自分のペースを乱されてGに殺される
*結婚しても自分の重荷は何も減らなかった
*ありのままの自分で勝負できると思ってるの?
*今まで付き合った女性の中で最低レベルの尽くし方
*一緒に生きていきたいなら死んだ気になって価値観を変えて欲しい

 

結婚前は言われたことがなかったので私はパニックになりました
夫を愛しているのに何を言ってもやっても怒らせて傷つけて、一緒に生きるために毎日必死でした
私の本性はこんなに酷い人間だったんだ…と自分を信用できなくなり今も自分を許せません
半年後、精神的に行き詰まって仕事に行けなくなる、という形で同居が始まりました
そこで夫の怒りはぴたりとなくなりました
でも、いつまた夫を失望させるのかと今も怖いです
夫に一緒に考えて欲しい、助けて欲しいことがあっても自分に自信が無くて言えません
他愛ない会話さえ遠慮してしまいます
夫も私の生き方価値観について何も言わなくなりました

 

子どもを授かり、こんなにお互いの胸のうちを語り合わない関係が辛くなりました
子どものおかげで、穏やかで楽しい日常なのだから、昔のことなんて水に流してしまえばいいのかもしれません
でも夫が私をそう思った事実が突き刺さって進めません

 

結婚という大変化に夫も苦しんでいたんだと思います
今も孤独の中で生きているのを感じます
お互いを癒すにはどうしたらよいのか悩みます
なにかアドバイスをいただけたら嬉しく思います
まとまらない文章で申し訳ありませんでした

 

(Gさん ※原文のまま掲載しています)

Gさん、ご質問ありがとうございます。

それは不安ですし、怖いですよね・。

ずっと長い間そのお気持ちをお一人で抱えておられたのでしょうか。

んー頑張られましたよね。

それでは、今回のコラムがGさんのお役に立てばと願いつつ、話を続けさせていただきますね。

夫を愛しているのに何を言ってもやっても怒らせて傷つけて、一緒に生きるために毎日必死でした
私の本性はこんなに酷い人間だったんだ…と自分を信用できなくなり今も自分を許せません

もうご自分を許せなくなっちゃったんですね。

なるほど、って思います。

客観的な意見としてみれば

「もうご自分を許していいじゃないですか」なのかもしれないけれど

Gさんも「自分を許せたら楽になれる」と思われるかもしれないけれど

これは「そう簡単には許せない」って感じるかもしれないな、と僕は思います。

僕たちは

愛する人に強い口調でいろいろ否定的なことを言われたら

自分が相手を愛しているからこそ

つい「自分が悪い」と引き受けてしまうこともあるでしょう。

こういった事は、日常の中でも頻繁に起こりえること、と思うんですよ。

例えば

Gさんのようにパートナーとの関係で起きることもあれば。

子供さんを叱っちゃって、自己嫌悪になって、自分を責めちゃうお母さん。

子供とうまく関われなくて、悩んで、自分を責めちゃうお父さん。

部下を信頼したいのに、頭ごなしに叱り飛ばしてしまう上司。

友達に優しくしたかったのに、つい突き放してしまった私。

愛ってね、素晴らしいものなんですけどね。

愛しているからこそ、なぜか苦しんでしまうこと

自分がダメなんじゃないかと悩んでしまうこともあると思うんですね。

逆に、興味関心のない人との関係では、あまり悩まないのかもしれません。

そう考えていくと・・・

Gさんは「自分に罰を与え反省する」という形で

何かしらのメッセージをご主人に伝えたいと思っている・・・

僕にはそう感じられるんですよ。

でもその方法はあなたにダメージが生まれてしまうんで

んーやっぱり「オススメです」とは僕は言えないんですね。

もっと違った方法が使えると楽なんですけどね。

でも夫が私をそう思った事実が突き刺さって進めません

そうですよね、そう感じちゃうんですよね。

それはそれで「今は仕方のないこと」ぐらい認識してみませんか?

ここで

「本当は前に進みたいのに、つい思い出してしまう・・・」

そう思えば思うほど、気持ちってついてこなくなりません?

僕は「今ある感情に意味のないものなんてない」と考えています。

だから、どんな感情であれ

「一つ一つ意味があることなんだ」と丁寧に扱っていいんだと思うんですよ。

また、もしGさんがどれだけ自分を責めても

「ご主人に自分の思いが伝わっていない」と感じるなら

それはとっても苦しいことかもしれませんね。

ご主人がココロを閉ざしている、そう感じるならなおさらに、です。

ただ、心理学の投影の法則から

「心を閉ざしているように感じている」のは私、なんです。

むしろ、私は心を開いちゃいけないと思うから

相手も閉ざしていると感じることが多いもの。

もしかするとGさんは

ご主人さまから強く言われたことをきっかけに

「大切な人を大切だと言えなくなってしまっている」のかもしれない

そう僕は感じています。

もしそうだとしたら、これは相当に苦しいこと。

ここで自分を罰する気持ちが重なると

「私は大切なものに触れてはいけない」

というルールが出来上がることもあります。

それは、「あなたの愛ではない」のですが

「愛の代用品」のようなものになるんです。

大切な人に関わらないことが相手のため、という

恐れと罪悪感の影響ですね。

これは自分への罰、が影響しています。

だからもう自分を楽にしていく、自分を許していくことが

癒やしに繋がるんですよね。

まずは、今もご主人の言葉が忘れられず、受け止めきれないでいる自分も

許してみるアプローチがいいのではないかなぁ、と

僕は思っています。

その手始めに、今、できることと言えば

Gさんの「気持ち」を否定せず表現すること。

どんな感情でも構いません。

紙に書くなり、信頼できる人に話すなり、感情の解放をすすめてみてください。

書くこと、話すことで、感情の解放は進みます。

ただ、今だけは、話し相手にご主人を選ぶことは

避けたほうがいいかもしれません。

つい感情的になりすぎてしまうかもしれない、そんなリスクがありそうなので。

まず、よっぽどこの問題を早く解決しなければいけない事情がない限り

ご自分の気持ちの整理をする時間があっていいのではないかと僕は思います。

「本当に私が相手に伝えたいことが見つかる」までは、

おそらく過去のショックを思い出してしまうと思いますので。

向き合うのはそれから、でもいいのかもしれませんね。

それぐらい忘れられないこと、のようですから。

さて、ここからは男性心理の話。

ご主人がココロを閉ざしているにも何かしら事情がありそうです。

ただ、そこは僕も実際にお話を伺ってみないとわかりかねる部分なんです。

申し訳ないです。

ただ、ここからは僕の推測の域を出ない話でしかありませんが・・・

ご主人があなたに強く言った言葉は

たしかにそれはあなたを否定する言葉にしか聞こえないと思うんです。

ただ、結婚するパートナーに対して

ここまでご主人が言うとしたら

いい悪いという話は別にして「なにか事情がある」

と考えてみてもいいのかもしれません。

特に、今のお二人の関係は昔とは違う、ということであればなおさら。

ちなみに、

これは僕の経験からくる直感でしかないですけど

ご主人もさみしかったのか、あなたが離れていくと思ったのか?

そんな印象を受けています。

その理由として考えられる男性心理は以下の通りです。

特に普段から「感情を強く抑圧している男性」ほど

感情的になると、とにかく怒る傾向があるんですよ。

感情を強く抑圧すると

「自分が何を感じているのか」ってよくわからなくなるんです。

女性の皆さんからすると不思議、かもしれませんけどね。

すると、男性の中には

自分が今、怒りなんだか、愛なんだか、寂しさなんだか、不安なんだか・・・

何を感じているかわかんないけど、感覚的に何かしら強い感情を感じているから

「あぁこれは怒りだ」と思い、バババーンと、相手に怒りをぶつける人もいます。

でも実際は怒りではなく、愛だった・・・ということもあるし

寂しさだった、不安だった、といったケースもあります。

しかしアウトプットされるのは「怒りでしかない」

そんなことありえるの?と思われるかもしれませんが、ありえちゃうんですね。

また、男性は孤独です。

しかし孤独を愛している人ばかりじゃありません。

だから、男性に愛する人ができるということは

男性にとって一つの「孤独の解放」を意味します。

が、それが何かしらの事情があって

男性と女性が一緒にいる時間がとれなかったとしたら

男性はその解放したかった孤独をもう一度引き受け我慢することになります。

ここに男性の「期待」と「失望」があるんですよ。

一緒に入れるはずなのに・・・という失望。

これはもしかすると

男性の激しい怒りの着火剤になりかねないな、と僕は思うんですね。

そう考えていくと

もし、ご主人があなたを愛していなければ怒らなかったかも?と思うんです。

また、

寂しさを感じたくない男性ほど、女性に不満を言う、なんて傾向があります。

素直に寂しいって言えればいいんでしょうけど。

男性にはそう言うという文化がないもの。

そして、Gさんのお話を読ませていただくと

その当時のGさんもとてもお忙しくされていた様子ですしね・・・。

なんだかいい悪いではなく

いろんな条件が揃っちゃったのかもしれませんよね。

だからといって

あなたの心の痛みは誤解だと言いたいわけじゃありません。

そう感じてしまうことが事実で、そこは癒やされるべき感情なのだと思います。

だからこそゆっくりでも確実に

自分の心の声と淡々と向き合ってみることをオススメしたいですね。

ただ、それは

Gさんが自分を罰することではないし

あなたがいちいち辛い記憶を思い出すことと、常にイコールではないんです。

ご結婚時に辛い経験をされた上で

それでも今まで頑張ってこられたこと、家族を守ってこられたこと

様々なプロセスに価値があるはずなんですよね。

ただ、そういったとても価値あるものを

「痛み・ショック」や「自分への罰」は無に返してしまいます。

しかしそれはきっと真実ではないんでしょう。僕はそう思うんですよ。

だから、もう一度自分を取り戻すために

良い自分、頑張った自分、傷ついている自分・・・

いろんな自分を認めてあげてください。

そして、Gさんがもう一度楽になり

幸せを実感していただくサポート・お手伝い

僕でよければ喜んでさせていただきますよ。

最後になりますが・・・

私達にとっての苦痛の中で最も辛いものは

大切なものを大切にできないこと

これに尽きると僕は思います。

その対象は、パートナーも、子供も、家族も、友人・・・

そして自分自身、その全てです。

すなわち

Gさんも、パートナーさんも

どれだけ自分やパートナーを愛せれば楽なのか、

もう幸せで、喜んでいたい・・・

そう感じている自分に気づいてみてくださいね。

何か参考にしていただければ幸いです。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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