恋愛・夫婦の心理学

彼が別れたがってる? 別れの気配に気づけない心理的背景

別れの気配に気づけない心理的背景

カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。

さて今日は直接ご質問をいただいたのでその話を。

私、彼が別れたがってるのかもしれないけど、その気配になかなか気づけないし、彼がどう思っているのかいつも確信が持てないんです。

今まで何度も急に別れを告げられて辛い思いをしてきました。

相手が別れたがっていることに気づけないのはなぜなんでしょう。

別れの予感・気配に気づかず、唐突に彼から別れを切り出されて大ダメージ・・・。

切ない経験を繰り返すうちに気づいた「もしかして私が彼の気配に気づいていないのかも?」というご質問ですね。

 

別れの気配に気づけないのは「自分を見ているから」

もしかしてパートナーが別れたがっているかもしれない。

そんな予感を感じて不安になる方も多いかもしれませんね。

しかし中には

「彼が(彼女が)まさか別れたがっているとは・・・」

全く相手の気持ちに気づかないで急に別れを迎え、大ダメージを味わっちゃう方もいらっしゃるようです。

もちろんそのダメージ、とてもつらいものですし、一日も早く癒やされるべきものですから、丁寧に扱いたいところですね。

辛いなら辛い気持ちをちゃんと信頼できる人に話すことからはじめてみてください。

しかし、どうして「別れの気配」に気づけないなんてことが起きるのでしょうか?

僕自身の臨床経験をもとにその理由を見つめていけば

「自分のことばかり意識している」と、相手の別れの気配に気づけないようです。

この状態を「自分を見ている」と私達は表現します。

 

自分を見ている、とは?

自分を見ているとはどういった状態かといいますと

自分の意識が外ではなく、内に向いている状態です。

実際、自分としては相手のことも考えているのですが、その内面では「自分の考え、信念、感情に対する意識が強まっている」わけですね。

この状態になると

  • 私は相手にどう思われるだろうか?と気にしてばかり
  • きっと相手は私のことをあまり良く思っていないと思いこんでいる
  • 相手にひたすら気を使い、人の表情を監視している
  • 自分は今、相手とうまく関係を保てていると思いこんでいる
  • 自分の思いさえあればきっと関係はうまくいくと感じている

このような状態になることが多いものです。

ポイントは

「相手は何を感じているんだろうか?」という部分に興味を持てていないこと。

例えば

私は相手にどう思われているんだろう?という不安や疑いがあるときほど、相手に確かめているわけじゃありません。自分をどう見せようか、ともあまり考えないものですしね。

まぁ相手が本当に何を感じているかを素直に表現するとは限りませんが、しかし自分の中でいくら考えても答えが出ない話でもありますよね。

このように「自分の外側に意識が向いていない」ので「自分ばかり見ている」という表現になるわけです。

 

相手に興味が持てない事情があるから見逃す

多く、失恋、離婚に至るにはそれなりの事情があるものです。

もちろんそれはお互いに。

自分自身が「パートナーに大切にされていない」「興味関心を持ってもらえていない」と感じれば、それは確かに別れを考えるに十分な事情ともいえないでしょうか。

ただ、そんな状態であっても、いきなり別れを切り出す人のほうが稀で、何かしらサインを送るものですよね。

相手が男性の場合、そのあたりけっこう分かりやすい言動になることが多くて

「家に泊まりに来ても何もないまま」
「急に返事が冷たくなる」

「一緒にいても今までのような会話が減る」

そんな状態になることが多いものです。

※逆に男性にとって女性のサインは確かにわかりにくいことがあります。まだ言葉で不満を伝えてくれているうちはいい。それ以上のサインは注意深く見ていないと・・・。

 

そんな相手のサインをもし見逃してしまうとしたら、たしかに相手の心は離れていくでしょうし、この積み重ねが別れにつながることも多いのです。

そして、相手の気持ち・サインを見逃す理由こそ

「自分が自分を見ている状態が続いているから」であることが多いのです。

「私、彼にどう思われているんだろう?」

もし自分がそう意識し続ければ

相手は「あぁ、自分に興味がないんだな」と感じてしまうわけですね。

それぐらい人は「興味を持ってもらうこと」で安心感やつながりを感じるものなのです。

自分を見るにも事情がある

とはいえ、つい「自分の内面ばかり見てしまう」にも理由・事情があります。

特にコンプレックス、拒絶への怖れ、失敗への怖れ、罪悪感、無価値感、劣等感・・・・

このような普段は覆い隠している感情・観念が深層心理で強く作用していると、自分を隠す意識が強まり、つい自分ばかり見てしまいます。

余裕を持って相手や周囲を見ることができないのです。

その結果

「自分は相手にどう思われているだろうか?」

もしくは

「きっと今のやり方でうまくいくはずだ」と考えるわけです。

実は自分に不安がある、隠しておきたいなにかがある。

だから必死になっていい恋愛・夫婦関係になるように努力する方は多いです。

ただ、その結果、あなたを大切に思う人の気持ちを見逃すとしたら、それこそ切ないことではないでしょうか?

そんなときほど、僕は「あなたの内面に少し意識を向けて癒やすこと」をオススメしています。

 

自分を見る事情をできるだけ手放そう

自分を見てしまうパターンを持つ人ほど

「相手に迷惑かけちゃいけないな」

そんな思いをもたれているかたが多いのです。

何も悪意があって相手の肝地をスルーしたいと願っている人はいない。

だから別れで強く傷つくし、自分を疑うことになるんですよね・・・。

ただ、この「相手に迷惑をかけちゃいけないかも?」と感じる気持ち

その思いの形にはぜひ注目してみてください。

相手を見て「純粋に相手のために」と思えているならばいいんです。

どこかで「自分が人の迷惑になることだけは避けよう」と思うなら、どこかあなたは自分を隠す事情を抱えている可能性があります。

同じような思いでも、その動機が違えば意味も変わってきます。

もし自己概念として「私は誰かの負担になってしまうかも?」と感じていれば

相手にどう思われるか気にするでしょうし

自分なりの正解・やり方を押し通したくなるものです。

しかし、そもそもあなたは負担な存在でもなんでもないのです。

どうぞ自分自身の内面に少し興味を持ってみてください。

自分を認め、誤解を解いていけばきっとパートナーのこと、もっと上手に愛せるようになりますし、相手のサインにも気づけるようになりますよ。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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