恋愛と男性心理

一人で悩んで「申し訳ないから別れて欲しい」という彼の心理と対策を考える

より添えない状態を作る「期待」という心理

浅野先生へ質問です。

遠距離恋愛で交際6年目の恋人についてです。

結婚の話が進んでいたのですが、彼が突然そっけない態度を取り始め、趣味に没頭したり、交友関係を広げて夜遅くまで遊ぶようになってしまいました。

様子がおかしいと思い話を聞いてみると、「責任の重さを感じている。別れて欲しい」と言われました。

なぜその不安を教えてくれなかったんだろう。なにか力になれたかもしれない、寄り添えたかもしれないのに、という悲しみと、あなたにとって私は簡単に離れられるような間柄だったの?という怒りと、二人はうまくいっている。これからもずっと一緒にいられるなんて幸せだ、とひとりで浮き足立って、彼の気持ちにちっとも気付けなかったことがとてもショックでした。

結婚の話は保留にしてもいい、悩みを解消できるように手を尽くしたい、別れたくないと伝え、なんとか交際は続いているのですが……。

その件以降、彼も私も顔色を伺いあって、よそよそしいやりとりしかできなくなってしまいました。

それでも変わらず大好きでいること、一緒になることを諦めきれないこと、どんな気持ちでいるのか知りたい、と伝えています。

そうした話をする時、彼は私に向けて「特別な人だから幸せになってほしい」と言ったり、「申し訳ない、不甲斐ない」と謝ってきます。

ですが普段はこちらから連絡しない限り交流もなく、話しかけても冷たい態度を取ったり、私と約束事をしないようにしたり、あからさまに避けられていると分かる態度を取るのです。

一方で友人たちには積極的に声をかけ、遊びに誘っては明るく振舞って楽しく過ごしています。少しは気分転換できているのかな?と思ったら、「予定を埋めていないと、ひとりぼっちのような気持ちになってどうしたらいいか分からなくなる」と言われました。私が側にいるのはだめかな?と聞いても、はぐらかすばかりで逃げられてしまいます。

彼が刹那的に過ごしているのを見ていると、悲しくて仕方なくなります。私自身も毎日寂しくて、やるせなくて、自分の価値を見失いそうになります。

彼にとって良い影響を与えられる存在になりたいのに、彼の悩みの種になっている現状が苦しいです。

どうしたら彼にもう一度自信を取り戻してもらい、私が彼を大切に思っていること、心から求めているということを受け取ってもらえるようになるでしょうか。

彼の苦しみを取り除く為には、私から離れることが一番なのでしょうか。

ネタ募集ネーム:いるかさん

 

いるかさん、おまたせしました。ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m

今日はあなたのご質問にお答えしたいと思います。

彼にとって良い影響を与えられる存在になりたいのに、彼の悩みの種になっている現状が苦しいです。

ご質問読ませていただいて、この言葉に僕は心打たれましたよ。

彼の発言で凄くショックを受けておられるでしょうに、そう思えるって素晴らしいですね。

僕もこの記事が何かしらお役に立てれば、と思いながら書いています。

さて、今回のご質問にあるように「一人で悩んで何も言わず、最後に申し訳ないとだけ伝えてくる彼」って、ある特定の心理状態にあるんですよ。

今回のご質問にも、そのあたりの様子が書いてくださっていあるようですが、ここが二人の関係を見つめるポイントになることが多いんです。

では、解説編へまいります。

申し訳なさは無力感を隠すものにもなる

彼の苦しみを取り除く為には、私から離れることが一番なのでしょうか。

これは、まさにいるかさんの偽らざるお気持ちかもしれませんね。

彼との関係は続けたい、でも彼の様子がおかしい。もし私が彼が苦しんでいるなら、私から離れることがいいのだろうか、と思われているのかもしれませんし。

確かにここで別れを選ぶのも一つの方法かもしれません。

ただ、僕はこうも考えるのですよ。

「今の感情のまま『別れ』を選択してしまうことが、お互いのためになるかどうか。ここも大切にしたいですよね?」

という視点でお話をさせてもらうでしょうか。

いるかさんのお話を引用すると

彼と出会ったこと
彼と付き合ったこと
6年間の遠距離恋愛を続けてきたこと。

その結果、私が彼の苦しみのシンボルとして存在し、だから別れると決意することが、おたがいのためになるかどうか。

そこは考えてみてもいいかもしれませんよね、というご提案です。

長い間恋愛関係を続けてきたけれど、いい結末がやってこないとしたら、確かに罪悪感や無力感を感じちゃいそうになりますけれど、本当は必要はないはず。

確かに、世の中には愛し合えない関係になってしまう恋愛もありますが、だからといってお互いを否定的に見つめ、そう感じる感情を抱え続ける必要があるのか、という視点もあります。

どんな恋愛も、できる限り痛みを残さないこと、そして、その経験を学びにすることには、一定の癒やし、そして意味が出てくると思うのです。

 

なぜその不安を教えてくれなかったんだろう。なにか力になれたかもしれない、寄り添えたかもしれないのに、という悲しみと、あなたにとって私は簡単に離れられるような間柄だったの?という怒りと、二人はうまくいっている。これからもずっと一緒にいられるなんて幸せだ、とひとりで浮き足立って、彼の気持ちにちっとも気付けなかったことがとてもショックでした。

そうですよね、ショックですよね。

「あなたにとって私は簡単に離れられるような間柄だったの?」

・・・そう思いますよね、本当に。

ただ、彼にとっても大切な関係でなければ、長く今の関係を続けることはなかったのかもしれませんよね?

もし、彼は彼の事情で、関係を続けることが苦しくなったのだとしたら。

今までの彼がその事情をあなたに語れないほど、二人の関係に意味を見出していたのだとしたら。

あなたの中の「自分にはなにかできたのかもしれない」という後悔より、彼の気持ちを少し理解して、前を向いていたい気持ちを選んでいみてもいいかもしれませんね?

また、あなたが彼の気持ちを見逃してしまったのならば、いろいろな感情を感じるでしょうし、「彼の気持ちを気づけなかった」という意味では自分を責めたくなる気持ちになるかもしれませんよね。

だとしたら、「まずはそこまで」としませんか?

そのためにいろいろな手段を考えてみてはいかがでしょうか。

人はつい自分や何かを責めてしまうもの、ということは僕も理解しているつもりですが、これ以上、自分やなにかを責めることは、あまりオススメではないんです。

なぜなら、あなたが自分を責めてしまうと、なによりあなた自身が苦しいでしょうし、彼はあなたの罰のシンボルになってしまう可能性があるから、ですね。

また、いるかさんが彼の気持ちに気づけなった理由はいろいろあるはずです。それは致し方なかったこともたくさんあるのではないでしょうか。

あなた自身が彼の気持ちを見逃したということもあるでしょうが、彼自身が自分の気持ちを隠していたのかもしれないし、自分自身の気持ちの変化を感じながらも何も言わなかったのかもしれない。

もちろん、だから彼が悪いという話で話ではなく、それが彼の「自分の感情の扱い方」だったということかもしれません。

彼が「責任の重さを感じている。別れて欲しい」というなら、それは彼の恋愛や責任感に対する向き合い方の問題ともいえます。

また、その責任の重さを二人で分かち合うのではなく、一人で抱えてしまうなら、それも彼の考え方、心理パターンともいえます。

まずは、今の状態を(できれば一人ではなく、信頼できる人と分かち合いながら)受け止めつつ、あなたが抱えている感情の整理やケアを始めてみていただくのがよいのではないでしょうか。

もし思い悩んでしまうことがあったり、辛い、悲しい、苦しい気持ちがあるなら、一人で抱えず、解放する方向を考えてみてくださいね。

それが今、私にできることの一つでもありますよね。

そして、ちょっと想像してみてくださいね。

もし、あなたが「自分の今の気持ちを一人で抱えないで、誰かと分かち合う」ことを考えると・・

ちょっとばかり勇気が必要になると思いませんか?

これこそが、たった一人で考えていた彼の気持ちそのものなのではないでしょうか。

 

人とは近づきたいけれど、パートナーとは難しいと思う彼の気持ち

そうした話をする時、彼は私に向けて「特別な人だから幸せになってほしい」と言ったり、「申し訳ない、不甲斐ない」と謝ってきます。

ですが普段はこちらから連絡しない限り交流もなく、話しかけても冷たい態度を取ったり、私と約束事をしないようにしたり、あからさまに避けられていると分かる態度を取るのです。

なるほど。これは辛いですね・。

ただ、僕の見立てでは、彼が避けたいのは「不甲斐ない自分」なのだと思います。

その理由を少し解説します。

そもそも大人である僕たちにとって、不安、悲しみ、苦しみ、恥ずかしさ、情けなさ・・・

こういった感情を素直に表現することって、タブーになりやすいものです。

この弱さを表現するには、それなりの勇気や動機が必要になるものですよね。

誰しも自分の弱いところは人に見せなくないし、見せてしまうと自分のセクシャルエネルギーが低下する、と感じてしまう人も多いものです。

それこそ良い意味でのプライドが失われるように感じたり、自分自身の生命力が失われるように感じることもあるでしょう。

また、自分の弱さを他の誰かに見せるとしたら。

いわゆる第三者ならまだしも、自分の身近な人、長く付き合ったパートナーに見せること自体、怖いことではないでしょうか。

拒絶されたらどうしよう。
相手に否定されたらどうしよう。

そう思いがちですよね。

だから、自分を罰し恥じながら、弱い部分を見せる人は多いです。

今、彼があなたに、自分の一番弱い部分を見せているとしたら、それなりに困っているでしょうし、いろいろ考えた結果だ、となることが多いでしょう。

いい意味でも、そうではない意味でも、彼はどこか自分の弱さや、そこで感じる罪悪感から逃げたいと思いつつ、自分の抱えている気持ちを露呈した、ということかもしれません。

だからこそ彼自身も

自分って最低かもなぁ・・・。
あかんなぁ・・・。
なにやってんだろう・・・。

そう感じていても不思議ではないものです。

そして、彼はパートナーである女性に「自分自身の罪悪感」を投影していることが多いでしょう。

パートナーの女性は、その投影を引き受けている可能性があるってことです。

こうなると彼は、「あなたと関わることに抵抗感を感じる」ようになります。

何かしらの理由を作り、あなたと会うことをはぐらかしたり、関わってこなくなります。

その深層心理では「自分の罪悪感から逃げたい、避けたい」と感じていて、「申し訳ない」「不甲斐ない」といいながら、パートナーに近づいてこない、距離をおいてくる、と考えるほうが、今回のケースでは妥当だろうと思います。

一方で友人たちには積極的に声をかけ、遊びに誘っては明るく振舞って楽しく過ごしています。少しは気分転換できているのかな?と思ったら、「予定を埋めていないと、ひとりぼっちのような気持ちになってどうしたらいいか分からなくなる」と言われました。

だとしたら、彼の怖れは「関わることへの怖れ」だ、と見ることができそうです。

彼は、親密だけれども、すごく親密すぎない関係を好んで選んでいる、ということですね。

友達だけど、恋人のような近い距離ではない。

しかし、他人のように遠い距離ではなく、自分を知ってくれている人と関わっている。

この状態っていわゆる「親密感への怖れ」「関わることへの怖れ」の存在を暗示するものなんです。

絶対そうだ、というわけではないですが、確率としてはかなり高いでしょう。

つまり、自分自身を全て開示したら、きっと嫌われると思っているということです。

それは、あなたに弱さを見せた今も変わりなく、ですよ。

また、こういった心理状態にある人は、確かに遠距離恋愛を選びやすい傾向があります。

つまり、この感覚を持った彼が6年遠距離恋愛をしていた、と考えてみるほうがいいでしょう。

そしてこの二人のパートナーシップのバランスは、その距離感で取れていたということでもあります。

そして、長く付きあうことで、二人の関係がより親密に、近くなってきた途端、彼が「別れたい」といい出したということ。

言い方を変えれば、「近くにいると息苦しい。けど、誰もいないのは嫌だ。」

この微妙な感覚、人との距離感、隠したい自分が露呈する恐れが、人との微妙な距離感を作るのです。

 

自分に過剰な期待をかける心理パターンに注意せよ

さて、もうちょっと分析を続けていきます。大切なことなのでお付き合いください。

僕はお話を伺って、あえてこう考えてみたのです。

一体、どうして二人に距離が必要なのか。(遠距離恋愛を含めて)

今、どうして彼は「不甲斐ない」と表現しているのか。

また、なぜ、いるかさんは「彼にとって良い影響を与えられる存在になりたいのに、彼の悩みの種になっている現状が苦しいです」とお感じなのか。

ここを僕なりに分析し、まとめていった結果

もしかすると「相手のお役に立てないことが辛いと感じる二人」なのではないだろうか、と考えるに至りました。

だから、愛する人には「喜んでほしい」「元気でいて欲しい」「お役に立ちたい」と、迫っていく気持ちが強くなりがりなのかもしれませんね?

反面、自分が背負えないと思える現実がやってくると、一人で抱え込んで悩むのかもしれません。

もしそうであれば、一つの自立のパターンをいえます。

が、パターンとしては「自立」でも、では「自分に確固たる自信があるか」というとそうではないケースも多くて、実は「不安もあるから役に立ちたい」と感じているパターンも存在します。

このパターンを僕たちの心理学では「期待のパターン」と呼びます。

このタイプの人はとにかく「自分や物事に過剰な期待をかける(価値を感じる)」傾向があります。

どのような物事も必要以上に「大変だろう」と考えてしまい、自分でハードルを上げてしまうのです。

他人に対しても、すごいなぁと勝手に祭り上げてしまうのです。(反面、やっぱり自分がダメだとか、劣等感を感じることも多いですけどね)

つまり、自分にも人にも期待を強めていくタイプ、完璧主義者さんが多いです。

だからこそ、「完璧にできないことは最初からやらない」ですし、「人のお役に立てないこと」で大きなダメージを感じるタイプといえます。

もし仮にそうであれば、彼が別れを考えた理由はここにありそうですし、相手と深く関わることは避ける可能性が高いものですよ。

深く関わって成功すればいいですが、失敗すると最も感じたくない感情~無価値感~を感じ、自分が大ダメージを受けることになりますからね。

つまり、期待のパターンを持つ人は、自分の期待・ハードルが下がらないと、積極的に関わる関係にはなろうとしないのです。

なぜなら、期待は期待はずれの元。

実際に結婚して、二人が関わって、「期待はずれな自分」を感じることが耐えられない、そんな人もたくさんいるのです。

つまり、彼を含め、お二人の関係性を考えるならば

いつか「自分が相手の思いに答えられないかもしれない」という不安があった、とか。

いつか「愛せなくなることへの怖れ・与えられなくなることへの怖れ」があったとか。

その怖れが、彼の方に先に出て来た、ということなのかもしれませんよ。

それほどまでに、彼は結婚や未来に過剰な期待を抱えている可能性が高いということ。

ここをどう見て、あなたが何を伝えていくか。

これも今できること、ですし、二人の未来にとっては大切なプロセスになりませんか?

ここに気づかずに、いるかさんが一生懸命に頑張って彼と関わることを続けると、彼が勝手に「あなたの期待(結婚や未来への期待)」を感じて、自分を追い込んでしまう可能性もあります。

このあたりに彼が悩み、二人の関係性のすれ違いの理由があるかもしれませんね。

 

本当に見せたい私と、相手を理解する私、その両面が必要

彼の苦しみを取り除く為には、私から離れることが一番なのでしょうか。

さて、ここまでの話を読んでいただいて、どう思われるでしょう。

今回のコラムはここまでが分析編で、ここからは「もしこの関係性をより良い方向に導きたいならば、どうするか」という話です。

この先はお節介な話にもなるかもですが、もしご興味があればご覧ください。

僕の視点では、このタイプの男性には「どんなカタチでも、彼の罪悪感や、結婚や未来への期待値を強くしないこと」を考えてみることも重要かな、と思います。

そうでないと彼が自分で仕掛けた期待に潰されちゃうかもしれません。

かといって、彼に自分(弱さ・未熟さ)を受け入れろ、という視点もまた酷かな、とも思います。

そもそも期待のパターンを持つ人は、頑張って一人前の自分になりたい人でもありますから。

そこでは、これからの関係性ってとても前向きで楽しいものだよ、と感じられる関係性が理想ですよね。

そのために女性側が取れる方法を考えていくと、

・まず彼の気持ちに共感すること
・あなたの気持ち、考え方を伝えていく方法

今の時点ではこれが有効かな、と僕は思います。(プロセスが先に進むと方法も変わりますよ)

あなたの気持ちを全面に押し出して伝えるより、まず何より先に

「そんなに(期待や、愛せない不安やを抱えて)辛かったんだね」と共感すること。

そもそも彼はあなたに「責められる」と感じるであろう言葉を伝えているわけですが、ここで彼の罪悪感の罠をかわすために「共感を使う」「許しを使う」ことも一つのコミュニケーションテクニックなのです。

その上であなたが考える恋愛観、結婚、望む未来などを伝えていくほうが、よりあなたの気持ちを届けることになると思います。

これをうまく使えば、彼の期待(ハードル)を下げることもできる場合があって、それによってもう一度向き合うことができるやもしれません。

ただし!!!

これ、いつも「うまくいく」とは思わないでくださいね(^^;

おそらく抵抗されます。反論もされるでしょう。「でも、俺は~」攻撃に遭遇することもありえます。

なぜなら、そもそも彼の期待って「彼の不安」と「彼なりの善意」によって構成されていることが多いからです。

「これぐらいのことをしなければ、パートナーを幸せにできない(だろう)」とか。
「ここまで頑張らないと、相手は満足しないだろう」とか。

「自立」、つまり一人で考えて、一人で答えを出す人ほど、なかなかこの「自分なりの不安」「善意という期待」を手放そうとしないものですよ。

それぐらい人の役に立ちたいわけですし、反面、自分の中の未熟さを受け容れることが嫌なのです。

だから頑張りたいのです、本当は。

しかし、自分でも怖気づくほど、頑張れないほどのハードル感が彼の中でやってきたということ。

そう考えてみるといいと思います。

もし、彼の「不甲斐ない」という言葉が、彼の自己憐憫やただの言い訳なら、そもそも彼は自分のことしか考えない人だってことになります。

実際、彼がどんな人なのか。

それはきっといるかさんが最もよくご存知なのではないでしょうか。

また、この期待のパターンを持つ人は、「自分が期待通りに行動できないこと」で、「自分はダメなやつだ」「愛のない人間だ」と思うはずですし、実際に言葉にする人もいるでしょう。

期待はずれな自分になることも、期待はずれな自分をあなたに差し出すことも嫌なのです。

このような「頑固な彼」と出会い、彼が自分を否定する状態が続くであろうことは、先にある程度予想しておいてくださいませねm(_ _)m

このあたり事前知識として得ておきながら、ガツガツするより、あなたらしさを忘れず、ときには楽しめればいいですが、少なくとも「自分の期待」を手放しつつ進むことをオススメします。

イメージとしては「本当に見せたい私と、相手を理解する私」その両面が必要になる感じですね。

ここでの罠は「執着」です。

彼との関係に執着すると、あなたは彼を苦しめたくないはずなのに、彼は自分の期待で首がしまっていく感じがします。

ここは本当に要注意ですよ。めっちゃもどかしい関係になりますから。

あぁ、もちろんもちろん、さらなる具体的なアドバイスが必要なら、カウンセリングの場でご相談を伺いますし、援護射撃もいたしますよ。

 

「パートナーシップの最大の危機」は「最大のチャンス」ともいえる

実はこのような「パートナーシップにおける問題」は、最大の危機であり「最大のチャンス」ともいえます。

ここでの対応一つで、二人の関係がガラッと変わる場合も少なくないからです。

普段はいいにくい言葉、本当に感じている感情を露呈したとき、そこからお互いが逃げなければ、その先に進むことができます。

しかし、パートナーと向き合うことを避けたり、逃げたり、自分を責めたり、自分の不安に飲み込まちゃうと、おそらく関係は終わりの方向に向かうことが多いものです。

相手は自分にどんな感情を映し出しているのか?

相手はどうして悩んでいるのか。

その理由をしっかり見つめることができれば、相手の本心まで見えてきます。

この相手の気持ちを見つめることは、相手を見て行動し、自分の思い込みで行動しない、先走らないためにとても重要なものです。

そして、相手の様子を見つめる場面こそ、「自分の愛を試される」場面であり、自分の「強さ」が最大限に試されることにもなります。

自分の感情より、相手のことを大切にするということが求められる場合も多いんです。

自分を信頼して、相手と関わることにもなります。

しかし、自分が苦しみながらこのプロセスを歩むと、それだけで犠牲になってしまうんです。

そもそも、自分の中にある、悲喜こもごもさまざまな感情を押し殺したり、偽りながら向き合うととても苦しいですから、もう諦めてしまいたくなるし、失敗も恐れるし、言いたくないことも言ってしまうこともあるでしょう。

私は平気だから、と強がると、二人の愛し方がぶつかって競争になり、負けてしまった彼に辛さが流れ込んでしまいます。

と、いろいろな要素が相絡まってしまうので

「まずはあなたの気持ちを整えましょうね」とご提案しています。

あなたの不安はなんですか?
あなたが抱えている痛みは何でしょうか。

自分の感情を楽にした度合いだけ、彼のことが見えるし、彼を大切にできますよ。

そして、不甲斐ないと呟く彼を見ても、彼を想い続けているあなたに大きな意味を見出してみてくださいね。

今日は以上です。

長々と書きましたが、なにか参考にしていただければ幸いです。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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