恋愛・夫婦の心理学

女性の頑張りで何故か傷付く男ゴコロ?

さて、例えば男性からこんなお話をお伺いすることがありますね。

「彼女(妻)は努力家なんです。それはいいコトだと思うのですが、彼女が何事も頑張る姿、時々見ていられない時があるんです。」

 

「彼女が仕事の愚痴をよく言うんです。僕はそれぐらいいつだって聴くよと思っているんですが、何だかやっぱりいい気分じゃないんです。彼女の愚痴が嫌なのではなく、彼女はきっと仕事でたくさん傷ついているのではないか?と想像すると・・・。
そんなに嫌なら僕がいるから仕事辞めたらいいよ、と伝えるのですが、彼女は『そういうことじゃない』と突っぱねて来るんですよね。」

 

どこか一生懸命頑張る女性の姿に、不安や心配、時には辛い気持ちを感じる男性もまたいらっしゃるようですね。

 

このようなケース、恋愛のシーンで登場することもあれば、実は「妊活」の中で男性が感じやすい気持ちの一つでもあったりするのです。
妊活の場合なら、「彼女が懸命にお子さんを授かろうと努力しながらも辛そうにしている姿。応援しているのだけれど辛くなって見ていられなくなる」ので「もう頑張らなくてもいいじゃない?」と男性は言いたくなる。もちろん女性は「そういうことじゃない」とおっしゃる方が多いように僕は思いますが。

 

実はこういった女性の努力し頑張っておられる姿が見ていられないので、もう一緒にいない方がいいと思う男性もいらっしゃいます。心の根っこでは「お互いがお互いを想う」からこそ登場するパターンですが、どうしてそうなっちゃうのでしょうか?

自分の大切なパートナーが傷付く。
実はそれだけで女性を愛する男性のキモチが切なくなることって少なくないもの。

 

そもそも男性の愛情って「パートナーや家族を守る」というカタチで表現されるので、パートナーや大切な人が「傷付く」ということは、やっぱり見ていられない側面があったり、心の面では「俺の力不足感」を相当に刺激するものなのです。まぁまぁ人によって程度の差はあれ、「俺、いても意味なくない?」と感じるということですね。

 

どちらかというと女性の愛情は「相手が傷ついているから優しくする」という方向に流れますが、多く自立した男性の愛情は「そもそも傷つかないように俺が守る」方向に流れやすいもの。

 

だから、どんな状態でも「そもそもパートナーに苦痛を感じさせないようにしたい」と感じる男性って少なくなくて、「相手が苦しんだらそれが俺の失敗」と感じる男性も少なくないでしょう。これが時々女性に向けられるコントロール(説教っぽい話)になることも往々にしてあるんですけどね。

 

が、それがうまく行かず女性が苦しそうにしている時、男性は無力感とそれに伴う罪悪感を感じます。まぁ男性のココロが傷つくわけです。

 

男性がこの「無力感を感じたくない」と感じたり、時には無力感を感じることを苦手にしていて「俺に無力感を感じさせるな」なんて相手のせいにしようとしたとき、男性が女性に対して怒ったりイライラすることがあるわけです。

 

もちろんあんまりよろしくはない気持ちの流れですけど、それぐらい「男性が女性を好きだからこそ無力感を感じる。そして怒る」ということがとても多いような気がします。恋愛でも夫婦生活の中でもですね。

 

だから、女性の皆さんが二人のために、彼のためにと頑張っている時に何故か彼が怒る、あなたが頑張るほどに彼が辛そうにすることがあるなら、こういった心理が男性の中で影響していることがあるとお考えいただいてもいいかもしれません。

 

今回登場した「無力感で傷付く男性」って、どこかいい意味でもそうではない意味でも「優しさ」を持っていますが、どこか「何事も自分次第」という感覚で生きていることが多いので、パートナーの頑張りを信頼することが難しいケースも少なくないんです。

 

男性が、誰にも負担をかけずに生きようとする発想も愛情の一形態ですからね。もちろんこれ、男性が良かれと思ってやっていることですよ。

 

ただ、先に書いたように、女性が努力されている時、男性が女性の姿を見て色んな感情を感じ、結果的に「怒っちゃう」「女性を批判する」事が多いんです。
怒らない男性の場合、怒りを我慢するので「寡黙」になったり、気持ちの面でしんどさを感じて不機嫌になることも多いかもしれません。

 

そんな時、女性の皆さんから

 

「最近、彼が怒ることが増えたんです。どうしてでしょう?」
「私、頑張ってるだけなのにダメなんでしょうか?」といったお話をお伺いしたり。
「頑張ってるのに彼はいつも冷たい、突き放された気がする」というお話や
「彼が怒るので一緒にいるととても怖くなる」というお話を伺うことがあります。

 

でも多くの場合、多くの男性は女性は「自分に怒っている」わけであって、あなたに怒りをぶつけたいと思っていないケースも多々あります。
だからよくカップルのケンカの導入部で怒ることの一つ。女性が男性に「なんでそんなに不機嫌で怒るわけ?」と聞くと「別に怒ってねぇし」と言うのはこのためです。
怒っているのではないんです。怒りで、男性のココロが傷ついた部分や、あまり感じたくない無力感のような感情を抑圧しているのです。

 

(とはいえ既にあなたに実害がある状態ならば、パートナーとは距離をとり、然るべき場所にご相談くださいね)

 

しかし多くの男性もそのことを自覚しているか?というそうじゃない事も多いでしょう。自分でもただ気分が悪いとしか感じていないので、まぁ自分でもどうすることも出来ないことが多いものです。

 

もちろん、女性が男性のその部分をツンツン刺激しすると、まぁ本気で怒ることもあるわけですが・・。

 

だから女性の皆さんには知っておいて欲しいことがあるとすれば・・・

 

あなたが一生懸命頑張って時に傷付く姿に男性は無力感を感じる、ということ。だから彼が不機嫌になったり、怒ったり、凹むこともあるということ。
あなたに向けた愛情があるから男性も傷つくのだという点は、少し頭の隅にでも置いておいていただけたらなと思います。
また、男性の皆さんに知っておいて欲しいのです。
男性が思っているより、女性の愛情は強力です。好きという力も強力です。
あなたのために頑張りたいと思い努力されているパートナーがそばにいるなら、その頑張りをどうあれ止めようとすると彼女が傷つきやすいもの。
ぜひその彼女の思いを大切に話し合って、そして彼女の思いに感謝してみませんか?
あなたが彼女を過剰に心配したり、傷付く必要はないのです。彼女をそのまま受け止める準備をしておいてみてくださいね。

 

今回は以上です。最後までご覧頂きありがとうございました。
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