恋愛と男性心理

「一人の時間が好き」という彼との接し方あれこれ

「一人でいたい」という男性にもいろいろタイプがあるようで

最近、なぜかたくさん伺う「一人の時間は好き」という男性の気持ちについて今日はコラムにします。

「一人が好き、一人の時間が欠かせない」という男性にもいろいろタイプがあるようですよ。

よろしければどうぞ。

「一人が好き」という男性

男性との関係についてのご相談をいただくと

「彼が『一人の時間も大切だから』といって、なんだか距離が縮まらない感じなんですよね」

なんてお話を伺うときがありますね。

そもそも、男性は「一人でいたがる」と思いますよ。

男性の気持ちの安定方法は「一人でいること」ですから、ちょっと女性の皆さんとは違います。

一人で物事を考えて、自分を取り戻したり、考えをまとめたり、気持ちを落ち着けている部分がありますからね。

「んー。でも、好き人となら一緒にいたいと思うんじゃないですか?」というご質問も結構な確率でいただきます。

おっしゃるとおり、ですね。

ただですよ、いわゆる自立男性が「彼女のことが好きだからずっと一緒にいたい」と素直に思うのは、いわゆるロマンス期でしてね。

つまり、恋愛の初期か、もしくはちゃんと絆ができている場合かのどちらか。

恋愛初期→中期に移るにつれ、一緒にいる(付き合ってる、結婚している)という事実に安心しちゃって、普段の自分に戻ってしまう男性も少なくないものです。

が、だからといって彼女や奥さんのことが嫌いってわけではないんです。何らかのトラブルがない限りね。

一人でいたがる彼との接し方、あれこれ

また、男性がなぜ一人でいたがるのかの理由は、ぶっちゃけ人それぞれ違う部分もあると思います。

要は「一人になって気持ちを落ち着けたい理由」がそれぞれ違うってことですね。

○普段は隠しているけど、誰にでも気を使う男性の場合

「人のことをあまり気にしない人」に比べて、ストレスが溜まりやすくなりますね。

だから、一人になることで気持ちを落ち着けて、自分を取り戻している側面があります。このタイプは自分を取り戻す(自分に戻る)ことがとても重要だと知ってます、はい。

なので、恋愛や夫婦関係の中でも、まぁ彼女や奥さんに気を使っている人も多いですよ。

なかなか本音は見せないかもしれませんが、一人の時間を邪魔されると心が休まる時間がないので、男性に過干渉な態度で迫ったり、気遣う素振りもない態度を続けると、急に関係は悪くなるかも?です。

まぁ女性のみなさんが普通に節度ある態度で接していれば問題なんてほぼ起きないでしょうが、このタイプの男性が「無理」と思い始めると、急に冷たくなって、一度変わった態度はなかなか戻りませんので要注意かな~。

いつも気を使っている人が気を使わなくなるって、それなりの決意や動機が必要になると思いませんか?

○いつも我慢ばかりしている男性の場合

このタイプは、一人になることで「まるで息づき」のように気持ちを緩めているわけですね。

それゆえに、もうやってらんねーとか、なんなんだよ、と愚痴る人もいるかもしれませんが。

僕の経験上、「愚痴が多い人→不満が多い人or 我慢ばかりしている人」なので、我慢ばかりしている男性の一人の時間をなくすと、まぁ相手はムッとしますよね。

ただ、我慢ばかりしている人の場合、一人の時間をなくしたことも我慢しますから。これ、彼の気持ちの時限爆弾スイッチなんですけど、なかなか気づかないものかもしれません。

そのスイッチがオンになると、急に連絡してこなくなったり、距離を取ろうとします。

ちなみに、このタイプの男性って「頑張っている女性」が好きなんですよねー。自分を投影しやすいからかもしれませんけど、職場でも頑張っている女性を評価する傾向がありますね。

このタイプの弾性には、普段からそっと見守ったり、応援したり、普通にご飯を作ってあげたり、無理のない、自分のできる範囲で気遣いをしておくと、いい関係になりやすいでしょうね。

ちなみに不満が多いタイプとは、「自分が満たされないのは自分以外のなにかのせいだ」と感じやすい人ですよ。

また、「不満が多い人」と「我慢ばかりしている人」の一つの見分け方は、相手に「いつも我慢ばかりしていると愚痴っぽくなりやすいらしいよ」と伝えて、「そうなんだよ、もう大変なんだよ」と答えるタイプは不満が多いタイプですな。

我慢ばかりしている人は、しんどい、とは感じていますけど、自分がすごく我慢しているという自覚はあまりない方が多いので。(あれ?これはブラックな話でした???)

もちろん不満が多いからダメということではなく、それが「その人の気持ちの扱い方」ってことですので念の為。

○自己否定感が強めで人と関わるのが苦手なタイプ

この場合、傷つきたくない、感情を揺さぶられたくない、という理由で一人でいるわけですから、一人でいる時間こそ、安全な時間なのです。だからこそ、趣味に没頭する人もいますよ。

だから、恋愛や夫婦関係の中でも、まぁまぁ強情に自分のペースを保とうとします。

かといって、自分の意見を受け入れてもらえないと、急に不満を示す人も多くて、カウンセリングでも「もう扱いに困ります」という彼女さんや奥さんのお声を伺うタイプとも言えます。

ただ、このタイプの深層心理は「オレのことなんてそんなに考えてないんでしょ?」という失望の裏返し、「自分のことをちゃんと考えてほしい」という期待を口にできないだけなので、褒めや承認言葉がやたら効果を発揮しますな。

しっかり相手を見てあげると、彼女や奥さんのために頑張ろうとする傾向がありますね。

ただ、繰り返しになりますが、褒めが足りない&適当ですとかなり拗ねやすいので、そこは要注意でございます。

○仕事ばかりしてるハードワーカータイプ

そもそもハードワーカーは走り続けていないと不安になるタイプといえます。だから、一人の時間は、もう一度走り出すための貴重な時間。

このタイプの男性は「自分が最も興味のあることに対してエネルギーを注げなくなること」を何より嫌がります。

仕事が好きな人なら、仕事の時間を削ることが不安なのです。

だから恋愛にあまり興味を示さない人もいますし、恋愛が彼の癒やしになっていないと、恋愛自体にエネルギーも注ぎませんから、うーん、ねぇ、はい・・・。

いわゆる「彼女に押されて付き合ったことに後悔はありません。ただ、彼女と付き合ってから自分のやりたいことができず、正直しんどいです。でも彼女を傷つけたくないし、なかなか言えなくて」と悩みやすいタイプでもあります。この悩みも男性としては深刻なものですよ、本当に。

だから、ハードワーカータイプの彼と接するなら、二人の関係に「癒やし」の要素を持ち込むことはとても重要だと僕は考えます。

二人でいると楽しめる、落ち着く、くつろげる、雰囲気がいい、気持ちが癒やされる、みたいなね。

別に女性のみなさんが特別無理をする必要はなくて、みなさん自身が持っている「癒やし(慈愛)」の要素を発揮していくだけでいいんですけどね。

だから自分自身がリラックスできていて、楽しめている方がいいですね。

二人の関係が癒やしになっていないと、彼は(誰にも迷惑をかけないように)自分の不安を切り離すためにハードワークに意識が向かうことも多いんですよね。

ただし、ハードワーカータイプの人が「そろそろオレも一人じゃなく誰かと・・・」と考え始めているなら話は別ですよ。この場合は、グイグイ恋愛のプロセスを進めてもうまくいきますし、二人の時間を大切にするはずです。

ハードワーカータイプの人が「恋愛するモードになっているか」がとても重要といえますね。

今日は簡単ですけど、以上です。なにか参考になりましたら幸いです。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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