恋愛と男性心理

自立男性の心の痛みとその扱い方

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さて、前回は、男性の中の過去の経験から来る心の痛みが強い度合いだけ、男性は責任感や義務感を強く感じること。それが時には自分のプライドとなり「パートナーを信頼して自分自身を預ける」ことの邪魔をすることがある、というお話を書かせていただきました。

今日は前回の記事の続き、といいますかスピンオフ的な内容にしてみたいと思います。最後までお付き合いくださいませ。

 

このような自分の痛みを抱えてもなお、パートナーを信頼して自分の痛みを見せられない男性の中には、とても大きな、そしてその男性が大切にしている観念があることがとても多いのです。

 

「この痛み、辛さ、苦しみをたった一人で乗り越えなければ!」

 

それは自立的な男性特有の「自分の力のみででやらなければ何の意味もない」という強い自戒のような意識とそれを肯定する男性的な価値観によって作り上げられているんですね。

 

ただ、心理的に見ると、この思いが強ければ強いほど、男性の心の痛みは心の中から抜けにくくなることも事実のようです。

 

どこかで困難を乗り越える、成功体験を重ねることで自己肯定感という「自信」を培うことはできるでしょう。一方で心の痛みはその自信を揺さぶるものであり、自分の弱さのシンボルでもあるわけなんですね。

 

その痛みを強さで感じないようにすることは、ただ痛みを感じないだけ感情や感覚を麻痺させるということに似ているんです。

例えるならば、腕に切り傷があったとして、この傷を縫って治すのではなく、叩いて痛みを感じないようにしているといった感じ。一時的な痛みを感じない方法にはなるかもしれませんが、しかし痛みを感じないようにするためにはずっと傷を叩き続けなければならない、そんなジレンマと隣りあわせなんです。本人にその自覚があるかどうか?は別にして。

 

だから麻痺してしまった心が痛みを感じなくなることはあるかもしれませんが、痛みが消えたわけではないことが多分にありえるんですね。

そして多くの自立的な男性はこの痛みを痛みとして扱うことをとても嫌います。

 

特に男性は幼少期から「感情的になるな」「強く生きよ」と育てられますからね。痛みを感じることこそ、弱さのシンボルだと感じていることも往々にしてありえます。

 

故に女性が男性を愛そうと近づく、彼の痛みを触ろうとすると、男性は強い拒絶反応~多くの場合は「怒り出す」「馬鹿にしているのかと言う」などなど~を示すことが多いんです。自分で何とかするから・・・と更に頑張っちゃうんです。

 

それぐらい痛みに触れられることの恐れを感じていて、自分自身でも直視できないほど痛いのかもしれません。

 

さて、このような男性のパートナーである女性や、好意を持っている女性の方。

 

きっと男性の痛みが見えると思うんですよね。

 

「あ、ここが痛そう」「ここをこうすれば楽になるのに・・・」と。

 

それぐらい男性の痛みに敏感で、それぐらい愛したい人、助けたい人なんだと思うんです。それはとってもすばらしいことだと思いますし、何とか彼を楽にしてあげたいと願われるその気持ちは、本当に愛だと思うんですよね。

 

ただ、前回の記事で僕は「まず最初は直接触れないでくださいね」「何かあるな?と気付いてあげてくださいね」と書きました。

 

このようなタイプの彼の痛みを直接扱うこと、癒すことって、彼にとっては「荒療治」だってことよくあるんですよね。それぐらい今まで直接触れたこともなければ、麻痺させてきたことなんですから。優しく労わられることに慣れていないんです。

 

そして想像してみていただきたいんです。

 

優しく労わられることに強い抵抗を感じることがあるとしたら・・・それはまさに彼が誰かに何かに依存してきた頃に受けた痛みだということを。誰かから何かから「傷を受けた」ものであることがとても多いんです。つまり、最初から自分で自分の心を切り刻んだわけではないということなんですよね。

 

だからこそ、彼の痛みがとても強い状態であなたが近づくと彼に試される事態になることもあるんですよ。

 

「この傷を君が癒せるの?」「俺の気持ちが分かるの?」といったように。

 

あからさまな拒絶を受けたり、2人の関係がどこか宙ぶらりんな関係のまま発展しなかったり、ある一線からは近づこうにも近づけなかったり。そんな関係に陥ってしまうことも考えられますしね。直接的ではない表現で彼のニーズが出てきているということもよくあるんです。

 

そんな時って「彼に愛されていない」と感じやすくなりますから、女性側はとても辛い気持ちになったり寂しさを感じやすいと思うんですね。でも、頑張っちゃう私、がいるとしたら、とても辛い経験をされるかもしれません。

 

もちろん頑張って愛することは素晴らしいんです。ただそのまま今の状況を受け止め続けようとするよりも、一度見方を変えてみること。彼の頑なになっている心を和らげてあげるような信頼関係から見つめなおすことが大切になることもあるんですね。

 

前回も書きましたが、心理学には「自分を癒していないと、人は癒せない」という格言があります。

 

だから、あなたが愛したい人であればあるほど、人を愛するために自分を大切にする。今の自分の気持ちをそのままにしない、ということを僕たちカウンセラーはご提案することがあるんですね。

 

以上、みなさんの参考になれば幸いです。最後までお読み頂きありがとうございました。

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