恋愛の心理学

夫のことは大好きなのですが、他の人を好きになってしまって困っています。

私は昔から、男性に少しでも優しくされたりすると『この人のこと好きなのかも?』とすぐに思ってしまうんです。

かっこいい男性じゃなくても、話していて楽しいと思うと、付き合ってみたくなってしまうんです。

実は私、既に結婚しているのですが、夫がいても同じような感情にすぐになってしまうので困っています。

夫のことは大好きなのですが、優しくされると他の人とも関係を持ちたくなってしまうんです。

こういうのには 何か私に理由があるのでしょうか?

ネタ募集ネーム:ゆめこさん

ゆめこさん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m

今日はあなたのご質問にお答えしますねー。

今回のご質問は「夫のことは大好きなのですが、他の人を好きになってしまって困っています。その理由が何かのか?」というお話ですね。

では、僕なりにお答えしますー。よろしければどうぞ。

 

夫のことは大好きだけど、他の人に優しくされると好きになってしまう理由

ゆめこさんは「夫のことは大好き」と書いてくださってありますね。

しかし、他の人に優しくされると「この相手は私のことが好きなのかな?」と思ってしまうわけですね。

だとすると、この話はあくまで「あなたの感情・観念についてお話になっている」のではないか、と僕は感じるのです。

それがいいかどうか別にしてね。

例えば、夫のことが大好き、という部分なら「私は夫のことが大好きです」という意味になりますよね。

また、優しくしてくれる人がいると「この人は私のことが好きなのかな?と私が思う」という意味になりますね。

どちらも「相手の本当の気持ち」を感じて理解したり、反応しているわけではなさそうです。

あくまで私の主観の話ですよね、ということ。

ここで投影の法則が働くと、どうなるでしょうか。

投影とは、自分の観念・感覚・感情を相手に映し出して感じ取るということ。

つまり、優しくしてくれる人がいると「私が嬉しい、私が相手のことを好き」と思う。

その気持ちを相手に映し出すので「もしかして相手も同じなんじゃないか」と思うようになる、というわけです。

このようなことは僕たちの日常でよく起きることでもありますよ。

例えば、彼が好意を向けてくれているうちは安心するけど、相手の様子が変になったとたん、急に不安になる、とかね。

相手の様子がおかしくなったら「なにかあったの?」「私にできることはある?」みたいに与えていく場面なんですけど、つい自分の不安を相手に映し出して「嫌われた?」「ヤバいかも?」と感じてしまうことがあるわけですよ。

これと同じような事が起きている、と僕は思うのですけど、さていかがでしょうか。

もし私が「優しくされるだけで人を好きになる」としたら

もし、優しくされるだけで相手のことを好きだと思うなら、それなりの事情がありますよ。

いわば惚れっぽいという話に通じる内容でもあるんですけどね。

どうして「人に優しくされるだけで好きになるのか」といえば、「優しさが足りないから」でしょう。

例えば、人に優しくされる経験が少なかったり(普段から人から遠ざかっていたり)、自分に対して厳しい視点を持っていたり、何かあるたびにいつも我慢ばかりしているとしたら、おそらく人の優しさは「心のオアシス」のように感じても不思議ではない、と僕は思うのです。

だから、自分が得られない(自分に与えていない・禁止している)優しさが欲しくなるし、優しさをくれる人は「いい人」になるわけですよね。

なので、私が相手の優しさを見て好きになるわけです。

その後は先に書いた投影が起きる、というわけです。

もちろん相手が本気で好意を向けてくれている場合もあるのですが、少なからず自分自身の優しさ不足が強い場合は、相手の気持ちを確かめるまでもなく、なかば食いつくように相手のことを好きになってしまうこともあるでしょう。

ここでもあくまで「自分の内面で起きていることだけ」を感じているので、まぁ優しくされるだけで好意を抱くし、相手もそうなのかも?と思うわけですね。

注目すべきは「なぜ優しさ不足」になっているのか

ここで注目すべきは、優しくされるだけで人を好きになる自分ではないと僕は思うのです。

どうしてそこまでの「優しさ不足になっているのか」を見つめることが必要だと思うのです。

例えば、自分に優しくしない人は、人から優しさを求めるしかなくなります。

自分のことを愛されないだとか、嫌いだと思う人は、自分に優しくしようとなんてしないでしょう。

いつも足りないものばかりみて、自分の価値を認めない人も同じです。

自分に厳しい人は、あえて自分に優しさや理解などを向けないでしょうし、それが成功の秘訣だと思っているでしょう。

普段から人とあまり深い関わりを持たず遠ざかっている人は、人の優しさに触れる機会が少ないでしょう。

普段から我慢ばかりしている人は、自分の我慢に気を取られ、たとえ人から優しくされていてもその感覚を受け容れることが難しくなるでしょう。

とまぁ、考え始めればきりがないのですが、とかく自分が自分に優しくしない、もしくは、優しさから遠ざかる事情を持っていると、どうしても「優しくされるだけで気持ちが揺らぐ」ってわけです。

そう考えると、もしかして「夫がどうして私のことを好きなのか」が見えていない可能性も。

まぁそれは僕のおせっかいですけど、それぐらい自己完結しているって見つめていただくといいのではないでしょうか。

そして「どうして私は優しさからこんなに遠ざかっているのだろう(本当はすごく求めているのに)」と考えてみて、そこで出てくる答えがきっとこの問題を解決する鍵になるのだと思いますよー。

いくら優しくしてくれる人がいても、自分を愛してくれる人がいても、それを受け取れるマインドがどこかにすっ飛んでいると、愛されていることも、人の優しさも理解できなくなっちゃうんですよね。

だから、気づかないうちに(悪意なく)自分の気持ちだけで物事を判断してしまうのかもしれませんね。

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