恋愛と男性心理

ケンカ後の彼がずっとよそよそしい理由 〜心のシャッターが下りたままの彼〜

ケンカ後の彼がよそよそしい理由を考える

今日は以下のようなケースを想像しながらご覧くださいね。想定する男女のケースは恋愛中でも、もちろん夫婦であってもOKです。

私の彼、結構優しい人だったんですよ。最近ケンカするまでは。

ホントいい感じで過ごしていたのに、彼の態度が急に冷たくなったんです。

実は、最近ケンカして彼を怒らせちゃったんですけど、それ以来、口を聞いてくれなくなったんですよね。

彼がちゃんと私のことを分かってくれないから、私だって寂しかったから、彼に少し冷たくしたんですよね。そしたら倍返しで冷たくされちゃって・・・。

私はそんなつもりじゃなかったんですけど、今はとっても後悔しているんですけど、彼の態度はよそよそしいままなんです。

私、どうしたらいいんでしょう?

おだててもダメ。謝ってもダメ。押しても引いてもダメ。何をしたって彼は動かない。

あれだけ優しかった彼の心は「まるでシャッターが下りた」ように何も受け付けない状態。

「あぁ、私やっちゃったな・・・」

そんな後悔と、とにかく何も反応しない彼を見て、辛い気持ちになったり、悲しみに襲われたりすることも少なくないのかもしれません。

だからでしょうか。

「私は元の関係に戻りたいんですけれど、彼が何を考えているか、どうすればいいか分からないんです」

そういったご相談、とても多くいただきます。

そこで今回はどうして「彼がよそよそしい態度を続けるのか」の理由と対処法について解説します。。

よろしければどうぞ。

人がよそよそしくなるときってどんなどきだろう?

一般的に考えて「よそよそしくなるとき」ってどんな時なんでしょう?

人によっていろいろな理由が出てくると思うんですが、心理的に見ると「感情的な影響を受けたくないとき」が多いでしょう。

もう少し詳しく説明すると「外部からの刺激を受けて自分の感情が揺さぶられるとき」と言えるでしょう。

人の心の中には、例えば、辛さ、苦しさ、怒り、など、様々な感情が存在します。

その感情を今も感じていていいと思えるなら、心のシャッターを下ろしたり、よそよそしい態度を取る必要はないわけです。

しかし、「今は感情を感じたくない」「心を揺さぶられたくない」と思えば、自ら感情的になる状況や物事を避けるようになるでしょう。

つまり、ケンカ後の彼がよそよそしい理由は「自分が感情的になりたくないので、感情を表現しないように我慢し、できる限り外からの刺激を避けようとしている状態」といえますね。

同時に、自分から何かしらの感情を表現することも避けるでしょう。

うっかり自分から感情を表現して、つい強い表現になってしまうことを避けているともいえます。

これを一言でまとめると「彼が自分の気持ちを隠したくなっている」となるわけですけど、実際はあなたと関わり、何かしらの刺激を受けて、さらなる失言や悪い反応をしないようにしていることの方が多いと思いますよ。

ケンカ後、よそよそしくなっている彼の気持ちを解説する

よそよそしい態度を取る彼

では、どうしてケンカ後の彼はそこまで感情的になりたくないと思うのでしょう?

もし、あなたの彼がそもそも優しい人であったり、とても真面目な人であれば、次のように考えることも少なくないんですよ。

「女性を責めるなんて、男が取るべき行動ではない。」

もちろん誰もが人を責めたくて責めているわけじゃないと思うんですけどね。

いいか悪いか別にして、それが彼にとっての優しさであり、真面目である証明になっているのですよ。

多くの男性の心の中には「女性を守る」という発想が根強く存在し、これは男性が感じる強さや価値、自信といった要素と強く強く結びついているんです。

よって多くの愛ある男性は「女性を傷つける自分は弱い・最悪」といった感覚を強く持ちやすくなります。

つまり、よそよそしい態度を取りながらも、しかしできれば彼女のことを責めたくはないと願っていることが多いのです。

ただそのときも、彼の中でケンカをしたときに感じた感情は消えたわけじゃないわけですよ。不満も怒りもイライラも残っていることが多いのです。

しかし、あなたはそばにいて自分に関わってこようとするとしたら。

「ねぇ、まだ怒ってるの?」「どうしたの?」とこちらの様子をうかがってくるとしたら。

彼はこう思うのではないでしょうか。

「もう止めてほしい。今、口を開いたら君と責めてしまいそうだ。」

「今の僕のことを分かってほしい。今、僕の気分は最悪のままで、気持ちの整理がついていないからうまく関われそうにない。」

「もう少し時間がほしい。この気持ちが収まるまでそっとしておいてほしい。」

いわば、彼の心のシャッターは下りたままで、彼のその我慢は延々と続くということなのですね。

よそよそしい態度を続ける彼の困りごと

彼女に冷たくして悩んでいる男性

さて、実はよそよそしい態度をとっている彼にはいくつかの困りごとを抱えていることがあるわけですが、それって何かお分かりになりますでしょうか?

実は、この彼の困りごとを何かしらの形で解決できるとしたら、彼のよそよそしい態度は軟化し、もう一度向き合える関係になりやすいのですよね。そのあたりの話を少しまとめます。

彼の困りごと1:本心をうまく伝えられずにいること

そもそも男性は「感情的になることが苦手」な生き物です。

女性の皆さんは驚かれるかもしれませんが、「自分でも何を感じているのかよくわからない男性」ってたくさん存在します。

もし男性自身でも自覚しやすい感情があるとしたら、怒りか、攻撃性かぐらいだという男性も実際にいるのです。

(だから「男はすく怒る」とおっしゃる女性もいるし、「俺は怒ってないよ!」といつも言う彼、夫が存在するわけです。)

もし彼がこのような心理状態であれば、「彼女の前で怒らないようによそよそしい態度をとっている」といえるのです。

だとすれば、彼は何のために、誰のために、どんな目的でよそよそしい態度を取るのだと思います?

実際のカウンセリングの中でこのようなお話を伺うことがあります。

「ケンカの後、彼がずっとよそよそしい態度をとっているんです。それって私のことを嫌っていたり、もう関心がないってことなんでしょうか。」

「私には興味がなく、全く私のことは考えていないのでしょうか。」

彼の態度を見れば、確かにそのように思うかもしれませんね。

ときにはあれだけ優しかった彼は「とても冷たい人になった」と感じるかもしれません。

そのお気持ちが間違っているわけではありません。

しかし、本当に彼が彼女であるあなたに興味を抱いていないのであれば、彼がよそよそしい態度を続ける意味はほぼほぼないわけです。

ここにある彼の本心を、彼自身もうまく伝えられずにいることが、彼の困りごとなのです。

もし彼が本当にあなたに興味を持たなくなったのならば、フェードアウトを決め込むとか、あなたにまったく寄り付かなくなるとか、表面的に取り繕った態度をとって関心を向けなくなることが多いはずなのです。

つまり、そもそも彼とあなたがいい関係であったのならば、「彼のよそよそしい態度」とは「あなたにまだ関心があるからこそ取る態度」だと理解していいでしょう。

あなたに興味を持っていないというより、あなたに興味を持つと感情的になってしまうので、それを避けていると考えられるでしょう。

(※まぁあまりに揉める時間が長くなると、さすがに彼の気持ちが冷める場合もありますけどね。)

彼の困りごと2:自分の気持ちの整え方がわからない

また、よそよそしい態度をとっている彼も、「なんか悪い態度だよね、今の俺」と自覚しています。(※もし自覚していないなら大問題ですね。)

彼も微妙な気持ちのままなのですよ。

どこか自分の気持ちの整え方がわからずにいて、ここにも彼の困り事があるわけです。

どこか「悪いなぁ」「俺って素直じゃないなぁ」という罪悪感を感じながら、「でもなぁ、ケンカしたけど、俺だけが悪いわけじゃないし」と罪悪感を否定したくなってしまうわけです。

いわば「なかなか素直になれない」わけですね。

彼も彼の気持ちを上手に整理できていない。

この状態で彼があなたにうまく関われるのか、というと、きっとそうじゃないと思うんですよ。

だから、彼の気持ちを上手に整理してあげられるような関わり方を考えていくこともまた、関係改善に効果があるってことなんですよね。(具体的な方法は後述)

よそよそしい態度を取る彼の気持ちを見誤る理由

彼の気持ちを見誤って後悔している女性

さて、ここからは少し男性心理から離れた話であり、かつ関係修復のために欠かせない話をまとめます。

そもそも「どうしてよそよそしい態度を取る彼の気持ちを見誤ってしまうのか」という話なのです。

言い方を変えれば、相手の態度をネガティヴに捉えすぎてしまうのでしょうか。

その理由は実に様々考えられますが、私達が相手の気持ちを考えるとき、多くは自分の中にある想像力と経験を駆使して考える、という部分が最もシンプルな考え方でしょう。

相手の気持を実際に確かめたり、客観的な意見を聞こうとするのではなく、自分の中でだけ答えを出してしまうから、相手の気持を見誤るということです。

※つまり、恋愛が上手な人、人とうまく関わる人は普段から「答え」を聞いて回っています。いわば情報収集しているからよりベターな反応ができるのです。

また、「彼は一体何を考えているんだろう」と考えたとき、ネガティヴなストーリーを描くのも、ポジティブなストーリーを描くのもあなたの心の状態によるわけです。

だから、もしあなたがあなた自身に否定的なイメージを抱いているとしたら。

彼がよそよそしい態度をとるのは

「私のことを愛していないからだ」
「今までのように愛していないからだ」
「私、嫌われているんだ、きっと」

このように思い込んでしまうことも起きるわけです。

確かにそう思うお気持ちもわからなくはないのです。

が、そのあなたの不安を悪気なく伝えてたとして、さて彼はどう思うでしょうね?

彼は自分の気持ちを監視しながら、あなたの気持ちにも対応しなくてはならなくなるとしたら?

そう、もう手一杯になってしまうのです。

そんな彼はあなたにこう伝えてくるかもしれません。

「もう無理。俺には無理。」

この彼の反応は「あなたは全くこっちの気持ちに気づいていないし、俺はそんなに器用じゃないぜ」というサインなのです。(ま、お互いさまって話なのかもしれませんけど(^^;)

よそよそしい態度を取る彼と上手に関わるには

再び寄り添う男女

もしあなたが「彼は私を傷つける人」としか思えないならば、彼にとっての「あなたを愛する理由・あなたのそばにいる理由」はなくなるのです。

ただ、あなたが「彼は私を傷つける人」としか思えないとしても、それもまた理解されるべきことなのでしょう。

あなたもまた彼とのケンカで傷ついていたり、辛い気持ちを抱えているのかもしれません。

そこであなたが無理をして頑張るよりは、まず自分の気持ちを丁寧に癒やし、不安をできる限り小さくしておくことを考えてみてください。

すると、彼の気持ちが分かるようになったり、より上手に関わることができるようになることも少なくないですよ。

では最後に、よそよそしい態度を取る彼と上手に関わるポイントをまとめておきますので参考にしてみてください。

1.自分の気持ちと向き合う時間を作ること

まず、あなた自身が自分の気持ちと向き合うことをおすすめします。

もしくは、あなたが誰かと話したり、相談する中で、自分の気持ちを見つめてみることをおすすめします。

人は不安になると、その不安でしかものを見ないようになるんです。

自分の感じていることが正しいと思いたい僕たちは(そうでないと生きていることが怖くなるじゃないですか)、自分の感情を通じて感じている事実こそ正解だと思いこんでいるフシがあるのです。

だからこそ、自分の気持ちを少し客観的な視点で見つめてみると、より今の自分を冷静に見つめることができ、また、不安から開放され、自分の気持ちも楽になっていくわけです。

具体的には、自分の感じている気持ちをスマホのメモに書く、紙に書き出すなど、自分の気持ちを客観視できるようにして「私は今、こんな風に感じているんだなぁ」と冷静に見つめることです。

これが上手にできて、気持ちが楽になっていくと、きっと理解できるでしょう。

彼は自分の気持ちを上手に扱えていないんだろうな、とね。

2.彼の気持ちに共感を示す

自分の気持ちを上手に見つめることができたなら、今度は彼の気持ちに共感を示してみましょう。

「ケンカすると嫌な気分になるよね」

「あなただってきっと辛いんだよね、嫌な気分なんだよね」

「誰もそんなことしたいだなんて思わないと思うんだ」

このような言葉を上手に投げかけることを試してみてください。

もちろん彼はすぐにいい反応を返すわけではないでしょう。が、彼が「今どんな気持ちなのか」を理解されることで、少しづつよそよそしい態度が変わることもよくあることです。

それぐらい僕たちは「理解されること」に慣れていないんです。

逆に言えば、「自分の気持ちは自分が一番わかってる」と思うのです。

でも実は逆なんですよ。

自分のことなんてホント分かっちゃいないものです。

だからこそ、人に理解されたり、自分の気持ちを丁寧に扱ってもらうことで、更に自分の今の気持ちに気づいていけるものなんですよ。

あなたがこのような共感的態度を示すことができるなら、彼も自分の気持ちに徐々に素直になっていく可能性が高まります。

逆に、相手の気持ちに全く理解を示さずに自分の意見をねじ込めば、相手は更によそよろしくなるのだと理解してみましょう。

3.「これからどうしていきたいか」を具体的に考えて伝える

ある程度彼との会話が続くようになったら、あなたが彼との関係をどのようにしていきたいか、具体的に考えて伝えてみるといいですよ。

僕たちは「自分でも何がしたいのか、どうしたらいいかが分かっていない人」と話すと、不安を感じるものです。

だから、あなた自身が「どうしたら、二人の幸せをかなえられるだろう?」と考えておくことはとても重要なことです。

どうしたら嫌われないだろう、ではなくね。

「彼も幸せ、私も幸せ」

そう感じられる状況を導き出す意識、考える癖をつけることが大切なんですね。

もちろん不安が強いと難しいときもあるかもしれませんが、ココロは全て癖のもの。友人や頼れる人と相談しながらでもOK。

ぜひこう考える習慣をつけてもらえればな、と思います。

そして、それを彼に伝えてみてください。

あなたが二人の幸せについてしっかり考えていることが分かれば、そもそも優しくて真面目な彼ならば、その気持ちに反応してくれるはずですよ。

うまくいけば、今回のトラブルが二人の絆をぐっと深めるキッカケにもなるので、ぜひ自分を整えながらチャレンジしてみてくださいね。

※本記事は2011/7/20に「アメブロ・恋愛テクニック」に寄稿した記事を大幅にリライト・再編集したものです。
ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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