恋愛と男性心理

「女として見られない」という男性の気持ちを心理解説します

悲しみに暮れる女性

「女として見られない!?」これって男性からの最後通告?

女として見られないと彼に言われて傷つく女性

「君のことが女として見れなくなった」

「女として見られないから、よりを戻せない」

そんな彼や夫の発言で傷ついた経験のある女性の皆様ってどれぐらいいらっしゃるでしょうか?

僕のもとにも

「彼がそう言うんです!どーしたらいいの?浅野さん!」

というお声もいただいておりますよ。

確かにこの「女として見られない」と言葉って、かなりシビアな響きですよね。

ただ、だからといってもう別れるしかないのか、というと、そうとも限らないのです。

もちろん彼の意図や、今後の展開はあなたの行動次第とも言えるのですけどね。

逆に、この発言を活かして、自分を変化させたことでよりを戻した方も僕は知っています。

そこで今回は男性が話す「女として見られない」という言葉の意味を解説します。

「女として見られない」と言う男性の意図を解説します

女として見られないと彼女に伝える男性

「女として見られない」と話す男性の気持ちを一言で表すならば「今、彼女と距離を取りたい」です。

今のままでは一緒にいられない、距離を置きたい、という気持ちを強く伝えるために「女として見られない」という言葉を使う男性は多いでしょう。

ただ、この言葉を話す男性の意図は、場合によって、男性の心理状態によって異なるようですよ。

本当に「女として見られない(魅力を感じない)」

この場合は「本当に異性として見ていない」という意味です。

なぜそう思ったのかはケースバイケースですが、普段の行動、言葉使い、生活態度などからそう見る人もいます。

またそもそも「好みのタイプじゃない」という場合もあります。

「だったらなんで一緒にいるんだろう?」という素朴な疑問が僕に湧いてしまうケースの一つです。

仲間・友人のようにしか思えない

この場合は「仲間や友人以上親密な関係になるつもりはない」という意味です。

恋人というのは、仲間・友人よりも心理的距離感が近い位置にいる存在。

だから、そこまで近くで関わりたいわけではないけど、人としてのお付き合いはしたいよ、という意味に近いでしょう。

だったら、「女として見られない」じゃなく、素直にそういえばいいと僕は思うんですけどね。

「今、女としてみることができない」という意味

この場合は「今、恋愛する気になんてなれないよ」という意味です。

女としてみることができないといえば、彼女と距離が取れる。

そう考える男性がよく使うケースです。

つまり、男性自身に「恋愛をすることや彼女を女として見る余裕がない」ということ。

この場合、男性自身がかなり疲れているか、そもそも恋愛が苦手なのでしょう。

忘れられない元カノと比較してしまっている

この場合は「彼の中に忘れられない元カノがいる」という意味です。

まぁ誰しも別れたけど忘れられない人っているものかもしれませんね。

だから、ついつい元カノ基準で今の彼女を見てしまう。

元カノへの手放せない気持ちがあるなら、尚更なんじゃないでしょうか?

ちなみに、この意味で「女として見られない」と伝えられた場合。

隠している彼の執着が見えたときに「〇〇くんっていつも女の子を大切にしてきたんだね」ぐらい言い放ってあげましょう。

彼の中の元カノと戦うのではなく、彼や元カノを超える「器の大きさ」を見せつけてやりましょう。

男性の母親を投影している

これは「彼女に母親を投影して見ている」という意味です。

投影とは「自分の感情や観念を無意識的に何かに映し出して感じる」という心理作用のこと。

つまり、男性が「彼女に母親を映し出してみている」ということです。

この場合、男性は母親、母性的な女性として彼女を感じられるのですが、一人の女性として感じ取ることができなくなってしまうんです。

だから「女として見られない」と伝えてくるわけです。「まるで母親に似た存在のように思えて」という意味で。

この投影は無意識的な作用なので、男性本人も「彼女に母を映し出している」と自覚できません。だから厄介なんですよね〜。

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「女として見られない」と言われたら心のモデルチェンジをするときです

心のモデルチェンジに取り組む女性

とにかく男性から「女として見られない」と言われればショックですよね・・・。

そこで抱えたショックなどは、信頼できる人に話してみたり、カウンセリングなどでケアされることをオススメします、ホント。

で、ですよ。

ここからはあえて超前向きで、あなたが幸せになるための話をします。

もし、あなたが好きな男性に「女として見られない」と言われたら

あなたの心のモデルチェンジをするとき、かもしれません。

心のモデルチェンジとは

「女として見られない」と言われた事実を

「絶対に!転んでもタダでは起きない的な超前向きな意味」で捉えるならば

「あなた自身が彼に与えている印象を変えるいい機会だよ」

と解釈できるんです。

特に「彼が母親大好きな人」「普段から彼女と距離をとりがちな人」の場合

男性が向けている投影に気づいて、それを意図的に外すような態度、言動をとることで、関係を再構築できるかも、なんて「心理テクニック」が存在します。

要は、男性から「母、いい人、友達という投影をされにくい私へと、見た目もマインドも変化する」という話です。

よく「女として見られない」といわれたら

「女を磨きましょう」「見た目を変えましょう」「セクシャリティアップに取り組みましょう」という話がありますよね。

それも本当に大切なことだと僕も思います

なのですが、実は・・・。

見た目を変えて磨いても、どれだけ料理や家事ができるようになっても

あなたのマインドが変化していないと、なかなか彼の投影は変わらないので、関係も変わらない

・・・そんな耳が痛いし聞きたくない話があるのです。

そこがね、見えない心の影響でもあり、難しいところです。

ただ、この心理を理解して関わった結果、彼との関係を再構築した女性を僕は何人も知っています。

これは少し難易度が高めのテクニックなので、詳しく知りたい方はカウンセリングなどで聞いてくださいませ。

出し惜しみなくお話しますのでね。

 

以上、何か参考にしていただければ幸いです。

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛や夫婦関係、仕事、対人関係、生き方の”こじれ感”を「甘すぎない心理学」で解決。ただ、気持ちを受け止めるだけでなく、背景にある心理構造や関係性のパターンを整理し、「現実的で納得できる選択」を一緒に探っていきます。 臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。
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