恋愛と男性心理

私を特別視しているようなのに近づいてこない野良猫男子の件

私を特別視しているようなのに近づいてこない野良猫男子

こんにちは、浅野さんへ

いつも拝見させていただいています。野良猫男子の件です。

私は野良猫女子の気がします。。
モテる方で(周りにはかなわない、魔性、高嶺の花、天然、かわいい と思われているようです。でも自分は不器用と思っている)、でも告白されたことが今までありません。
付き合うきっかけは、家に流れで誘われてとか。。。不意打ちの手つなぎとか。
正式に言われたことがありません。

たぶん、正式に告白されない理由は、するっと逃げそうと思われているのですか??
これってきっと野良猫男子と同じですよね。
これから正式にされるような女性に変わりたいです。

というのが1つ目の質問で。

2つ目の質問は、

がんばって自分を癒したり愛したりしたら本当に最近、魔性の女から、今はでーんとした地に足がついた いい女に変わってきているのがわかります。

変わった理由は、野良猫男を好きになったからです。

彼は1年前からこちらはちゃんと「好きです、付き合いたい」と言っても逃げてしまいます。そもそもは彼から追ってきたのでこちらから呼び水的にいったのです。
よくある、自立系、回避系、野良猫系にありがちな体の関係はあるのにあいまいとか。モテる。プレイボーイという感じでもないのです。

らちがあかないので、こちらから2回も迫ったのですが、手を出してこなかったのです。

ごにょごにょと勝手に我慢されてしまいました。

すごくショックでした。

でもどう見ても私を特別視している感じなのです。

この一連の男性心理も聞きたいです。それからずっと離れずの友達なのです。

それで、もう一つ聞きたいことは彼の不思議なところは、彼は映画関連の仕事をやっているのですがオフィシャルな場(イベント、パーティなど)では女の人やスタッフにスキンシップをしたり、お酒を奢ったり、こなれてコミニケーションが得意そう。みんなの前で堂々と女性とラインを交換したり、女慣れしてそうな雰囲気を出します。一見プレイボーイです。(野良猫?)

しかし、プライベートな仲間の集まりの時は、シャイで、素朴で、不器用、連絡先を交換したりしない、田舎の子って感じ、女性には普通に接する、女性慣れはしてなさそう。(野良犬?)

こういう2面性があり、手を出してこなかったことやプライベートをみていると、一見プレイボーイの野良犬かと思いきや、野良犬なのかもしれないと思い始めました。

余談ですが、彼の父親は子供、家庭に無関心、母親はすごく明るく、やさしかったそう。父に愛されていなかったのではと言っていた。心の底で恨んでそう。初めて14歳の頃 彼女ができた時、母親に彼女が母親のタイプじゃなかったから反対されて、付き合わなかったと言っていた。タイプじゃない女性と結局付き合った過去もあり、どの女性にも浮気されてトラウマになってるそう。 私と出会ってからワーカーホリックになってしまいました。 

これらから なにかが見えてくるのかと思いましたので書いてみました。。。。

それについてお伺いしたいです。よろしくお願いします。

ネタ募集ネーム:まなさん

 

まなさん、ネタにご協力ありがとうございますm(_ _)m

記念すべき新元号「令和」最初の記事はあなたのご質問とさせていただきます~。

では、元号が変わっても通常運転モードでお届けします。

みなさまもいつもどおり?ご覧ください(笑)

 

私が野良猫女子だと思われている件

私は野良猫女子の気がします。。

モテる方で(周りにはかなわない、魔性、高嶺の花、天然、かわいい と思われているようです。でも自分は不器用と思っている)、でも告白されたことが今までありません。
付き合うきっかけは、家に流れで誘われてとか。。。不意打ちの手つなぎとか。正式に言われたことがありません。

たぶん、正式に告白されない理由は、するっと逃げそうと思われているのですか??
これってきっと野良猫男子と同じですよね。
これから正式にされるような女性に変わりたいです。

 

なるほど。なるほどですね~。

んー、今日はまず感情云々のことはあえて触れないで話を進めます。

あなたの周りにいる男性がどんな気持ちなのかは何となく想像できそうかなーと感じています。

「周りにはかなわない、魔性、高嶺の花、天然、かわいい と思われている。でも自分は不器用と思っている」

周囲のイメージとセルフイメージが一致していない状態、でしょうか。

だとすれば、周囲からはやはり高嶺の花・美しい人として見られている可能性は高いです。

美しさ、すなわち美とは、気高いものでもありますからね。

その気高さはときに「スキのなさ」を演出するんですよね。

ここでのスキのなさとは、「余計なものを引き寄せることはないけれど、必要なものも遠ざけやすい」という効果があるわけです。

そもそも自立的である、ということのメリットは「これ以上余計なものが近づいてこない」という部分でもありますから、いいとも悪いとも癒えない話なんですけどね。

また、気高さは「強い自立的イメージ」を醸し出すこともあります。

「きっとあなたは日常に満足しているのだろう」と思わせるだけのインパクトがあるのかもしれません。

あなたが悪いだのどうだのという問題ではないのですが、こうなると

「あなたが何を感じているかが周囲に伝わりづらい」

という現象が起きている場合も少なくないのです。

だから、男性がストレートに動いてこない、というお悩みが生まれるのですね。

僕の知り合いにとても気高く美しい女性がいるのですが、彼女も同じような悩みを抱えていたんですよね。

「彼女にまっすぐ近づいてもはねのけられるかも?」

彼女はいい意味でそう感じさせやすい人だったんですよ。だから男性は、不意打ち的に様子を探る人がいても不思議ではないといいますか。

もちろんその友人はそんな男性の態度にがっかりしていたわけです。

「なにそれ?本当に男なの?」とね。

彼女も若い頃は自分のために気高くいたのでしょうが、今は違う。自分が持てるものは全てパートナーに与えたいと願っているわけですから。

このような虚しさやストレスを抱えた自立女子のご相談はたくさんいただているところでもあります。

ただこれは言い訳のように聞こえちゃうかもしれませんが、「人は他人の内面の変化にはなかなか気づかないもの」です。

僕の知り合いもそう。

彼女、かつては自分のために気高く・美しくいたわけですけど、それがいつしか誰かを愛する材料・才能になっていただなんて、本人しか気づいていません。

それぐらい僕たちは年令を重ねるとココロが成長して愛することに目覚めるものです。

その変化は表現しないと伝わらないというなんとも切ないことも起きやすい。

そもそも気高く美しい人は「きっと今も自分の価値観の中で生きているのだろう」と思われやすい性質がありますからね。

もし、あなたの状態がコレに似ているなら、「あなたのわかりやすさ=感情表現」について見つめているといいかもしれませんね。

男女問わず、自立的に生きている人は、無意識的に、そして無自覚に「自分の気持ちを抑えている」部分があるのです。

もちろんそのようになるには「それなりの事情」があるわけですが、ここを変えてあなたの気持ちが分かりやすくなると、周囲のあなたへの反応が変わってくるものですよ。

 

近づいてこない野良猫男子の件

余談ですが、彼の父親は子供、家庭に無関心、母親はすごく明るく、やさしかったそう。父に愛されていなかったのではと言っていた。心の底で恨んでそう。初めて14歳の頃 彼女ができた時、母親に彼女が母親のタイプじゃなかったから反対されて、付き合わなかったと言っていた。タイプじゃない女性と結局付き合った過去もあり、どの女性にも浮気されてトラウマになってるそう。 私と出会ってからワーカーホリックになってしまいました。

 

なるほど。

この話だけを根拠に考えるとしたら、この男性は

女性との間では猫モード。母や家族との関係では犬モード。

そう変化するタイプと言えそうですね。

彼の価値観の中で絶対的に大切な人は「母」なんでしょう。

子供の頃に母の愛を得たいと願い、母を傷つけたくないと願う男の子は、母に対して犠牲するんですよね。

本来の自分の価値観を譲るという意味で。

ここには母に対する愛着と罪悪感、母が悲しむ怖れなどが存在するので「癒着」が生まれても不思議ではありません。

癒着とは、心と心の境界線が曖昧になってしまうこと。自分の感情のスイッチが相手になること。

彼にとって「母」が感情のスイッチになっているので、母の価値観を遵守して自分を生きていない状態になるのでしょう。

もしそんな彼と付き合う女性がいたとしたら、彼は彼らしくないし、彼は私を見ていないと感じちゃうんですよね・・・。

そんなこんなでハートブレイクを経験した男性ほど、まずそんな自分を隠すための技術を身につける可能性は高いですよ。

普段は社交的、フレンドリーで、コミニケーションが得意そうな自分を努力で獲得するのです。

これがいわゆる猫の要素でありますが、男性のその努力はとても素晴らしいものです。

が、その一方で「自分の価値観が新しくなっている」わけでもなく、「自分らしく生きられない」ことには違いなく、なかなか自分の内面を晒しだすことが難しくなることも多いもの。

そんな男性ほど、心を許せる女性ではなく、頑張っただけ結果が跳ね返ってくる仕事に意味を見出しても不思議ではないんですね。

仕事などに身を投じ、もっとより強くなって自分の人生を生きよう、とするわけです。これができれば自分が思うように生きられるだろう、自分が望む素敵な女性を選べるだろう、と。(このあたりが女性には意味不明かもしれませんが)

しかし、深層心理では母の影響が強く、日常の中で自らが習得した「技術」で対人関係を乗り切っていくので、「本当の自分」を人に見せることも叶わなくなるわけです。

だから男性が本気になる女性ほど、怖いんです。

それを失うことも、望むことも、期待して失望することも、怖いんです。

自分で自分の感情のスイッチを押すことにためらいがあるんです(癒着の効果)

その結果、本当に好きな人を向き合うと怖気づくような男性がいるわけです。

ちなみに、最も簡単にこのタイプの彼の背中を押せるのは、父(男性)なんです。

「お前が好きだと選ぶ人がいるなら、ちゃんと選んで大事にしてあげなさい」

そう息子に言えるような、何かあったら相談に乗ってくれるような「父(男性)の存在」は、多くの男性にとって心の支えになり、大きな勇気をくれるものです。

ただ、父親と葛藤している男性の場合、この父(男性)の愛情や応援が感じられないので、自分一人で考え込むことになるでしょう。ここが野良犬の要素ですね。

つまり、恋愛で怖気づく男性とは、「子供の頃から男性として一人でずっと生きている」という部分から、心の支えを失っている可能性も否定できないのです。

この一人で生きている部分に「女性を愛する責任」が乗っかるので、うーんと考え込んでしまう。

女性に魅力を感じていても前に出てこないということですね。

ちなみに、この彼の「不安・怖れ」に気づいて、うまく愛してあげることができると、この男性の心はぐぐっとあなたによってきますよ。

ここから続く話を読んでいただいて、少し彼のことを想像してもらえればいいのかもしれません。

本気になる女性ほどビビる男性

らちがあかないので、こちらから2回も迫ったのですが、手を出してこなかったのです。
ごにょごにょと勝手に我慢されてしまいました。すごくショックでした。
でもどう見ても私を特別視している感じなのです。
この一連の男性心理も聞きたいです。それからずっと離れずの友達なのです。

 

そうですね・・・コレはショックですよね。

ただね、女性が感じるショックの意味と、男性が手を出してこなかった理由は常に一致しているとも限らないかもしれませんよ。

「この人は・・・」と思う女性と出会うとビビる男性。

実際、多いと思いますよ。

それは今も昔も対して変わらないはず。

ただ、かつての男性(一昔前の男性)はある意味感情を切って、超自立的に生きていても社会が「男ってそうだよね」と受け入れられていたのです。

だから多少横暴でも、偉そうでも、女性に共感しなくとも、強くさえあればそれで生きていられた。

しかし今は違うようです。

男性が超自立的に生きることは好まれないのです。

だからこそ、男が男らしくいるだけでもダメ、ってことで、どうすりゃいいの?悩む男性も多いのです。

一度は抜かれた男性としての牙。

これをもう一度取り戻すときに、それが女性の前でと考える男性は少ないのでしょう。だから仕事に打ち込むんですよね。

そもそも男性だって、好きな女性の前でチキンになりたいわけじゃないでしょう。

本当に大切な人を強い男性的な包容力で守っていきたいと願っています。そうできない自分を責めている人は多いです。

同時に、かつての男性のように生きようとすると女性を傷つけてしまうのではないか、という危惧を持っている男性も多いのです。

本当は強くありたい。しかしそれはやっていいことなのか・・・。

そう思うタイプの男性は社交性や優しさを身につけます。

しかし「優しさ」は男性性の要素じゃないんですよね。女性性の要素。

だから、男性として気持ちを強くして前に出ることが難しくなる人もいるわけです。

そんな男性ほど、男性性を高めることを求めて仕事という修行のたびに出て、自分を強くしようと努力し、経済力や包容力を身に着けようとしているケースも意外と多いものですよ。

まぁ、そうしているうちにあまりに仕事の世界が心地よくて(男性性が高まる世界・男性でいられる環境だから)、結婚や恋愛、家庭に対して興味を失ってしまう男性もいますけどね。

この場合、仕事ばかりしているロックマンになっちゃうわけですけど。

ということで、心理面だけを解説するならば、このタイプの男性の深層心理には「父(社会)との葛藤」が存在している事が多いということですね。

ここに父や男性との葛藤が見えてくるんですけどね。

父と距離があったり、力強い男性を反面教師にしている男性ほどそうです。

また、実は母親は一人の大人の女性の選択として、父親を受け入れ愛していた、と感じられない男性ほどそうなりますね。

なぜ母が父のそばにいるのかが理解できないと、という意味で。

これが投影(鏡の法則)として跳ね返ってくるので

大人の男(父と同じ立場)である自分が、好きな女性に求められ、受け入れられ、心から愛されているとは思えない理由がここにあるのです。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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