恋愛と男性心理

きっと両思い?なのに「付き合わない関係」を求める男性心理

今日は「きっと両思い?なのに『付き合わない関係』を求める男性の心理」を見つめてみます

付き合わない男性

ご相談の中には「好きな彼が恋愛を求めていないようで、どうしたらいいか困っています」だとか、「職場で出会った彼といい感じに距離が縮まっていると思うっていたんだけれど、最近になって『彼は恋愛自体を求めていないんじゃないか』と思うようになってきた」といったものがありますね。

どこか両思いのように思えたり、明らかに友達以上の関係になっているんだけど、どうやら男性側が「付き合わない関係を求めている」、そんな素振りが見えちゃってるケースです。

その多くはこんなシチュエーションなんですよ。

「彼はとても仕事ができる人。職場でも『彼はすごい』って言われるような人。

そんな彼とお近づきになる機会があって、それから仲良くさせてもらっていました。たまに二人で食事にでかけたり、休日に二人だけで会うようなことも何度かあったんです。

でも、それっきりなんです。それ以上関係が進まない。

私、嫌われちゃったのかな?とも思ったんですけど、普通に連絡が来ますし、職場でも今までと変わらず話ができています。彼からまた今度食事に行きましょう、と誘ってもくれます。

だとしたら、これは嫌われていないってことだよね?と私は思うんですけど、しかし彼がどう思っているのか、未だによくわかりません。

私は彼のことが好き、です。どんどん好きになっています。

親友に相談したら、「それの人ってプレイボーイとか。ただ遊ばれてるとか?そんなに悩むぐらいなら、ハッキリしない人はやめておいたほうがいいんじゃない?」と言われました。

一体、彼は私のことをどう思っているんでしょう。彼と会うたびに聞いてみたいと思うんですがなかなか聞けずにいるんです。」

ま、平たく言えば「この彼、どないしたら落とせますねん?(もとい、どうしたら彼と付き合えるようになるんでしょうか)」というご質問をいただくわけですけどねね。

まぁ僕にご相談くださる方ってガツガツ落としに行くタイプの方はあまりいらっしゃらず、「できれば彼と付き合いたいと思ってるんですけど、やっぱり無理なんでしょうか」と遠慮されながらも、しかしお話を伺っていると「落とす気、もとい愛する気満々」な皆様が多いような気がしているんですけどねぇ。

なぜ彼は付き合わない関係を求めるのかを考える

さて、いわゆる「付き合わない関係を求める男性」って、いますよね。

どこか、「深い関係になること」を避けているような素振りを見せる人。

この男性について心理的に見つめてみるといくつかのパターンに分けることができるよね、と僕は考えておりまする。

例えば

・普段はそんな素振りを一切見せないけれど、人と深く関わることを怖れているパターン。
・「心と心がつながる」といったイメージが持ててなかったり、パートナーがそばにいることを「支え合う」とか「お互いさま」といった感覚で捉えられずにいるパターン。
・束縛されること(自分が制限されること)がとにかく嫌だ、というパターン。
・誰かを好きになるより、みんなを好きでいたいと思う博愛パターン。
・実は自分以上に自分を満たせる人がいないと感じているスーパーリッチマンパターン。
・実は過去に手痛い失恋や別れを経験していて、その追体験を怖れているパターン。
・実は仕事にエネルギーを注ぎたくて、恋愛に割くリソースがないからいい関係止まりにしているパターン。

その他にもまぁまぁ色々なパターンが考えられますけど(母とべったり癒着系とか)何かしらの事情で「今のいい関係のままでいい」と感じている可能性が高そうなんです。

例えば、今、誰かと過ごすより一人で過ごしていたほうが気が楽だし、誰にも迷惑をかけそうにない、という心境にあるなら、いくら一人が寂しかろうが、誰もいない部屋に帰ることが虚しかろうが、誰かがそばにいる安心感より、一人でいることで得られる自由さを大切にすると思いません?

一人のほうが感情的なリスクが少ないと思える以上、どうしても誰かと関わることよりも一人でいることを望む人が多いだろう、って僕は思うわけですね。

https://www.asanohisao.jp/archives/8645.html

しかし、そんな男性が女性と関わろうとしてくるならば、やはり恋愛でのロマンスが欲しくないわけではないのでしょう。

が、なかなか距離を詰めること自体に抵抗感を感じるから「お互いの気持さえあればいい」なんてスタンスで女性と関わっている男性もいるとかいないとか。

ということで、ここからはそんなニッチな男性心理の解説です。

付き合わない関係を望む男性が好む恋愛スタイル

「じゃあ、浅野さん、彼はどんな関係を望んでいるんでしょうか」

実際、そんなご質問をいただくこともありますね。

もちろんこのご質問に隠れた声なき声、「私は求めてさえくれれば、受け容れて愛してあげる気満々なんですけどね!」が聞こえてくるような気がするのですけども、それはさておき。

ぶっちゃけ、その男性が「付き合わない関係を求める理由」は人それぞれです。

だから、望む恋愛スタイルもそれぞれ違うはずです。

例えば、束縛されたくない人は自由を求めるでしょうし、過去に手痛い別れを経験しているなら追体験を避けたいと思うでしょう。

恋愛を責任としか捉えていない人ならば、責任が取れないしなーと二の足を踏むかもしれませんし、実は自分以上に自分を満たせるものがないと思うなら、きっと恋愛自体にも期待をしないでしょう。

さて、「お互いの気持さえあればいい」と思う男性がいるとしたら、それはおそらく恋愛や女性との関係に「ロマンティックの要素」を求めている場合が少なくないだろうと僕は見ています。

特に仕事ができる20代後半〜30代男性ほど、女性にロマンティックの要素を求める人が少なくないよ、なんて考え方があるぐらいです。

それまでの若い時期はやっぱり体の関係を求める気持ちが強い人が多いですし、もっと年令を重ねると癒やしの要素を求めはじめる、なんて心理的な見方・考え方があるんですよ。

だから、こういった男性ほど、女性に美しさ、清楚さなどの理想を求め、かつ、お互いが思い合えているならそれが一番心地いい、みたいに感じている場合もありえるのです。

利害関係が生じる(恋愛)関係になるぐらいなら、まずは「お互いに好きだと思える気持ちを楽しみたい」と思っている人がいても不思議ではないのですよ。

これを言い換えるなら、積極的な色仕掛けみたいなアプローチはあまり効果が薄いかもしれませんし、かといって「かわいさ」を強調してもあまり反応がない、とも言えるかもしれません。

あくまでオトナ同士として向き合いながら、今を楽しんでいくほうが関係が深まりやすいのかもしれませんよ。

これ、見方を変えれば、超自己中心的で、女性の気持ちを置き去りにしちゃってるといえばそうなっちゃうわけですが、まぁそんな感じです。

ただ、このタイプの男性は、女性に過剰な期待や要求はしないことが多いようですよ?

むしろ、とかく女性に気を使い、具体的なサポートも提案してきますし、無理をしないようにと伝えてくるのですけれど、しかし実際に関係をとなると、「そういう関係よりまず気持ちが大事なんじゃない」なんて思っちゃう人も少なくないようですね。

ロマンスを楽しみながら関わってみよう

もしこのタイプの男性との関係を深めていきたいなら、それこそ「共感」がポイントになりますかね。

彼が求めている世界観にすべて合わせる必要はないんですけど、彼は今の関係を楽しみたいと思っているのかもしれない、という部分に気持ちを寄せて見る感じです。

少なからず、このタイプの男性が女性に興味や行為を示すなら、女性の美しさや癒やしの要素をすごく感じているとも言えるわけです。

かつ、女性に対して敵対心を抱いていたり、いい加減な態度を取りたいと思っているわけでもない人が多いようです。

もちろんそんな男性の中には、やたらモテる人や気が多いタイプもいて、そういった男性は他の女性にも目を向けちゃうかもしれません。

が、女性のみなさんが一緒にいて「こっちを見てくれている」と直感的に感じられる男性なら、一度は信じてみてもいいのかもしれないですね。

むしろ、私、愛されているの?と、彼の気持ちを疑いはじめると急速に関係が冷え込む、なんてケースもたくさん僕は見てきた気がします。

もっと言えば、今のこのいい雰囲気、状態を大切にしてくれる人を求めている、とも言えそうなんです。

ま、これも男性側のニーズだと言ってしまえばそれまでですし、そういった男性も若干、女性の愛したいだとか、愛されたいだとか、選ばれたいといった気持ちに無頓着なのかもしれませんけどね。

ただ、いくら彼の気持ちを探っても、このタイプの男性ってかなりデキる人が多いので、なかなか本音を言わないかもしれませんよ。

だからこそ、今のこの関係にどれだけ肚をくくって今のロマンスを楽しむか。すると彼の本音や気持ちが見えてくることもありますよ。

どこかオトナな感覚で、お互いの素敵な部分を味わい尽くしながら、素敵な二人の時間を共有できるかが親密になっていく鍵かもしれませんね。

まずはロマンスを楽しみ、親密になって、それからこちらの影響を存分に受け止めていただけばいいわけでしてねぇ(そーいうこと?)

人は自分の影響を受けとめてくれない人には、興味を示さないもの。

逆に、自分の影響を受け止めてくれる人の影響は進んで受けようと思うものです。

これも一つの「共感」によって親密感を得る方法だと思っていたけるといいかなぁ、と思っているところでございます。

 

※本記事は2021年8月11日にアメブロ・恋愛テクニックに投稿した記事の加筆・修正版です。

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