恋愛と男性心理

今は恋愛する気がなさそうな彼と親密になる秘訣

今は恋愛する気がなさそうな彼と親密になる秘訣は「対等さ」と「彼の欲求を分かってあげる」こと

「好きな人ができたんです。彼は仕事もできるし、かっこいいし、みんなの憧れ?みたいな部分があって。男性にも人気があるとっても素敵な人なんです。ただ、やっぱり彼はモテる人のようで・・・やっぱり女性の友達も多いみたい。

気が付くと彼はいつも女性に囲まれているような感じ。だからといって今、誰かとお付き合いしているわけでもなさそうなんですけど・・・。もっと彼に近づきたいんですけど、どうすればいいか分からなくて。」

そんな彼のパートナーになりたい、って思う気持ち、僕なりに応援させてもらいたいなと思っていますよ。

さて、このようなモテる男性だとか、なんだか今は恋愛に興味がなさそうな男性との関係をより良くする方法ってなんだと思います?

実際、その男性が自分のパートナーに求めるものって「人それぞれ」であって、彼に聞いてみないとわからないものではあるんです。

ただ、多くの男性に共通している「彼があなたや恋愛に興味を持つきっかけ」も存在するんですよね。

そこで今回は「モテる彼・人気がある彼と親密になる秘訣」を考える上での男性心理について書いてみたいと思います。

彼との関係を親密にする秘訣は「彼の欲求を分かってあげる」こと

これは男女問わす同じことなんですけれど、私たちの中にはたくさんの「欲しいもの」がありますよね。

心理学でいう「欲求」ですね。

そして私たちはこの社会の中で、というと少々大げさなのですが、「自分の欲求を満たしてくれるもの」に多くの価値を見るようなんです。

言い方を変えれば、自分の感じられないものを感じられること、満たされない感から満たされていると感じるものに興味を持つのです。

私たちは成長し大人になる過程で、全てが手に入らない事を知り、手に入れるために何とかしようと頑張ることを覚えますよね。そしてそれが当たり前になっていきます。

結果、私たちは成長のプロセスの中で、とてもたくさんの欲求や要求を抑え込んでいくわけです。どこかで一般的にいう「大人になる」という言葉が意味しているもの、といった感じですよね。

その中でも特に男性は「自分の欲求を強く抑えるように」育てられていきますので、あまり自分の気持ちを表現することを得意としていないことが多いんですよね。

 

例えば、TVドラマなどのワンシーンでも

男性が「愛してるよ」という台詞を言うことはあっても「君に愛して欲しいんだ」という台詞はあまり聞きませんよね。

女性から「愛してる」と言われることがあっても、「ありがとう、じゃ甘えるね」というレスポンスは殆どしないものなんですよね。

それぐらい自立した男性は「○○してほしい」という言葉の形に抵抗感を感じているものなのです。

だから、彼の「〇〇してほしい」という気持ちを察して、それを認めてあげたり、満たしてあげるようになれれば、その彼はおそらくあなたに興味を持つでしょう。

また、人は今の自分の考え、意見を否定せず「そうなんだねー」と受け止めてくれる人に人は交換を懷きやすいです。

これは共感の効果であり、受容や承認(今の相手をそのまま認める)の効果でもあります。

だから、もし彼が恋愛する気がなかったとしても「そうなんだ」と伝えてくれる人には、少なくとも警戒心を抱かない可能性があります。

「この人は自分の意見を否定しない、そのまま受け止めてくれるんだな」

ここに彼があなたを信頼し始める、つまり、あなたとの関係について価値を感じ始めるきっかけが眠っているでしょう。

心理学にはラポール(信頼の架け橋)という言葉がありますが、このラポールは「相手のあり方を肯定的に受け止めること」から始まります。

相手に「こうしたほうがいいんじゃない」「あなたはこう考えたほうがいいよ」と伝えてコミュニケーションが成立するのは、二人の間に信頼があるからなんですよ。

その信頼が薄い状態で、彼に対してなにか求めたり、彼になにかしてあげても、それはあくまで一方的なアプローチということになり、相手のことを受け止めていないことになりかねないんです。

確かに相手のことを何でもかんでも受け止めたり、自分が我慢して相手の意見に従うこととは違うのですが、相手の感じていることに反応し、そのまま受け止めて認めていくことが信頼につながり、二人の関係を親密なものにしていくきっかけになるでしょう。

彼との関係を親密にする秘訣は「対等である」こと

ただ、もしあなたが彼の気持ちを分かってあげたいと思ったとしても、何故かうまくいかない場合も存在します。

それが「二人の関係が対等ではない」場合です。

「惚れた弱み」なんて言葉が昔からありますけれど、恋愛において「好きになった側」はどうしても弱い立場におかれます。

好かれたい、愛されたい、気に入られたい、と思えば思うほど受け身になってしまうのです。

これはある意味致し方ないことなのですが、ただ、あまりに受け身になってしまうと自分の感情のあり方や、行動の動機自体が「彼」になってしまうんですね。

こうなると「彼=加害者(自立側)、私=被害者(依存側)」という心理的構図が崩れず、彼はあなたに気を使う立場、時には迷惑をかけているような意識を持ってしまいやすくなります。

感情で言えば「申し訳ないなぁ」「無理させたくないなぁ」といった罪悪感メイタ気持ちを抱くのです。

かつ、男性はこのような気持ちをいだくことをこれをとても苦手にしています。やはり気まずいし、気を使いますからね。

つまり、その彼がもしモテるタイプなら、いつも彼は誰かに好かれるたびに女性に気を使ってきた可能性がある、と考えることができるのです。

そして、彼の人生において、「その彼の気持ち、いわゆる気まずさに気づく女性がいなかった」という可能性も否定できないわけです。

「いつも自分のことを好きだと言ってくれる人はいるけれど、だからといって自分の気持ちが良くなることはないし、気持ちが満たされることはないなぁ。」

もし彼がそう思っているなら、おそらく彼は恋愛に価値を見いださないようになるでしょう。仕事をしていたほうが充実感を感じるとか、プライベートは気を使わないで楽しめる友人と楽しんだほうがいい、と考えても不思議ではないと思いませんか?

逆に言えば、その彼はおそらく「人に気を使わせたくない人」にもなるでしょう。

自分が気を使うことの気まずさを知っているから、まぁ大切な人にはそんな気持ちになってほしくないと考えても不思議ではないんです。

だから、基本的に人気がある人、特に人望も厚い男性は、同僚にも友人にも女性にも、相手のことを考えて与えたがる人が多いものです。

モテたり、人気があるのも当然かもしれませんよね。

その彼の気持ちを欲しがる女性は多いかもしれませんが、その彼の気持ちを理解して、そっと寄り添える人がいるなら、彼はどう感じるだろうか?について想像していただくと、どうでしょうね。

だから「彼との関係は対等であるほうがいい」というわけです。

彼を見上げすぎず、自分を下げすぎず、という感じ。

あまりに彼に気を使い、下手に出過ぎたり、好かれようという意識を強くしてしまうより、凛とした自分で接していたほうが恋愛はうまくいきます。

そうでないと、繰り返しになりますが「彼=加害者(自立側)、私=被害者(依存側)」という心理的構図ができあがってしまうのです。

その上で彼の気持ちを分かってあげることが重要です。(もちろん親密になってきたらこちらの気持ちも伝えていいですし、彼の気持ちを受け取って喜んであげてほしいなと思いますよ。)

その男性が人の事を考えて楽しませたり、喜ばせたりする男性であるほど、自分と同じように自分を楽しませ、喜ばせてくれる人が「どんな気持ちで自分を見ているのか」を理解するでしょう。

これは一つの「彼側の投影」について考えると見えてくることです。

彼が与える人、モテる人(時には気をつかう側に立つ人)であればあるほど、与える女性に高い評価を与える可能性は高いということです。

 

もしあなたが「彼が誰にも見せたくないと思っている感情」を見つめてあげることができたら。分かってあげることができたら。

彼の周りにいるたくさんの女性の中でも、あなたは彼にとって特別な存在になれるチャンスがあるとは思いませんか?

そのとき、その彼は「彼女は今までの人とちょっと違うな」とか「自分のことをわかってもらえた」と感じ、ハートを少しずつ開くのかもしれません。

そのために、あなたは勇気をもって彼のことを「見て、そして感じて」あげてほしいのです

もちろん彼は自分の本音を表現しないことが多いかもしれません。ただ、どこかで男性は自分の隠している感情を理解し、そして共有してくれる女性にとっても弱いものだとも言えるんですね。

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