こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

今日は、このサイトにお寄せいただいたご質問にお答えします。

テーマは、「好きな人には好かれない」という悩み。

この言葉が気になる方って、心の中でこんな事を感じていませんか?

  • 好きなのに、好かれない
  • 好きになってもらえない気がする
  • 頑張っているのに、なぜか相手に気持ちが届かない

で、こういう状態になると、つい「相性」とか「運命」っぽいものを探したくなる。

こういう話って、結論だけ言うなら「あなたが避けてるんですよ」になりがちです。

運命でもなんでもなくてね、と。

ただ、いきなりそう言われても、「・・・は?」ってなると思うんです。

だって、

  • 自分磨きもしてる
  • 自分なりにいろいろ気をつけてる
  • 相手のことも考えられる

そのうえでの「なんで?」ですもんね。

そこで今日は、「どうしてこうなるの?」を、若干遠回りしながら?整理してみます。

いただいたご質問はこちら

浅野先生への質問です。

いつも学ばせていただいています。ありがとうございます。

私は昔から好きな人に好かれまいことが悩みです。

でもそうではない人には言い寄られます。なぜこのようになるのでしょうか。

好きな人に好かれたいです。

ネタ募集ネーム:匿名希望さん


「好きな人に好かれない」は、能力の問題じゃないことが多い

まず最初に、ここは大事なので書いておきます。

「好きな人に好かれない」=あなたの価値が低い、という話ではありません。

恋愛って、努力した人が必ず報われる世界ではないので、

ここを「自分の欠点」として回収しすぎてしまうと、しんどさが増えてしまいます。

そのうえで、今日の話の本題に入ります。


アクセルとブレーキを同時に踏んでいる感じ、ありませんか

「好きな人に好かれない」って悩みを持つ人の多くは、実は心の中で、

アクセルとブレーキを同時に踏んでいる

ような状態になっていることが少なくありません。

アクセルはもちろん、こうです。

  • 好きになりたい
  • 近づきたい
  • 仲良くなりたい
  • 好かれたい

でも同時に、ブレーキも踏んでいる。

ここが今日のポイントです。


ブレーキの正体は「防衛」

ブレーキって、別に悪者じゃありません。

むしろ、ブレーキがあるのは自然です。

ちょっと次のこと、考えてみてください。

「もし誰かを好きになって、その気持ちのブレーキが効かなくなったら、どうする?」

気になる人を私が本気で好きになって、相手に積極的に近づいて、アピールして……。

その姿が、あなたにとって

  • 自分らしくない感じがする
  • 不自然に思える
  • どこか怖い

もし、そんな感覚を覚えているとしたら。

つまり、心のどこかで、

「好き」の勢いが暴走したら怖いと感じているとしたら。

もっと言えば、あなたがそうなっちゃって

  • 引かれるかもしれない
  • 必死に見えるかもしれない
  • キモいと思われたらどうしよう

・・・この続きをさらに具体例で書きたくなるんですけど、今日はやめときます(^^;

こういう「失敗のイメージ」が強いほど、人はブレーキを踏みたくなりません?

で、このブレーキを踏む選択って、悪い選択なのでしょうか。

僕は、悪いとは言い切れないと思うんですよね。

それは、あなたがあなたを守るための一つの方法でもあるからです。


だから「避けている」状態が起きる

ここまで来ると、やっと話がつながります。

アクセル(近づきたい)と、ブレーキ(怖い)を同時に踏んでいると、現実に起きるのはこうです。

  • 距離が詰められない
  • 自分らしく話せない
  • 好意を見せられない
  • 相手に委ねる(受け身になる)
  • 逆に、妙に“いい子”になる

結果として、相手から見ると、

「なんか壁がある」「踏み込めない」「気持ちが見えない」

という印象になることがあります。

つまり、

「避けているつもりはないのに、避けているように見える」

が起きるんですね。

ただ、あなたには、「なんで好かれないんだろう」だけが残る感じ。


「好きな人に好かれてはマズい」って、どういうこと?

ここで、少しだけ理屈の話をします。

心の世界では、ときどき

「できない」は「したくない」

と同じ働きをしていることがある、と言われるんですけどね。

ただ、これは「怖さがあるから、踏み込めない」という意味です。

なので、

「好きな人に好かれない」

は、

「好きな人に好かれては困る(怖い)」

という“防衛(心を守る反応)”が潜んでいる場合があるんですね。


よくあるブレーキの中身

「好きな人に好かれる」と、何が怖いのか。

ここは人によって違いますが、よくあるのはこのあたりです。

  • 本気の自分が出てしまう(冷静でいられない)
  • 嫌われる痛みが大きくなる(失う怖さが増える)
  • 相手に依存してしまいそう(自分が崩れる怖さ)
  • 「大切にされない自分」を確認してしまいそう(自己否定の再体験)
  • 相手を前にすると自分が小さくなる(比較・劣等感)

こういう怖さがあると、心はなかなか賢いので、

「好きな人に近づかない」

という方法で自分を守ろうとします。

ただ、その方法は、恋愛においてはちょっとだけ不利になることがある。

これが、このお悩みの正体なのかもしれないですね。


「好かれたい」より先に、整えるポイント

このタイプの悩みは、テクニックで解決しようとすると、だいたい裏目に出ます。

なぜなら、自分を守るブレーキの問題だからです。

なので、順番としてはこうです。

  • 「私、何を怖がってる?」を見つける
  • 怖がってる自分を否定しない
  • 「ブレーキを踏まなくてもいい条件」を増やす
  • 小さく関われる形から、距離感を作り直す

ここを整えると、不思議と

「好かれようとする感じ」が減って、

むしろ自然に、相手と関われるようになっていきます。


こちらの記事も参考にどうぞ

最後に

「好きな人に好かれない」って悩みは、

あなたの魅力が足りないから起きているのではなく、

好きな人を前にしたとき、あなたの心がブレーキを踏む事情がある

という話であることが多いです。

そして、そのブレーキは、あなたを守るために作用している。

ただ、もしこのパターンを変えたいなら、

「どうすればアクセルを踏めるか」ではなく、

「なぜブレーキを踏んでいるのか」のほうから、丁寧に見ていくのが近道になります。

この記事が、あなたが自分の状態を整理するヒントになれば幸いです。

このうまくいかない恋愛には、 必ず理由があります。

ただそれは、あなたがダメだからじゃない。

その話、聞かせてもらえませんか。

恋愛の悩みは、 話してみると意外と整理できることが多いもの。

一人で抱えてきた分だけ、丁寧に扱います。

東京(品川駅前)/名古屋(金山駅前)で対面式カウンセリング・全国向けにオンラインカウンセリング(ZOOM)を行っています。

カウンセリングがどんな場所か、実際に来られた方の声も読んでみてください。

 

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